就活の悩み

【就活でセクハラを受けたら】知っておくべき具体例と対処法を解説

就活中に企業側からセクハラを受ける人もいる

最近では、「セクハラ」について多くの理解も進み、対策が取られている企業も多くなっています。企業の中で「セクハラ」の言動について、細かく規定がなされていたり、きちんとした相談窓口があったりすることも多くあります。

また、見張り役のような部署がある所もできています。ただ、就活中の「セクハラ」は、女子就活生自身がその事実をしっかり報告しない限り、見過ごされてしまいがちです。何か変な行為や言葉があった場合には、それが「セクハラ」であるという認識を女子就活生自身が持つ必要があります。どこからが「セクハラ」にあたるのかということを把握しておきましょう。就活生と採用担当者という力関係などから、予想外のありえない行為や発言が生まれることもあります。採用担当者だから我慢しなければならないと考えるのではなく、しっかり「セクハラ」かを見極めましょう。

被害の大半は女子就活生

女子の採用が少ない企業などでは、女子就活生への面接や採用対応にしっかりとしたマニュアルがない所もあるでしょう。採用担当者は現在でもまだ男性の方が多く、権限を持った管理職や責任者となっていると、対応の面でも上から横柄に様々なことを迫ってくる可能性もあります。

面接時の質問などの場面では、就活生は真摯に答える必要がありますので、答えているとプライバシー的な内容が含まれていることもよくあります。女子就活生が「セクハラ」被害の大半ですが、男子就活生も最近では何があるかわかりません。本当に面接や採用に関係のあることなのか、仕事に関連する質問であるのか、面接担当者や管理職などとしての発言であるのかを、しっかりと自分の中で判断しておくことも必要です。

36の質問に答えて自分のタイプを把握しよう

自分がどのようなタイプなのかを知るためにおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプを診断できます。

技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

就活生が被害にあったセクハラの実態

実際に起こりうる「セクハラ」について、事例に沿った説明をしていきます。

個人的に連絡がくる

最近の「セクハラ」についての厳しい世間状況や、個人情報について細かな規定がある中で、就活の場面では、自分の個人情報が開示されていることを慎重に認識することが大切です。面接担当者や管理職にとっては、貴重な個人情報を得たと勘違いする人も実際にいますので、気を付けましょう。企業として、面接や採用の連絡がある場合には、とても改まった形式をとって連絡をしてくることが通常です。もし、少しでも個人的な連絡といったスタイルで連絡をしてきた場合には、しっかり企業を通じた連絡であることを確認する必要があります。

例えば、何日までに連絡をしますと、面接の場で言っておきながら、その前に何回も連絡をしてきたり、「もう一度会ってお話ししたい」と個人的なことを伝えてきた場合には、「企業にお伺いします」などと返事をするようにしましょう。こちらでも切り替えて対応していくことが大切です。どうした言動が「セクハラ」に値するのかを知ったうえで、失礼にならないようにしながらも、きちんと対応していきましょう。

内定を餌に交際を申し込まれる

現在は、とても「セクハラ」に厳しい時代ですので、企業としても交際を条件に採用にするなどということはありえないものです。ワンマン経営の社長の会社などで、社長自らそうした体質の企業が、もしかするとあるかもしれません。

しかし、大抵の企業では、採用をちらつかせることで、交際を求めるなどというケースは少ないでしょう。もし、そうしたことを言われても、純粋に企業への採用を考えているだけであること、交際とは関係ないことを、自分の中でしっかり分けて考えましょう。つい就活に一生懸命であるがゆえに通常ではおかしいと思うことも「それなら」と思ってしまうこともあります。一度冷静になって受け止めて考えてみることも必要です。

無駄なボディタッチ

面接時のボディタッチは、女子就活生も緊張していますので、意外と見過ごして我慢してしまうことがあるのが、ボディタッチです。面接担当者や管理職などといった立場の方に、失礼をしてはいけないという思いで「セクハラ」をやり過ごすこともあります。過敏に反応する必要はありませんが、不快なボディタッチなどを受けた場合には、「セクハラ」行為であることを考える必要があります。

