履歴書

履歴書を新卒学生が作成するうえで知っておきたいポイント5つ

新卒が書く履歴書には5つのポイントがある

履歴書の作成には押さえておくべきポイントがあります。代表的なポイントは5つです。5つのポイントを押えられているかどうかによって履歴書の質は変わってきますので、ポイントを知らないという方はここでしっかりとチェックしておきましょう。自分なりにメモを取ることでより理解が深められるため、手元に余裕がある方はぜひペンとメモ帳を準備して読み進めてみてください。

履歴書の書き方ポイント1.事前準備

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履歴書作成で押さえておくべきポイント1つ目は「事前準備」です。事前にどのようなものを準備すれば良いかを把握できていなければ、採用に繋がる履歴書は作成できないと言っても過言ではありません。もしも何を準備すれば良いのか分からないのであれば、ここで準備すべきものを確かめておくとよいでしょう。

1-1.就活の履歴書は大学指定のものがおすすめ

就活用の履歴書というとコンビニなどで市販されているごくごく一般的な履歴書を思い浮かべる方が多いと思いますが、大学によっては就活生向けに作られた学校指定の履歴書があります。学校指定の履歴書は一目で学校名が分かるよう欄外に大学名が印字されていたり、光沢のある紙や厚みのある紙を使用して高級感が演出されていたりと、印象を良くするための工夫が施されています。

自己PRがしやすくなるようにと自己PR欄が広めに設けられていたり、志望動機の記述欄が多めに配置されていたりもするため、市販のものを使用しなければいけない理由がない限りは、学校指定の履歴書を使用するのがおすすめです。

1-2.スピード写真は不利

履歴書に使用する写真には、写真館で撮影した写真を使用するようにしましょう。就活生の中にはスピード写真で撮影した写真を使用している方もいますが、大半の就活生は写真館で撮影した写真を使用しています。写真館で撮影した写真とスピード写真で撮影した写真では写真を見た人に与える印象が違ってきます。

より良い印象を与えるためには、写真館で撮影した写真を使用しておくに越したことはありません。履歴書に貼られた写真を見比べると両者の印象の差はよりはっきりと表れてしまいますので、不利な印象を与える可能性の高いスピード写真は、使用を避けておくのが無難です。

写真はサイズ通り綺麗にカットし裏に名前を書く

一般的な写真のサイズはタテ4cm×ヨコ3cmですが、履歴書に写真を貼り付けるときには、履歴書に設けられた写真の枠に合うようカットしてから貼り付けてください。枠からはみ出した写真や枠よりも小さな写真は見た目のバランスが悪く、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。枠にピタリとはまる写真であればマイナスの印象を抱かれてしまう可能性はまずないでしょう。貼り付ける写真は枠に合わせて綺麗にカットしてから貼り付けるようにしましょう。

加えて貼り付ける写真の裏には、自身の氏名と学校名を記入しておいてください。写真の裏に氏名と学校名を記入しておくことで、万が一写真が剥がれてしまった場合でも、すぐに誰の写真なのかが判別できるようになります。ちなみに、写真の貼り付けにはノリではなく両面テープを使用した方が、剥がれにくく綺麗に貼り付けられます。

1-3.白封筒とクリアファイルも必要

履歴書を準備する際には、A4サイズの履歴書を折らずに入れられる「角形A4」か「角2号」の白封筒を用意しましょう。そして書類の折れ曲がりを防止するためのクリアファイルを一緒に揃えるようにしてください。履歴書とそのほかの提出する書類が折れ曲がっていると雑な印象や細部に気が回らない印象を与えてしまうでしょう。

また、カバンの中にペットボトルの飲み物を入れていて、その水滴で封筒がぬれてしまうというケースもよくあります。うっかりしてしまったミスだとしても、悪いイメージを持たれる可能性が高いでしょう。この場合にもクリアファイルに履歴書を入れておくことで、水気から履歴書を保護できるでしょう。履歴書をクリアファイルに入れたのち、封筒に封入するとよいでしょう。

