企業研究

日本政策金融公庫の平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

日本政策金融公庫の年収を知っておこう

就職活動を迎えるにあたって、自分の中で「大切にしたいこと」を決めて持っている就活生は多いことでしょう。それは「やりがい」や「業務内容」など人によってさまざまですが、なかには「お金」を重点的に見ている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、「日本政策金融公庫」を取り上げますが、賃金に重きを置きたい場合であっても、さまざまな企業を比較し、よく吟味したうえで決定するようにしてください。

この記事では「平均年収」や「役職別年収」、「初任給」など、「日本政策金融公庫」で勤める場合のお金に関する情報をまとめてご紹介いたします。また併せて、銀行業界の年収の傾向や、日本政策金融公庫の魅力も解説していきますので、業界研究をする際の参考にしてください。

人気業界の年収をチェック!

高収入の職種を探しているという就活生は、人気業界に属する企業の年収を知っておくといいでしょう。人気業界のトップに位置する企業は、年収も平均を上回っていることが多いです。年収を知るためにおすすめなのが「人気21業界丸わかりマップ」です。

この資料では、各企業の年収以外にも売上高や純利益を掲載しています。企業を比較する際に、これらは必ずおさえておきたい情報になります。無料でダウンロードできるため、業界研究として活用したい就活生にもおすすめです。

日本政策金融公庫における最近の平均年収推移

日本政策金融公庫は100%政府管轄の政策金融機関です。基本的な銀行の業務以外に、国が定めた政策に基づいた固定金利や長期の融資をおこなっている会社です。そんな日本政策金融公庫の平均年収は、一体どのくらいなのでしょうか。

日本政策金融公庫とは

正式名称:株式会社日本政策金融公庫
所在地:東京都千代田区大手町1-9-4 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
従業員数:7,225人
平均年齢:41.2歳
平均勤続年数:18.5年
//www.jfc.go.jp/
※有価証券報告書を参照

日本政策金融公庫の株式は、100%政府が持っています。日本政策金融公庫は、日本が今一番解決しなければいけない問題などを「金融」という面から誰よりも真っ先に、全面的にサポートする銀行です。地震を始めとした災害問題など、国民に寄り添った問題解決をサポートできるところが非常に期待できる点です。

近年の平均年収推移

日本政策金融公庫の近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 833.0万円
平成27年 824.0万円
平成26年 823.0万円
平成25年 755.0万円
平成24年 752.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

平成25年から平成26年にかけて一段平均年収が一気に伸び、そこからはその水準を保っているというのが見て取れます。平均年収800万円以上というのを保ち続けているという点も含め、非常に優良な企業といえるのではないでしょうか。

日本政策金融公庫における年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

 

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 429.5万円 25.3万円 126.1万円
25~29歳 661.9万円 39.0万円 194.3万円
30~34歳 800.0万円 47.1万円 234.9万円
35~39歳 888.6万円 52.3万円 260.9万円
40~44歳 936.5万円 55.1万円 275.0万円
45~49歳 1,056.0万円 62.2万円 310.1万円
50~54歳 1,089.1万円 64.1万円 319.7万円
55~59歳 985.3万円 58.0万円 289.3万円
60~64歳 649.1万円 38.2万円 190.6万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

