企業研究

SCSKの平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

SCSKの年収を把握して就活に成功しよう


SCSK株式会社は、東京都江東区に本社を置いている、ソフトウェアやハードウェアの開発をおこない、住友商事グループのシステムインテグレーターをおこなっている企業です。夢ある未来を、共に創るということを使命とし、お客様からの信頼を基に共に新たな価値を創造し、夢ある未来を拓いています。

また、一人ひとりの個性や価値観を尊重し、互いの力を最大限に活かすことを大切にし、確かな技術とあふれる情熱で、お客さまの喜びと感動に繋がるサービスを提供していて、世界を見つめて成長し続けている会社です。就職活動をするにあたり、SCSKに応募を考えている人は、企業の情報を知るとともに、年収についても詳しく知っておきましょう。就職活動、採用後も利点が多く、役立つことがあります。

SCSKにおける最近の平均年収推移

SCSKは、ITに関するビジネスサポートを主に行っている企業です。システム開発から保守・運用、インフラ部門、マネジメントなどを総合的に提供しており、製造・通信・流通・金融の4つの業種へのサービスをメインとしています。

実は、2017年1月に働き方革命をキーワードにテレビ出演を果たしたSCSK。ここでは、そんなSCSKの平均年収と生涯賃金を見ていきます。

SCSKとは

正式名称:SCSK株式会社
所在地:東京都江東区豊洲3-2-20(豊洲フロント)
従業員数:7,241人
平均年齢:42.5歳
平均勤続年数:17.8年
//www.scsk.jp/
※有価証券報告書を参照

SCSKは元々は住商情報システム株式会社(SCS)と株式会社CSKという別々の企業でしたが、2011年に合併し、SCSK株式会社に商号を変更しました。

従業員は7,241人であり、SCSKグループ連結だと11,910人にも上ります。従業員の平均年齢は42.5歳で、上場企業の平均年齢と比較すると2歳ほど高くなっています。

近年の平均年収推移

SCSKの近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 727.0万円
平成27年 722.0万円
平成26年 700.0万円
平成25年 689.0万円
平成24年 663.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

SCSKの過去5年の平均年収は、増加傾向にあります。最低金額は平成24年の663万円、最高金額は平成28年の727万円であり、その差額は64万円となっています。

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SCSKにおける年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 401.1万円 26.7万円 80.3万円
25~29歳 618.6万円 41.2万円 123.9万円
30~34歳 718.5万円 47.9万円 143.8万円
35~39歳 790.8万円 52.7万円 158.3万円
40~44歳 826.5万円 55.1万円 165.5万円
45~49歳 875.6万円 58.4万円 175.3万円
50~54歳 901.8万円 60.1万円 180.5万円
55~59歳 838.4万円 55.9万円 167.8万円
60~64歳 567.3万円 37.8万円 113.6万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

SCSKの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 26.7万円 80.3万円 401.1万円
23歳 29.6万円 89.0万円 444.6万円
24歳 32.5万円 97.7万円 488.1万円
25歳 35.4万円 106.4万円 531.6万円
26歳 38.3万円 115.1万円 575.1万円
27歳 41.2万円 123.9万円 618.6万円
28歳 42.6万円 127.8万円 638.6万円
29歳 43.9万円 131.8万円 658.6万円
30歳 45.2万円 135.8万円 678.5万円
31歳 46.6万円 139.8万円 698.5万円
32歳 47.9万円 143.8万円 718.5万円
33歳 48.9万円 146.7万円 732.9万円
34歳 49.8万円 149.6万円 747.4万円
35歳 50.8万円 152.5万円 761.9万円
36歳 51.7万円 155.4万円 776.3万円
37歳 52.7万円 158.3万円 790.8万円
38歳 53.2万円 159.7万円 798.0万円
39歳 53.7万円 161.2万円 805.1万円
40歳 54.1万円 162.6万円 812.2万円
41歳 54.6万円 164.0万円 819.4万円
42歳 55.1万円 165.5万円 826.5万円
43歳 55.7万円 167.4万円 836.3万円
44歳 56.4万円 169.4万円 846.1万円
45歳 57.0万円 171.4万円 855.9万円
46歳 57.7万円 173.3万円 865.8万円
47歳 58.4万円 175.3万円 875.6万円
48歳 58.7万円 176.3万円 880.8万円
49歳 59.1万円 177.4万円 886.1万円
50歳 59.4万円 178.4万円 891.3万円
51歳 59.8万円 179.5万円 896.6万円
52歳 60.1万円 180.5万円 901.8万円
53歳 59.3万円 178.0万円 889.1万円
54歳 58.4万円 175.5万円 876.4万円
55歳 57.6万円 172.9万円 863.7万円
56歳 56.7万円 170.4万円 851.1万円
57歳 55.9万円 167.8万円 838.4万円
58歳 52.3万円 157.0万円 784.2万円
59歳 48.7万円 146.1万円 729.9万円
60歳 45.0万円 135.3万円 675.7万円
61歳 41.4万円 124.4万円 621.5万円
62歳 37.8万円 113.6万円 567.3万円
63歳 30.2万円 90.9万円 453.8万円
64歳 22.7万円 68.1万円 340.4万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

