企業研究

【クラレインターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

クラレを研究!

クラレは、東京と大阪に本社を構える日本の化学企業グループです。主に化学製品や繊維、樹脂などの製造・販売をおこなっています。「ミラバケッソ」というフレーズが印象的なCMを、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また、クラレは就職先としても人気があり、総合職の内定倍率が非常に高いことでも有名です。

クラレでは、就職の参考になるような就業体験制度として、年に複数のインターンを設けています。この記事では、クラレのインターンについての情報をご紹介します。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。

クラレの基本情報

クラレは、1926年に再生繊維であるレーヨンの国産化を目的として設立されました。その後、樹脂や化学繊維なども取り扱うようになり、今や生活に欠かせない「マジックテープ」などのユニークな商品を開発してきました。創造性に富んだ経営方針で、今後もさらなる飛躍が期待できるでしょう。

正式名称:株式会社クラレ
所在地:東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
設立年:1926年
従業員数:4,019人(2018年12月31日時点)
平均年齢:41.0歳(2018年12月31日時点)
平均勤続年数:17.9年(2018年12月31日時点)

クラレを企業研究

クラレは、「独自の技術を追求して新しい繊維や産業を切り開く」社風です。これは「世のため人のため、他人のやれないことをやる」という経営理念から読み取ることができます。「他人のやれないことをやる」というフレーズから独自性を重んじていることが分かります。

また「世のため人のため」というフレーズからは、化学繊維・技術の発展を通して、社会に貢献しようとする姿勢が感じられます。このことから、クラレには「他にはない独創性と高い技術力を追求して、産業の発展に貢献できるような人材」が適しているといえるでしょう。

化学業界の主要企業について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

クラレのインターンの選考フロー

クラレのインターンにおける選考フローは、種類によって異なります。
<機電系インターンシップ>
エントリー→マイページより参加申込み→インターンシップへ参加となります。
マイページに登録してエントリー後、応募スケジュール等の情報が案内されます。
<事務系インターンシップ>
エントリー→ESの提出→書類選考→インターンシップへ参加となります。

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クラレのインターン選考対策

クラレのインターンは、競争率が高く選考を突破するのは難しいといわれています。選考を突破するためには、選考内容にそった対策が必要です。ここでは、選考対策として先輩のエントリーシートをご紹介します。

インターンに参加する目的を明確にする

1つ目の設問は、インターンに興味を持ったきっかけです。これが明確でない場合「クラレでなくてもいいのではないか」と思われかねません。どんなきっかけで興味を持ち、何を学びたいのか明確にさせましょう。

インターンシップの目的については、こちらの記事で詳しく解説しています。

(設問)
当社のインターンシップに興味を持った理由を教えてください。 200文字以下

(回答)
貴社への理解を深めたいからです。私はあらゆる工業・家庭用品を支え、人々に豊かな生活を提供する素材業界に関心を持っています。中でも貴社は世界トップシェア製品を多数持っていること、貴社の事業方針である「世のため人のため、他人のやれないことをやる」に共感し惹かれました。業務体感プログラムを体感することで素材の持つ可能性、素材業界におけるビジネスモデルへの理解した上で貴社に対する理解を深めたいです。

学生時代の振り返りも重要

設問の2つ目は、学生時代についてです。採用担当者は、結果ではなく取り組み方など内容を見ます。学生時代の話を挙げる際も、結果重視ではなく、取り組み方から考えましょう。

「学生時代頑張った事」の答え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

(設問)
今までの学生生活で直面した一番大きな「壁」と、その「壁」を乗り越えるために行なった工夫と行動を、理由とともに具体的にご記入ください。(400字以内) 400文字以下

(回答)
塾講師のアルバイトで働き始めた当初、生徒は他の講師の言う事は素直に聞き入れても私の教えには耳を傾けてくれなかったことが私にとって大きな壁でした。そこで私は生徒一人一人に志望校合格という目標を達成して貰うために学力向上という外面的な部分のみならず生徒を内面的にも支えてあげられる講師でいられるよう努めました。講師として教え始めた当初、講師は生徒の学力を上げることが出来ればそれだけでいいと考えている自分が居たことに「壁」の原因を分析する中で気付き、それでは不十分だと考えました。

また、生徒にとって私の存在が「先生」ではなく「信頼できる大人」として認識して欲しいと考えたからです。生徒の苦手分野の分析は勿論、保護者と面談の機会を多く設け、家での様子を聞き、性格を吟味した上で生徒一人一人に対して教え方の工夫を分析しました。 内面的に支えてあげることで生徒は信頼してくれ生徒の目標へ近づけることを知りました。

クラレのインターンの内容と日程

2017年度におけるクラレのインターンは、大きく分けて3種類あります。

1つ目は「機電系職インターンシップ 1day」です。これは1年のうち冬に開催され、2回のみの実施となっています。体験内容は、実際の現場で働く機電系社員のサポートを受けながら、製造プロセスの設計をおこないます。また、化学業界や会社内の組織関係についての理解を深めることができる内容となっています。

3つ目は「事務系職インターンシップ 3days」です。このインターンは2017年~2018年の2月頃までの幅広い期間が設けられています。開催場所も東京と大阪の2か所が用意され、いずれの場合も3日間の日程となります。新規事業を立案し、素材の可能性を引き出せるようなマーケティングをおこなう内容となっているようです。

同じ「事務系職」である1dayと3daysは併願することができないため、どちらか片方のみの参加となります。

①機電系職インターンシップ

クラレの機電系インターンシップは1日タイプのインターンです。 素材メーカーならではの機電系業務の就業体験ができます。 そして、クラレ独自の技術で、素材の製造プロセスの設計を体験できます。 他にも、化学業界で働く社員の役割ややりがい、原料や製品の特徴、市場ニーズなどを学べるプログラムも用意されています。 

実施時期:
東京本社開催2018年12月19日
大阪本社開催2018年12月21日

参加条件:
機電系専攻の方

開催地:
株式会社クラレ 東京本社・大阪本社

待遇:
交通費のみ支給

②INTERNSHIP2020 ミラバケッソ営業体感プログラム~素材の持つ可能性を探る~

こちらのインターンシップは、3日間行われます。 素材メーカーや化学業界の特徴、営業の仕事について知る営業体験プログラムとなっています。 プログラムの内容は、クラレオリジナルの営業体験プログラム、新規事業展開プログラム、振り返り、フィードバックなどが予定されています。 

実施時期:
東京本社開催
1、2018年11月17日(土)~11月19日(月)
2、2018年12月15日(土)~12月17日(月)
大阪本社開催
1、2018年12月1日(土)~12月3日(月)
2、2018年12月8日(土)~12月10日(月)

参加条件:
大学生・大学院生

開催地:
株式会社クラレ 東京本社・大阪本社

待遇:
交通費のみ支給

※エントリー〆切や選考の日程は公表されていません。

クラレのインターン参加のためには選考内容ごとの対策が必要

クラレは、1年のうち2種類ほどのインターンを実施していることが分かりました。

機電系職は2月に2回ほど、機電系学科を専攻している大学生・大学院生を対象に開催されます。現役の社員の方と関わりながら製造プロセスを作成する体験内容となっており、報酬はありませんが交通費が支給されるようです。

どのインターンも、東京と大阪の2か所で開催されますが、開催時期は場所によって異なります。いずれも、エントリーや応募に〆切が設けられているため、クラレのインターンを希望する場合は、期日を過ぎないよう余裕をもって応募するようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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