角形A4か角2号の白封筒を使用すれば履歴書やそのほかの書類を折らずに提出することができ、クリアファイルに挟んでおけば郵送時に折れ曲がってしまうことを防げます。履歴書やそのほかの書類に折り目を付けないという細かな気遣いではありますが、マイナスの印象を与えてしまう可能性を考えれば、怠ることなく準備しておくのが良いです。

以下の記事では、履歴書の書き方について詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

履歴書の書き方ポイント2.個人情報欄

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「自身に関する情報を記入するだけ」と考えがちな個人情報欄においても、気をつけておくべきポイントはいくつかあります。是非参考に記入を進めてみてください。

2-1.名前は少し大きめに書く

個人情報欄に記入する名前は、小さな文字にならないよう少し大きめに記入することを意識してください。自分自身を表す名前が小さくなってしまうと、自信がない印象を与えてしまう可能性が考えられます。自信のなさはそのまま仕事に対するやる気のなさとして受け取られかねないため、記入する名前は気持ち大きめに、自信があることを表すつもりで書くようにしましょう。

加えて履歴書に記入する名前に振るふりがなには、ひらがなを用いるのが基本です。履歴書によってはカタカナで振ることが指示されているものもありますが、基本はひらがなであることを覚えておいてください。

2-2.住所は正式な表記にする

履歴書に記入する住所は、省略表記を使用せず、最初から最後まで正式な表記で記入することが大切です。応募する企業が自身の住所と同じ都道府県にあるという理由で都道府県を省略したり、アパート名やマンション名を省略して部屋の番号だけ記入したりしてはいけません。

特に「丁目・番・号」を「ー(ハイフン)」で繋いでしまう書き方は、よくあるミスとしてあげられます。普段「ー(ハイフン)」を使用している方はうっかり書いてしまわないよう気をつけておきましょう。

2-3.メールアドレスは社会人らしいものを使用する

個人情報欄にメールアドレスを記入する場合は、幼稚な印象を与えてしまいかねないニックネームなどを使用したアドレスは避けたほうが無難でしょう。名前と生年月日を組み合わせたような社会人らしいアドレスを使用すると良いでしょう。フリーメールであれば手間をかけずに新しいアドレスを取得できるため、現在使用しているアドレスを変更したくない方は利用してみてください。

また、携帯電話のキャリアメールを利用しようと考えている方は、メールの受信設定に注意する必要があります。キャリアメールでは初期設定の状態でパソコンメールを拒否するように設定されていることもあるので、意図せずして企業からのメールを拒否してしまう可能性も考えられます。そのためキャリアメールを利用する場合は、登録していないパソコンからでもメールが受信できる設定にしておかなければいけません。

履歴書の書き方ポイント3.学歴・趣味・得意科目

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「学歴・趣味・得意科目」を記入する際のポイントも、漏らすことなく押さえておきましょう。それぞれの項目に合ったポイントを押さえて記入することで、漫然と情報を伝えることを防ぎ、効果的な自己アピールへと繋げられます。

3-1.学歴と職歴は記入する際のルールがある

学歴欄と職歴欄では、記入すべき情報を省略しないことがポイントとなります。高校名を記入する場合には正式名称で「○○立○○高等学校」と記入しましょう。大学を記入する場合には学校名の後に「卒業見込み」と付け加えるなど、伝えるべき情報はすべて記入するようにしてください。また、多くの方が空欄になるであろう職歴には「職歴なし」と記入することと、記入欄の最後に「以上」と記入することも忘れないようにしましょう。

「職歴なし」や「以上」といった文言を記入することは、履歴書におけるマナーです。どれだけ素晴らしい自己アピールが出来ていたとしても、マナーがなっていなければすべて台無しになってしまいます。履歴書に限った話ではありませんが、自己アピールはマナーの上に成り立つものであると認識しておくことが大事です。

和暦と西暦はどちらかに統一する

履歴書の学歴欄や資格欄に記載する日付の表記には、和暦を使用しても西暦を使用しても問題ありません。しかし履歴書全体で見た場合にはどちらか一方の表記に統一するのが良いです。日付の表記が統一された履歴書は、表記が統一されていない履歴書に比べて分かりやすく、見た目も良くなります。日付を伝えることを考えればバラバラの表記良いと思えますが、与える印象のことを考えれば表記を統一する方が良いでしょう。

