職種研究

データサイエンティストの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

データサイエンティストとは

データサイエンティストとは、データを分析する人のことで、2007年~2008年以降に職種として加わった比較的新しい仕事です。データというのは、私たちの身近な所ではスーパーで買い物した購入履歴や、SNSへの登録情報など多岐に渡ります。

それらの膨大なデータを解析し、企業または意思決定者が実践しようとしていることに対して、的確な情報から解析結果を導き出していきます。インターネットの拡大に伴い、今後ますます必要とされるデータサイエンティストの仕事内容と年収について見ていきましょう。

データサイエンティストの業務内容

■データの集約とフォーマットの最適化
膨大なデータを集約し、必要に応じて利用しやすいフォーマットへの改善を行います。

■データの分析
課題に対する原因を見つけ出し、改善のための仮説や検証を行います。

■レポートの作成
収集したデータのレポートを作成し、グラフ化することで見える化や客観的な視点を見出すツールとしても活用します。

■分析結果から改善に向けての立案
課題や原因に対しての改善策や、実験を行う分析結果の照合と結果に対する報告を行います。

データサイエンティストに求められる能力について

  • ITスキル
  • 論理的思考能力
  • コミュニケーション能力

プログラミング言語やデータベースにまつわる知識の他、日々進化していくITの最新情報を得るなど、幅広い知識が求められます。

分析結果に基づき、改善するための方策を考え、実践するための論理的な思考能力は必要不可欠です。

結果から改善に向けての計画立案、実践後の状況報告など、各部門の担当者と連携を取りながら進めていく必要があるため、相手に伝えるためのコミュニケーション能力も求められます。

データサイエンティストの平均年収と他職種との比較

データサイエンティストの平均年収について

データサイエンティストの年収は、DODA調べによると、528万円です。

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万円
  • システム開発・運用:490万円
  • マーケティング:513万円

データサイエンティストは職業として確立されてまだ日が浅い職種ですが、日本の平均年収と比べて106万円も多く、社会において需要が大きい職業であることがうかがえます。同じようにコンピューター関連のシステム開発やマーケティングも年収よりも高い傾向になっています。

データサイエンティストのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

データサイエンティストは、請け負う企業の規模や携わるプロジェクトの有無によって年収もボーナスも大きく変わってきます。知識や能力、経験年数など実力次第で給与もボーナスも大きく変わるのがデータサイエンティストの給与事情ともいえます。

昇給について

データサイエンティストは、企業の規模によって給与額も大きく変わることから、昇給の額の平均値を公開している情報はありませんでした。データサイエンティストを求める企業は限られ、認知度は低いながらも、今後ますます需要が見込まれる職種の一つといえます。

データサイエンティストの年齢別平均年収推移シミュレーション

データサイエンティストの年齢別の平均年収を5歳刻みで算出をしました。年齢別の月給と年収の推定値はどのようになっているでしょうか。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 329.7万円 22.6万円 58.3万円
25~29歳 429.5万円 29.5万円 75.9万円
30~34歳 494.8万円 33.9万円 87.4万円
35~39歳 542.2万円 37.2万円 95.8万円
40~44歳 584.4万円 40.1万円 103.2万円
45~49歳 617.8万円 42.4万円 109.2万円
50~54歳 643.7万円 44.2万円 113.7万円
55~59歳 634.3万円 43.5万円 112.1万円
60~64歳 475.5万円 32.6万円 84.0万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は494.8万円、うちボーナスは87.4万円になると予測されます。40~44歳では平均年収が584.4万円、うちボーナスは103.2万円 になると予測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

データサイエンティストと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

年齢 データサイエンティストの平均年収 日本の平均年収
20~24歳 329.7万円 263.5万円
25~29歳 429.5万円 343.3万円
30~34歳 494.8万円 395.5万円
35~39歳 542.2万円 433.4万円
40~44歳 584.4万円 467.1万円
45~49歳 617.8万円 493.8万円
50~54歳 643.7万円 514.4万円
55~59歳 634.3万円 507.0万円
60~64歳 475.5万円 380.1万円

データサイエンティストの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較すると高いです。30~34歳の平均年収は494.8万円で、日本の平均と比較すると100万円程度、高くなると推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

データサイエンティストの生涯賃金シミュレーション

データサイエンティストの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 2.38億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とデータサイエンティストの生涯賃金を比較してみましょう。データサイエンティストの平均年収は528万円です。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が、上記の表です。

データサイエンティストの生涯賃金は、2.38億円と予想されます。日本の平均生涯賃金と比較すると0.48億円ほど高いと推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

まとめ

データサイエンティストは、企業の課題をデータという数字から読み解き、解決するための方策を作る大事な仕事です。数値をベースに外食産業や量販店など、顧客の需要を予測し売上の貢献につなげてきました。

データサイエンティストは裏方として、社会を支える重要な仕事の一つです。給与やボーナス、昇給の額はまちまちですが、データサイエンティストに依頼し、社会を変えていく取り組みをする企業も増えていくことも考えられます。

新しい職種であることから、今後働き方や取り組む案件によっては、データサイエンティストという仕事の価値を高めることも十分可能です。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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