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【就活のテストセンター対策】特徴と受験する際の注意点

就活におけるテストセンターとは?

就活生のみなさんはテストセンターへの対策はいかがでしょうか。就活といえば面接やESというイメージが強いですが、水面下にはテストセンターをはじめとした、多くの学力試験があります。

いくら人物重視の時代とは言え、最低限の学力は確保しておきたいという希望が企業側にもあるわけです。実はこの学力試験は結構癖が強く、正しく対策をしなければ面接試験を受けることすらできずに終わってしまうことも多いのです。

本記事では、特にテストセンターについて特徴から、失敗しない勉強法と注意点までご紹介していきます。「内定どころか面接すらできなかった…」なんてことにならないよう、本記事を読み、効率よくテストセンターを突破して内定への第一歩を踏み出しましょう。

テストセンターの特徴

対策を練るためにはまず、相手を良く知ることです。テストセンターは、受験方式や出題内容など、大学受験とは大きく異なります。しっかりと形式的な特徴を押さえ、それに合わせた対策を考えていきましょう。

また、TOEICなどと同様にテストセンターにも期限があります。よって、「早めに受けて就活のときは勉強しないで済むようにしよう」などということはできません。就活時に他の作業と並行して勉強できるように、計画的な学習が重要です。

専用会場のパソコンを使用

一般的な流れはまず、受検者本人が自宅のパソコンなどから日程や会場などを選択して予約をするところから始まります。その後、性格検査を受検してから会場で約35分程度、基礎能力に関する試験を受けることになります。テストセンターは企業別に行うことはなく、テストセンターと呼ばれる専用の会場で専用のパソコンを用いて一斉に受ける形式です。パソコンで解答を決定していくため、慣れないことと短い時間制限への焦りから、無駄なミスが多くなりがちです。

最初に注意事項などをしっかり確認し、無駄なミスを犯さないことを心掛けましょう。事前にテストセンターをシュミレーションしてくれるサイトを探して練習するなど、多少なりとも慣らしておくと落ち着いて受験ができるはずです。

他の受験方式と出題内容が違う

現在、半分以上の企業でテストセンターの結果を採用していますが、中にはペーパーテスト、WEBテスティングといった受験方式での試験もあります。

しかし、この2つとテストセンターでは出題範囲がほとんど異なるため、自分が志望する企業の求人を良く調べてから対策を始めましょう。もしも、まだどこの企業を受けようか悩んでいるという場合は、テストセンターが最もメジャーですので、とりあえずテストセンターの対策をするのが無難です。

受験結果は他の企業に見せられる

上でも説明しましたが、テストセンターには期限があり、有効期間は1年です。有効期間が切れた場合は再度受験し、スコアを出す必要があります。しかし、その1年間は何度でも使用できるため、1つの受験結果を複数の企業に対して使いまわすことが可能です。企業はテストセンターを用いている場所が多いため、テストセンターを受けることで効率的に多くの企業を受けることができます。

ただし、当たり前ですが繰り返し受けることでスコアは上がる傾向にあります。テストセンターに受験料はかかりません。今の試験結果で企業に提出するのか、スコアが上がることを期待して再度受験してから提出するのかという判断は慎重にしてください。

テストセンターの受検までの流れ

スムーズにテストセンターを受検するためには、全体の流れを把握しておくことが大切です。テストセンター受検の大まかな流れは、予約してから受検という2つのステップですが、登録が必要だったり、受検までの間にやらなければならないことがあったりします。

受検までをスムーズに進められないと、最悪の場合は受検期限を過ぎ、その時点で選考のチャンスがなくなってしまいます。テストセンター受検で失敗しないためにも、全体の流れを詳細まで知っておきましょう。

メールに従って受検手続をおこなう

テストセンターはいつでも受けられるわけではなく、受検が必要になると企業から案内のメールが届きます。案内メールにテストセンターの登録のURLが貼り付けられているため、これにアクセスして登録をおこないます。

