企業研究

日本光電工業の平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

日本光電工業における最近の平均年収推移

日本光電工業は「一人の医者が救える命には限りがある、しかし、医療機器ならそれを広めることで限りない人々の命を救える」という創業当初の思いを今も胸に、数々の高品質な医療機器を世界中に届けています。中でもAEDや生体情報モニターなどが有名で、国内のシェアではトップを走っています。

ここではそんな日本光電工業における平均年収の分析を主におこなっていきます。

日本光電工業とは

正式名称:日本光電工業株式会社
所在地:東京都新宿区西落合1-31-4
従業員数:2,079人
平均年齢:41.4歳
平均勤続年数:15年
日本光電
※有価証券報告書を参照

日本光電工業はAEDや生体情報モニター、脳波計などをはじめとした医療機器を製造しています。社員数2,079名からわかるように、かなり大きい規模の会社であることがわかります。平均年齢・平均勤続年数は、上場企業平均(40.44歳・14.7年)とほとんど変わらない水準です。

近年の平均年収推移

日本光電工業の近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 867.0万円
平成27年 870.0万円
平成26年 871.0万円
平成25年 857.0万円
平成24年 853.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

上記は、過去5年の日本光電工業における平均年収の推移です。平成24年から平成26年にかけて3年連続で増加を続け、その後2年はわずかながら連続で減少しています。減少していると言っても2年でわずか4万円程度で、安定しているといえるでしょう。

日本光電工業が2020年までに目指す3つのビジョン

日本光電工業への就職を目指すのであれば、日本光電工業が2020年までに目指す3つのビジョンを理解しておくことが大切です。日本光電工業では将来的な企業成長のビジョンを設定していますので、目標達成意欲の高い人材を求めています。

面接でも「学生時代に目標に対して達成へのこだわりを持って取り組んだ経験」が重視されますし、目標達成に向けての意識を高めることが大切です。3つのビジョンを知り、どのようにアピールをすればいいかを考えていきましょう。

�@世界初の革新的技術の確立

2020年までに目指すビジョンの一つとしては、世界初の革新的技術の確立が挙げられます。日本光電グループは60年にわたりさまざまな技術を培ってきましたが、それらを土台としてさらなる成長、進化が目指されています。

これまでに培ったノウハウを活かし、生活習慣病や認知症などの予防や早期診断、治療などに対応した技術の確立が大きな目的の一つです。今後日本は高齢化がさらに進みますし、医療の発展は欠かすことができません。

革新的な技術の開発により、健康長寿の社会づくりを目指しています。また新たなパラメータ測定、モニタリング技術の開発も目指されており、「医療の安全と安心」の実現に向けて日夜技術開発が進められています。

�A世界最高品質の確立

世界最高品質の確立も2020年までに目指すビジョンの一つです。ただ技術力を高め、革新的な技術を開発するだけでは顧客を満足させることはできませんし、社会への貢献もできません。高い技術力に加えて高品質であることが重要であり、品質を高めることは何よりの課題として考えられています。

医療の安全と安心を実現するためには高品質の製品の開発は必須ですし、品質の高い製品を開発することで顧客の満足度を高めることもできます。ビジネスは顧客との関わりの中で成立するものですし、顧客を満足させることが自社の製品を世界に広げるための最善の方法です。世界最高品質を目指すことにより顧客の満足度を高め、より良い社会への実現が考えられています。

�BグローバルシェアNo.1の獲得

日本光電工業は国内だけではなく、国外でも活躍しているグローバル企業であり、グローバルシェアNo.1の獲得もビジョンの一つとして掲げられています。日本は高齢化が深刻化していますが、高齢化が進んでいるのは日本だけではありません。その他先進国の高齢化も進んでいますし、新興国の医療整備なども不十分であることが多いです。

国内だけではなく海外でも幅広く市場がありますし、海外市場へ事業を展開していくことで企業をさらに成長させることができます。海外事業を展開するために、各地域に合わせた事業戦略が練られていますし、実行に移すために製品の開発、生産、販売、アフターサービスなどの流れも構築されています。事業体制を整え、さらなる事業の拡大を目指している企業です。

▼参考

//www.nihonkohden.co.jp/recruit/newgraduate/about/vision/

//www.nihonkohden.co.jp/recruit/newgraduate/recruit/message/

日本光電工業における年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 522.0万円 32.6万円 130.8万円
25~29歳 707.8万円 44.2万円 177.4万円
30~34歳 816.8万円 51.0万円 204.7万円
35~39歳 892.6万円 55.7万円 223.7万円
40~44歳 963.7万円 60.2万円 241.6万円
45~49歳 1,044.0万円 65.2万円 261.7万円
50~54歳 1,094.3万円 68.3万円 274.3万円
55~59歳 1,053.8万円 65.8万円 264.2万円
60~64歳 705.3万円 44.0万円 176.8万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

