業界研究

【文系の人気就職先ランキング】業界・企業別に徹底解説

文系学生の就職先とは

文系の就活生が志望している業界を表した図

【調査概要】
調査日:2020年10月2日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:2021年に大学を卒業予定の文系就活生
有効回答数:197名

出典://saponet.mynavi.jp/release/student/ishiki/survey2021-1/

2021年卒業予定の文系の就活生を対象にしたアンケート調査の結果、「サービス業界」を志望している人が14.7%と最も多くの回答がありました。次に多かったのは「ソフトウェア・通信」で14.2%、「メーカー」で12.7%となりました。

ここでは、文系出身者でも就ける仕事ではなく、文系学生だからこそ活躍できる職種や仕事のやりがいについて解説します。

上記のグラフから分かるように、文系の就活生から人気のある業界は「メーカー」から「官公庁・公社・団体」まで様々です。このように就職先は多様化しているため、「世の中にはどんな企業があるのか」「何ができるのか」を知っておく必要あります。

そうすることで自分に合った企業を探すことができ、より豊かな人生を送ることが出来るでしょう。文系学生の就職先を知ることで、就活を優位に進めましょう。

文系学生に人気の6つの業界

文系学生に人気の6つの業界を表した図

文系に人気の業界を解説していきます。文系に人気の業界といえば、サービス・インフラ、製造、金融、ソフトウエア・通信、小売、商社です。

例えば、サービス・インフラ業界では、幅広いジャンルを網羅しており、航空・鉄道をはじめとする社会基盤施設、ガスや電気の公共的企業、外食・旅行・福祉のサービス業が挙げられます。

一方、金融業界は、メガバンクから地方銀行、信用金庫、クレジットサービスというように、ジャンルが細かく分けられます。業界という言葉でくくられる中でも、多種多様な分類に分けれていきます。文系学生は、多岐に渡る業界・職種にチャレンジすることができます。

幅広く業界・職種がありすぎて、やりたいことがはっきりしていないという方は、事前にしっかり業界研究をすることで、自分のやりたいことが明確になります。それでは文系に人気の業界を、業界別にご紹介していきましょう。

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1.サービス・インフラ

文系に人気の業界である「サービス・インフラ業界」についてご紹介します。サービス・インフラ業界と一括りになりますが、大きく2つに分かれています。

「サービス・インフラ」はどの業態も市場規模が大きく、仕事を通じて社会貢献性を実感しやすくなります。そのため毎年文系学生からの人気が高くなっています。

サービス

サービスの種類
・情報通信業
・運輸業、郵便業
・不動産業、物質賃貸業
・学術研究、専門・技術サービス業
・宿泊業、飲食サービス業
・生産関連サービス業、娯楽業
・教育、学習支援業
・医療、福祉
・その他サービス業

サービス業界はさまざまな分野に分けられ人材派遣、教育、介護、警備、インターネット、広告、旅行代理店、レジャー施設運営、ホテル運営が挙げられます。個人や社会に対して、奉仕的な活動を行う産業です。

このように「サービス」の中でも多数の産業があるので、「サービス業界に行きたい」という方は、どの産業に行きたいのか志望理由をはっきりさせ、志望動機に織り込むとよいでしょう。

「サービス」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「サービス」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

インフラ

インフラの種類
・エネルギー(電力、ガス、石油)
・交通(鉄道、バス、航空機)
・空間(公共施設、バリアフリー、音声ガイダンス)
・生活(ごみ処理場、上下水道、電話、インターネット)

航空、鉄道、地下鉄、電力、ガス、水道が挙げられます。社会の基盤を整備する産業です。人が生活していくために必要とされるインフラを、構築し整備する業界になります。

インフラは無くてはならない存在のため、世に必要とされる基盤をつくりたいという人に向いているでしょう。毎年就活生からの人気が高く、特に高学歴の学生が多いのも特徴です。

「インフラ」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「インフラ」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.製造

