就活のマナー

【メールアドレスの例】就活で印象の良いものからNG例までご紹介

就活用のメールアドレスはビジネスマナーを意識する

就職活動では、企業説明会やOB訪問の申し込みなどで頻繁にメールを使用します。そのためプライベート用のメールアドレスとは別に、就職活動用のメールアドレスを作ったほうが良いでしょう。アドレスを分けることでメールの管理がしやすくなり、メールの見落などの失敗をするリスクを減らすことができるからです。では就職活動用に新しくメールアドレスを設定するときには、どのようなメールアドレスが良いのでしょうか。

答えは、ビジネスマナーを意識した公的な印象のメールアドレスです。社会人としてのマナーを守ったメールアドレスであれば、採用担当者に良い印象を持ってもらうことができるでしょう。この記事では、就活で使用するべきメールアドレスのポイントを紹介していきます。アドレスの例も記載してあるので、ぜひ参考にしてみてください。

使える文字は半角英数字と半角記号

基本的にメールアドレスに使える文字は半角文字のみになります。全角文字はメールアドレスを作る際にそもそも入力できない場合も多いのですが、メールアドレスを登録する際に全角文字でも入力できてしまう時もあるようです。

全角文字で作成するとメールアドレス自体が無効になることもあるので、作成の際は入力する文字に気を付けましょう。

またメールアドレスに使える半角文字は英数字と半角記号のみです。ですが半角記号でも、「:;(),<>@[]”」など一部の記号はそのまま使うことができません。これらの記号を使う際には「”」で囲むなどの条件があり少々ややこしいので、基本的には使用を避ける方がいいようです。主にメールアドレスで使われる半角記号は、「-_」が多いようです。

印象の良いメールアドレスの特徴

就職活動を始めたばかりの就活生は、ビジネスマナーを守るようにと言われてもピンとこない人もいるかもしれません。そこでここからはビジネスの場で使われるような社会人らしいメールアドレスを設定する具体的な3つのコツを、ビジネスマナーとともに紹介します。メールを受け取った人に良い印象を持ってもらえるような、真面目さと誠実さを持つメールアドレスを考えていきましょう。

大学指定

メールアドレスを新しく作るうえでまず考えなければならないのが、どこから支給されるメールアドレスを使用するかです。就活生が選ぶことができるアドレスは、主に3つです。1つ目は携帯電話会が提供するメールサービスですが、プライベートな印象が強いため就職活動には不向きです。2つ目はyahooやGmailなどのフリーメールです。フリーメールはパソコンでもスマートフォンでも簡単に見られるため、便利に使うことができるという利点があります。デメリットについては後述します。

3つ目は大学から支給されたメールアドレスです。採用担当者に、どこの大学の学生かということがひと目で伝わるのが良い点です。アドレスで自分の所属をはっきりさせているのもビジネスらしい印象となるため、就職活動では大学のメールを使用することをオススメします。

自分の名前が入っている

どのサービスを使ってメールアドレスを作るかを決めたら、次は具体的にメールアドレスを考えていきましょう。決めなければならないのは、「@」の前の部分です。よほど非常識なメールアドレスでない限りアドレスで不採用になることは無いと思いますが、オススメなのは自分の名前を利用したメールアドレスです。

メールをやり取りするうえでのビジネスマナーのひとつに、「簡潔で分かり易いメールを心がける」というものがあります。メールアドレスを自分の名前にすれば誰から送られてきたのかが伝わり易くなるため、毎日何通ものメールアドレスを確認する採用担当者にとっては確認しやすいメールとなるでしょう。ビジネスマナーがしっかりした学生だという印象を持ってもらうことができるはずです。

覚えやすい長さになっている

就職活動で使用するメールアドレスを決めるうえでの最後のポイントは、アドレスの長さです。アドレスの長さは、自分で覚えられる程度の長さにしてください。アドレスが長すぎて覚えられず、アドレスを書くたびに携帯電話を出して時間をかけて書き写すのはスマートではありません。アドレスを間違えて記入してしまうリスクもあるでしょう。

また企業側は書類に書かれたアドレスを、パソコンに入力し直して使用することも多くあります。あまり長いアドレスだと、作業の手間を増やしてしまうことになるということを覚えておくようにしてください。場合によっては書類からパソコンに写す際に打込みのミスが起こり、重要なメールが届かなくなってしまう可能性もあります。

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就活ではNGなメールアドレスの特徴

ここまで就職活動で使用するべきアドレスのポイントを見てきました。これからアドレスを作ろうと思っている方は、どのようなメールアドレスにしようかというイメージが湧いてきたでしょうか。ここからは、就職活動で使うべきでないメールアドレスについて紹介します。非常識でマナーのない学生だと思われないよう、ここで紹介するポイントに当てはまっていないかをアドレス決定の前に確認するようにしてください。

意味もなく文字が羅列されたメールアドレス

印象が良くないメールとしてまず挙げられるのが、意味のない文字が羅列されたメールアドレスです。ダメな理由は2つあります。1つ目は利便性が悪い点です。意味のないアドレスは覚えにくく、アドレスの入力ミスや記入ミスなどが起こりやすいでしょう。

2つ目は、印象が悪くなる点です。意味のない文字の羅列したメールアドレスを見た採用担当者はどう思うでしょうか。まず不審に思われて開封すらされない可能性があります。メールを開けて読んで貰ったとしても、TPOに合っていないアドレスを使っているということで印象が悪くなってしまうのは避けられません。就職活動への真剣さを疑われないよう、意味をなさないメールアドレスを設定することはやめましょう。

