業界研究

【IT企業志望動機はこう書く】盛り込むべきポイント3つと企業が求める人物像まで解説

IT業界は技術の進化が激しいのが特徴

IT業界の最も大きな特徴は、技術の変化がとても激しいということでしょう。日進月歩という言葉があります。しかしIT業界の一部の職種は、日進月歩ならぬ秒進日歩と言えます。今年主流だった技術が数年後に陳腐化するのは、一部の業界ではあることでしょう。しかしIT業界では、ごく当たり前のことになっています。未来のIT技術者を育成する学校の授業内容も、変わることが多いです。

変化が激しいせいか、昔はIT技術者だったのに、今のIT技術がほとんど分からないという人もいます。この記事では、そんな技術の変化が激しいIT業界の仕事内容・求められる人物、そしてIT業界に就職するための具体的な方法を紹介していきます。ぜひIT業界への就職に役立ててください。

IT業界の主な職種と仕事内容

  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • サーバー管理
  • ヘルプデスク

IT業界の主な職種は上記の通りです。プログラマーとは、プログラムを仕様通りに動かすためにコードを入力していく仕事です。コーディングと呼ばれることもあります。システムエンジニアはプログラマーがプログラミングできるように、仕様書という設計図を作成する仕事です。

サーバー管理の仕事は、サーバーが無事に稼働するように保守管理することです。大変な知識が必要な職業なので、長年の経験が必要になってきます。ヘルプデスクの仕事はパソコンの設定などが分からない人に、電話でアドバイスを送る仕事です。分かりやすい言葉で説明する能力が必要です。

IT企業で求められる人物像

IT業界は比較的、歴史が浅い業界でしょう。そして常に進化している業界なので、求められる人材が他の業界とは少し異なっている傾向にあります。ITという言葉は日常で馴染みのある言葉になってきましたが、具体的に求められる人物像を知らない人は多いでしょう。

そこで以下の内容では、IT業界で具体的に求められる人物像を紹介していきます。IT業界での経験がない人でも、採用される可能性は十分にあります。それではIT企業で求められる人物像を見ていきましょう。

どの職種でも求められるのは向上心のある人

どんな業界でも向上心が必要とされますが、IT業界では特に向上心が必要とされています。その理由として挙げられることは、技術の変化が激しいので既知の知識では対応できないことが多いからです。書店で陳列されているプログラムの解説書も、1年経てば内容が陳腐化するケースがあるでしょう。それほど進化のスピードが速いのが、IT業界なのです。

文系の人はそんなIT業界に飛び込むことは無理だと思っているかもしれません。しかしIT業界は、意外に文系の人も多いです。IT技術の勉強をする方法はいくつもあります。文系だからと言って、不利になることはないでしょう。大切なことは常に自発的に勉強して、新しい技術を物にする向上心でしょう。向上心をアピールすれば、面接官の心を動かすことは可能です。

意外に求められるコミュニケーション能力

プログラミングと聞くと、1人で黙々と作業しているイメージがあるでしょう。しかし実際は周囲と協力しながら、作業を進めています。小さなプログラムであれば、最初から最後まで1人で作成することもあるでしょう。しかし大部分のプログラムは、複数の人で作成することが多いです。作業を円滑化するには、周囲の人とのコミュニケーションは不可欠です。

技術的な内容のコミュニケーションは、難しいことが多いでしょう。しかし技術者は周囲の人に分かる言葉で、説明しなければなりません。論理的に分かりやすい言葉で説明しなければ、周囲の技術者はいつまで経っても納得してくれないでしょう。プログラミング以外のITの仕事も、コミュニケーション能力が必要とされることは多いです。

IT企業の志望動機に盛り込む3つのポイント

常に人を募集していることが多いIT企業は、門戸が広いと言えます。しかし戦略なしに応募して面接を受けても、効果的に面接官にアピールすることは難しいでしょう。IT業界で求められる人物像を参考にして、志望動機に盛り込むのが賢明でしょう。そこで以下の内容では、効果的な志望動機の例を紹介していきます。

IT業界未経験であっても、志望動機欄でアピールして入社した例は多いです。IT業界を選んだ理由・応募した企業を選んだ理由、応募した企業で何ができるかをアピールすることは、最大限に効果的なことでしょう。

①IT業界を選んだ理由

IT業界は進化が激しく、業務時間以外でも勉強する時間が必要になってきます。技術の勉強で、プライベートな時間がなくなることも多いです。面接官はそんな生活に耐えることができるのか、一抹の不安を抱いているでしょう。そんな面接官の不安を払拭させるためには、IT業界を選んだ理由を明確にする必要があります。新卒の場合は聞かれる可能性が高いので、しっかりとIT業界を選んだ理由を整理しておきましょう。

