企業研究

オービックの平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

オービックにおける最近の平均年収推移

「奉行シリーズ」というITソフトで有名なオービック株式会社。オービック株式会社は主にコンピュータの管理を行う独立系システムインテグレーターを中心に企業をサポートしている会社です。就活生の間では平均年収が高いと噂されている企業でもあります。そんなオービック株式会社ですが実際に年収は高いのか、公開情報を元に調べてみました。

オービックとは

正式名称:株式会社 オービック
所在地:東京都中央区京橋2丁目4番15号
従業員数:1,822人
平均年齢:36.1歳
平均勤続年数:13.1年
//www.obic.co.jp/
※有価証券報告書を参照

オービック株式会社は、東京都中央区京橋に本社を置くIT産業です。開発しているITソフトは中小・中堅企業向け基幹業務システムの「奉行シリーズ」は業界でも有名です。他にも企業の業務を効率化するクラウド業務サービスのようなソフトがあります。

「奉行シリーズ」は、主に勘定、固定資産、給与、人事、申告系に関するソフトです。クラウド系のソフトではOBCマイナンバーシステムや倦怠管理システム、給料明細を電子化するシステム等があります。オービック株式会社における「奉行シリーズ」は累計約56万という導入実績があります。

近年の平均年収推移

オービックの近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 851.0万円
平成27年 823.0万円
平成26年 803.0万円
平成25年 773.0万円
平成24年 758.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

オービックの平均年収を見てみると、平成24年から平成28年まで緩やかではありますが右肩上がりになってるのがわかります。毎年20万円ほど年収は増加しているので成長企業であることが伺えます。平成24年から平成28年で年収が93万円増加しています。

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オービックにおける年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 508.1万円 34.0万円 100.3万円
25~29歳 716.3万円 47.9万円 141.3万円
30~34歳 822.3万円 55.0万円 162.3万円
35~39歳 915.4万円 61.2万円 180.6万円
40~44歳 970.0万円 64.9万円 191.4万円
45~49歳 1,013.1万円 67.8万円 199.9万円
50~54歳 1,030.8万円 68.9万円 203.4万円
55~59歳 986.4万円 66.0万円 194.6万円
60~64歳 696.6万円 46.6万円 137.5万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

オービックの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 34.0万円 100.3万円 508.1万円
23歳 36.8万円 108.5万円 549.7万円
24歳 39.6万円 116.7万円 591.4万円
25歳 42.3万円 124.9万円 633.0万円
26歳 45.1万円 133.1万円 674.6万円
27歳 47.9万円 141.3万円 716.3万円
28歳 49.3万円 145.5万円 737.5万円
29歳 50.7万円 149.7万円 758.7万円
30歳 52.2万円 153.9万円 779.9万円
31歳 53.6万円 158.1万円 801.1万円
32歳 55.0万円 162.3万円 822.3万円
33歳 56.2万円 165.9万円 840.9万円
34歳 57.5万円 169.6万円 859.6万円
35歳 58.7万円 173.3万円 878.2万円
36歳 60.0万円 177.0万円 896.8万円
37歳 61.2万円 180.6万円 915.4万円
38歳 62.0万円 182.8万円 926.4万円
39歳 62.7万円 184.9万円 937.3万円
40歳 63.4万円 187.1万円 948.2万円
41歳 64.2万円 189.3万円 959.1万円
42歳 64.9万円 191.4万円 970.0万円
43歳 65.5万円 193.1万円 978.6万円
44歳 66.0万円 194.8万円 987.2万円
45歳 66.6万円 196.5万円 995.8万円
46歳 67.2万円 198.2万円 1,004.5万円
47歳 67.8万円 199.9万円 1,013.1万円
48歳 68.0万円 200.6万円 1,016.6万円
49歳 68.2万円 201.3万円 1,020.2万円
50歳 68.5万円 202.0万円 1,023.7万円
51歳 68.7万円 202.7万円 1,027.3万円
52歳 68.9万円 203.4万円 1,030.8万円
53歳 68.4万円 201.7万円 1,021.9万円
54歳 67.8万円 199.9万円 1,013.0万円
55歳 67.2万円 198.2万円 1,004.2万円
56歳 66.6万円 196.4万円 995.3万円
57歳 66.0万円 194.6万円 986.4万円
58歳 62.1万円 183.2万円 928.4万円
59歳 58.2万円 171.8万円 870.5万円
60歳 54.4万円 160.3万円 812.5万円
61歳 50.5万円 148.9万円 754.6万円
62歳 46.6万円 137.5万円 696.6万円
63歳 37.3万円 110.0万円 557.3万円
64歳 28.0万円 82.5万円 418.0万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

オービックの役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,512.4万円
課長 1,183.0万円
係長 900.8万円
20~24歳の一般社員 508.1万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