製造業の種類
・食料品製造業(弁当、総菜、缶詰)
・飲料、たばこ、飼料製造業(ビール、茶)
・繊維工業
・木材・木製品製造業
・家具・装備品製造業
・パルプ・紙・紙加工品製造業
・印刷・同関連業
・化学工業(医薬品、化粧品も含)
・石油製品・石炭製品製造業
・プラスチック製品製造業
・ゴム製品製造業
・なめし革、同製品、毛皮製造業
・窯業、土石製品製造業(コンクリート製品も含)
・鉄鋼業
・非鉄金属製造業
・金属製品製造業(ねじ、ドラム缶、めっき)
・はん用機械製造業
・生産用機械製造業
・業務用機械製造業
・電子部品、デバイス、電子回路製造業
・電気機械器具製造業
・情報通信機械器具製造業(ハードウェア)
・輸送用機械器具製造業
・その他の製造業(ゲーム機、玩具、楽器)

製造業は「メーカー業界」ともいわれます。自動車メーカー、食品メーカー、化粧品メーカー、製薬メーカーが挙げられます。自動車から食品、化粧品のように、材料を加工して組み立て、商品をつくる業界です。

日本は戦後、物資が乏しい国でした。しかし加工して商品をつくる「加工技術」を向上することで、新しい技術や新商品である自動車や家電製品、化粧品を次々と開発し「技術大国」として日本をけん引してきました。

また自動車業界のような市場規模の大きい製造業は、部品や製造ロボットなど、関連する産業にも与える影響が大きく、どの製造業に携わろうと、日本を支えている実感を得ることが出来ます。そのため、文系学生からの人気が高くなっています。

近年では環境保全、コストダウンにも率先して参入している最先端の業界です。世界的ブランドに携わりたい方、事業をグローバル展開していきたいという人におすすめの業界になります。

「製造業」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「製造業」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.金融

金融の種類
・銀行(都市銀行、地方銀行、信託銀行)
・中小企業関係金融機関(信用金庫、信用組合)
・農業関係金融機関(信用農業協同組合、農林中金)
・ノンバンク、リース業
・保険会社(生命保険、損害保険)
・証券会社
・政府系金融機関

次に、文系に人気の業界である「金融業界」についてご紹介します。いわゆる「安定している」イメージの金融業ですが、実際のところはどのような業界なのでしょうか。

金融業の中でもメガバンク、地方銀行、クレジットサービスもあるとご紹介しましたが、「金融」というのは「お金を融資」することです。

お金に関わる商品を販売する産業でもあります。証券やローン、クレジット関連商品も扱います。他にも、生命保険、損害保険も金融業界に分類されます。生命保険は「ヒト」に対する保険で、損害保険は「モノ」に対する保険です。

保険会社も文系出身者に人気の企業です。営業として商品を顧客に販売したり、アナリストとして保険の解析をしていったりと、こちらも多岐に渡る業界です。法律に強いとなおさら有利な業界といえるでしょう。

金融は個人法人問わず、無くてはならない存在であることから、最も安定している業界と言われています。そのため、安定した収入から人生を豊かにすべく、毎年文系の就活生から人気となっています。

「金融業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「金融業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

4.ソフトウェア・通信

ソフトウェアの種類
・受託ソフトウェア
・パッケージソフト

通信の種類
・通信回線
・携帯キャリア

文系に人気の業界である「ソフトウエア・通信業界」についてご紹介します。ソフトウエアというのは、皆さんがお使いのパソコンやスマホのプログラムのことを指します。それらのプログラム開発や、システム開発、そしてその運用と整備をする産業です。

反対にPCやスマートフォンが「ハードウェア」と呼ばれており、それらを動かすためのシステムやアプリ等が「ソフトウェア」になります。

また「通信業界」では、ネットや電話などの通信インフラを提供しています。ネットに接続するには、Wi-Fiや光ファイバーといった環境が必要であり、これらの提供や整備をおこなう仕事が、通信サービスの分野になります。

これらの業界は、比較的新しい業界ではありますが、新しいソフトウエアの開発だけではなく、その整備もしていくため、長く安定している業界のひとつになります。また毎年就活生からの人気が高い業界となっています。

こういったソフトウェアや通信のようなIT業界は、クラウド化やAIなどの新技術の発展により、今後の需要が高い業界とされています。そのため、そういった隆盛産業に関わりたい文系学生も多く、人気の業界となっております。

