職種研究

ビルメンテナンスの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

ビルメンテナンスとは

ビルメンテナンスとは、主にビルの清掃作業を担当する職種です。オフィスビルが清潔であることは、ビジネスにおいて第一印象にもかかわることであるため、責任も大きく決して楽な仕事ではありません。高層ビルの窓ふきといったビルの外部を担当する仕事と、ビルの館内の清掃を担当する仕事と主に2種類に分かれますが、どちらも信頼を担っており、きちんとした仕事が求められているという点では同じであると言えます。

ビルメンテナンスの業務内容

ビルメンテナンスの仕事内容は、定められた時間にビル全体を清掃し見栄えを良くし、中で働いている社員や外部から来るお客様に、気持ち良く館内で過ごしてもらうためにするものです。単なる清掃作業だけでなく、働く人がどのようなところを不満に感じ改善してほしいと感じているかを敏感に察知し、実行していくことが求められます。

ビルメンテナンスに求められる能力について

  • 注意力
  • 集中力
  • 責任感

ビルメンテナンスの仕事には、わずかなゴミ等も見逃さない注意力が求められます。館内を綺麗な状態に保つためにも、わずかな汚れやゴミを察知して迅速に片づけることが求められます。

また、集中力も求められます。作業自体はそれほど難しい作業ではないものの、清掃は慣れてしまえば単調な作業になってしまうために、集中力を切らして注意力散漫にならないように気をつけて作業することが求められます。

最後に必要な能力は責任感です。提示までに館内の仕事を完了させなければならないために、やり遂げるという責任感を持って仕事に臨むことが求められるためです。

ビルメンテナンスの平均年収と他職種との比較

ビルメンテナンスの平均年収について

ビルメンテナンスの平均年収は、厚労省の賃金構造基本統計調査によると、246万円です。正社員かアルバイト、またその経験年数や直接雇われているのか、あるいは派遣で来ているのかによって異なりますが、おおよそこの程度と考えてよいでしょう。
編集部、厚労省まとめ、より引用

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万円
  • 清掃スタッフ:266万円

ビルメンテナンスをそれぞれ、日本の平均年収とその他類似の業種で調べてみますと、日本の年収は422万円なので、この年収に比べるとビルメンテナンスの年収は低いことがわかります。また転職会議によると、類似の職種である「清掃スタッフ」は266万円ですので、これと比べても低いことがわかります。

ビルメンテナンスのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

ビルメンテナンスのボーナスは、ある場合とない場合があり断言はできませんが、正社員かアルバイトか、調節雇用なのか派遣会社を通じて勤務しているかにも異なってきます。

昇給について

比較的立場が恵まれている正社員で、かつ直接雇用の場合には緩やかにではありますが昇給していくようです。派遣社員の場合は判断がまちまちであり一概に述べることはできません。

ビルメンテナンスの年齢別平均年収推移シミュレーション

ビルメンテナンスの年齢別の平均年収を5歳刻みで算出をしました。年齢別の月給と年収の推定値はどのようになっているでしょうか。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 153.6万円 10.5万円 27.1万円
25~29歳 200.1万円 13.7万円 35.4万円
30~34歳 230.5万円 15.8万円 40.7万円
35~39歳 252.6万円 17.3万円 44.6万円
40~44歳 272.3万円 18.7万円 48.1万円
45~49歳 287.8万円 19.7万円 50.9万円
50~54歳 299.9万円 20.6万円 53.0万円
55~59歳 295.5万円 20.3万円 52.2万円
60~64歳 221.5万円 15.2万円 39.1万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は230万円、うちボーナスは40万円になると予測されます。40~44歳では平均年収が272万円、うちボーナスは48万円になると予測されます。

ビルメンテナンスと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

年齢 ビルメンテナンスの平均年収 日本の平均年収
20~24歳 153.6万円 263.5万円
25~29歳 200.1万円 343.3万円
30~34歳 230.5万円 395.5万円
35~39歳 252.6万円 433.4万円
40~44歳 272.3万円 467.1万円
45~49歳 287.8万円 493.8万円
50~54歳 299.9万円 514.4万円
55~59歳 295.5万円 507.0万円
60~64歳 221.5万円 380.1万円

ビルメンテナンスの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較すると低いと言えるでしょう。30~34歳の平均年収は230万円で、日本の平均と比較すると190万円ほど低くなると推測されます。40~44歳では272万円の予測です。

ビルメンテナンスの生涯賃金シミュレーション

  ビルメンテナンスの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 1.11億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とビルメンテナンスの生涯賃金を比較してみましょう。ビルメンテナンスの平均年収は246万円であることがわかりました。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が、上記の表です。

ビルメンテナンスの生涯賃金は、1.11億円と予想されます。日本の平均生涯賃金と比較すると0.79億円ほど少ないと推測されます。

まとめ

ビルメンテナンスは、そのビルで働く社員や外部から来るお客様が気持ちよく館内で過ごすことができるように、清掃を担当する仕事です。高層ビルなどの外観を綺麗に保つことや、同じく館内で細かいところにまで清掃がいき届いていることを示すことによって、特に外から来るお客様からの最初の信頼を勝ち得ることがあり、ビジネスの成功の第一歩になっていることが分かります。仕事に責任感を持って臨まなくてはならない職業ですが、年収は前述の通りそれほど高くないので、もし清掃業界で働くのであれば、なるべく派遣ではなく直接雇用、アルバイトではなく正社員を目指して勤務することがよいでしょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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