プライベートや趣味のメールアドレス

次に印象が良くないのは、就活生のプライベートや趣味が前面に押し出されたメールアドレスです。ビジネスメールを送るときには伝えたい情報を分かり易く作成するべきですが、それはあくまでもビジネスに必要な情報のみです。就活生の趣味や好み、プライベートな情報は、採用担当者には全く必要ありません。

プライベートや趣味をもとに作られたメールアドレスを使用している就活生がいたら、ふざけている・不真面目・非常識という印象を持たれても仕方がありません。選考をする前に採用担当者からの印象が悪くなってしまわないよう、プライベートな内容が含まれたメールアドレスは避けるようにしてください。

広告の入るフリーメール

フリーメールは無料で誰でも簡単にメールアドレスを取得でき、容量の大きいメールも送受信できます。パソコンとスマートフォンの両方から操作することもできるため、大学から付与されるメールアドレスが無い就活生には、フリーメールがオススメです。ただしフリーメールを使用する際には、注意点があります。それはメール本文などに広告が入る場合があるということです。

広告は就職活動には全く関係ないものです。就活生から送られてきたメールに広告が入っていたら企業はかなりの違和感を覚え、変わった就活生というレッテルを貼られてしまうかもしれません。フリーメールはメールサービスを提供している会社によって広告の有無が異なるので、きちんと確認してからアドレスを登録するようにしましょう。

正しいメールマナーを意識しよう

就活のメールは、社会人に送るビジネスメールです。フリーメールや、趣味のアドレスはふさわしくありません。ついつい、学生気分でプライベートのアドレスを使ってしまいがちですが、人事から常識のない就活生だと思われるリスクがあります。

ビジネスメールにふさわしいメールアドレスを意識して、ビジネスマナーに則ったメールを送りましょう。

ハイフンやアンダーバーもなるべく避ける

半角記号の内「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」はメールアドレスによく使用されると説明しましたが、就活用メールアドレスを作成する際にはこれらの記号も避けた方がいいでしょう。

ハイフンやアンダーバーは見分けにくく、入力間違いをしやすい半角記号でもあります。手書きでメールアドレスを書いた場合は余計に混同されやすいので、基本的に使用しない方がいいと思われます。入力ミスはそれだけで重要なメールが届かない原因になるので、間違えることが少ない文字列のメールアドレスを使用するのがいいでしょう。

また、ハイフンやアンダーバーを英数字の間に挟むと、場合によっては顔文字のように見えてしまいます。顔文字のような文字列が入ったメールアドレスは就職活動には向かないので、これも避けるようにしましょう。

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好印象なメールアドレスの例

就職活動でメールアドレスを設定する際の一般的なルールについて、ここまで紹介してきました。ここからは、具体的なメールアドレスの例を挙げて解説していきます。ポイントは、覚えやすさと分かりやすさ、真面目さです。もし自分ではメールアドレスが決められないという人は、ぜひ具体例を参考にアドレスを作ってみてください。

メールアドレスの例①

○○○○1513××@大学名.ac.jp

最初に紹介する例は、大学で付与されるメールアドレスです。「@」以下に大学名が入っており、学生の所属する学校がひと目でわかるようになっています。「@」より前は、学生のID番号が割り当てられている場合や意味のない文字列の場合があるようです。利用を開始する際に、もし変更ができるようであれば分かり易いもの(名前など)に変更するようにしてください。

大学のメールはそのままではパソコンでしか見られないことがあります。出先からもメールのチェックをしたいという人は、スマートフォンからもメールをチェックできるよう設定を変えておく必要があるでしょう。

メールアドレスの例②

  • yamada-taro@×××.jp
  • yamada-taro0729@×××.jp

大学用のメールアドレスが使えないときには、フリーメールを使用します。その場合、「@」より前は自分で決めなければなりません。名前や誕生日などを組み合わせ、分かりやすく覚えやすいものにします。名前は名字だけでも構いませんが、他の人と重複しやすい名字だというときにはフルネームにしましょう。

名前と名字の間は、ハイフンでつなぎます。ハイフンの代わりにドットを入れて「yamada.taro」としてもいいですし、名字と名前を離さずくっつけて「yamadataro」でも問題ありません。名前の前後に「princess」や「pretty」などの言葉の使用はやめましょう。せっかく名前を入れたメールアドレスを用意しても、そのような飾りの言葉を加えると台無しになってしまいます。

ポイントを押さえたメールアドレスで良い印象を!

就職活動用のメールアドレスを作成するのは、就職活動を始めるにあたっての第一歩です。多くの人と会って就職活動を成功させたいと思っているのであれば、メールでやりとりする回数は必然的に多くなります。「この就活生と会ってみたい」と思ってもらえるような、誠実で真面目さを感じられるメールアドレスを目指しましょう。

ビジネスマナーに馴染みのない就活生は、使用しようと思っているメールアドレスがビジネスマナーを守れているかどうか不安に思ってしまう人もいるでしょう。しかし心配しなくて大丈夫です。ビジネスマナーには一定の決まりがあります。この記事に書いてあるポイントが守られていれば、マイナスイメージとなることは避けられるはずです。就活生らしいメールアドレスを手に入れて、就職活動を上手にスタートさせていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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