インターン

サマーインターンが就活に有利に働くメカニズムと大学3年の行動

就活に有利になるといわれているサマーインターン。きっと参加しようか悩んでいる学生もいるのではないでしょうか。就職活動は、大学4年生の時に始まるのではありません。実は、大学3年生の時に行われるサマーインターンから始まっています。
そこで、今回は、サマーインターンがなぜ就職活動に有利になるのか、また募集時期や事前準備の時期についてご紹介します。サマーインターンに参加するかしないかで就活成功の是非は大きく変わるので、迷っている方はこれを機にぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。

サマーインターン、企業側のメリットと思惑

サマーインターンは、学生側ばかりにメリットが多くあると思われがちですが、実はそうではありません。企業側にももちろんメリットがあります。

では、どのようなメリットのもと企業はサマーインターンを開催するのでしょうか。下記で確認してみましょう。

サマーインターンの目的は広告

夏に開催されるインターンの目的は“広告”です。サマーインターンは、企業名を知ってもらうチャンスともいえるので、企業側も知名度を上げるために躍起になっています。

インターンの”広告”には、WEBでの広告と”実際に会って話す”という2種類があります。最も効果の高い”広告”は、実際に会うことです。実際に会うことによって、質疑応答が可能になるので、認識の違いを埋められ、学生と企業にとって時間の無駄をなくすことができます。

優秀な学生を早めに確保したい企業

経団連が発表する就活スケジュールにより採用活動全体が遅くなる一方で、企業が求める優秀な学生は就活を早期から始めているようです。
経団連に加盟している企業は、定められたスケジュールより前から採用活動はできないため、サマーインターンで優秀な学生を集め、内々定を出すことで確保しようとしているのです。

本当のポテンシャルを見られるサマーインターン

サマーインターンは体験入社のようなものなので、企業側も社員をべったりつかせる必要性がありません。そのため、大事な人員を多く割く必要がないので、業務的にも負担になりづらい面があります。

また、インターン生に自分たちでやりきった体験をさせることで満足感を高めることができます。さらに業務遂行能力より、地頭の良さ、いわゆる“本当のポテンシャル”を見ることができるので、優秀な学生を見極めるのにインターンは最適なのです。

サマーインターンに参加する学生側の2種類の目的

学生さんの中でもインターンに参加する目的は2つに分かれます。

【1】“誰とするか”という面を重要視
大企業や人気企業のインターンに参加して、「優秀な人と会いたい」「参加者が仲良くて楽しそう!」などのように、“何をするか”よりも、“誰とするか”という意思を重要視している学生。

【2】“成長や経験”という中身を重要視
一方で、知名度、規模や業種に関係なく、“いかに自分の成長になるか、経験になるか”という強い意志を持ち、積極的に挑戦することを第一に考える学生。

どちらも正しい答えではありますが、どのように次に活かしていくかという点は、どちらも変わりません。

大学3年生の時が勝負!参加したい企業に通過するための対策

冒頭でも述べましたが、就職活動は4年生からが本番だと捉えがちですが、実際はもっと早くから始まっています。最低でも大学3年生の4月からは行動すべきでしょう。なぜなら、その2ヶ月後からサマーインターンの選考が開始されるからです。

大学3年生の4月には行動しよう

サマーインターンに参加するためには、どのようなスケジュールのもと選考が開始されるのか把握しておかなければなりません。主に下記のスケジュールで組まれています。

スケジュールに沿って、おさえておかなければならないポイントが4つあります。下記で確認しましょう。

【1】 インターン先を見つける

インターン先を決めるためには、まず目的を設定する必要があります。目的を決めないと軸がぶれてしまいかねません。仮にそのような状態で参加したとしても「時間の無駄だった」なんてことになりかねません。

目的を設定する時は、

◆将来どのような人間になりたいか
◆自分が迷っていること、不安に感じていることを解決する
◆自分の苦手分野の克服
◆社会人として身に付けておくべきスキルの確認
◆エントリーシートや面接での話題作り

