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【インターンの履歴書の書き方】気を付けるべきポイントを解説

インターンの履歴書も気を抜けない

大学3年生になって、就活を意識したときに気になるのがインターンです。実際に企業で業務を体験できたり、グループワークを通して企業や業界を研究できたりするインターンは、就活の初めに体験しておきたいものです。では、インターンにはどうやって参加すればよいのでしょうか。

1~2日の短期間のインターンや倍率が低い企業のインターンは選考がない場合もありますが、特に大企業ではインターンでも採用と同様の選考が課されることが多いです。そのため、人気企業のインターンに参加したいのであれば、厳しい選考を通過できる履歴書を書かなければなりません。

インターンの参加を考えているなら絶対に押さえておきたい、履歴書の書き方を確認していきましょう。

履歴書の一般的な書き方

インターン時に提出する履歴書で高評価を獲得するには、まずは履歴書の一般的な書き方を覚えておく必要があります。インターンと就活では、履歴書作成時の細かいポイントは異なりますが、基本的な書き方については共通しています。

つまり、基本的な書き方をマスターしておくと、その後の就活でも役立てやすくなり、選考も有利に進められるでしょう。履歴書の一般的な書き方は、社会人として必要な常識でもあるため、頭に入れておくことが大切です。

日付

履歴書には日付を記載する欄があり、これは書いた日ではなく、応募した日付を記載することが一般的です。例えば4月1日に郵送する場合は、ポストに投函する日付を履歴書に書きましょう。作成した日付を書いても間違いではありませんが、細かい点までチェックする企業では、細部まで正しくできていないとマイナス評価になってしまうこともあります。

このとき西暦や和暦はどちらを使用してもよく、履歴書全体で表記が統一しているなら問題はありません。日付の欄を西暦で書いたなら、生年月日や資格の取得年などは、すべて西暦で、和暦で書いたなら他の部分も和暦に統一するようにしましょう。統一さえできているなら、どちらでも問題はないため、普段使い慣れているほうを選ぶのがおすすめです。

証明写真

履歴書には顔がはっきりとわかる証明写真を貼る必要があります。採用担当者によっては履歴書に貼られている写真で学生の第一印象を判断することもあるため、求められたサイズの適切な写真を使うことを心がけましょう。

証明写真は古いものは使わず、3ヶ月以内に撮影した胸から上が写ったものを使います。背景は青や白、グレーなど落ち着いた色を選び、軽く口角を上げて明るい表情で撮るとよいでしょう。

フレッシュさと清潔感を出すために服装はリクルートスーツを着用し、髪がはねていたり、姿勢が悪くなっていたりしないように注意してください。履歴書は書き間違える可能性があるため、写真は最後に張り付けるようにし、裏面には学校名と氏名を書いておくとはがれてしまったときも安心です。

基本情報

履歴書には基本情報として、氏名や住所、連絡先などを記入します。氏名の欄にはふりがな欄が設けられているため、これも忘れずに記入しましょう。「ふりがな」とひらがな表記ならふりがなをひらがなで記入し、「フリガナ」となっている場合はカタカナで書くのが基本です。

住所は現住所を記載し、企業からの郵送物があってもスムーズに受け取りができる場所を描いておきましょう。大学進学で下宿していて、かつ住民票を移していない場合も、現住所は現在暮らしている自宅を記載するのが一般的です。実家の住所を買いてしまうと、郵送物などがあった際にスムーズに受け取りができないため注意が必要です。

郵送物などが現住所以外に届いたほうがいい場合は、連絡先欄に記入しましょう。電話は日中に連絡が取りやすい番号がよいため、できるだけ個人の携帯番号を書くとよいでしょう。

学歴

学歴の書き方に迷う学生も多いです。インターンに応募することが決まったら、正しい学歴の書き方を確認しておきましょう。学歴を書くときは、一行目の中央に「学歴」と書きます。そして、二行目から学歴を順番に書き出していきましょう。どこまでさかのぼって書けばいいのか迷うかもしれませんが、指定がない場合は中学校卒業からで大丈夫です。

学歴をすべて書き終わったら、次の行の中央に「職歴」と記入しましょう。これまで一定期間定職に就いたことがなければ、職歴の欄には「なし」と記入してください。その下に右詰めで「以上」と書けば、学歴と職歴の欄は完成です。

なお、履歴書に学歴や職歴を書く場合は学校名や企業名は略さずに正式名所を記入しましょう。例えば、「高校」ではなく、「高等学校」と書くのが正しいです。

資格や免許

取得している資格や免許がある場合は、履歴書に記載します。記載する際には正式名称で書くようにし、一般的に呼ばれているものでも略称は使わないようにしましょう。例えば運転免許は、「普通自動車運転免許」となり、漢検や英検などは「日本漢字能力検定」、「実用英語能力検定」となります。