「ソフトウェア業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「ソフトウェア業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

5.小売

小売の種類
・飲食料
・衣服、織物、小物
・機械器具
・医薬品、化粧品
・自動車
・燃料
・書籍、文具
・百貨店、スーパー
・無店舗小売
・その他小売

次に、文系に人気の業界である「小売業界」についてご紹介します。小売業界は、その名の通り、商品・物品を販売する産業です。

スーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店が挙げられます。「小売」と聞くと、昨今の消費者の購入意欲低迷により、利潤が少ない産業であると感じる人も多いです。

しかし、近年では富裕層に向けた限定販売、外国人観光客に向けた施策、オンラインショップにも参入したりと常に新しい商法にチャレンジしています。IT化・グローバル化が進み、小売業はアクティブな業界ともいえるでしょう。

小売業界は販売職やBtoCマーケティングなど、消費者との関わりや思考する時間が長い産業の一つです。そのため、実際に自分が販売した商品や開発したサービスによって、消費者の役に立った時、その喜びを一番近いところで感じられる業界になります。そのため毎年文系学生から人気の業界となっております。

「小売業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「小売業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

6.商社

商社の種類
・総合商社
・専門商社

最後に、文系に人気の業界として「商社」についてご紹介します。商社とは、輸出入に関わる貿易を通じて、国内における物資の販売を行う企業です。「モノの売り買いの仲介役」としての役割があり、卸売業と呼ばれることもあります。

その中でも幅広い商品やサービスを取り扱う「総合商社」と、特定の分野に特化した商品やサービスを取り扱う「専門商社」に区分されています。

商社の仕事内容として、海外勤務や海外製品との取引を行う機会も多くなります。また取り扱う製品が億単位での案件であることが多いため、スケールの大きいやりがいのある仕事といえるでしょう。このように責任の大きい仕事でもあることから、高い平均年収であることも商社の魅力となっています。

また「海外で働きたい」「やりがいの大きい仕事がしたい」「高い年収を得たい」のような、一般的に多いとされている就活生の求める条件にマッチしやすいことから、商社は文系学生から人気の業界となっています。

「商社」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「商社」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

文系学生に人気の企業ランキング

文系学生に人気の企業ランキング

  1. 1JTBグループ 
  2. 2全日本空輸(ANA)
  3. 3東京海上日動火災保険
  4. 4 ソニー
  5. 5 日本航空(JAL)
  6. 6 味の素
  7. 7 伊藤忠商事
  8. 8 コナミグループ
  9. 9 ソニーミュージックグループ
  10. 10 アサヒビール

引用元:マイナビ2020就職企業ランキング|文系総合ランキング

さて、文系に人気の企業について説明してきましたが、全体像はつかめましたか。マイナビでは、「マイナビ2020就職企業ランキング|文系総合ランキング」が過去に発表されました。

事業内容と一緒に簡単にご紹介していきます。人気企業なだけに、業界最大手の企業が名を連ねています。毎年応募倍率も高く、就活生からの人気が高い企業になるため、しっかりと企業研究し選考に挑みましょう。

また各企業のデータは2020年3月の時点での有価証券報告書を参考にしています。

1.JTBグループ

従業員数:27,212名
平均年齢:31歳
平均勤続年数:10年
平均年収:446万円

参照://www.jtbcorp.jp/jp/company/accounts/pdf/accounts_report2020.pdf

文系に人気の企業ランキング第1位はサービス・インフラ業界の「JTBグループ」です。主な事業は「旅行事業(企画提案営業・店頭営業・訪日インバウンド・メディア販売・Web販売・商品企画・BTM事業)」です。

他にも「地域交流事業」「IT関連事業」「出版事業」「広告事業」「イベント事業」「福利厚生事業」も展開しています。JTBグループは、旅行業を中心とした事業を展開をしている企業です。

日本人なら一度はJTBグループのトラベルツアーに参加したことがあるのではないかというほど、知名度の高い会社です。旅行業に付随した商品を多く取り扱っているのも魅力的な会社です。

