筆記試験

【就職試験における適性検査の種類】知っておきたい対策までご紹介

適正検査とは筆記試験と同じ意味

就職試験では適性検査が実施される企業が多いですが、これは基本的には筆記試験と同じ意味です。適性検査は学力テストや性格テストに分けられて実施されることが多く、筆記試験と同じで紙のテストでそれをおこなうこともあります。場合によってはパソコンなどを使用してのWEBテストになる場合もありますが、基本的な内容は変わりませんし、筆記試験同様にしっかりと勉強し、対策を立てておくことが大切です。

適性検査の合格ラインは企業によって違いますが、高得点を獲得すれば合格率は上がりますし、内定に一歩近づくことができます。適性検査にはさまざまな種類があり、それぞれの対策を進めることが大切ですので、検査の種類を知って対策を進めていきましょう。

就職試験の適性検査①SPI

就職試験の適性検査としてはSPIが挙げられ、多くの企業で採用されています。SPIは就活の適性検査の定番とも言える適性検査であり、就活を攻略するためには必ず対策をしておかなければなりません。

問題自体の難易度はそれほど高くはありませんが、問題数が多く、制限時間もありますので素早く解答していく必要があります。形式に慣れていないと高得点を取ることは難しく、対策は必須です。SPIにもさまざまな種類がありますので、どのような形式でおこなわれるのかを知っておきましょう。

SPIの試験内容

SPI検査の試験内容は、大きく分けて2種類に分かれます。どちらも回答のための制限時間が設けられているので注意が必要です。

試験のひとつは、指示された問題への回答によって基礎能力を検査する能力検査です。こちらは一般的なテストのように、ある程度事前に準備や練習など、問題をスムーズに解けるよう対策をしておくことで、実際のSPI試験での回答率をよくすることができます。

もうひとつは、質問への回答から被験者の性格や方向性を測る性格検査になります。こちらは能力検査とは逆に、事前に準備をしてしまうと回答に違和感が出たり本来の性格を偽る結果になってしまうといわれています。ですので、性格検査の対策はあまりしない方がいいでしょう。

能力検査

能力検査は働く上で必要な、基礎的な能力を試験の形で検査します。一般的なテストとの違いは、得点が高ければ高いほどよいということではなく、企業が求めている水準を満たしているかどうかが重要になる点です。企業によって求められる能力水準は違いますが、基本的な対策方法については大きな違いがないと思っていいでしょう。

能力検査の中でも「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題に分かれます。各問題を通して検査されますが、言語分野は主に言葉の意味や要旨をとらえて理解する力を測ります。

企業によっては、英語の問題もあわせて出題されるようです。非言語分野は数学に要求される論理的思考力や、数的な処理をできるか測るための問題内容になります。

性格検査

性格検査では、日頃の行動や考え方についての質問が、多角的に出題されます。これらを数値化し、回答者がどんな人間なのか、どのような仕事や組織に向くかというある程度の人となりを把握することができます。

質問内容は、主に物事や人、目標などに対する考え方を2つの選択肢から選択する形となっています。回答数は約300問程あり、これらに30分で回答することが求められます。なので、あまり考え込まずに自分の考えに当てはまる回答をするのが一般的な形です。

選択問題であることからも分かるように、性格検査には能力検査のように、事前の準備や問題傾向を把握することで回答を偏らせることが難しい検査でもあります。その分、企業が求める人物像に沿う回答を選ぶことで、ある程度対策はできるでしょう。

SPIの受検方法

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SPI検査では、マークシートに回答する一般的な試験と同じ形式の検査も含めて、4種類程の受験方法が用意されています。そのうち3種類はパソコンを用いた受験方法になるため、SPIの受験方法次第ではパソコンが使用できる環境が求められることになります。

パソコンでおこなわれる受験方法の中でも多いのが、専用の施設でおこなうテストセンター方式と、場所を指定せずパソコンで受験可能なWEBテストの2種類です。特にWEBテストの場合、スマートフォンからの受験は認められていないので、その点に気を付けましょう。