日本光電工業の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 32.6万円 130.8万円 522.0万円
23歳 34.9万円 140.2万円 559.1万円
24歳 37.2万円 149.5万円 596.3万円
25歳 39.6万円 158.8万円 633.5万円
26歳 41.9万円 168.1万円 670.6万円
27歳 44.2万円 177.4万円 707.8万円
28歳 45.6万円 182.9万円 729.6万円
29歳 46.9万円 188.3万円 751.4万円
30歳 48.3万円 193.8万円 773.2万円
31歳 49.6万円 199.3万円 795.0万円
32歳 51.0万円 204.7万円 816.8万円
33歳 52.0万円 208.5万円 832.0万円
34歳 52.9万円 212.3万円 847.1万円
35歳 53.8万円 216.1万円 862.3万円
36歳 54.8万円 219.9万円 877.4万円
37歳 55.7万円 223.7万円 892.6万円
38歳 56.6万円 227.3万円 906.8万円
39歳 57.5万円 230.9万円 921.0万円
40歳 58.4万円 234.4万円 935.2万円
41歳 59.3万円 238.0万円 949.5万円
42歳 60.2万円 241.6万円 963.7万円
43歳 61.2万円 245.6万円 979.7万円
44歳 62.2万円 249.6万円 995.8万円
45歳 63.2万円 253.6万円 1,011.8万円
46歳 64.2万円 257.7万円 1,027.9万円
47歳 65.2万円 261.7万円 1,044.0万円
48歳 65.8万円 264.2万円 1,054.0万円
49歳 66.4万円 266.7万円 1,064.1万円
50歳 67.1万円 269.2万円 1,074.1万円
51歳 67.7万円 271.8万円 1,084.2万円
52歳 68.3万円 274.3万円 1,094.3万円
53歳 67.8万円 272.3万円 1,086.2万円
54歳 67.3万円 270.2万円 1,078.1万円
55歳 66.8万円 268.2万円 1,070.0万円
56歳 66.3万円 266.2万円 1,061.9万円
57歳 65.8万円 264.2万円 1,053.8万円
58歳 61.5万円 246.7万円 984.1万円
59歳 57.1万円 229.2万円 914.4万円
60歳 52.8万円 211.7万円 844.7万円
61歳 48.4万円 194.3万円 775.0万円
62歳 44.0万円 176.8万円 705.3万円
63歳 35.2万円 141.4万円 564.3万円
64歳 26.4万円 106.1万円 423.2万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

日本光電工業の役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,553.8万円
課長 1,215.3万円
係長 925.5万円
20~24歳の一般社員 522.0万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

役職ごとの年収差は約300万円

日本光電工業では役職によって平均収入が大きく変わり、役職ごとの年収差は約300万円もあります。20〜24歳の一般社員でも平均年収は522.0万円と高いですが、係長になれば平均年収は925.5万円まで上がります。また課長になれば1,215.3万円、部長になれば1,553.8万円ですし、昇進すればかなり高い年収を獲得することが可能です。

一般社員であっても他の企業と比べれば平均年収は高い傾向にありますが、さらに高年収を獲得するには役職に就いているに越したことはありません。役職に就くことは大変ですし、一筋縄ではいかないことも多いですが、昇進できれば給料は一気に跳ね上がります。昇進すれば仕事も大変にはなりますが、給料に大きく反映されますので、昇進を目指して努力しましょう。

日本光電工業の大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 21万円
修士了 23.35万円
博士了 25.75万円

※リクナビ2018より参照しています。

上記は日本光電工業における初任給の表になります。技術・研究職を応募していることもあって、博士卒の場合は優遇されることがわかります。また、受け取れる手当として、皆勤・残業・住宅・家族・役職・通勤費等があります。完全週休2日制で、有給休暇も初年度から16日もらえるなど、私生活を犠牲にしないといけないということはないようです。

電機・家電大手業界における年収の傾向と生涯賃金

電機・家電大手業界とは

電機・家電大手業界には多くの職種があり、重電業界・家電業界・OA機器業界・半導体業界・時計業界などが代表的なものになります。家電業界は名前の通り、家庭で使われる冷蔵庫や洗濯機などの家電製品の製造・販売をおこなっています。

半導体業界ではコンピューターなどに用いられる電子部品を、重電業界では発電所等で使われる大型の設備を、OA機器業界ではオフィスで使われるコピー機・ファクシミリなどを、時計業界では腕時計・その他の時計等をそれぞれ取り扱っています。

電機・家電大手業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 日本光電工業 電機・家電大手業界
20~24歳 522.0万円 451.1万円
25~29歳 707.8万円 563.3万円
30~34歳 816.8万円 645.8万円
35~39歳 892.6万円 692.5万円
40~44歳 963.7万円 755.5万円
45~49歳 1,044.0万円 809.7万円
50~54歳 1,094.3万円 860.2万円
55~59歳 1,053.8万円 835.2万円
60~64歳 705.3万円 578.6万円
生涯賃金 3.90億円 3.10億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

上記は日本光電工業における平均年収と、電機・家電大手業界全体での平均年収を比較したシミュレーション結果になります。すべての年代で、日本光電工業が業界平均を上回るとの結果が出ています。25歳から定年まで100万円以上も上回るとの予想で、35~59歳では200万円以上の差がつきます。

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まとめ

日本光電工業における平均年収の分析を行ってきました。AED・生体情報モニター・脳波計など数々のトップシェア商品を世に出している会社ですから、上のシミュレーション結果のように、業界平均を大きく上回る収入があるのも納得です。

また、「最高の医療機器を作る代わりに、医療機器業界では一番高い給料を払おう」と創業者と社員が交わした約束があり、それを未だ守ろうとしていることからも、高い年収というのはこの会社の特徴のひとつでもあります。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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