2.全日本空輸(ANA)

従業員数:45,849名
平均年齢:45.8歳
平均勤続年数:3.62年
平均年収:736万円

参照:<a href="https://ssl4.eir-parts.net/doc/9202/irmaterialforfiscalym9/83776/00.pdf" target="blank" rel="noopener">https://ssl4.eir-parts.net/doc/9202/irmaterialforfiscalym9/83776/00.pdf

文系に人気の企業ランキング第2位はサービス・インフラ業界「全日本空輸(ANA)」です。航空業界の全日本空輸(ANA)の主な事業は「定期航空運送事業及び不定期航空運送事業」「航空機使用事業」「その他附帯する又は関連する一切の事業」とのことです。

全日本空輸(ANA)といえば、ご存知のとおり日本の空港だけではなく海外の空港にも航空経路があります。キャビンアテンダント、パイロット、整備士のイメージが強いですが、グローバルな企業であり、顧客も多様な人種です。英語スキルは必須といえます。

3.東京海上日動火災保険

従業員数:17,077名
平均年齢:42歳
平均勤続年数:12年
平均年収:757万円

参照://www.nikkei.com/nkd/disclosure/ednr/20200626S100IW8H/

文系に人気の企業ランキング第3位は金融業界の「東京海上日動火災保険」です。主な事業は「損害保険業」です。第3位には東京海上日動火災保険がランクインしました。

東京海上日動火災保険の強みは、損害保険業界ではトップクラスの規模であり、従業員が働きやすい環境を積極的につくっていることです。

平均勤続勤務年数は12年、役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合6.7%(女性218名)と、女性のキャリアアップにも力を入れています。

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4.ソニー

従業員数:111,700名
平均年齢:42.4歳
平均勤続年数:16.6年
平均年収:1,057万円

参照://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/r1_q4.pdf

文系に人気の企業ランキング第4位は「ソニー」です。主な事業は「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)」「音楽」「映画」「エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)」になります。

ソニーでは、数多くの事業を持つ企業ですが、特に家電や白物などの電機が有名です。また日本の電機メーカーには、パナソニックや日立など国際的な認知度を誇る企業が多く、レベルの高い競争が繰り広げられています。

しかし近年は、中国や韓国を始めとする海外メーカーの台頭や、国内市場の伸び悩みもあって、経営的に厳しい企業も増加中です。国内の電機・家電大手業界は現在、大きな岐路に立っています。

5.日本航空(JAL)

従業員数:35,653名
平均年齢:39.3歳
平均勤続年数:14.5年
平均年収:839万円

参照:<a href="https://ssl4.eir-parts.net/doc/9201/yuhopdf/S100IUFD/00.pdf" target="blank" rel="noopener">https://ssl4.eir-parts.net/doc/9201/yuhopdf/S100IUFD/00.pdf

文系に人気の企業ランキング第5位はサービス・インフラ業界「日本航空(JAL)」です。主な事業は「定期航空運送事業及び不定期航空運送事業」「航空機使用事業」「その他附帯する又は関連する一切の事業」となっています。

日本航空(JAL)は第1位の全日本空輸(ANA)と名を連ねる、日本のトップ航空企業のひとつです。

文系人気企業ランキングに毎年ランクインをする企業です。人気度も高く、倍率の高い企業となっています。日本航空(JAL)は、全日本空輸(ANA)同様に英語スキルは必須といえるでしょう。

6.味の素

従業員数:32,509名
平均年齢:43.9歳
平均勤続年数:19.9年
平均年収:955万円

参照:56ab2aa2-5bcc-4fe8-a296-369dd7baf638/S100IY1B.pdf

続いて、文系に人気の企業ランキング第6位は「味の素」です。味の素は、1909年(明治42年)に商品化した調味料「味の素」により創業した、老舗の食品メーカーです。

主な事業は「冷凍食品」「即席めん」「風味調味料」をはじめとする食品事業や、「医療用食品」の医療健康事業があります。

調味料「味の素」の原料はアミノ酸の一種であるグルタミン酸で、「うま味」とも呼ばれています。この「うま味」を使った商品開発により培った独自の技術を生かし、風味調味料「ほんだし」、中華合わせ調味料「CookDo」を開発しています。