本来、面接の場では、そうしたボディタッチはほとんど行われないものであり、ボディタッチが多い場合は少し変であることを自分で感じ取りましょう。特に男性面接担当者との1対1の個人面接である場合には、少し気を付けて対応した方がいいかもしれない場面も時にはあるでしょう。

卑猥な画像や動画を見せられる

面接の場面に似つかわしくないもの、不自然な画像や動画を見せられた場合には、きちんと拒否することも大切です。そうした画像や動画を見せられる場合は、計画的な「セクハラ」行為とも思われ、確信犯と言えます。何度もそうしたことを面接の場面などでやってきた担当者や、女子就活生ということでそうした思いにかられる担当者も、なかにはにはいることがあります。

「セクハラ」行為は、大きな問題です。大切な面接や採用の場で、企業のイメージを損なうような画像や動画を見せる行為は、あってはならないものです。その場をできるだけ離れて、そうした行為が行われたことをきちんと報告できるようにしたいものです。

面接でセクハラを受けた時は焦らず冷静に

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就活では面接中にセクハラを受けることもありますので、その際の対処法を知っておくことが大切です。就活では企業が強く、就活生は弱い立場になりやすいため、立場を利用した悪質なセクハラが後を絶ちません。実際にセクハラの被害を受けたことのある人は多いですし、残念ながらセクハラ被害はいまだ多く残っています。

就活生は企業よりも弱い立場にあると認識してしまっている人が多いため、どのように対処していいかわからず、悩んでいる人は多いです。セクハラ被害を受ければ焦らず冷静に対処することが大切であり、上手に対処すれば被害を最小限に食い止めることができます。面接でのセクハラは意外にも身近にあることですので、対処法をしっかりと身に付けておきましょう。

面接でのセクハラの具体例

セクハラに上手に対処するためには、面接中のどんなことがセクハラに当たるかを知っておくことが大切です。実際にセクハラを受けていたとしても、それがセクハラに該当するとは知らず、ただ嫌な思いをしている人は多いです。

セクハラと向き合うのは嫌なことではありますが、何がセクハラに当たるのかをしっかりと認識し、その上で対処していかなければなりません。面接でのセクハラの具体例を知り、どんなセクハラが実際に起こっているのかを知っていきましょう。

彼氏の有無など恋愛関係についての質問

面接でのセクハラの具体例としては、彼氏の有無など恋愛関係についての質問が挙げられます。面接ではさまざまな質問をし、その人の本質を探っていきますが、彼氏の有無や交際人数、結婚の予定など採用と関係ない質問をされる場合もあります。

中には一見採用には関係ないように見える質問でも、きちんとした意図があってしている場合もありますが、プライベートに深く迫る質問をすることは基本的にはありません。恋愛に関係することなどは採用とは全く関係ありませんし、どう考えても評価につながるものでないものであれば、セクハラと考えましょう。プライベートについてを尋ねる質問がされる場合もあり、線引きが難しくはありますが、異性が関係する内容であれば基本的にセクハラになります。

スリーサイズなど体形についての質問

面接ではスリーサイズについて聞かれることもあり、これはまぎれもなくセクハラです。仕事をするのに体型は関係ありませんし、相手を不快にさせる質問でもありますので、セクハラと考えて問題ありません。またスリーサイズを聞くだけではなく、体型について言及されることも基本的にはセクハラに当たります。

胸や臀部についての発言はもちろんセクハラですし、肩幅ががっちりしている、あるいは細いなどの発言もセクハラと捉えることもできます。セクハラは基本的に受け手側の基準で決まりますので、不快な思いをすればセクハラと認定して問題ありません。基準を厳しく設定しすぎるのもよくありませんが、体型に関する質問は基本的にはセクハラになることを覚えておきましょう。

