就活その他

【福利厚生が充実している会社8選】その種類とユニークな取り組み

就活生は福利厚生についても知っておこう

会社選びのポイントに、給与面を挙げる人は多いでしょう。求人票で真っ先に見ることが多いのは給料面ではないでしょうか。しかし見逃しがちですが、福利厚生も大切なことです。福利厚生の充実度によって、働きやすさが決まってしまう可能性があるからです。

福利厚生の中では、社会保険はよく知られているでしょう。しかし福利厚生には、社会保険以外のものも多いです。以下の内容では主に一般的な福利厚生の種類を紹介していきますが、ユニークな福利厚生がある会社の紹介もしていきます。ぜひこの記事を参考に福利厚生にも目を向けて、就職活動していきましょう。

福利厚生の大まかな種類

福利厚生には、さまざまな種類があります。記事では誰もが知っている福利厚生から、すぐには思いつかないような福利厚生も紹介しています。それぞれの福利厚生の概略や恩恵面にも焦点を充てて解説していくので、福利厚生のありがたさに気付く人もいるでしょう。福利厚生のありがたさに気付けば、会社への愛情が芽生える可能性はあります。そうなれば労働意欲は増してくるでしょう。

社会保険

社会保険としては、雇用保険・健康保険・年金保険が有名でしょう。これらは社会保険3点セットを呼ばれています。他には労災保険があります。昔はなかった介護保険も、社会保険の一つです。雇用保険とは、一定期間加入すれば、失業したときに失業保険を受け取ることができる制度です。健康保険とは医療費が大幅に割引される制度で、加入後にすぐに利用できます。医療費に健康保険が適用されなければ、医療費は物凄く高額になり、医療を受けるのが困難になる場合もあるので、必要性を実感している人は多いでしょう。

年金保険は一定期間加入すれば、所定の年齢後に年金が受け取れる制度です。労災保険は勤務時間中の、事故を補償しています。介護保険とは40歳以上になれば介護サービスを、所定の割引率で利用できる制度です。

各種手当

月々に支給される月給の内容は、基本給だけではありません。各種手当ても給料に加算されています。それらの手当も福利厚生と言えるでしょう。具体的な各種手当を挙げていきます。資格手当、住宅手当、家賃補助などです。紹介した手当は、一般的に知られているでしょう。しかし会社によっては、会社独自の手当を取り入れているケースもあります。

会社独自の手当には本代の補助制度や、パソコンの購入補助制度があります。手当の内容は会社によって異なりますが、向上心のある社員にとっては補助制度は経済的に助かるでしょう。独自の手当で社員の定着率が増え、社員の能力や知識が増していけば会社側にとってもプラスになるでしょう。

日常生活において気軽にサポートとして使えるもの

社会人は仕事で成果を出していかなくてはいけませんが、日常生活でもさまざまなことが起こり得ます。それらは仕事への集中の妨げになることもあるでしょう。場合によっては、離職を余儀なくされるケースもあるでしょう。日常で発生して仕事の支障になりそうなものは、以下のようなことが考えられます。

妊娠、育児、親の介護などです。これらの問題は、昔は社員が各々で解決してきました。しかし最近では一部の企業で、これらの問題の解決を手助けするケースも出てきています。具体的には、産前休暇制度・育児休暇制度・介護休暇が挙げられます。会社は優秀な人材を、育児や介護の問題で失いたくはありません。日常生活の問題をサポートする各種の制度は、労働力が不足するこれからの社会では不可欠になってくるでしょう。

福利厚生が充実している企業=社員を大事にしている

さまざまな福利厚生を取り入れている会社があることは分かりました。しかしどんな福利厚生であっても、会社が出費していることは事実です。出費がなさそうに見える介護休暇や育児休暇制度も、有給扱いまたはそれに近い扱いになることが多いでしょう。そうであれば会社は、その期間働いていない社員にも給料の一部を支給していることになるのです。会社にとっては負担になる福利厚生ですが、良い人材を確保する制度であるのは間違いありません。