オービックの大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 24万円

※リクナビ2018より参照しています。

オービックの大卒の初任給は24万円です。ただし、関東地区とその他地区とでは初任給が微妙に異なります。関東地区の初任給は24万円で、その他地区では23万円です。

ITサービス・ソフトウェア業界における年収の傾向と生涯賃金

ITサービス・ソフトウェア業界とは

ITサービス・ソフトウェア業界は業務の効率を上げるソフトを開発、販売、管理、保守をしている業界です。その製品の種類は多岐に渡ります。オービックでは勘定ソフトを開発したり、IT業界で有名な図研では半導体に関わるソフトを開発したりしています。adobeではドローソフトやデザインソフトで有名です。

ITサービス・ソフトウェア業界は主にプログラミング言語を使用して製品を開発したり、独自開発したソフトで開発していくのが基本ビジネスです。製品の傾向として、クラウド系のサービスを提供している企業が多いでしょう。有名なところではAmazon、IBM、Google、yahoo、マイクロソフト、ドット・コム等がクラウドを提供しています。

ITサービス・ソフトウェア業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 オービック
ITサービス・ソフトウェア業界
20~24歳 508.1万円 407.2万円
25~29歳 716.3万円 548.2万円
30~34歳 822.3万円 622.3万円
35~39歳 915.4万円 693.1万円
40~44歳 970.0万円 728.1万円
45~49歳 1,013.1万円 724.9万円
50~54歳 1,030.8万円 724.2万円
55~59歳 986.4万円 694.3万円
60~64歳 696.6万円 536.7万円
生涯賃金 3.83億円 2.84億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

オービックの年収はIT・ソフトウェア業界と比べてかなりの差があることがわかります。20~24歳では約101万円の差があります。ピーク時の50~54歳では年収の差が約306万円もあり極めて高い年収です。生涯賃金もオービックでは3億7,000万円で、業界の年収と比べると1.3倍と言う結果になりました。あくまで予測の数値です。

年収以外の魅力

オービックは年収以外にも、多くの魅力を持っている企業です。就職活動をするにあたり、ITサービス・ソフトウェア業界に就職したいと考えている人や、オービックに応募を考えている人、気になっている人は、企業の情報を知るとともに、年収や企業としての魅力などについてしっかりと知ることは、就職活動、採用後も利点が多く、役立つことがあるので研究しましょう。オービックの魅力や特徴は、国内ERP累計導入社数15年連続No.1の実績と、23年連続の営業利益増益の実績です。オービックの魅力について詳しく見ていきましょう。

国内ERP累計導入社数15年連続No.1の実績

オービックでは、1968年の創業より、お客様第一主義を大切に企業経営をおこなっている会社です。現在では商社をはじめ、金融、メーカー、サービスなどのあらゆる業界・業種、中堅・中小企業、大企業へ提供するまでになりました。そのなかでも、自社ブランドの「OBIC7」は、会計情報、人事情報、生産・販売情報まで幅広い分野を対象としていて、ヒト・モノ・カネの情報を一元化しています。

その結果、主要ベンダーにおける国内ERP累計導入社数15年連続No.1に輝く成果をあげています。近年競争力が増している中で、15年連続でNo.1に輝く実績を上げ続けているオービックでは、商品価値の高い商品を追求し続ける姿勢から生まれる実績も、非常に魅力的であるといえるでしょう。

23年連続の営業利益増益の実績

オービックは、景気の動向に左右されずに、高い功績を上げ、成長し続けている企業です。ビジネスフィールドは非常に広大で、250業種、20,000社にも及んでいます。現在のオービックの営業利益は23年連続で増益していて、2017年3月期の売上高営業利益率は、同業他社の平均が6%前後となっているのに対し、業界トップの45.3%を記録し、好調かつ非常に安定した経営となっています。

新聞、各業界紙、証券アナリストなどの専門家から熱い支持を受けていることから、非常にしている企業であると言えます。景気に流されることなく、熱い支持を受けていて、営業利益増益し続けているオービックの実績は、魅力あふれる企業の象徴ともいえるでしょう。

ITサービス・ソフトウェア業界の動向


ここではオービックが属するITサービス・ソフトウェア業界の動向について解説します。オービックの2017年の売上高は昨年と比べ4.6%増加していて、純利益では前年対比0.8%の増加で推移しています。オービック以外のITサービス・ソフトウェア業界は平成17年から20年にかけて増加し、平成21年に減少しましたが、再び平成22年から27年にかけて増加傾向にあります。

IT業界は景気の動向に左右されやすい傾向にあり、近年の日本の景気は回復傾向であることと、マイナンバーの導入や金融機関のシステム更新などの需要があるため、IT業界の業績も増加傾向にあります。そして人工知能は日々発展を遂げているということからも、ITサービス・ソフトウェア業界は今後も拡大する傾向にあると予測されます。

まとめ

「奉行シリーズ」を開発している、オービック株式会社の年収を見てきました。ITサービス・ソフトウェア業界に属するオービックの年収は、就活生の間で高年収と噂されていましたが、数値からみても高水準ということがわかりました。オービックの平均勤続年数は13.1年と上場企業の平均より下なので、人材の入れ替わりが激しい業界であることが伺えます。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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