目次
沖電気における最近の平均年収推移
沖電気は情報通信・エレクトロニクスの分野で様々なトップシェア製品を生み出している企業のひとつです。特に有名なのが銀行やコンビニで使われるATMで、国内で多くのシェアを占めています。その他にも無線システムや航空管制システム、防災行政無線システムなどクオリティの高い技術で、多くの企業・自治体に貢献していることでも知られています。
沖電気とは
正式名称:沖電気工業株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門1-7-12
従業員数:4,063人
平均年齢:43.5歳
平均勤続年数:19年
※//www.oki.com/jp/
※有価証券報告書を参照
従業員数は4000人越えと、かなり大きな会社であることがわかります。平均年齢・平均勤続年数に着目しても上場企業の平均年齢40.44歳、平均勤続年数14.7年と比べて、高い数値であることがわかります。
近年の平均年収推移
沖電気の近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 720.0万円 |
平成27年 | 752.0万円 |
平成26年 | 733.0万円 |
平成25年 | 709.0万円 |
平成24年 | 704.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
平均年収の推移表・グラフをみると、平成24年から平成27年にかけて少しずつ増加しているのがわかります。4年間で約50万円と大きく増加していたのですが、昨年度である平成28年では約720万円と、前年より30万円ほど減少しているのがわかります。
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沖電気における年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 433.8万円 | 27.1万円 | 108.7万円 |
25~29歳 | 588.3万円 | 36.7万円 | 147.5万円 |
30~34歳 | 678.9万円 | 42.4万円 | 170.2万円 |
35~39歳 | 741.8万円 | 46.3万円 | 185.9万円 |
40~44歳 | 800.9万円 | 50.0万円 | 200.8万円 |
45~49歳 | 867.6万円 | 54.2万円 | 217.5万円 |
50~54歳 | 909.5万円 | 56.8万円 | 228.0万円 |
55~59歳 | 875.9万円 | 54.7万円 | 219.5万円 |
60~64歳 | 586.2万円 | 36.6万円 | 146.9万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
沖電気の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 27.1万円 | 108.7万円 | 433.8万円 |
23歳 | 29.0万円 | 116.5万円 | 464.7万円 |
24歳 | 30.9万円 | 124.2万円 | 495.6万円 |
25歳 | 32.9万円 | 132.0万円 | 526.5万円 |
26歳 | 34.8万円 | 139.7万円 | 557.4万円 |
27歳 | 36.7万円 | 147.5万円 | 588.3万円 |
28歳 | 37.9万円 | 152.0万円 | 606.4万円 |
29歳 | 39.0万円 | 156.5万円 | 624.5万円 |
30歳 | 40.1万円 | 161.1万円 | 642.6万円 |
31歳 | 41.3万円 | 165.6万円 | 660.8万円 |
32歳 | 42.4万円 | 170.2万円 | 678.9万円 |
33歳 | 43.2万円 | 173.3万円 | 691.5万円 |
34歳 | 44.0万円 | 176.5万円 | 704.1万円 |
35歳 | 44.8万円 | 179.6万円 | 716.6万円 |
36歳 | 45.5万円 | 182.8万円 | 729.2万円 |
37歳 | 46.3万円 | 185.9万円 | 741.8万円 |
38歳 | 47.1万円 | 188.9万円 | 753.6万円 |
39歳 | 47.8万円 | 191.9万円 | 765.5万円 |
40歳 | 48.5万円 | 194.8万円 | 777.3万円 |
41歳 | 49.3万円 | 197.8万円 | 789.1万円 |
42歳 | 50.0万円 | 200.8万円 | 800.9万円 |
43歳 | 50.8万円 | 204.1万円 | 814.3万円 |
44歳 | 51.7万円 | 207.4万円 | 827.6万円 |
45歳 | 52.5万円 | 210.8万円 | 841.0万円 |
46歳 | 53.3万円 | 214.1万円 | 854.3万円 |
47歳 | 54.2万円 | 217.5万円 | 867.6万円 |
48歳 | 54.7万円 | 219.6万円 | 876.0万円 |
49歳 | 55.2万円 | 221.7万円 | 884.4万円 |
50歳 | 55.7万円 | 223.8万円 | 892.7万円 |
51歳 | 56.3万円 | 225.9万円 | 901.1万円 |
52歳 | 56.8万円 | 228.0万円 | 909.5万円 |
53歳 | 56.4万円 | 226.3万円 | 902.8万円 |
54歳 | 56.0万円 | 224.6万円 | 896.0万円 |
55歳 | 55.5万円 | 222.9万円 | 889.3万円 |
56歳 | 55.1万円 | 221.2万円 | 882.6万円 |
57歳 | 54.7万円 | 219.5万円 | 875.9万円 |
58歳 | 51.1万円 | 205.0万円 | 817.9万円 |
59歳 | 47.5万円 | 190.5万円 | 760.0万円 |
60歳 | 43.8万円 | 176.0万円 | 702.1万円 |
61歳 | 40.2万円 | 161.5万円 | 644.2万円 |
62歳 | 36.6万円 | 146.9万円 | 586.2万円 |
63歳 | 29.3万円 | 117.6万円 | 469.0万円 |