最初の登録の際にはテストセンターIDを発行します。テストセンターIDは次回以降結果を使い回す際に必要なため、覚えておかなければなりません。初めての受検の場合は、新規でテストセンターIDを発行します。

テストセンターIDと混同しやすいのが企業別のIDです。企業別のIDを使ってテストの予約をおこないます。最初の登録では企業別の受検IDと自分のメールアドレスを使います。登録完了後はメールで通知されるテストセンターIDを使ってログインしましょう。

受検日程と会場を予約する

テストセンターのページにログインした後は、受検日程や会場を自分で予約して決めます。企業が実施する適性検査のようにログイン後すぐに受検可能なわけではなく、予約制であることは覚えておきましょう。

同じ企業を受ける就活生はもちろん、他社でも同様にテストセンターを実施することは多いため、予約がいっぱいで希望日に受けられないこともあります。あまりに混み合っていると、スケジュールが合わず、受検期限を過ぎてしまい、選考のチャンスを逃す可能性もあるため注意が必要です。

テストセンターの予約が可能になったら、素早くページにアクセスしましょう。都合のよい会場を選んで早めに予約を入れ、期限切れを起こさないよう行動することが大切です。

性格検査と能力検査を受検する

テストセンターは性格検査と能力検査の2つで構成されていますが、会場で受検するのは能力検査のみです。性格検査は事前に受けておく必要があり、これが完了していないと本予約として確定しないため注意が必要です。

日程を登録し、申し込んだ段階では予約はまだ仮となっています。仮予約の状態では会場にいっても能力検査を受けることはできず、後日予約を取り直して受け直しとなります。性格検査の完了をもって仮予約が本予約に変わるため、当日までに時間に余裕を持って受検しておきましょう。

また、当然ですが性格検査を受けただけではテストセンターは完了していないため、能力検査も受けて両方の結果を企業に提出しなければなりません。それぞれ受ける場所やタイミングが違うことに注意して、間違いなく受検しましょう。

おすすめのテストセンター対策

それでは、テストセンターに対する具体的な勉強方法を紹介していきます。大学受験と異なり、就活時は面接練習やESなど、やることが盛りだくさんです。テストセンターばかりに時間を割くわけにはいきません。

テストセンターは見慣れないため、一見難しそうに見えますが、内容は専門的ではありません。しっかりと特徴に合わせた対策をしていけば、おのずとスコアは伸びていくでしょう。効率的な勉強をして、上手く時間を作り出しましょう。

1つの参考書を何周もする

勉強について共通して言えることは、「多くの参考書を少しずつかじる人は落ちる」ということです。テストセンターも、最後まで使いつぶせる一冊を精選しましょう。1冊を繰り返し勉強して、完璧だといえる程にすればテストセンターはクリアしたも同然です。

幸い、テストセンターは科目ごとに参考書を買う必要はないためSPI3であればSPI3に関する参考書を1冊選ぶだけで良いです。上記の2点に注意しながら、ネットでレビューなどを見たり、書店で眺めたりしてわかりやすいと思えるものを使うと良いでしょう。

時間を意識して解く

テストセンターは1問あたりの制限時間が決まっており、飛ばしてから戻ってくることはできません。得点は正解したときの制限時間の余りが多いほど高くなり、過ぎると強制的に不正解で次の問題に移ります。また、問題の難易度は受験者の正解数や制限時間の余り具合によって変動するのです。

したがって、普段パソコン以外で勉強するときも、1問あたりの制限時間を決めて時間配分を意識した勉強をすることが重要です。高スコアを目指す場合は、ほとんど時間との勝負となります。非言語の計算問題などは普段から丁寧に計算し、焦りなどからケアレスミスなどをしないことがポイントになります。