また、資格や免許が多くて書ききれない場合は、志望先に合わせて取捨選択して記入するのがおすすめです。書ききれない場合は別紙に記載しても構いませんが、志望先とまったく関連性のないものは、書いても評価されないことが多いです。また、資格は取得年月日順に記載するのが一般的です。

インターンの選考で出す履歴書の書き方ポイント

数多くある履歴書の項目の中でも選考に大きく関わるのが志望動機です。インターンの履歴書は基本的に採用選考のための履歴書と同じですが、企業に入社したいという思いではなくインターンに参加したいという意思を伝えなければなりません。

そのためには、どうしてインターンに参加したいのか、自分の考えを整理しておきましょう。自己分析と企業研究を進め、自分だけの志望動機を作っていくことがインターンの履歴書を書くポイントです。

志望動機ではなぜ参加したいのかを明確に書く

インターンの志望動機を書くときに最も大切なのが、「なぜ参加したいのか」を明確に書くことです。企業は優秀な学生に自社を知ってもらい、将来の人材確保につなげたいという思いでインターンを実施しています。そのため、インターンに参加したければ、企業に興味を持ってもらえる志望動機を書くことが重要です。それでは、どうやって志望動機を書けば採用担当者に興味を持ってもらえるのでしょうか。

志望動機を書くときは業界や仕事に興味をもった理由と、志望している企業だからこその理由を書くことがポイントです。仕事や企業に関心をもった理由として、ゼミでの研究内容やサークルやアルバイトなど課外活動の経験などを絡めると、自分らしい志望動機が完成します。

身に付けたいスキルなどを書いてアピールするのもアリ

インターンの志望動機では経験を通して身に付けたいスキルをアピールするのもよいでしょう。ただ「インターンに参加したい」と伝えるよりも、「インターンを通して○○を身に付け、将来の仕事に役立てたい」と書く方が強い意志を表示できます。また、企業によっては入社後すぐの学生に社会人として働ける即戦力を求めることもあります。

この場合、企業はインターンを通して学生に仕事で使えるスキルを身に付けてほしいと考えているため、経験を成長につなげたいとアピールすると採用されやすいです。インターンの志望先に就職したいと考えているなら、身に付けたスキルを入社後どうやって役立てたいのか明確に書くことで、志望動機をアピールできるでしょう。

インターンの時期までに、自己分析を終わらせておこう

就活には自己分析が必須。遅くても、インターンの時期までに終わらせる必要があります。ただ、やり方がわからず、上手く進められない方も多いはず。

そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。

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インターン選考の志望動機・自己PR例文

インターンの選考に通過するためには履歴書に人事担当者にとって魅力的な志望動機や自己PRを書かなければなりません。志望動機や自己PRに一貫性がなかったり、何を伝えたいのかわからなかったりすると人気企業のインターンに参加するのは難しいでしょう。

志望動機を考える時は自分が思っていることや企業の情報をメモなどに書き出し、一つずつわかりやすく伝えていくとよいでしょう。ここでは、インターンの志望動機と自己PRの例文を紹介します。

志望動機例文

私は将来、お客様に感動してもらえる旅を提供したいという夢を持っています。貴社に興味をもったのは貴社の添乗員さんに同行していただいた高校の修学旅行へ行ったときでした。わからないことやおすすめの観光地を尋ねると丁寧に教えてもらえたので、初めての土地でも安心しながら旅行を満喫できました。そのときから旅行業で働くことが夢になり、大学では観光学を学んでいます。しかし、実際に旅行業で働いたことがないため、どうしたらお客様に感動してもらえる旅を提供できるのか、どのような点が大変なのかわかりません。
そこで、貴社の実務を体験でき、社員の方の話を伺えるインターンシップに興味を持ち、応募いたしました。

この志望動機では旅行業と企業に興味をもった体験について具体的に説明されています。具体的な体験を書くと、その企業でなければならないことがアピールできるので、採用につながりやすいです。また、この志望動機にはインターンで学びたいことも記入されています。

ただ漠然とインターンに参加したいと伝えるのではなく、経験を通してお客様に感動してもらえる旅の提案方法を学びたいと書くことによって、意欲も伝わってきます。大学で観光学を学んでいると書くことで企業側に旅行業で生かせる知識を持っていると伝えられている点も良いでしょう。面接まで選考が進んだら、学んでいる内容や知りたいことをさらに詳しく伝えると選考通過に近づけます。

