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大正製薬を研究!
日々の生活に欠かすことが出来ない健康食品・医薬品ですが 、近年の健康ブームによりさらに注目が集まっています。医薬品の製造をおこなう大正製薬も就職先として人気が高い企業となっています。毎年インターンも実施されているので、ここからは大正製薬についてのご紹介とインターンについて概要をご説明します。
※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。
大正製薬の基本情報
大正製薬は、一般用医薬品、食品、雑貨等の製造、販売及び医療用医薬品の製造、販売等をおこなう子会社等の経営管理およびそれに付帯又は関連する業務を担う持株会社です。大正製薬は東京都に本社があり、国内の傘下会社は以下のようになっています。
・大正富山医薬品株式会社
・ビオフェルミン製薬株式会社
・株式会社トクホン
・養命酒製造株式会社
また海外にもグループ会社があり、世界的に事業展開しているグローバル企業です。
正式名称:大正製薬ホールディングス株式会社
所在地:〒170-8655東京都豊島区高田三丁目24番1号
設立年:2011年10月3日
従業員数:3,188人(2018年3月31日現在)
大正製薬を企業研究
大正製薬は、「健康でありたい、すべての人々へ」という理念を掲げて経営されています。個人の成長を応援している企業であり、新入社員研修後も勉強会が開かれ、外部の研修や自己啓発への支援もおこなわれています。
事業内容は「予防から治療までをトータルサポート」を念頭においているセルフメディケーション事業、病気の治療を進める医薬事業、ドリンク剤リポビタンDを中心とした海外展開と3つの事業を中心としています。
適職診断で大正製薬との適性を確かめてください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
大正製薬インターンの選考フロー
大正製薬のインターン選考フローは、エントリーまでは共通していますが希望する職種によって異なります。【エントリー→ES提出→書類選考→適性試験→面談→合否連絡】となります。ESはインターネット上でエントリーしたのち、サイト内からコピーした上でESの記入および提出が必要です。
大正製薬のインターン選考対策
大正製薬のインターンはその知名度から競争率が高く、参加するのは難しいといわれています。大正製薬のインターン選考を突破するためには、どういった能力や考え方が求められているのでしょうか。大正製薬のインターン選考対策についてみていきます。
志望理由を明確にする
大正製薬のインターン選考では、エントリーシートの提出が求められます。その際の設問にある志望理由は、まず採用担当者が目にするものですので、明確や理由を記載できるようにしましょう。ここでは、先輩の志望理由を紹介します。
(設問)
志望理由
(回答)
私は、医師でなくても人々の健康を支えることのできる仕事がしたいと思っています。そして貴社を志望する理由は、貴社が精神神経領域に力を注がれているからです。私は、人を救いたいという想いから、臨床心理士を目指して大学に進学しました。しかし学校の演習に取り組むうちに、カウンセリングを必要としているクライアントの方の話を聴くに十分な精神力を持ち合わせていないと感じ、臨床心理士を目指すことを諦めてしまいました。しかしMRという仕事を知ったとき、薬の情報を届けることで医療に貢献できると知りました。貴社でこそ、諦めてしまった精神領域の患者様を救うという想いが実現できると思い志望いたしました。
事実だけでなく経験から学んだ内容を自分の言葉で説明する
自己PRや学生時代に頑張ったものを問う企業は多くあります。この設問に答える際、大事なのは経験や事実だけでなく、それにより何を得たのか、自分の学びはなにか話せることです。大正製薬のエントリーシートにおいても、同様の設問がありますので、学びについて話せるようにしておきましょう。
(設問)
学生時代力を入れたこと
(回答)
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだことは、所属しているバスケットボールサークルに、定期的な練習試合の機会を設けたことです。私は、初心者から経験者までいる大きなサークルに所属しています。普段の練習はみんなが楽しく活動できることを目標に練習をしているので、試合に向けた練習は不十分でした。試合メンバーは個々の能力はありますが、しっかりと練習を積み重ねてきた相手に勝つことはできませんでした。私はこのことを悔しく思い、状況を変えるために、試合に向けての練習をサークルに取り入れることを考えました。社会人スポーツのサイトに登録をして、私たちと練習試合をしてくれるよう複数のチームにコンタクトを取りました。そして、月に最低2回の、定期的な練習試合の機会を設けることができ、各大会では以前より良い成績を収めることができるようになりました。
(設問)
上記の経験から、あなたは何を学び、その後の行動にどう活かすことができましたか?