基本的に、受験方法は企業側からのアナウンスに従う形になります。テストセンターでは実施会場が企業以外の場所になるため、住所の確認なども必要になります。

テストセンター

SPIの適性検査はテストセンターでおこなわれることが主流です。テストセンターは専用の会場で受ける適性検査であり、事前に予約して申し込みをしますので受検日などは自身で設定することができます。企業から送られてくる案内をもとにテストセンターに登録し、IDなどを取得してから予約画面に移ります。

テストセンターでは学力テストと性格テストがありますが、性格テストについては自宅などで事前に済ませておくことが必要です。性格テストが終わっていないと本予約はできませんので注意しましょう。SPIのテストセンターを使用している企業は多く、ソニーやパナソニック、トヨタなどが実施しています。テストセンターの結果は1年以内であれば他の企業に使いまわすこともできますし、一度受検していれば再度受検の必要はありません。

WEBテスト

SPIの適性検査は専用会場で受検するテストセンターだけではなく、自宅などで受検が可能なWEBテストもあります。WEBテストはいつでもどこでも受けられることが長所であり、期限さえ守っていればいつ受検しても問題はありません。そのため期限ぎりぎりまでしっかりと勉強をしてから受けることもできますし、対策次第では合格率を高めることができます。

WEBテストは基本的には自宅で受検しますので、企業の人からの監視はありません。そのため替え玉受験が容易に可能であることが短所です。替え玉が可能であり、学生の適性な能力を測ることができませんので、採用している企業は減少傾向にあります。見られていないからといって不正は禁物ですので、替え玉で受けずに必ず自身で受けるようにしましょう。

無料の模試&問題集で対策しよう

SPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

就職試験の適性検査②玉手箱

就職試験の適性検査としては玉手箱もメジャーであり、WEBテストではトップシェアを誇っています。かなりの企業が玉手箱を採用しているため、就活をしていれば必ず一度は経験する適性検査です。

多くの企業が使っていますので、対策をしておけば就活をかなり有利に進めることができ、就活の成功率を上げることができます。玉手箱も対策なしでは高得点を出すのが難しい検査ですので、出題の傾向や特徴などを知って、事前準備を進めていきましょう。

玉手箱は英語力も問われる

適性検査の学力テストは基本的には言語と計数の二つで構成されていますが、玉手箱はそれに加えて英語の問題も出題されます。英語力も問われますので、事前にしっかりと勉強をしておかなければなりません。玉手箱は出題範囲が広いのが特徴であり、難易度も簡単なものから難しいものまでさまざま出題されます。

そのため易しい問題に当たれば対策なしでもある程度解答することはできますが、難易度の高い問題が出題されれば、途端にできなくなりますので注意が必要です。玉手箱で出される問題の形式は決まっており、同じ形式の問題が連続して出題されます。問題の形式を知り、それに慣れておけばスムーズに解答することができますので、出題形式を知っておくことが大切です。

問題数が多いためスピードを意識する

玉手箱は出題範囲の幅が広く、難易度も簡単なものから難しいものまでさまざまですが、それは出題される問題数が多いからでもあります。問題数が多く、さらに制限時間が設定されていますので、効率良く解けるようにトレーニングが必要です。1問あたりに長い時間を使うことはできませんので、問題を見れば反射的に解答できるようにしておかなければなりません。

解答スピードを上げるためにも、無料のWEBテスト問題集を使って対策しましょう。こちらの問題集では、玉手箱とTG-WEBに対策できる問題が非言語と言語に分かれて掲載されています。詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができます。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

就職試験の適性検査③TG-WEB

就職試験の適性検査としてはTG-WEBも挙げられ、これはSPIや玉手箱に比べれば採用している企業は少ないです。採用企業数はそれほど多くはありませんが、それでも適性検査としてはメジャーなものの一つですので、しっかりと対策をしておかなければなりません。

TG-WEBも他の適性検査と同様に対策なしでは攻略することはできませんし、高得点を取るためには、さらに念入りな対策が必要です。TG-WEBの特徴をしっかりと理解して、上手に対策を進めていきましょう。

難関企業で頻繁に実施される適性検査

TG-WEBは難関企業で頻繁に実施される適性検査であり、知識を要する試験になっているため、大手企業を目指す就活生は対策必須です。適性検査はTG-WEBやSPI、玉手箱以外にもさまざまありますが、数ある適性検査の中でもTG-WEBはトップクラスの難易度を誇っています。