自己PR例文

私の長所は粘り強いことです。大学1年生のときから趣味としてマラソンをしています。楽しそうだからという理由で始めたのですが、運動が得意ではなかったので、最初は5km走ることも辛かったです。そこで、毎日3㎞走ることから練習を始め、徐々に距離を伸ばしながら1年間コツコツと走る練習を重ねました。その結果、大学2年生の時にはフルマラソンを完走でき、諦めずに頑張ることの大切さを学びました。
今では何事もあきらめずに頑張ることが得意です。貴社のインターンシップでは粘り強さを生かし、最終日により良いプレゼンができるようにグループワークを頑張りたいです。

自己PRとは自分の長所や優れているところを企業にアピールすることです。履歴書に自己PRを書く場合はこの自己PRのように1文目で長所をアピールし、採用担当者に自分の優れた点を伝えるようにしましょう。また、自己PRは具体的なエピソードを交えて書くことも大切です。この例文ではフルマラソンの練習のエピソードを通して粘り強いことがアピールされており、具体的な数字を示すことによって説得力も増しています。

体験を通して学んだことを書くことも大切です。ただエピソードを並べるのではなく、何を得たかを伝えることで体験が有意義なものであったことが伝わってきます。さらに、最後に長所をどのようにインターンで活かしたいのか記入することによって、意欲も伝えられている点もよいでしょう。

その他の気を付けておきたいポイント

インターン時に提出する履歴書には、注意しておきたいポイントがいくつかあります。気をつけるべきポイントを把握しておくことで、よりスムーズに評価される履歴書が作成できるでしょう。

また、注意点を正しく理解できていないと、思わぬところで失敗し、評価を下げられてしまうことも少なくありません。高評価を獲得することはもちろん、細かい点で評価を下げないためにも、インターンの履歴書における注意点は頭に入れておきましょう。

履歴書の種類は会社の指定に従う

企業によっては、使用する履歴書の種類を指定することもあります。指定がある場合は、企業からの指示に従いしましょう。例えば、使用するメーカーやサイズなどが決まっている場合は、これに従っていないと応募要項を満たしていないとして大幅に評価を下げられてしまうことがあります。

場合によっては、履歴書を受け付けてもらえない可能性もあるため、企業からの指示は注意深くチェックしておかなければなりません。特に指定がない場合は、どの履歴書を使用しても構いませんが、基本的にはA4サイズのものがおすすめです。企業で扱う書類はA4サイズが多く、これに合わせておくことで、企業でも管理がしやすくなります。また、封筒に入れても折れ曲がりにくく、かつ読みやすいため、指定なしならA4サイズと考えましょう。

インターンシップの履歴書は手書きとパソコンのどちらでもOK

履歴書は、手書きとパソコンのどちらで作成しても構いません。自分にとって作成しやすいほうを選ぶとよいでしょう。作成様式によって評価が左右されることはなく、どちらでも内容が同じなら、評価も同じです。

もちろん、企業によっては手書きのみ、あるいはパソコン作成のみOKとしていることがあるため、この制限がある場合は従わなければなりません。企業が作成様式を指定する場合は、従っていないと応募すら受け付けてもらえないことがあるため、注意しましょう。

パソコンで作成する場合は、必要事項を正しく満たしているかチェックしておくことが大切です。基本情報や学歴、資格や免許、志望動機や自己PRなど、必要な項目が抜けていないかを確認してから、履歴書を作成しましょう。

提出する履歴書はクリアファイルに入れる

手書きの履歴書を企業に提出する場合は、履歴書をクリアファイルに入れてから封筒に入れるようにしましょう。履歴書だけを封筒に入れてしまうと、中で折れ曲がったり、破れたりする危険性があります。

きれいな状態で履歴書を届けられないと、読みづらくなって評価に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。また、履歴書自体の印象も悪くなってしまうため、読みやすさを維持するためにも、クリアファイルは必要です。

クリアファイルに入れておくことで、万が一飲み物をこぼしたり、雨に降られたりしても、履歴書を守ることができます。使用するクリアファイルは透明で柄などが入っていないものを選びましょう。色や柄が入っていると余計な印象を与えてしまい、これがマイナス評価につながることもあるため注意が必要です。

インターンの履歴書次第で参加の可否が分かれる

インターンは企業研究や自己分析を進めるためにとても役立つものです。参加するとあまり馴染みがなかった業界を身近に感じたり、実際に将来の姿を想像できたりするため、就活を意識しだしたら、まずはインターンに参加してみましょう。インターンは学生から人気なので、簡単には選考を通過できません。

志望動機や自己PRなどが魅力的でなかったり、正しい履歴書の書き方を知らなかったりすると書類選考を通過できずにインターンに参加できない可能性もあります。気になる企業のインターンに応募することが決まったら、書き方や書きたい内容を整理し、魅力的な履歴書を持参して選考に挑みましょう。履歴書の書き方を知っておくと、採用選考のときにも役立ちます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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