英語は隙間時間を利用して暗記する

時間を有効に使うためには、英語の勉強法がポイントになります。英語は1問が短く、隙間時間に数問解くこともできるでしょう。ご飯の前の数10分や、通学時間、授業の合間など、上手く時間を見つけて単語を覚えたり、問題を解いたりすることが重要です。また、英語の難易度は振れ幅が非常に大きいです。

中学校修了程度(英検3級レベル)から、ネイティブや帰国子女のような人にしかわからないような英検1級レベルの問題まであります。基本的に難しい問題はほとんど差がつかないので、いかに簡単な問題を確実に得点できるかが、高スコアのコツになります。

そのため、勉強の際は難しい単語や複雑な長文などに時間を使うのではなく、標準的な問題を繰り返し解くなどの工夫をしていきましょう。

テストセンターを受ける際の注意点

テストセンターは無料で気軽に受けることができる試験ですが、いくつか気を付ける点はあります。パソコンを使用するなど、慣れない試験方式だからこそ多くのトラブルが起きやすいです。試験の回数にも限りがありますので、1つ1つの試験を無駄にしないように、注意しましょう。

また、万が一のことを考えて、企業に提出する前に複数回テストセンターを受ける日程を確保するなど、余裕を持った受験計画を立てることも大切です。

忘れ物がないか確認する

写真付きの身分証明書は必須です。最悪の事態として受験票を紛失、忘れてしまった場合も身分証明書があれば受験はできますが、身分証明書がない場合は受験すらさせてもらえません。受験票は性格適性検査を終了した際に、画面に表示されます。必ず事前に各自で印刷してから、会場へ持参しましょう。

なお、メモするための筆記用具と用紙は会場で貸し出されたものしか使えません。持参したものは使用禁止ですので、注意してください。基本的には上記の2点ですが、受験の際はHPなどで再度チェックしましょう。

15分前には入室できるよう心がける

試験の際は15分前までに入室することを心掛けましょう。慣れない環境での受験ですので、余裕を持って入場し、建物内部の構造や様子を確認しておく必要があります。お手洗いの場所を予め確認しておくことも試験では重要です。また、本試験は時間との勝負になります。試験前にしっかりと心を落ち着ける時間を作り、ケアレスミス対策をしておきましょう。

また、試験直前の勉強内容が本番に役立つことは多いです。一番見ておきたいものを持参し、直前まで粘ることで点数を伸ばせるかもしれません。テストセンターは一度ではありませんので、会場までが異常に混雑することは少ないです。しかし、天候やイベントなど周囲の状況を見て、必要ならばさらなる余裕を持って会場へ向かうことをおすすめします。

注意事項を必ず確認する

注意事項は試験前日までに必ず確認をしておきましょう。中には操作に関することなど、重要な情報も含まれています。ペーパーテストのときは、もはや慣れすぎて注意事項など見ないという方もいるかもしれません。しかし、そういった方程、思わぬミスが起きるのです。また、SPI3のHPでは、テストセンターに関するよくある質問についてまとめてあります。

わからないことなどがあれば、こういったサイトで確認することも、当日のトラブル防止に役立ちます。最後に、注意事項では、多くの方は服装を気にしますが基本的にはラフな格好で大丈夫です。特に試験官などがいるわけではないので、落ち着ける格好で受験してください。

テストセンターの事前準備で他の就活生に差をつけよう

テストセンターは対策をせずに挑めば、見たことのない受験形式や短い制限時間など面食らうことも多くあるでしょう。しかし、しっかりと対策をすれば内容は比較的易しいものも多く含まれており、十分にボーダーラインを超えるスコアを取ることは可能です。テストセンターは企業の内定を勝ち取るための、脚掛けになります。

しかし、脚掛けといっても決して簡単なものではないのです。テストセンターを早く正しく準備をしていれば、いざ面接がスタートしたときにも余裕を持ってそちらへ注力できるでしょう。早くからのテストセンター対策でスタートダッシュをし、多くのライバルに差をつけてしまいましょう。良い就活のスタートを切り、就活を成功させていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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