など、自分なりの目的を定めましょう。
それに合わせてインターンを受け入れてくれる企業を探しましょう。どんなにインターンを希望しても募集していない企業では働くことはできないからです。

また、いつ頃インターンが開始し終了するのか、スケジュールの確認も忘れずに行いましょう。

【2】 申し込む

希望するインターン先が決まったら、次は申し込みに入ります。プレエントリーと正式な申し込みを別物としている企業もあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

また、申し込み項目も企業によって異なり、激戦が予想される際は、足切りのためにエントリーシートを要求される場合もあります。その時期になって慌てないためにも、今からエントリーシートの対策も併せてやっておき、書類選考を突破しましょう。

【3】 選考を受ける

書類選考を通過したら、次はいよいよ選考に入ります。インターンの選考では、概ね3つの方法が行われます。

◆WEBテスト
◆グループディスカッション
◆面接(1~2回)

一般的に、1回の面接で選考するケースが多いようです。募集人数より応募者が少ない場合は、書類選考のみで判断する場合もあります。

【4】 参加する

選考を通過できれば、インターンの参加が決定します。当日は時間に遅れないようにし、服装にも注意してください。

サマーインターンでおすすめな業界

近年、学生の間で人気を博している業界は下記の通りです。

できれば、入社したい業界でサマーインターンができれば申し分ないですが、それが叶わない恐れもあるので、第3志望まで決めておくことをおすすめします。

サマーインターンがもたらす5つのメリット

サマーインターンはなにかしらのメリットがあることはわかっていても、実際にどのような見返りがあるのでしょうか。下記で5つのメリットをご紹介します。

【1】適性がわかる

サマーインターンに行けば否応なしに仕事内容がわかります。そのため、自分で想像していたものとの相違点や、どのような仕事をしたいのかぼやけていたものがはっきりしてきます。
また、考えもしなかった職種が自分に向いていることも判明するかもしれません。

誰だって就業してから「やっぱり自分には合っていなかった」なんて考えたくありませんよね。その点、サマーインターンに参加すると自分に合っているかどうかが事前に分かるので、適性を見極めるには最適です。

【2】企業の業務内容が知れ、雰囲気を肌で感じられる

ネットや本である程度は企業の実態はわかります。しかし、本当に知りたいことはなかなかわからないという場合もあります。
その溝を埋めるには、自分の目で見て肌で感じられるサマーインターンはうってつけです。

【3】内定がもらえる可能性がある

前半でもお伝えしましたが、企業は慈善活動としてサマーインターンをしているわけではなく、優秀な学生に出会うために行っているのです。
企業は、社員を割きコストをかけてサマーインターンを行っているため、これから先の伸びしろを感じた就活生には内々定を出すというケースも見られます。そのため、内定に直結する場合もあるのです。

【4】エントリーシートや面接の時のエピソードとなる

インターンでも選考があるため、就活本番の練習にもなります。また、インターンでは、濃縮した時間を過ごせるため、エントリーシートや面接の時の話題作りに一役買います。
どのような経験を得て、どう行動し、どのような結果を得たのか、それを今後どのように活かしていくのかが分かるので、周囲に差を付けるきっかけにもなります。

【5】人脈が増え、情報ネットワークが作れる

サマーインターンをしている学生は、意識が高いため優秀な人が多いです。この学生たちと意見を交換したり、議論を交わし合ったりすると自ずと社会で生き抜く力がついてきます。

また、この人脈により貴重な情報が手に入り、社会に出てからもかけがえのない仲間となり助けになるでしょう。

まとめ

サマーインターンに参加するためには、スケジュール管理が重要になってきます。6月から選考が開始されますので、事前準備を含めると4月には動き出すべきといえます。
学生が考えもしなかった発見や経験がゴロゴロしているのが、サマーインターンです。多くのものを吸収し、就職活動に活かしましょう。

また、サマーインターンは、企業と学生双方にとってメリットがあります。そのため、学生は「参加させてもらっている身」と窮屈に感じる必要はありません。むしろ好機と捉えて、自分をうまく売り込む方法などを身に付け、内々定を勝ち取りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。