内定について

【新卒と既卒の就職事情】内定を得るためにすべき活動方法と新卒で就職するメリットとは

新卒と既卒の就職事情

既卒として就職活動を行うにはどのようなことを知っておけば有利になれるでしょうか。実際問題として、既卒の就職事情というのはあまり知られていません。しかし、新卒や第二新卒など他の就職活動と比べ、求人の探し方や質問の内容など多くの違いがあるため、事前に対策を練る必要があります。本記事では既卒の就職事情や効果的な就職活動の方法などを解説しますので、今後の就職活動に役立ててください。

既卒・新卒・第二新卒の違い

既卒
大学(以上)を卒業後、1度も正規社員として就職したことがない人
新卒
今年度中に高校、大学などの学校を卒業見込みの人
第二新卒
学校を卒業後に1度就職し、(主に)3年以内に転職活動を行う人

既卒・新卒・第二新卒は一般的に上記のように定義付けられています。ただし、企業によっては期間に違いがみられることがあるため、企業研究の際にはどの選考区分になるか確認が必要です。

新卒枠で就職活動ができるのであれば、利用するに越したことはありません。より有利に就職活動をするために、自分がどの枠で就職活動を行うか事前に調べ明確にしておきましょう。

既卒で就職活動することになるパターンとは

  • 就職活動は行ったが希望の企業から内定が出なかった
  • 大学卒業後に留学していた
  • 家庭の事情により家にいなければならなかった
  • アルバイトに精を出していたため就職活動を行わなかった

既卒で就職活動することになるパターンは、上記のようなものが多いです。人によりさまざまな理由で既卒なりますが、どのようなパターンであれ企業は「怠けていたのかな?」「内定を全くとれない程本人に何か問題があるのかな?」と疑いがちになってしまいます。

自分がすぐに就職しなかった理由を自覚し、どのような経緯で現在就職活動を行っているか説明できない場合は新卒の段階でしっかりと就活をしておきましょう。

既卒の新卒枠への応募機会が与えられている

平成19年10月より、「青少年雇用機会確保指針」が改正されました。大きな変更点として、「新卒採用に関し、既卒者が少なくとも卒業後3年間は応募できるようにすべき」というものがあります。これにより就職活動の幅が広がる可能性が増えました。

しかし実際には新卒と比べ既卒の求人数は圧倒的に少なく、新卒の応募者と競合した場合にも不利であるということは紛れもない事実です。「見てもらえるチャンスが増えた」と捉えるか、「結局何も変わらない」と捉えるかは自分次第ですが、自分の置かれている状況を理解し、行動を起こさなければ状況は変えられません。

既卒は就職できない?

2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査によると、既卒の内定率は44%という結果となっています。これは、新卒の内定率82.7%と比べると、半分近くの内定率ですが、圧倒的に差があるわけではありません。

2016年度は45%、2015年度は43.2%と直近は年度による大きな振れ幅はなく、就職先の選択肢は狭まっているものの就職は十分に可能です。

また、活動量を2018年卒の現役学生と比較すると、エントリー数が現役学生は30.1社、既卒者は22.1社、面接受験社数が現役学生は9.0社、既卒者が6.4社なっています。このデータは既卒者の活動量が足りていないために、より内定率に差が生じていることを示しています。

既卒での就職を希望している新卒が知っておくべきこと

就職活動には大きく分けて2種類の方法があります。1つ目は実際に自分で企業を調べたり、説明会に参加するなどして企業を選別し、直接企業に応募する方法です。面接のエントリーシートや履歴書作成、アポイントの取得も全て自分で行います。

2つ目が就職活動支援サービスを利用し、履歴書の添削や求人票の選別を行ってもらいながら就職活動を行う方法です。こちらは専任のアドバイザーのサポートを受けながら就職活動に臨むことができます。

どちらにも利点がありますが、就職活動に慣れてない、内定を取ったことがないという人は就職活動を理解するためにも、既卒向けの就職サイトや人材派遣会社を利用しましょう。

