国際協力銀行における最近の平均年収推移
国際協力銀行は、日本政府が100%株を保有している政策金融機関です。主に、海外事業に関わる国内外の企業や金融機関に対し、投資などの金銭的サポートをおこなっています。日本の産業の発展や資源調達の推進に大きく関わっている国際協力銀行ですが、ここでは気になる平均年収や生涯賃金について、調査していきます。
国際協力銀行とは
正式名称:株式会社 国際協力銀行
所在地:東京都千代田区大手町1丁目4番1号
従業員数:672人
平均年齢:38.68歳
平均勤続年数:13.01年
※//www.jbic.go.jp/ja
※有価証券報告書を参照
国際協力銀行は、2012年4月に発足し、それまでは株式会社日本政策金融公庫として業務をおこなってきました。企業理念は「国際ビジネスの最前線で、日本そして世界の未来を展きます。」であり、資本金は1兆6,830億円の政策金融機関です。
国際協力銀行の平均年齢および平均勤続年数は、上場企業全体の平均よりいずれも低くなっています。しかしながら、日本政府が全株式を保有している公的な企業であるため、一概には比べることはできません。
近年の平均年収推移
国際協力銀行の近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 839.0万円 |
平成27年 | 826.0万円 |
平成26年 | 811.0万円 |
平成25年 | 733.0万円 |
平成24年 | 742.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
国際協力銀行の過去5年間における平均年収は、最低733万円~最高839万円です。平均年収の推移として、平成24年から平成25年にかけて9万円ほど減少していますが、その後平成26年には78万円ほど増加しており、以降は安定した増加傾向にあります。
国際協力銀行における年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 494.6万円 | 29.8万円 | 137.0万円 |
25~29歳 | 662.9万円 | 39.9万円 | 183.6万円 |
30~34歳 | 780.7万円 | 47.0万円 | 216.2万円 |
35~39歳 | 869.4万円 | 52.4万円 | 240.8万円 |
40~44歳 | 930.8万円 | 56.1万円 | 257.8万円 |
45~49歳 | 1,034.2万円 | 62.3万円 | 286.4万円 |
50~54歳 | 1,047.8万円 | 63.1万円 | 290.2万円 |
55~59歳 | 1,005.5万円 | 60.6万円 | 278.5万円 |
60~64歳 | 725.1万円 | 43.7万円 | 200.8万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
国際協力銀行の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 29.8万円 | 137.0万円 | 494.6万円 |
23歳 | 31.8万円 | 146.3万円 | 528.2万円 |
24歳 | 33.9万円 | 155.6万円 | 561.9万円 |
25歳 | 35.9万円 | 165.0万円 | 595.6万円 |
26歳 | 37.9万円 | 174.3万円 | 629.2万円 |
27歳 | 39.9万円 | 183.6万円 | 662.9万円 |
28歳 | 41.4万円 | 190.1万円 | 686.5万円 |
29歳 | 42.8万円 | 196.7万円 | 710.0万円 |
30歳 | 44.2万円 | 203.2万円 | 733.6万円 |
31歳 | 45.6万円 | 209.7万円 | 757.1万円 |
32歳 | 47.0万円 | 216.2万円 | 780.7万円 |
33歳 | 48.1万円 | 221.1万円 | 798.4万円 |
34歳 | 49.2万円 | 226.0万円 | 816.2万円 |
35歳 | 50.2万円 | 231.0万円 | 833.9万円 |
36歳 | 51.3万円 | 235.9万円 | 851.6万円 |
37歳 | 52.4万円 | 240.8万円 | 869.4万円 |
38歳 | 53.1万円 | 244.2万円 | 881.6万円 |
39歳 | 53.9万円 | 247.6万円 | 893.9万円 |
40歳 | 54.6万円 | 251.0万円 | 906.2万円 |
41歳 | 55.3万円 | 254.4万円 | 918.5万円 |
42歳 | 56.1万円 | 257.8万円 | 930.8万円 |
43歳 | 57.3万円 | 263.5万円 | 951.5万円 |
44歳 | 58.6万円 | 269.3万円 | 972.2万円 |
45歳 | 59.8万円 | 275.0万円 | 992.9万円 |
46歳 | 61.1万円 | 280.7万円 | 1,013.5万円 |
47歳 | 62.3万円 | 286.4万円 | 1,034.2万円 |