日本政策金融公庫の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 25.3万円 126.1万円 429.5万円
23歳 28.0万円 139.8万円 476.0万円
24歳 30.8万円 153.4万円 522.5万円
25歳 33.5万円 167.0万円 568.9万円
26歳 36.2万円 180.7万円 615.4万円
27歳 39.0万円 194.3万円 661.9万円
28歳 40.6万円 202.4万円 689.5万円
29歳 42.2万円 210.6万円 717.1万円
30歳 43.8万円 218.7万円 744.8万円
31歳 45.5万円 226.8万円 772.4万円
32歳 47.1万円 234.9万円 800.0万円
33歳 48.1万円 240.1万円 817.7万円
34歳 49.2万円 245.3万円 835.5万円
35歳 50.2万円 250.5万円 853.2万円
36歳 51.3万円 255.7万円 870.9万円
37歳 52.3万円 260.9万円 888.6万円
38歳 52.9万円 263.7万円 898.2万円
39歳 53.4万円 266.5万円 907.8万円
40歳 54.0万円 269.3万円 917.4万円
41歳 54.6万円 272.1万円 926.9万円
42歳 55.1万円 275.0万円 936.5万円
43歳 56.5万円 282.0万円 960.4万円
44歳 57.9万円 289.0万円 984.3万円
45歳 59.4万円 296.0万円 1,008.2万円
46歳 60.8万円 303.0万円 1,032.1万円
47歳 62.2万円 310.1万円 1,056.0万円
48歳 62.6万円 312.0万円 1,062.6万円
49歳 62.9万円 313.9万円 1,069.2万円
50歳 63.3万円 315.9万円 1,075.9万円
51歳 63.7万円 317.8万円 1,082.5万円
52歳 64.1万円 319.7万円 1,089.1万円
53歳 62.9万円 313.7万円 1,068.3万円
54歳 61.7万円 307.6万円 1,047.6万円
55歳 60.4万円 301.5万円 1,026.8万円
56歳 59.2万円 295.4万円 1,006.1万円
57歳 58.0万円 289.3万円 985.3万円
58歳 54.0万円 269.6万円 918.1万円
59歳 50.1万円 249.8万円 850.8万円
60歳 46.1万円 230.1万円 783.6万円
61歳 42.2万円 210.3万円 716.4万円
62歳 38.2万円 190.6万円 649.1万円
63歳 30.6万円 152.5万円 519.3万円
64歳 22.9万円 114.4万円 389.5万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

日本政策金融公庫の役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,278.6万円
課長 1,000.1万円
係長 761.6万円
20~24歳の一般社員 429.5万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

一般社員と部長の年収は約850万円差

上の見出しの表にある「予測シミュレーション」から算出されたデータに基づくと、部長と課長の間、そして課長と係長の間には、それぞれ250~300万円ほどの差があることが見て取れます。とくに、部長と一般社員の差は約850万円ほどです。

この表を見て、「お金を稼ぐためにはより上の地位に就けばよいのか」と考える方もいるでしょうが、そのような安易な思考だけでは不十分です。これについては、「役職に付随する仕事の責任の重さ」や「見るべき業務の範囲の広さの違い」などが理由として挙げられるでしょう。

より上の肩書を得るということは、自分だけでなく「チームの成果」や「より良いチームの雰囲気づくり」など、抱え込まなければならない悩みの種が増えるということも意味しているのです。

日本政策金融公庫の大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 20.53万円
修士了 20.53万円

※リクナビ2018より参照しています。

公開情報では、大卒も院卒も同じく205,300円が初任給となっています。しかし、これは勤務地によって大きく上下するようで、下限は187,300円です。勤務地の初任給が下限のものだと、平均的な初任給より少し水準が下がるといえるでしょう。

日本政策金融公庫の採用の傾向

これまで書いてきた情報を踏まえて、実際に日本政策金融公庫への就職を検討しているのであれば、次に気になるのが実際の採用傾向なのではないでしょうか。どういった大学を卒業した人物が就職しているのか、女性と男性の比率はどうなっているのかを気にする就活生は多いと思われます。特に女性であれば、昇進についてや福利厚生などの面も踏まえると、どれだけの女性採用者がすでにいるのか、知りたいと思う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、そんな日本政策金融公庫の内定者・採用者の傾向についてまとめてみました。これらの情報はあくまでも傾向ではありますが、日本政策金融公庫への就職活動をおこなう際の参考にするといいでしょう。

日本政策金融公庫の採用大学の傾向

日本政策金融公庫に採用された就活生の出身大学について、企業公式採用サイトでは具体的な大学・大学院名は公表されていませんでした。その他就職支援サイトにおける採用実績校の表記も同様で、採用実績校は全国の国公私立大学・大学院という表記に留まっています。とはいえ、政府管轄の金融機関であるので、一定以上の知能や常識を持っていることが、就職の際には求められることになるでしょう。

採用学部・学科についても特定の学部・学科名の表記はありませんでした。募集している総合職、地域総合職の全てにおいて、採用学部・学科は文系・理系問わず全学部・学科となっており、恐らくは職種での文系・理系学科の偏りなどもないと思われます。