既卒向けの就職サイトを利用する

  •  リクナビネクスト
  •  ウズキャリ既卒
  •  ハタラクティブ

既卒生が就職で利用できる代表的なサイトは上記の3つです。リクナビネクストは、リクルート社が運営しているサイトです。求人数が非常に多く、多種多様な職種を取り扱っているため、未経験での転職者にも活用されています。

ウズキャリ既卒は既卒専門の転職サイトとなっており、求人やトレーニングも既卒用にサポートを行っています。内定率83%と公開されており、全体的な既卒の内定率である44%(2017年度)と比較しても非常に高い数値を残していることがわかります。

ハタラクティブの1番の強みは就職先の51%が上場企業という点です。内定率も80.4%と高水準となっており、上場企業に勤めたいという方におすすめの転職サイトとなっております。

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人材派遣会社に登録する

  • アデコ人材派遣
  • リクルートスタッフィング
  • パソナ

上記3社は人材派遣会社の中でも特に規模の大きな企業です。派遣社員は正社員と比べ採用されやすい点がメリットです。スキルを学ぶ上で派遣会社を利用し正社員にステップアップしていくという形もあるため、検討してみましょう。

正社員採用と比べ希望の求人に採用されることが多いため、求人数が多いほど選択肢が広がります。アデコ人材派遣とリクルートスタッフィングの2社は大手企業の求人が多く、多種多様な職種かつ全国各地に求人があるため、登録しておいて間違いないでしょう。

パソナは女性におすすめの会社です。女性の社会進出やライフスタイルに合わせたサポートが期待できます。登録には審査があり、2年ごとの契約更新がありますが、スタッフへのケアが充実していると言えるでしょう。

新卒で就活をするメリット

既卒にはない新卒ならではの就職に関するメリットがあります。職種の幅が広がったり、未来への選択肢が最も多いとも言える新卒での就活のメリットを知って自分自信のキャリアプランをしっかりと描いておきましょう。

①どんな職種にも挑戦できる

企業側も就活生が完全に事業理解できない事を理解しています。新卒が最も重視されている点はこれから成長していき会社の即戦力となれるかどうかです。面接官を納得させることができる志望動機と成長意欲さえあればどんな職種にも挑戦する事ができます。

また、日本特有ではありますが卒業してすぐに就職をしなかった場合、その間どんな考えを持って何に時間を費やしてきたのかを明確にしなければならず、回答によっては怠惰なイメージを与えてしまうこともあります。新卒ブランドを活かしての就職は最も職業の幅が広がる瞬間だと言えます。

②一緒に働く同期がいる

既卒の就職は4月とは限らず、通年採用を行っている企業もあります。そのため、同期がいるとは限りません。一方で新卒で就職をすると同期がいる確率が高まり、共に切磋琢磨できる仲間を持つ事ができます。

学生から社会人になるという過程の中で、同期の存在は時に支えとなり時にはライバルにもなる大切な存在です。また、社会人にとっては重要な人脈もここで作る事ができるのでメリットの一つと言えるでしょう。

③新卒のみ募集している企業がある

既卒の就活生を募集している企業は限られていますが、新卒の募集をしている企業は山ほどあります。自分の興味のある職種でも、そもそも募集がかけられていなかったら挑戦をする事もできません。新卒というだけで挑戦できるチャンスがある場合はぜひトライしてみたいものです。

キャリア・ライフプランを描いておく重要性

どのような経緯であれ、既卒は新卒と比べて就職活動において不利であるということは事実ですが、全ての既卒が新卒よりも採用されているというわけではないということも事実です。大切なのは、どのような経験でもどのように生かしていくかということです。

既卒の就職活動は、新卒や第二新卒の就職活動とは異なる点も多いですが、既卒を専門としており、相談に応じてくれる転職サイトも多数存在します。まずは違いを理解し、自分に合った就職活動を始めましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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