SCSKの役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,193.9万円
課長 933.8万円
係長 711.1万円
20~24歳の一般社員 401.1万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

役職ごとに約200万円ほど差がある

役職ごとの年収を予測したうえで、算出した結果はグラフや表の通りとなっています。20歳から24歳の一般社員の年収と係長の年収を比較した場合、約310万円もの年収差が発生すると予想されます。次に係長と課長の年収を比較した場合は222.7万円、課長と部長の年収を比較した場合は260.1万円の年収差が生まれていると予測シミュレーション数値の結果が出ています。

役職ごとの差は実に、220万円台から260万円台となっていて、20〜24歳の一般社員と部長の年収の差は、792.8万円もの差が出るというのがシュミレーションの結果です。このことから、一般社員から係長へ昇進した場合は300万円以上の差ができ、その後役職が1つあがるごとに、200万円台の差ができてくると予測されます。

SCSKの大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 25.88万円
大学院卒 28.21万円

※企業HPより参照しています。

SCSKの初任給は、月20時間相当の残業時間を含んだ金額となっています。月20時間相当の残業時間を除いた初任給だと、大卒で22.2万円、大学院卒で24.2万円となっており、その差額は2万円です。

なお、20万円を越える残業が発生する場合は、別途支給されるようです。

ITサービス・ソフトウェア業界における年収の傾向と生涯賃金

ITサービス・ソフトウェア業界とは

ITサービス・ソフトウェア業界は、ITを利用した業務サービスの提供を主要とする業界であり、ソフトウェア・情報処理サービスなどの分野に大別されます。業界規模はそこまで高くはありませんが、クラウドサービスやビックデータ活用など、ニーズの高い分野の収益化が期待されています。

業界のトップシェアは日本オラクル、トレンドマイクロが約60%を占めており、オービック、ジャストシステムなどが続いています。

ITサービス・ソフトウェア業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 SCSK
ITサービス・ソフトウェア業界
20~24歳 401.1万円 407.2万円
25~29歳 618.6万円 548.2万円
30~34歳 718.5万円 622.3万円
35~39歳 790.8万円 693.1万円
40~44歳 826.5万円 728.1万円
45~49歳 875.6万円 724.9万円
50~54歳 901.8万円 724.2万円
55~59歳 838.4万円 694.3万円
60~64歳 567.3万円 536.7万円
生涯賃金 3.27億円 2.84億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

シミュレーションでは、20?24歳を除いたすべての年代で、ITサービス・ソフトウェア業界全体の平均年収よりも、SCSKの平均年収のほうが高くなっています。40代前半では約98万円、50代前半では約177.6万円もの年収差となる予測が出ています。

また、業界全体の平均と比較すると、生涯賃金ではSCSKが4,300万円ほど高いという予測です。

SCSKの年収以外の魅力

SCSKの年収は比較的高水準で、安定しているということが、働く社員にとって魅力のうちの一つであると言えるでしょう。年収だけ良くても福利厚生や、社員が働きやすい環境が整っていなければ、魅力的な会社とは到底言えません。しかし、SCSKでは年収以外にも、社員が働きやすい環境が整えられていて、教育制度なども充実しているのが強みです。就職先として人気企業のうちの一社でもあるSCSKの年収以外の魅力を具体的にみていきましょう。

働き方改革が活発

SCSKは、社員がいきいきと働くことで、生産性の高い高付加価値な事業・サービスを生み出し、社会やお客様に貢献できるという好循環のサイクルが生まれるとの考えから、働き方改革の取り組みを強化しています。ワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティ、健康経営、人材育成の4つの視点から、環境整備を進めています。

現在「月の平均残業時間20時間以下」「有給休暇100%取得」を目標とする「スマートワーク・チャレンジ」という取り組みをスタートさせ、より効率的に働き、目標に挑戦することで、平均残業時間の削減や有給休暇取得日数で大きな成果を上げつつあります。そして、いつでもどこでも働ける新しい働き方の実践・定着を目指し、「どこでもWORK」を実施しています。

充実した教育制度

SCSKは、人は財産であり社員の成長が企業の成長に繋がるという考え方から、人材育成・継続的キャリア開発に力を入れています。キャリア開発・リーダーシップ開発・専門能力開発、ビジネス基礎能力開発の4カテゴリー、全350種類の豊富な研修を通じて、全社員に学びと成長の機会が設けられています。

また、グローバル人材の育成に力を入れており、海外現地法人で1年半〜2年の実務研修を行う「海外トレーニー制度」や、インド・シンガポール・タイにて、将来的に海外ビジネスを担う人材の育成を行う「海外派遣型研修」など、さまざまな研修内容があります。その他にも、新人研修や、資格報奨金制度、キャリアサポートなど充実した教育制度が整えられています。

まとめ

ここまで、SCSKの平均年収と生涯賃金について紹介してきました。業界全体と比較して、平均年収が高く、生涯賃金も高いことがシミュレーションから分かりました。システム開発、インフラ構築、ITマネジメントなど、ITサービスを総合的にサポートしているSCSK。今後の事業展開が楽しみな企業だといえます。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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