7.伊藤忠商事

従業員数:128,146名
平均年齢:41.9歳
平均勤続年数:17年
平均年収:1,565万円

参照://www.itochu.co.jp/ja/files/security_96.pdf

文系に人気の企業ランキング第7位は「伊藤忠商事」です。

主な事業は「世界63カ国に約120の拠点を持つ大手総合商社として、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資など、幅広いビジネスを展開。」とのことです。

第7位には伊藤忠商事がランクインしました。あらゆる物を取り扱っている業界大手の企業です。平均年収は全従業員:1,565万円であり、平均勤続勤務年数17年です。グローバル展開をしている会社ですので、英語スキルだけではなく法律に強いと有利です。

8.コナミグループ

従業員数:5,057名
平均年齢:37歳
平均勤続年数:8.6年
平均年収:807万円

参照:<a href="https://img.konami.com/ir/ja/ir-data/statements/2020/ja0514d6pzgh.pdf" target="blank" rel="noopener">https://img.konami.com/ir/ja/ir-data/statements/2020/ja0514d6pzgh.pdf

続いて、文系に人気の企業ランキング第8位は「コナミ」です。主な事業はデジタルエンタテインメント事業、健康サービス事業、ゲーミングビジネス事業、アミューズメント事業に分類されます。特にゲーム業界のパイオニアとして、高い知名度を誇ります。

コナミホールディングス株式会社は東京都港区に本社を置く、デジタルエンタテインメントやアミューズメント事業を手掛ける企業です。エンターテイメント領域の他にも、健康関連事業分野に進出しています。

9.ソニーミュージックグループ

従業員数:2,000名
平均年齢:43.1歳
平均勤続年数:18.0年
平均年収:910万円

参照://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/r1_q4.pdf

文系に人気の企業ランキング第9位は「ソニーミュージック<a href="https://www.mizuho-fg.co.jp/index.html" target="blank" rel="noopener">」です。

主な事業は「デジタルコンテンツ事業」「ライブエンタテインメント事業」「音楽ストリーミング事業」「スポーツエンタテインメント事業」となっております。

ソニーミュージックではクリエイティブな事業を手掛けていることから、常に時代の流れや動きをキャッチできる能力が必要となります。また、アイデアを形にする能力も大切であるため、新しいものを提供し続けるという意思が求められます。

10.アサヒビール

従業員数:29,327名
平均年齢:45.7歳
平均勤続年数:17.0年
平均年収:1,250万円

参照://www.asahigroup-holdings.com/ir/pdf/msecu/2019/securities2019_full.pdf

文系に人気の企業ランキング第10位は「アサヒビール」です。事業内容は酒類事業、飲料事業、食品事業、国際事業があります。

アサヒビールは、キリン、サントリー、サッポロと肩を並べる大手ビールメーカーです。浅草にあるアサヒグループ本社ビル「アサヒビールタワー」を見たことがある方も多いかもしれません。

アサヒビールは、アサヒグループの中核企業として酒類の製造および販売をおこなっています。ビールをはじめ、洋酒や焼酎、ワインの酒類を多数取り扱っています。

文系が目指せる4つの専門職

文系が目指せる4つの専門職を表した図

文系出身者の就ける仕事は、「専門職以外」という印象がありますが、決してそうとは限りません。理系の知識・スキルでは対応できない、文系ならではの専門性も存在しています。

難しい試験を突破して取得した資格が絶対条件の業務や、人気ゆえに高い倍率を誇る採用試験に合格しなければ入社できないケースも数多くあるのです。

資格や試験は不必要だけれども、クリエイティブな能力を要する仕事もあり、文系特有の「誰でもできる」というレッテルを貼られたものだけではないのです。

1.難関士業

まずは「士業」をみていきましょう。最難関試験と呼ばれている司法試験に合格しなければなることができない「弁護士」、商標・特許など知的財産に関わる業務を担う「弁理士」、監査やコンサルを行う会計のスペシャリスト「公認会計士」が難関士業に該当します。