対策なしではほとんど解答できずに終わってしまう場合もありますし、全問解答することすらできない場合も多いです。解答するためにはさまざまな知識が必要ですし、単純な学力だけでは解答できない問題もたくさんあります。幅広い知識に加えて高い思考力も必要になりますし、単なる学力テストと考えないことが大切です。TG-WEBを攻略するにはTG-WEBに合わせた対策が必須ですので、大手を目指すのであれば必ず対策しておきましょう。

志望企業が実施していなければ対策は必要ない

TG-WEBは適性検査の中でも難関な検査ですので、事前にしっかりと対策をおこなう必要がありますが、志望企業が実施していなければ対策の必要はありません。TG-WEBは基本的には大手企業で採用されている適性検査であり、中小企業では実施されていないため、志望企業が実施しているかどうかを調べておくことが大切です。

せっかく対策をしても志望企業でTG-WEBが採用されていなければ意味はありませんし、勉強時間が無駄になってしまいます。TG-WEBは難易度が高いため、対策にもかなりの時間を要しますし、時間を無駄にしてしまうと就活でも大幅に出遅れてしまう可能性が高いです。適性検査ごとに出題範囲は違いますし、他の検査には活かせない場合も多いので、志望企業でTG-WEBが出題されるかどうかを確認してから、勉強を始めましょう。

適性検査を受ける前に必要な準備

適性検査を受ける前に必要な準備

適性検査を受ける前に、なんの準備もしていないのでは企業の求める水準の回答をするのは難しくなります。また適性検査はある程度問題回答に慣れておくことを要求される部分があるので、実際に適性検査を受ける前に、問題を解きやすくなるように対策をしておくようにしましょう。

準備としては、実際の検査環境に慣れることと問題自体に慣れることが主体になります。ある程度慣れた状態で受験することで、多少のトラブルにも対応できるゆとりなども出てくることでしょう。

パソコンでの受験に慣れる

適性検査は様々に存在しますが、近年はパソコンを用いた検査方法をおこなうことが多くあります。そのため、大事になってくるのがパソコンを使用することに慣れることです。

大学でのレポート作成も含め、スマートフォンを主に使用している就活生も増えているようですが、適性検査ではそのスマートフォンは使用できません。加えて検査方法によっては時間制限が設けられていることもあるので、パソコンでのキーボード入力に慣れておかなくては、回答するのも苦労することになります。

まずはキーボード入力をスムーズにおこなえるように練習しておきましょう。その上で、WEB上で可能な適性検査の模試などを利用して、パソコンでの受験に慣れるようにしましょう。

問題集を繰り返し解く

適性検査の能力検査については、時間制限もあり、ある程度スムーズに回答することが求められるようになります。その点を踏まえると、問題に慣れておくことは大事になってきます。問題に慣れるには、市販の問題集を用いて何回も問題を解くのが一番の対策です。

問題集を繰り返し解くことで、ある程度同じ傾向のある問題であれば、回答の速度が上がるようになります。時間制限のある適性検査の場合は、問題の傾向や解き方を把握することで、時間配分についても考えながら回答することができるようになるのもメリットのひとつです。また、模試の代わりに使用することも可能なので、実際の試験のシミュレーションとして使用することもできるので、検査対策に問題集は最低1冊は用意しておきたいところです。

希望する会社の適性検査の内容を把握しておこう!


就職試験では多くの企業が適性検査を採用しており、これを突破できずに悩んでいる人は多いです。適性検査と一口に言っても種類はさまざまであり、企業がどの種類を採用しているかによって、試験の内容は違ってきます。同じ言語と計数の問題であっても、適性検査の種類によって出題範囲は違いますし、問題の傾向なども異なります。

適性検査は種類によって特徴が大幅に違いますので、それぞれに合わせた対策をしておくことが大切です。難易度にも差はありますが、対策なしで攻略できるものは一つもありませんし、事前の対策が合否をわけるポイントにもなります。志望する企業ではどの適性検査がおこなわれるのかを事前に調べ、しっかりと対策をして就職試験に備えておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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