リンテックにおける最近の平均年収推移
リンテック株式会社は東京都板橋区に本社を置く粘着素材、特殊紙、剥離紙などの開発・製造・販売を手掛ける企業です。
昭和2年、東京・巣鴨でガムテープの製造・販売を手掛ける不二商会を開業しました。その後、シール・ラベル用粘着素材、業界初となる紫外線照射によるUV硬化型ダイシングテープ開発、半導体関連分野参入と事業を拡大しました。平成2年、四国製紙株式会社、創研化工株式会社と合併し、リンテック株式会社を設立。一貫生産体制が整ったことで特殊紙、剥離紙・剥離フィルム、液晶用光学機能性フィルムの分野にまで業務を拡大し、アジア地域に生産・販売拠点を設立しています。
そんなリンテックの初任給や年収などを企業が公開している情報を元に調べてみました。
リンテックとは
正式名称:リンテック株式会社
所在地:東京都板橋区本町23番23号
従業員数:2,417人
平均年齢:41歳
平均勤続年数:18.6年
※//www.lintec.co.jp/
※有価証券報告書を参照
リンテックの製品には、商品からきれいに剥がすことができる再剥離性ラベル、剥がすと被着体が残る改ざん防止ラベル、下地が透けない訂正用ラベル、一度、剥がすと貼り直しができない個人情報保護対策ラベルなどの高い技術が使用された商品があります。
工業向けには、自動車部品、精密部品などの接着・固定用両面粘着テープや自動車や建物に貼る防犯対策、飛散防止、紫外線カットなどの用途に向けたフィルムが開発されています。
近年の平均年収推移
リンテックの近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 642.0万円 |
平成27年 | 637.0万円 |
平成26年 | 621.0万円 |
平成25年 | 608.0万円 |
平成24年 | 598.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
平成28年の平均年収は642万円です。平成20年に発生したリーマンショックの影響で平均年収は50万円近く減額しました。翌年には回復し、その後、平均年収は上昇を続けています。リンテックでは日用品、医療関連、スマートフォン・自動車向けのフィルムが好調なため、今後の年収は増加すると予想されます。
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リンテックにおける年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 386.8万円 | 24.2万円 | 97.0万円 |
25~29歳 | 524.5万円 | 32.8万円 | 131.5万円 |
30~34歳 | 605.3万円 | 37.8万円 | 151.7万円 |
35~39歳 | 661.4万円 | 41.3万円 | 165.8万円 |
40~44歳 | 714.1万円 | 44.6万円 | 179.0万円 |
45~49歳 | 773.6万円 | 48.3万円 | 193.9万円 |
50~54歳 | 810.9万円 | 50.6万円 | 203.3万円 |
55~59歳 | 780.9万円 | 48.8万円 | 195.7万円 |
60~64歳 | 522.7万円 | 32.6万円 | 131.0万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
リンテックの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 24.2万円 | 97.0万円 | 386.8万円 |
23歳 | 25.9万円 | 103.9万円 | 414.3万円 |
24歳 | 27.6万円 | 110.8万円 | 441.9万円 |
25歳 | 29.3万円 | 117.7万円 | 469.4万円 |
26歳 | 31.0万円 | 124.6万円 | 497.0万円 |
27歳 | 32.8万円 | 131.5万円 | 524.5万円 |
28歳 | 33.8万円 | 135.5万円 | 540.7万円 |
29歳 | 34.8万円 | 139.6万円 | 556.8万円 |
30歳 | 35.8万円 | 143.6万円 | 573.0万円 |
31歳 | 36.8万円 | 147.7万円 | 589.1万円 |
32歳 | 37.8万円 | 151.7万円 | 605.3万円 |
33歳 | 38.5万円 | 154.5万円 | 616.5万円 |
34歳 | 39.2万円 | 157.3万円 | 627.7万円 |
35歳 | 39.9万円 | 160.2万円 | 639.0万円 |
36歳 | 40.6万円 | 163.0万円 | 650.2万円 |
37歳 | 41.3万円 | 165.8万円 | 661.4万円 |
38歳 | 42.0万円 | 168.4万円 | 671.9万円 |
39歳 | 42.6万円 | 171.1万円 | 682.5万円 |
40歳 | 43.3万円 | 173.7万円 | 693.0万円 |
41歳 | 43.9万円 | 176.4万円 | 703.6万円 |
42歳 | 44.6万円 | 179.0万円 | 714.1万円 |
43歳 | 45.3万円 | 182.0万円 | 726.0万円 |
44歳 | 46.1万円 | 185.0万円 | 737.9万円 |