女性採用を積極的に行う日本政策金融公庫

日本政策金融公庫では、近年の採用傾向として女性採用を積極的におこなっています。また採用だけではなく、女性活躍推進やワークライフ・マネジメントの実践などをおこない、様々な形で女性の就労をサポートする体制を整えています。産前産後休暇など、出産後も働くことができる支援制度も整えられており、育児と仕事の両立を図っている女性社員も多くいるようです。

また女性を管理職へ積極的に登用するなど、幹部育成の点でも女性社員の積極的な活動を支援しています。日本政策金融公庫ではこういった取り組みや実際の女性社員の声について、企業公式サイトで特設ページを設けて紹介しています。女性の就活生で日本政策金融公庫に採用を目指しているのであれば、一度目を通しておくといいでしょう。

日本政策金融公庫の魅力

自分の進路を決めるための就職活動なのですから、安直に入社するところを決めてしまうと、のちのちギャップで苦しむことにもなりかねません。それを未然に防ぐためには、企業の雰囲気や特性などをきちんと見定めておく必要があります。そこでここでは、日本政策金融公庫の魅力を2点にまとめてご紹介いたします。この企業に興味のある方は以下の情報を参考にしたうえで、本当に選考に進むべきなのかを吟味するようにしてください。

責務は重いがその分やりがいがある

日本政策金融公庫の魅力の1つとしては、「やりがいの大きさ」ということが挙げられるでしょう。果たさなくてはならない責務は重いですが、それをやり切ったときの達成感というのはひとしおです。

こう言える理由の1つとしては、「職員数の少なさ」が挙げられるでしょう。日本政策金融公庫で働いている職員数は7,364人(平成29年度予算定員)と、事業の割に多くはありません。そのため、職員一人ひとりに課せられる仕事の量は自然と多くなってしまいます。

仕事が多いが故の悩みというのは出てくるかもしれませんが、悩みに悩みぬいて仕事をしなければならない分、達成したときに感じられるやりがいの大きさというのは、ほかの銀行業界に属している企業とは比べ物にならないものになるのではないでしょうか。

公的機関なので安定を得られる

日本政策金融公庫、正式には「株式会社日本政策金融公庫」は「株式会社日本政策金融公庫法」に基づいて2008年10月1日付で設立された財務省所管の特殊会社です。そのため、「株式会社」という冠が付いていますが、政府の政策金融機関としての役割を果たしています。

そのような背景のもとで立ち上がっている企業であることから、他の金融機関とは違って、急なリストラを受けるという可能性はほとんどないと言ってもよいでしょう。賃金はもちろんのこと、ある程度は安定した企業に努めたいというのであれば、それにうってつけの企業であると言えます。

銀行業界における年収の傾向と生涯賃金

銀行業界とは

銀行業界というのは、普段我々が利用している銀行のことで、顧客から頂いたお金を個人や会社に貸す際にかかる手数料を利益としている会社のことです。日本政策金融公庫というのは完全政府管轄の銀行ですので、普通の銀行の業務の他にも、国際為替などを扱います。そんな会社を含む「銀行業界」の平均年収は、一体どのくらいなのでしょうか。

銀行業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 日本政策金融公庫 メガバンク
20~24歳 429.5万円 399.7万円
25~29歳 661.9万円 527.0万円
30~34歳 800.0万円 648.7万円
35~39歳 888.6万円 736.4万円
40~44歳 936.5万円 787.0万円
45~49歳 1,056.0万円 889.4万円
50~54歳 1,089.1万円 893.6万円
55~59歳 985.3万円 808.5万円
60~64歳 649.1万円 591.6万円
生涯賃金 3.75億円 3.14億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

参考として、メガバンク業界の平均年収と比較していきます。日本政策金融公庫の平均年収は、各年代ともメガバンクより上回っています。生涯賃金もメガバンクより約5,000万円以上の差をつけていますので、その点からも非常に優良な企業といえるでしょう。

まとめ

完全政府管轄の銀行、日本政策金融公庫の平均年収についてみてきました。メガバンク業界の平均年収と比較しても、各年代すべてで日本政策金融公庫のほうが上回っていますし、生涯賃金について同様です。政策にも対応する銀行ですから、これからの時代の波や、災害・テロなどへの対策に向けておこなう金融サービスに、非常に注目が集まるでしょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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