IT業界に将来性を感じ、十分な時間をかけてIT業界のことを調べてきたことをアピールすれば、面接官は好意的に受け止めてくれるでしょう。前向きな選択理由は、面接官の不安を払拭させるためにも効果的です。できれば将来のキャリアプランも、語ればいいでしょう。

②そのIT企業を選んだ理由

小さな会社も含めたら、IT企業の数は多いです。どんな理由で応募先の会社を選んだのか、面接官は関心を持つものです。面接のときに質問されることもあるでしょう。そこで言葉に詰まるようであれば、印象が悪くなる可能性があります。逆に明確に会社を選んだ理由を伝えたら、聞く面接官も嬉しいはずです。質問されなくても自ら会社を選んだ理由を伝えても、面接官は聞く耳を持ってくれるでしょう。

選んだ理由に、業務内容や会社の社風に興味があったと伝えるのもいいでしょう。時間をかけて応募先の会社のことを調べていたと面接官が知れば、本気で応募してきたと思ってくれる可能性が高いです。本気度が伝われば拙い語りであっても、身を乗り出して聞いてくれるでしょう。

③自分がそのIT企業で何ができるか

「IT企業未経験だから具体的に何ができるかを伝えることは難しい」と思う人もいるでしょう。しかし未経験であっても、それなりにアピールする方法はあります。できることが具体的に分からない人は、興味があり挑戦してみたいことをアピールすればいいでしょう。挑戦する気持ちが面接官に伝われば、面接官は「この応募者は、会社に貢献してくれる」と受け止める可能性があります。

挑戦したいことを伝えるときは、事前に会社の業務内容をしっかりと調査することが大切です。そこで知った具体的な業務内容をもとに、挑戦したいことをアピールしていきましょう。面接官は、心強い応募者と感じる可能性があるでしょう。意欲的な応募者を嫌う面接官はいないです。

IT企業に就職するための志望動機例文

IT業界に就職するには、志望動機が大切だと説明してきました。ここからは具体的な志望動機例文を紹介していきたいと思います。本来は志望動機は自分なりの言葉で語るものですが、以下の志望動機例文を参考にして、自分なりの志望動機の文章を書くのもいいでしょう。

以下に紹介する志望動機例文では、例文の後に説明を加えていきます。説明を読むことによって、志望動機例文の意図が分かってもらえるでしょう。以下の志望動機例文では、タイプが違う2人の応募者を例にしています。

例文①

1人目の就活生はコンピューター操作には支障はありませんが、プログラムの経験がない人の志望動機例文です。このようなタイプの人はIT業界で、働きたい意欲を強くアピールすることが効果的でしょう。しかしそれだけではアピールが空回りする恐れがあるので、しっかりとIT業界を調査してきたことを伝えるのが大切です。

例文の最後の文章は力強い文章で終わらせた方が、面接官には良い印象を与えることができるでしょう。大切なのは取って付けたような文章ではなくて、素直な気持ちで意欲を伝えることです。

例文②

IT業界未経験であっても、プログラムの経験があれば志望動機欄に書くべきです。担当者は志望動機欄に書かれたURLにアクセスして、プログラムの完成度を見る可能性が高いです。IT業界では知識よりも、運用能力が必要になることが多いでしょう。

プログラム言語の知識がいくらあっても、プログラム言語を使って実用的なプログラムを作成できない人はいます。小規模なプログラムであっても採用するにあたっては、作品の提出は大きな意味があります。応募者にプログラムの作品があれば、見せてほしいと思う面接官はいるでしょう。

IT企業の志望動機は向上心を示して具体的に書く

一部の例外はありますが、IT業界は学歴があまり重要視されていない傾向が強いです。その理由は既知の知識よりも、新しい技術に対応する能力が必要とされているからです。よって志望動機で向上心を伝えることは非常に大切なことでしょう。面接官は適応できなくて離職した人を見てきている可能性があります。しかし向上心をしっかりと伝えることで、面接官の不安を和らげることは可能です。

ですが、具体性のない向上心のアピールは、空々しさを感じます。向上心をアピールするときは今まで紹介してきたことを参考に、具体的に伝えましょう。具体的な言葉は心に届きやすいです。面接官も1人の人間です。志望動機では、意欲を具体的に伝えていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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