48歳 | 62.5万円 | 287.2万円 | 1,036.9万円 |
49歳 | 62.6万円 | 288.0万円 | 1,039.7万円 |
50歳 | 62.8万円 | 288.7万円 | 1,042.4万円 |
51歳 | 63.0万円 | 289.5万円 | 1,045.1万円 |
52歳 | 63.1万円 | 290.2万円 | 1,047.8万円 |
53歳 | 62.6万円 | 287.9万円 | 1,039.4万円 |
54歳 | 62.1万円 | 285.5万円 | 1,030.9万円 |
55歳 | 61.6万円 | 283.2万円 | 1,022.4万円 |
56歳 | 61.1万円 | 280.8万円 | 1,014.0万円 |
57歳 | 60.6万円 | 278.5万円 | 1,005.5万円 |
58歳 | 57.2万円 | 263.0万円 | 949.4万円 |
59歳 | 53.8万円 | 247.4万円 | 893.4万円 |
60歳 | 50.4万円 | 231.9万円 | 837.3万円 |
61歳 | 47.1万円 | 216.4万円 | 781.2万円 |
62歳 | 43.7万円 | 200.8万円 | 725.1万円 |
63歳 | 35.0万円 | 160.7万円 | 580.1万円 |
64歳 | 26.2万円 | 120.5万円 | 435.1万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
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国際協力銀行の役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,472.2万円 |
課長 | 1,151.5万円 |
係長 | 876.9万円 |
20~24歳の一般社員 | 494.6万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
国際協力銀行の大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 20.5万円 |
大学院卒 | 20.5万円 |
※企業HPより参照しています。
国際協力銀行の初任給は、大卒・院卒で差はありません。表の初任給は総合職のものですが、業務職という原則として転勤のない職種も設けられており、その初任給は19.5万円となっています。総合職は、東京・大阪・海外の駐在員事務所や世界銀行・OECD等国際機関への派遣機会があるようです。
銀行業界における年収の傾向と生涯賃金
銀行業界とは
銀行は、個人や企業などから預かった金銭を別の個人や企業などに貸出し、その金利の差を収益としています。日本の銀行業界は、3つのメガバンクが大きなシェアを持っており、都市銀行、地方銀行、ネット銀行などに大別できます。
また、日本の銀行業界は比較的堅調な業績推移をみせていますが、マイナス金利政策や海外事業における不振などにより、収益率の低下が問題視されています。
銀行業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | 国際協力銀行 | メガバンク業界 |
20~24歳 | 494.6万円 | 399.7万円 |
25~29歳 | 662.9万円 | 527.0万円 |
30~34歳 | 780.7万円 | 648.7万円 |
35~39歳 | 869.4万円 | 736.4万円 |
40~44歳 | 930.8万円 | 787.0万円 |
45~49歳 | 1,034.2万円 | 889.4万円 |
50~54歳 | 1,047.8万円 | 893.6万円 |
55~59歳 | 1,005.5万円 | 808.5万円 |
60~64歳 | 725.1万円 | 591.6万円 |
生涯賃金 | 3.78億円 | 3.14億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
ここでは参考として、国際協力銀行の平均年収を、メガバンク全体の平均年収と比較しています。国際協力銀行の平均年収は、メガバンク全体の平均と比べて、いずれの年代でも高い予測となっています。シミュレーションでは、20代前半で約95万円、30代前半で約132万円、40代前半で約144万円も上回っています。
生涯賃金においても、メガバンク全体の平均と比べて6,400万円ほど高額となっており、全体を通して高い平均年収となる予測です。
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まとめ
ここまで、国際協力銀行の企業情報や平均年収について調査してきました。国際協力銀行の平均年収は、銀行業界の中でも比較的高額なメガバンクの平均年収を、さらに上回る予測結果となりました。日本の国際事業を支える大きな役目を担っている銀行であることから、平均年収も高くなっているのでしょう。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。