64歳 | 22.0万円 | 88.2万円 | 351.7万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
沖電気の役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,291.4万円 |
課長 | 1,010.1万円 |
係長 | 769.2万円 |
20~24歳の一般社員 | 433.8万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
沖電気の大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 21.05万円 |
修士了 | 23.45万円 |
※リクナビ2018より参照しています。
大卒の初任給が約21.05万円、修士卒が23.45万円となっています。平成 28 年賃金構造基本統計調査(初任給)によると大卒初任給の平均が約20万円、修士卒が23万円とあるので、沖電気における初任給は平均的水準と言ってよさそうです。
電機・家電大手業界における年収の傾向と生涯賃金
電機・家電大手業界とは
電機・家電大手を細かく分けると、エアコンや冷蔵庫のような過程で扱われる製品を主に生産している家電業界、時計の生産を主に行う時計業界、コピー機・ファクシミリなどのオフィス用機器を扱うOA業界、コンピュータ・携帯電話の部品となる半導体業界、発電施設や工場などで用いられる大型の機器を扱う重電業界の5つの業界からなります。現在の状況としては、重電・時計業界の業績が好調、その他3つの業界おいては苦戦を強いられているようです。
電機・家電大手業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | 沖電気 | 電機・家電大手業界 |
20~24歳 | 433.8万円 | 451.1万円 |
25~29歳 | 588.3万円 | 563.3万円 |
30~34歳 | 678.9万円 | 645.8万円 |
35~39歳 | 741.8万円 | 692.5万円 |
40~44歳 | 800.9万円 | 755.5万円 |
45~49歳 | 867.6万円 | 809.7万円 |
50~54歳 | 909.5万円 | 860.2万円 |
55~59歳 | 875.9万円 | 835.2万円 |
60~64歳 | 586.2万円 | 578.6万円 |
生涯賃金 | 3.24億円 | 3.10億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
上の表・グラフは、沖電気における年代別の平均年収をシミュレートしたものと電機・家電大手業界における年代別の平均年収を比べたものです。20代前半以外すべての年代において沖電機の平均年収が同業界の平均値を上回ると予測が出ています。特に45?49歳で約60万円ほど平均を上回っています。
年収以外の魅力
沖電気は年収以外にも多くの魅力を持っている企業です。就職活動をするにあたり、電機・家電業界に就職したいと考えている人や、沖電気に応募を考えている人、気になっている人は、企業の情報を知るとともに、年収や企業としての魅力などについてしっかりと知りましょう。就職活動、採用後も利点が多く、役立つことがあるためです。沖電気の魅力や特徴は、自律型社員の育成・制度と、ダイバーシティ推進への取り組みです。沖電気の魅力について詳しく見ていきましょう。
自律型社員の育成・制度
沖電気の人材制度は育成・評価・処遇から成り立っています。キャリアデザイン制度では、自律型社員として成長していくために、職務内容やライフステージに応じて、社員の自律した成長をサポートする制度が整っています。そして、どの社員にも公平にチャンスが与えられるよう、職務内容や役割、本人の適性によってグレードを決める職務グレード制度を設けています。
FA(社内公募)制度として、1999年より適材適所の人員配置を目的としており、各部署から幅広くグループ内に公募し、応募者の中から最適な人材を選ぶ制度が設けられているのも特徴の一つです。その他にも、OKIグループ表彰制度として、社員が設定した高い目標とプロセス、結果をすべて含め審査し表彰する制度や、自発的な学習意欲を尊重する社内システムとして、プロフェッショナルeキャンパスを整備しています。
ダイバーシティ推進への取り組み
沖電気は性別、年齢、身体状況、国籍や価値観などの多様性を受け入れ、それぞれを価値として活かすことを大切にしている企業です。多様な人々が異なる分野の知識、経験、価値観を持って新しい価値を生み出すとともに、能力を発揮できる働き方を追求し、整備することで、効率性やモチベーションを高めていくことを目標としています。
また具体的な取り組みとして、育児・介護勤務制度などの整備をすすめるほか、異業種交流やトップによる女性リーダー育成、女性向けセミナーによるキャリア意識の向上などを積極的におこなっています。1993年から女性の就業に関する悩みを相談できる女性アドバイザーを事業所ごとに配置したことで、女性と男性の平均勤続年数の差はごく僅かとなりました。これらのことから、沖電気はダイバーシティ推進を積極的におこなっている魅力的な企業であると言えます。
電機・家電業界の動向
ここでは沖電気が属する電機・家電業界の動向について解説します。沖電気の売上高は下降傾向にあり、2017年は昨年と比べ7.8%減少し、純利益も約29%減少しました。沖電気以外にも電機・家電業界の売上は平成20年から平成24年までは減少傾向で、平成25年に増加しましたが、その後の伸びは鈍くなっています。
平成20年秋のリーマンショック、韓国メーカーとの競争などにより、家電価格の下落が加速するとともに、円高や、国内での売り上げの低迷に繋がってしまったことなどが原因とみられます。しかし今後の動向としては、業界が事業の縮小化を進めるとともに、4Kテレビの普及が見込まれ、さらに2020年に開催される東京五輪のテレビ需要も考えられるので、業界の売り上げは拡大する傾向にあると予測されます。
まとめ
沖電気の簡単な会社の説明、年収の分析を行ってきました。ATMやプリンタなどで大きな売り上げを上げている沖電気ですから、社員は当然その分大きな報酬を得られるでしょう。上のシミュレーションでも、平均を上回るだろうと予測が出ました。平均勤続年数も平均以上ですから、労働環境としても悪くないようです。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。