45歳 | 46.8万円 | 187.9万円 | 749.8万円 |
46歳 | 47.6万円 | 190.9万円 | 761.7万円 |
47歳 | 48.3万円 | 193.9万円 | 773.6万円 |
48歳 | 48.8万円 | 195.8万円 | 781.1万円 |
49歳 | 49.2万円 | 197.6万円 | 788.5万円 |
50歳 | 49.7万円 | 199.5万円 | 796.0万円 |
51歳 | 50.2万円 | 201.4万円 | 803.4万円 |
52歳 | 50.6万円 | 203.3万円 | 810.9万円 |
53歳 | 50.3万円 | 201.8万円 | 804.9万円 |
54歳 | 49.9万円 | 200.3万円 | 798.9万円 |
55歳 | 49.5万円 | 198.8万円 | 792.9万円 |
56歳 | 49.1万円 | 197.2万円 | 786.9万円 |
57歳 | 48.8万円 | 195.7万円 | 780.9万円 |
58歳 | 45.5万円 | 182.8万円 | 729.3万円 |
59歳 | 42.3万円 | 169.9万円 | 677.6万円 |
60歳 | 39.1万円 | 156.9万円 | 626.0万円 |
61歳 | 35.9万円 | 144.0万円 | 574.3万円 |
62歳 | 32.6万円 | 131.0万円 | 522.7万円 |
63歳 | 26.1万円 | 104.8万円 | 418.1万円 |
64歳 | 19.6万円 | 78.6万円 | 313.6万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
リンテックの役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,151.4万円 |
課長 | 900.6万円 |
係長 | 685.8万円 |
20~24歳の一般社員 | 386.8万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
リンテックの大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 20.71万円 |
修士了 | 22.39万円 |
博士了 | 24.07万円 |
※リクナビ2018より参照しています。
リンテックの初任給は一般企業の平均的な金額です。短大・専門・高専卒は179,000円です。
技術系の職種には、研究職(研究開発、プロセス開発)、開発職(エンジニア職:設備技術、装置開発、機械・電気・電子・ソフト設計開発)、生産職(工場勤務:生産技術、品質保証、環境保全、生産管理、設備技術)、SE職(情報システム、プログラミング)があります。
事務系の職種には営業職種(国内外法人営業、技術営業)、コーポレートスタッフ職種(広報・IR、経理、人事、総務、法務、工場での総務・経理)があります。
化学業界における年収の傾向と生涯賃金
化学業界とは
化学業界の景気は、中国を中心としたアジア市場の需要増加で上昇が続いていました。米国で発生したリーマンショックの影響で世界的な金融危機となり、原油価格の高騰で化学業界の景気は大幅に下落しました。化学製品の業績不振は、平成24年まで続きましたが、世界景気の回復、原油価格下落で回復しました。
リンテックは半導体関連、電子部品関連、液晶関連から食品、日用品、医薬品、文具、家電製品のシール・ラベル用粘着素材などを生産、販売しています。幅広い分野の商品を扱っているため、産業界の景気に左右されることが少なく、安定した収益が得られる強みを持っています。
化学業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | リンテック | 化学業界 |
20~24歳 | 386.8万円 | 405.2万円 |
25~29歳 | 524.5万円 | 506.0万円 |
30~34歳 | 605.3万円 | 580.1万円 |
35~39歳 | 661.4万円 | 622.0万円 |
40~44歳 | 714.1万円 | 678.6万円 |
45~49歳 | 773.6万円 | 727.3万円 |
50~54歳 | 810.9万円 | 772.7万円 |
55~59歳 | 780.9万円 | 750.3万円 |
60~64歳 | 522.7万円 | 519.7万円 |
生涯賃金 | 2.89億円 | 2.78億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
リンテックは化学業界の平均年収と比較すると、全体的にやや上回っています。20~24歳では20万円近く下回っていますが、20代後半から40代後半にかけて20〜45万円ほどの差が開いています。
まとめ
ここまでリンテックについて調査をしてきました。多くの粘着素材を扱った商品を生産していることで、安定している企業であることが分かりました。3つの会社が合弁したことでリンテックができましたが、各社の強みを生かしたことで一貫生産体制ができたことで相乗効果が生まれ成功につながっています。
シールやラベルの粘着素材は私たちの日常生活でも数多く使用されています。今後、新規需要の開拓や新たなる商品開発に向けて更なる成長を目指す企業です。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。