面接中のセクハラがひどい場合は退席して身を守るのも大事

面接中にセクハラを受ければ、基本的には後日企業に訴え出ることになりますが、面接中のセクハラがひどい場合は退席して身を守るのも大切です。場合によっては度を越えたセクハラをされる場合もありますし、その際には途中で退席しても問題はありません。途中で退席すれば不合格になると心配する人も多いですが、その企業に就職してもいいことはありませんし、最も大切なのは自分の身を守ることです。

自身の将来を決めるために就活は大切ですが、それ以上に自分自身はもっと大切ですので、身の安全を最優先して考える必要があります。退室したその足で企業内の別部署にセクハラを訴え出てもいいですし、耐える必要はありませんので、退室して身を守りましょう。

ひどいセクハラの中には性的行為の共用をされることもある

セクハラは言動だけによるものではなく、ひどい場合は性的行為の強要をされることもあるので注意しましょう。性的行為に応じないと内定を出さないなどと言って、強要してくる可能性もあります。性的行為を強要されたからといって、絶対に応じる必要はありませんし、その場で選考を辞退することが大切です。

応じたからといって自身が傷つくだけですし、内定がもらえる保証はありません。また入社後もセクハラは続く可能性が高いですし、さらに激化することも考えられます。セクハラに応じなければ内定を出さない企業など、就職する価値もありません。就職しても良いことはありませんので、素早く辞退して身の安全を守ることを第一に考えましょう。

就活でのセクハラへの対処法

面接ではさまざまなセクハラが横行しており、実際にセクハラを受けても声を上げることができずに傷ついている人はたくさんいます。セクハラは犯罪ですし、被害を受ければきちんと声を上げて、対処していくことが大切です。

声を上げることは自分を守るためにはもちろん必要なことですし、セクハラ被害を訴えることで他の人に被害が及ぶのを防ぐこともできます。セクハラを受ければ対処していくことが大切ですので、上手な対処法を知っていきましょう。

志望企業の他の採用担当者に報告する

就活中にセクハラを受ければ、志望企業の他の採用担当者に報告することが大切です。日時、担当者、場所、実際に受けた被害などを詳細に文面などに記載し、企業に報告して対策を立てていきましょう。セクハラ被害を企業に訴えることで、担当者との話し合いの場を設けてもらえる場合もありますし、面接のやり直してもらえる可能性もあります。

また辞退する場合でもセクハラをした面接官から謝罪を求めることもできますので、まずは企業に相談することが大切です。セクハラ被害があったことを伝えるのは勇気が必要ですが、話しやすいように女性社員に相談しても構いません。まずは声を上げることが大切ですので、セクハラがあったことを必ず申し出るようにしましょう。

可能ならスマホ等を使用して録音をして証拠を残しておく

セクハラを受けた事実を書面にまとめ、企業に提出することでも被害を訴えることはできますが、可能ならスマホ等を使用して録音をして証拠を残しておくことも大切です。音声などを録音できると信憑性の高い証拠となり、ただ報告するだけより確実に伝えることができます。

音声データがあれば法的にも有効な証拠となりますし、訴えた場合でも大きな力を発揮します。ひどい場合だと企業ぐるみでセクハラの事実を隠蔽しようとする場合もありますので、明確な証拠があることは大切なことです。もちろん無理に録音をする必要はありませんし、それによって被害が増えるのは絶対に避けなければなりません。まずは自身の身の安全を確保し、その上で可能であれば録音をするようにしましょう。

対処法を頭に入れて面接などでのセクハラには断固たる拒否を

就活の面接は自身の将来を決める大切な場ですが、面接中にセクハラをされてしまうこともあります。セクハラは犯罪行為ですし、黙って耐えている必要はありません。企業に訴え出て対処してもらうこともできますし、どうしても我慢ができないのであれば、法的に訴える方法もあります。

就活中の企業と就活生の立場の違いを利用して、セクハラをしようと考える人も少なからずいますし、きちんと自衛の手段を身に付けておくことも大切です。セクハラはごく一部の人だけが受けるものではなく、誰でも被害を受ける可能性がありますので注意しなければなりません。まずは自分の身を守ることを最優先に考え、上手に対処してセクハラを断固拒否していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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