(回答)
私は上記の経験から、状況を変えるためには、自ら行動を起こすことが重要であるということを学びました。そして、私は今ある状況をより良くするために、困難に立ち向かう力があるのだと自信を得ることもできました。大会で負けるごとに、チームのメンバーは涙を流していました。しかし私は、練習不足で勝てるわけがないと、もやもやとした気持ちになり泣くことができませんでした。悔しがるだけでは、状況は変わりません。その状況を変えたいと思うなら、どのようにすれば改善されるのかを考え、実際に行動に移さなければならないと実感しました。この経験から学んだことは、私が何か判断したり決断したりしなければならないときに活かすことができました。状況を変えるために一歩踏み出すことには勇気がいりますが、この経験をしたときに、行動してよかったと達成感を得ていたので、私は積極的に挑戦ができるようになりました。
大正製薬インターンの内容と日程
大正製薬では、3種類のインターンシップが実施されています。営業職・マーケティング職、開発職、生産技術職のコースです。選ぶコースによって実施される内容は違ってきますので、自分が受けたいコースを選ぶことが重要です。
営業職・マーケティング職のコースでは、座学が中心となっており、開発職は座学とロールプレイングを通じての実務体験です。生産技術職では工場見学、座学が中心の内容となっています。
①冬のインターンシップ【営業職・マーケティング職】
こちらのコースは2日間の日程でおこなわれます。1日目はオリエンテーションとグループワークです。2日目はグループワークと社員座談会などがあります。大正製薬で働く社員の話をじっくり聞いてみたいと考えるなら、こちらの営業職・マーケティング職コースを選びましょう。2日間の日程となっているので、スケジュールに余裕がある人におすすめです。
実施時期や参加条件は以下のとおりです。
■実施時期:A日程 2月8~9日
B日程 2月13~14日
C日程 2月20~21日
■参加条件:大学、大学院に在籍中である(学部学科不問)
営業、マーケティングに興味がある
積極的に挨拶ができ、意欲的に参加できる
■開催地:A日程 東京・名古屋・広島・香川
B日程 東京・仙台・金沢・大阪
C日程 東京・札幌・大阪・福岡
■待遇:
弁当、交通費一部支給あり
■その他
<募集人数>
東 京 60名程度(20名×3日程)
札 幌 5名程度
仙 台 10名程度
名古屋 10名程度
金 沢 5名程度
大 阪 20名程度(10名×2日程)
広 島 10名程度
香 川 5名程度
九 州 10名程度
エントリー締め切りや選考の日程は公表されていません。
② 冬のインターンシップ【開発職コース】
こちらのコースは2日間の日程でおこなわれます。1日目は講義があり、内容としては大正製薬とはどのような会社なのかを知ること、開発職、モニターの1日を知るというものです。2日目はロールプレイを進めていく中で、開発業務の実務体験をしていきます。
どのように新薬が開発されるのか知りたい人は、こちらのコースがおすすめです。2日間の日程となっているので、スケジュールに余裕がある人におすすめでしょう。
実施時期や参加条件は以下のとおりです。
■実施時期
1月30日、31日
■参加条件
理系大学院(薬・理・農・工・獣医学系など)に在籍中である6年制学部(薬・獣医学系など)に在籍中である
■開催地
本社(東京都豊島区)
■待遇
弁当、交通費の一部支給あり
■その他
募集人数 30名程度
エントリー締め切りや選考の日程は公表されていません。
③冬のインターンシップ【生産技術職】
1日の日程のこちらのコースは、エンジニアリングコースとして主に現場の生産を見ていくことになります。内容としては以下のとおりです。
・導入学習(製薬メーカーでの仕事を幅広く学習)
・工場見学
・製造設備のライン設計に関するグループワーク
・社員座談会
現場ではどのように健康食品や医薬品が作られているのかが見られますので、現場を肌で感じたいという方にはおすすめです。
実施時期や参加条件は以下のとおりです。
■実施時期
A日程 2月14日
B日程 2月20日
■参加条件
機械系、電気・電子系(3年生、修士1年である)
■開催地
大宮工場(埼玉県さいたま市)
■待遇
弁当、交通費の一部支給あり
■その他
募集人数 20名程度
エントリー締め切りや選考の日程は公表されていません。
まとめ
大正製薬を有名にしたのは、「鷲のマークの大正製薬」「ファイト一発!」でお馴染みリポビタンDのCMでしょう。インターンシップの中でも必ず紹介される主力の製品です。
インターンに参加する際には、目的を持ってコースを選ぶ必要があります。大正製薬の何を知りたいのかを考えて、自分の進んでいる学部を考慮して参加しましょう。大正製薬の商品のリポビタンDはとても馴染みのあるものですが、その企業の裏側を覗ける機会はなかなかありません。大正製薬のインターンでは、商品の製造工程や、営業、会社の中を知る体験をすることができます。医薬品、健康食品業界に興味がある学生は、大正製薬のインターンにエントリーしてみてはいかがでしょうか。