積極的に福利厚生の充実に努める会社は社員を大事にしている会社でしょう。大事な社員にできる限り長く働いてほしいための福利厚生です。会社のパンフレットからは会社の全貌は見えませんが、少なくとも福利厚生が充実している会社は、社員を使い捨てのように扱っていないことは確かでしょう。

ユニークな福利厚生を充実させている会社8選

多くの会社で適用されている社会保険だけではなく、会社独自の福利厚生がある会社が存在することは紹介しました。しかしそれだけでは実感が湧きにくいでしょう。以下の内容ではユニークな福利厚生を取り入れている会社と、ユニークな福利厚生の内容を紹介していきます。いずれも有名な会社ですが、社員に長い間働いてほしいために、いろいろな考慮をしていることが分かるでしょう。「人材は宝」と昔から言われてきましたが、大企業も中小企業も関係なく言えることでしょう。

①株式会社サイバーエージェント

『渋谷ではたらく社長の告白』の本で有名な著者の会社です。IT業界の中では、歴史も古く老舗と言ってもいいでしょう。サイバーエージェントの福利厚生は、ユニークなものが多いです。macalonは女性を対象にした福利厚生制度ですが、多くの種類のサポートをしています。その中にエフ休という制度があります。女性特有の体調不良の際に取得できる休暇制度です。エフ休と命名して利用用途が分からないようにしていますが、会社の心遣いが感じられて好感を持つ人が多いでしょう。

他にはキッズ在宅という制度もあります。急な子供の病気のときに、在宅で仕事ができるようにする制度です。コンピューターがあれば在宅でも仕事ができるので、IT業界ならではの制度かもしれませんが、具現化したことには大きな意義があります。

▼株式会社サイバーエージェント

②面白法人カヤック

会社名からも想像できるかも分かりませんが、福利厚生の内容もユニークです。ユニークさの極め付きは、サイコロ給でしょう。給料を支給する前に社員全員がサイコロを振り、サイコロの出目が給料に加算される制度です。面白半分で作った福利厚生の制度に見えますが、客観的に考えると誰もが良い出目を出すチャンスがあるので、社員は喜んでいるでしょう。

スマイル給&コブシ給も面白い制度でしょう。お互いに良いところをみつけて、気の利いた言葉を贈る制度です。コブシ給は、お互いに直してほしいところを言葉で伝える制度です。この制度は会社に付き物の陰口を減少させる効果があるでしょう。良いところも悪いところも自由に言い合える会社は、結果的に明るい社風になっていく可能性があります。

▼面白法人カヤック

③イケア・ジャパン株式会社

イケアは家具を扱う量販店ですが、スウェーデン発祥の企業です。ホームページを見るとさまざまなことに気を配っている企業であるのが分かります。福利厚生にも気を配っているのは、福利厚生の内容を見ると分かるでしょう。パタニティー休暇は日本では一部の企業しか取り入れていない福利厚生ですが、男性が配偶者の出産前後に取得できる有給休暇です。社員はもちろん社員の家族も大切にする、企業文化を感じることができます。

イケア生命保険・長期療養保険も名称は地味かもしれませんが、怪我や病気で長期にわたって療養するときには、役に立つ保険でしょう。長期入院することは誰もが不安になりますが、会社自らが保険を推奨してくれたら心強いです。ヨーロッパ発祥の企業ですが、古き良き日本の企業同様、家族的と言えるかもしれません。

▼イケア・ジャパン株式会社

④オリエンタルランド

東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを運営する企業です。誰もが知っている日本最大級のテーマパークで憧れている人も多いでしょう。オリエンタルランドの福利厚生は、ショップや飲食店の割引、一定期間勤務をすると支給される年間パスポートなどがあります。

年間パスポートは持っていると1年間ディズニーランド・ディズニーシーに無料で入場できます。休みの日にゲストとして職場を訪れると、普段とは違った視点で仕事をみることができ、新しい改善点などに気が付くというメリットもあります。

ディズニーリゾートの施設を優待利用できる点は従業員からも好評です。業務が終わった後に優待を利用して、同僚とご飯を食べながら意見交換や仕事の相談をしている従業員も多いようです。

▼オリエンタルランド

⑤ワークスアプリケーションズ

ワークスアプリケーションズは、日本唯一の大手企業向けERPソフトウェアメーカーです。主力製品である「COMPANY」は日本企業のIT投資の効果を最大化することを目標に開発されました。

