職種研究

インストラクターの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

インストラクターとは

一般的にインストラクターというと、スポーツジムのインストラクターやヨガインストラクターをイメージする人が多いでしょう。しかし、インストラクターとは訓練や教育の担当・指導をする人を指します。そのため、食育のインストラクターや紅茶のインストラクターなどもいるのです。では、インストラクターとは一体どのような職種なのでしょうか。また、そのインストラクターの平均年収や賞与などは、どのようになっているのでしょうか。詳しい情報を調べてみました。

インストラクターの業務内容

インストラクターは、専門の分野を指導する講師としてとらえられます。そのため、分野は多岐に渡り、インストラクターと呼ばれる人は非常に多いのです。紅茶・コーヒーについて教えるインストラクター、森林インストラクター、アロマインストラクター(アロマセラピスト)、ヨガインストラクター、スキューバインストラクターなどの種類があります。

インストラクターは、その分野に興味関心を持ち、学びに来てくれる人のために教えるのが業務内容となります。企業に就職する場合もあれば、フリーランスとして活動している人もいます。

教室を持ったインストラクターは、受講者がその分野を学び身に付けられるように、ときには受講者ひとりひとりに合わせたプランを作成して、無理なく学べるようにしなくてはなりません。また、受講者に教えるだけでなく、インストラクターもより新しい情報を身に付けていけるよう、日々学ぶことが必要です。

インストラクターに求められる能力について

  • コミュニケーション能力
  • 説明力
  • 専門の知識

インストラクターに一番必要といえるのが、コミュニケーション能力です。インストラクターは基本的に接客業です。どんな人が受講しても対応できるコミュニケーション能力が必要でしょう。

2つ目に説明力です。せっかく受講してくれたのであれば、ひとつでも身に付けて帰ってもらいたいと考えるでしょう。しかし、受講者が3人いたとすれば、3人に同じように説明をして、全員が同じように理解してくれるとは限りません。ひとりひとりの能力や理解力に合わせた説明が必要となるのです。

最後が専門の知識です。受講者の満足度を高くするためにも、専門の知識が必要でしょう。そのためにも、技法やフレーバーなど新しい情報が出たときは、なるべく早めにキャッチして、自分で理解し受講者に最新のものを教えられるようにしていきましょう。

インストラクターの平均年収と他職種との比較

インストラクターの平均年収について

転職会議調べによれば、インストラクターの平均年収は313万円となっています。特にインストラクターの平均年収は、20代後半以降がそれ以前と比べて高くなる傾向があるようです。

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万円
  • 教師:380万円
  • 塾講師:344万円

インストラクターの平均年収は、日本の平均年収422万円と比較して、109万円高くなっています。また類似職の教師で380万円、塾講師344万円であることから考えても、インストラクターの平均年収はそれほど高くないことがうかがえます。

インストラクターのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

インストラクターのボーナスの有無については、企業によって異なります。大手の企業では年2回の賞与があるようです。しかし、小さな個人ジムやフリーランスとして働く人は、ボーナスが出ないケースも多くあります。

昇給について

インストラクターの昇給についても、企業によって異なります。勤続数で定期的な昇給のための制度を整備している企業も多いですが、企業の事情によっては昇給がほとんどない場合もあるので、一概にあるなしを断定できるわけではありません。

インストラクターの年齢別平均年収推移シミュレーション

インストラクターの年齢別の平均年収を5歳刻みで算出をしました。年齢別の月給と年収の推定値はどのようになっているでしょうか。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 204.8万円 14.1万円 36.2万円
25~29歳 266.8万円 18.3万円 47.1万円
30~34歳 307.4万円 21.1万円 54.3万円
35~39歳 336.9万円 23.1万円 59.5万円
40~44歳 363.0万円 24.9万円 64.1万円
45~49歳 383.8万円 26.3万円 67.8万円
50~54歳 399.8万円 27.4万円 70.6万円
55~59歳 394.0万円 27.0万円 69.6万円
60~64歳 295.4万円 20.3万円 52.2万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は307.4万円、うちボーナスは54.3万円になると予測されます。40~44歳では平均年収が363.0万円、うちボーナスは64.1万円になると予測されます。月給が30万円を超えることは少なく、ボーナスもずば抜けて高いということではないようです。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

インストラクターと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

年齢 インストラクターの平均年収 日本の平均年収
20~24歳 204.8万円 263.5万円
25~29歳 266.8万円 343.3万円
30~34歳 307.4万円 395.5万円
35~39歳 336.9万円 433.4万円
40~44歳 363.0万円 467.1万円
45~49歳 383.8万円 493.8万円
50~54歳 399.8万円 514.4万円
55~59歳 394.0万円 507.0万円
60~64歳 295.4万円 380.1万円

インストラクターの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較すると年齢を問わず低くなると予測されています。20代からはっきりと差が出ており、30~34歳の平均年収は307.4万円で、日本の平均と比較すると88.1万円ほど低くなると推測されます。40~44歳では363.0万円の予測です。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

インストラクターの生涯賃金シミュレーション

  インストラクターの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 1.48億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とインストラクターの生涯賃金を比較してみましょう。インストラクターの平均年収は313万円であることがわかりました。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が、上記の表です。

インストラクターと日本の平均的な生涯賃金をシュミレーションした場合、インストラクターの生涯賃金の方が若干低くなると予測されています。金額にして、4,200万円ほど、日本の平均より低くなると推測できます。

まとめ

多岐に渡る分野で、専門の知識を教えるのがインストラクターです。スポーツ関係から食、娯楽などいづれの分野にもインストラクターという職種があり、より専門的に学びたい人が受講者となります。

人に教える立場であるため、十二分なキャリアをもった人材が企業にも受講者にも求められます。フリーランスで活躍するインストラクターもいますが、先ずは企業に就職し、専門の知識や技術を身に付けることをおすすめします。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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