3-2.趣味と特技はシンプルな文章で伝える

趣味や特技のアピールは、豊富な知識と経験を持ち合わせている分、だらだらとした文章を書いてしまうケースが少なくありません。伝えたい情報がたくさんあるのは理解できますが、履歴書で趣味や特技をアピールする場合にはシンプルな文章で伝えることを心がけてください。

シンプルな文章には内容を理解しやすくし、1つの情報の印象を強める効果があることから、だらだらとした文章よりも自己アピールに適した文章となります。多くの情報は理解を深めるのに役立ちますが、印象を残すことに関してはシンプルな情報に及ばないため、趣味や特技を書く際は情報過多にならないよう気をつけておきましょう。

3-3.資格と免許は正式名称で記入する

次に、資格と免許の記入に関しては、略称を使用せず正式名称で記入することがポイントです。資格や免許の名称は、一般的に呼ばれている名称と正式名称が異なっている場合があります。公式ホームページを確認したりパンフレットを確認したりすることで間違いを防げますので、誤った名称を使用してしまわないよう念入りに確認しておくとよいでしょう。

以下では間違えやすい資格・免許の正式名称を記載しています。併せて確認しておくとよいでしょう。

資格・免許の正式名称(略称:正式名称)

      英検:実用英語技能検定
      英検:実用英語技能検定 2級 合格
      TOEIC:TOEIC Listening&Reading 700点 取得
      漢検:日本漢字能力検定 2級 合格
    日商簿記:日本商工会議所簿記検定
    全商簿記:全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定
    全経簿記:公益社団法人全国経理教育協会 簿記能力検定試験
       FP:2級ファイナンシャル・プランニング技能士

    3-4.ゼミ研究・得意科目も記入する

    ゼミでの研究を記入する場合は、研究のテーマやテーマを選んだ理由、研究によって得られた結果や学びなどを簡潔に記入することが大切です。専門的な内容を分かりやすい文章で説明することによって、研究に対する姿勢のアピールだけでなく、説明能力やプレゼンテーション能力のアピールにもなります。

    続いて得意科目については「なぜ得意になったのか」を説明するようにしましょう。得意になった理由は、企業が仕事を割り当てるときの参考になるため、採用した後の姿をイメージするきっかけとして働きます。どのように活かしたいのか、どのように活かせるのかを自ら伝えることも、アピールとして効果的です。

    以下の記事では免許・資格の書き方を詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

    履歴書の書き方ポイント4.学業以外の活動・自己PR

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    学業以外の活動や自己PRの記入欄では、自身の人柄や性格などをアピールできます。さまざまな人が集まった組織が企業である以上、採用する人材の人柄や性格は、企業にとって重要なチェックポイントです。人柄や性格を効果的にアピールすることで、履歴書による審査を有利に進められます。

    4-1.学業以外の活動でもアピールしよう

    部活やサークル、ボランティアといった学業以外の活動では、活動の中で努力したことや活動を通じて感じたことを伝えることで、有効な自己アピールになります。特に、大会での優勝記録やコンクールでの入賞記録などは、活動の実績が形になっているものなので、積極的にアピールするのが良いです。

    また一見アピールポイントにならなそうな事柄でも、伝え方の工夫次第でいくらでもアピールポイントにできます。何かしらの活動を行っていた方は出ししぶることなくアピールしていきましょう。

    4-2.自己PRは強みを1つに絞ってアピールする

    自己PR欄では最もアピールしたい自分の強みを厳選して、仕事に対する有用性を分かりやすく伝えることがポイントです。上記でも説明しましたが、履歴書では多くの情報を伝えようとするのではなく、アピールしたい情報をシンプルに伝えるのが効果的な方法です。

    自分の強みを1つに絞ってアピールすることで、履歴書を見る相手に対してより強い印象を残せます。印象的なエピソードを交えたり、どのように活躍できるかのビジョンを提示したりすると、なおさら強い印象を残すことが可能です。