ワークスアプリケーションズで働く従業員は、自ら何をするべきか考え実行していく能力が求められます。そのために、一人ひとりが持っている力を最大限に発揮できる環境づくりにも力を入れています。ほぼ全ての社員がフレックスタイムの勤務で自己管理の上、出社・退社の時間を決定することができます。

仕事の成果を出せて責任を持って取り組んでいれば、自由に勤務時間が選べるという点が特徴的です。また、女性は出産・育児を経ても仕事を続けられるような体制が整っています。育児休暇は妊娠が分かった時から子どもが3歳になるまで取得でき、小学校卒業までは短時間勤務が選択可能です。また育児休暇中も社内の情報にアクセスできる制度などもあります。社内には従業員がリフレッシュするためのマッサージルームも完備されています。

▼ワークスアプリケーションズ

⑥日本オラクル

日本オラクルは企業のデータベース、クラウド・サービス、ハードウェアなどのITシステム製品を取り扱っている外資系企業です。福利厚生にも力を入れており、従業員の働く環境が整っています。2003年にはいち早く在宅勤務プログラムを導入しています。

上司が承認すれば週に1度の出社以外は、自宅での勤務が可能となります。導入当時は育児や介護、療養などの事情により出社が困難な社員だけを対象としていましたが、2004年からは全社員に適用されています。

ほかにも、「カフェテリアプラン」と呼ばれる制度もあります。社員は毎年一定のポイントを与えられ、貯まったポイントに応じて好きな福利厚生メニューを選択することが可能です。資格取得・通信教育などの学習支援、旅行などの余暇活動、育児・介護支援などのメニューから選んで、サービスを受けることができます。

▼日本オラクル

⑦エブリプラン

エブリプランは、島根県にある環境計画、エネルギー対策、地域振興計画などをおこなう企業です。地域の未来への挑戦を支えることを企業理念としています。社員の働く環境にこだわり、2012年度の日経ニューオフィス賞では全国12社のひとつに選ばれました。

「ニコニコ出勤制」と呼ばれる制度では、1週間のうち1日は通常より1時間遅い、10時に出勤可能です。終業時間は変わらないため、1週間あたりの就業時間を少なくすることができます。

このニコニコ出勤制を採用して就業時間を削ったことにより、社員の作業効率がアップして企業の業績も上がりました。そのほかにも、社員旅行や海外研修などの制度もあります。従業員が安心して働き続けることができるように、さまざまな工夫を凝らしています。

▼エブリプラン

⑧サイボウズ

ベンチャー企業のサイボウズは東京、横浜、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、仙台など各地にオフィスを構えています。主にグループウェアの開発・販売・運用や、チームワーク強化のメソッドの開発などをおこなっています。

サイボウズは、多用な価値観を受け入れ、従業員それぞれの個性を活かせるような環境づくりを進めています。2006年から最長6年間の育児・介護休暇制度が開始されました。育児休暇は、妊娠判明時から取得することも可能です。育児・介護のための短時間勤務制度も合わせて取り入れています。

また、一人ひとりが自分の働き方を選択できる「働き方宣言制度」も実施しています。育児・介護だけでなく、通学や副業などの都合に合わせて勤務時間と勤務場所を決めることができます。

▼サイボウズ

福利厚生の充実した会社で働こう!

良い会社は、従業員に給料以外にもさまざまな出費をしていることは分かりました。求人票には福利厚生のことは手短に紹介されているケースが多いですが、福利厚生は働く上で大切なことです。高給にばかり目がいって、福利厚生を見逃すことは会社選びに失敗する可能性があります。インターネット上の調査や厚生労働省のホームページには、社員の年収を記載していますが、生涯賃金を高くするにはできる限り長い間働かなければいけないでしょう。

そうであるならば、長い間働きやすい会社を選ぶことです。長い間働きやすい会社かどうかを判断するときは、会社の資料が役に立ちます。その中でも、福利厚生を注意深く読みましょう。福利厚生も会社選びのヒントにし、自分にとってベストな企業を目指して就活をしてきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