他にも、さまざまな登記業務を行う「司法書士」、官公庁への書類提出・作成を担う「行政書士」、複雑な税金を理解している「税理士」など、身近な法律家として、活躍できる仕事がいくつかあります。

いずれも国家資格であり、合格するためには、専門学校に通ったり、相当な勉強量・忍耐力が必要になります。

難関士業の種類
・弁護士
・弁理士
・公認会計士
・司法書士
・税理士

「士業」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「士業」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.公務員・教員

公務員は、「国際公務員」「国家公務員」「地方公務員」と分類されており、厳密に言えば、さらなる区分もできるほど、多彩なポジションがあります。

教員は、「幼稚園」「小学校」「中学校」「高等学校」が、就活生の中では一般的でしょうか。公務員も教員も、「文学部」「経済学部」「芸術学部」といった出身学部に限らず、試験に合格すれば、仕事に就くことが可能です。

安定志向の強まる就職市場の中で、公務員は大変人気があるものです。そのため試験合格の倍率も高めになります。また育休・産休制度や待遇・福利厚生が充実しており、「出産・育児」を視野に入れた女性の活躍も期待されている領域です。

公務員の種類
・国際公務員
・国家公務員
・地方公務員

教員の種類
・幼稚園
・小学校
・中学校
・高等学校

「公務員」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「公務員」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

「教員」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「教員」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.記者

政治経済、国際・社会問題、教育、ライフスタイル、文化、スポーツについて、新聞や雑誌に寄稿する「記者」の仕事もあります。

一般常識やあらゆる業界・社会に対する好奇心、フットワークの軽さのほかに、紙媒体だけでなく、Webメディアに関する知識も求められるでしょう。

それらに加えて、もっとも大切なのは、日本語能力や文章力です。

「『てにをは』は正しいか」「起承転結で構成されているか」といった文筆業として当たり前のことを守りつつ、多くの人を感動させる魅力的な記事を作成できる「クリエイティブ力」も必要不可欠です。

読書や書くことが得意な文系学生において、趣味や特技を活かせる仕事のひとつではないでしょうか。

4.一般職(事務・営業)

あらゆる会社に必要ポジションである、一般職(事務・営業)も文系出身者には強みとなります。具体的にどのような業務なのか解説していきます。

事務

デスクワークのイメージが強い事務職は、実はポジションや職務は幅広くあります。経理、人事、総務、契約管理といった管理部門に特化した事務職もあれば、営業を補佐する営業事務、製品の出荷数を管理する生産管理事務など多数あります。

業界によって取り扱う商品や顧客が違いますので、やりがいも変わってくるでしょう。パソコンを見ながらデータを扱う印象が強いですが、実際は社内のあらゆる人とやり取りをしなければならない縁の下の力持ちです。

社内コミュニケーションが円滑にできない人は、案件をスムーズに処理することは難しいと捉えられてしまうので、明るい笑顔で面接に臨みましょう。

「事務職」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「事務職」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

営業職

営業職も文系出身者に向いている職業です。取引先とのコミュニケーションがキーになる職種です。会社というのは商品を売らないと売り上げはもちろん発生しません。営業職は、その商品を提案し、成約するまでを担うのです。

そんな営業職にも種類があるので、自分に合っているポジションを一度考えてみることをおすすめします。新規開拓の営業職、既存のお客様をメインに営業するルート営業、電話だけで内勤営業をする電話営業があります。

新しいお客様をどのようにして獲得するか、商品の魅力をいかに相手に伝えられるかが求められるスキルです。

「営業職」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「営業職」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

文系の強みを最大限に活かそう

今までご紹介してきた通り、文系の学生は様々な業種や職種に就職することが出来ます。試験合格を目指すのもよし、入社してから専門性を磨き、キャリアアップするのもよし、個々人の努力次第で、道は開けてくるでしょう。

また国家資格のような難解なものでなくても、簿記やTOEICなど、面接や入社後にも活かせる資格はあります。

文系学生に与えられているのは、「何でもできると言う自由さ」ではないでしょうか。理系や文系といった系統によって将来は確定しません。自分自身で、未来を作ることができるのです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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