    4-3.本人希望記入欄には定型文を記入する

    本人希望記入欄には「貴社職務規定に従います」と定型文を記入するのが一般的です。記入しなければいけない情報がある場合は別ですが、特筆すべきことが何もないときには、空欄を避けて定型文を入れるようにしましょう。

    履歴書における空欄は基本的にNGです。空欄のある履歴書はマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。埋められる記入欄はすべて埋め、書く必要のない記入欄には定型文を入れて作成してください。

    履歴書の書き方ポイント5.志望動機

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    志望動機は履歴書に説得力を与える項目です。どのような志望動機を持っているかに注目している企業は多く、採用の合否にも大きく影響します。加えて、ほかの応募者も力を入れている部分なので、記入する際のポイントは確実に押えておかなければいけません。

    5-1.なぜその企業を選んだのか

    志望動機の記入で大切なのは「応募する業界の中でも、なぜその企業を選んだのか」をはっきりさせることです。就活生の一部には、業界を選んだ理由を志望動機にしている方がいますが、企業が求めているのは業界を選んだ理由ではありません。

    企業が求めているのは、業界の中の数ある企業から自社が選ばれた理由、ひいては業界研究と企業研究によって得られた結論なのです。つまり、志望動機で見られているのは、企業を選ぶときに参考にした情報の密度であり、仕事に対する姿勢であると言えます。

    5-2.企業について入念に調べる

    志望動機で重視すべきなのがなぜ他社ではなく、応募企業なのかです。そのため企業に関する情報は入念に調べ上げなければいけません。企業の公式ホームページをチェックすることはもちろん、企業が発行しているパンフレットや広報誌、ニュースレターなどもチェックしておく必要があります。

    さらに業界紙や業界情報を網羅的に扱っているサイトなど、応募する企業以外の媒体が発信している情報、株情報や関連業界情報といった間接的な情報も集めておきましょう。採用に繋がる志望動機にするための情報は、短時間で集められるものではないでしょう。数日から数週間かけるつもりで作成に取り組んでみてください。

    5-3.説得力のある文面を心がける

    説得力のある志望動機を書くには業界と企業に関する理解が必要ですが、記入する際の言葉選び一つで説得力が変わります。どれだけ業界と企業に対する理解が深くとも、文章として相手に伝わらなければ意味がなく、説得力に欠けるでしょう。

    説得力を生む文面は「結論・理由・補足」の形が、ポピュラーな文面としてあげられます。「企業を選んだ理由・参考にした情報・理由を補強するための情報」といった形にすることで、志望動機に説得力を持たせられます。アピールするばかりでは相手の理解を置き去りにしてしまう可能性が高いでしょう。志望動機の記入では伝える情報を整理して、単純かつ分かりやすい文面になるようにしましょう。

    以下の記事では志望動機の作成方法について詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

    自己分析の浅さは人事に見透かされる

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    履歴書の作成日は投函した日を書く

    また履歴書には郵送する場合は投函日、面接に持参する場合には面接日の日付を履歴書を作成日として記入します。しかし日付の記入は履歴書作成のタイミングとずれることが多く、表記日にズレが生じやすいポイントです。後から日付を記入した場合にも表記がズレてしまわないようにしましょう。履歴書を作成する際には、あらかじめいつの表記を用いるのかを決めてから作成し始めるのがおすすめです。

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    ポイントを押さえて完成度の高い履歴書を作成しよう

    新卒の応募者が提出する履歴書には、学歴相応の質が求められます。ポイントが押えられていない履歴書では、内容を精査する前に見切られてしまう可能性も考えられます。そのため履歴書の作成では、ポイントを押さえ、学歴に見合った質を確保することが大切です。

    これから履歴書を作成しようとしているのであれば、記事内で説明した5つのポイントを押えつつ作成を進めてみてください。履歴書は、書類選考後の面接でも使用される大切な資料となります。完成度の高い履歴書が用意できれば、書類選考後の面接等も有利に進めていくことが出来るでしょう。ぜひ納得のいく履歴書を作成してください。

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也(よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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