履歴書

就活生のための履歴書の書き方|各項目ごとに徹底解説!

履歴書は一番初めに採用担当者の目に入るもの

就活では履歴書は絶対に欠かせないものであり、書き方によって印象は大きく違ってきます。履歴書の書き方にはさまざまなルールやマナーがありますので、それらを理解して正しく守り、作成しましょう。履歴書の内容が良くても、マナーを守った書き方ができていなければマイナスの印象を与えてしまうので、選考は勝ち抜けません。

就活では履歴書は非常に重要なものであり、書類選考だけではなく、その後の面接などでも使用します。採用担当者は履歴書を見ながら評価を決定していきますし、就活を攻略するためには、履歴書でしっかりとアピールしていきましょう。履歴書の正しい書き方を知り、アピール力を高め、就活の攻略を目指します。

履歴書を書く前に用意するもの

  • 就活用のメールアドレス
  • 履歴書のサイズに合った証明写真
  • 認印
  • 0.7mmの黒いボールペン
  • のり
  • クリアファイル
  • 白封筒

履歴書を書く前には用意すべきものがいくつかありますので、まずは揃えるところから始めましょう。就活中は企業とメールでのやりとりが多いため、メールアドレスは必須ですし、アドレスは社会人としてふさわしいものを選ぶ必要があります。また履歴書には印鑑を押しますが、認印はシャチハタNGです。

履歴書郵送時の封筒は白など、基本的な就活ルールに沿って準備していく必要があります。アドレスや認印、封筒だけではなく、履歴書に貼り付ける証明写真、応募書類をまとめるクリアファイルなども必要になります。またボールペンやのりなどの筆記用具も必要です。履歴書以外にも必要なものがたくさんありますので、早めから準備をして必要なものを揃えておきましょう。

消せるボールペンはNG

履歴書を記入するさいは、基本的にボールペンを使用すれば問題ありません。ですが、使うボールペンの種類については気を付けるべきてんがあります。ボールペンにもいくつか種類がありますが、特に最近使われるケースの多い「消せるボールペン」については、基本的に履歴書では使えないと思った方がいいでしょう。

基本的に履歴書は、書き直せる筆記用具を使わない方がいいからです。シャープペンシルや鉛筆は下書きに使うことはあっても、清書には使いません。これは書き直せる筆記用具を使うことで、履歴書の改ざんを防ぐ理由があります。同じような理由で、消せるボールペンも履歴書には使えないのです。

履歴書の書き方【基本情報編】

履歴書を書くにあたって必要なものを揃えれば、まずは履歴書の基本的な書き方から確認していきましょう。履歴書にはさまざまな項目がありますが、基本情報の書き方についてはそれほどこだわらずに書き進めている人が多いです。

しかし基本的な部分こそ注意が必要であり、特に意識せずに書き進めてしまい、間違っている人はたくさんいます。基本情報で間違えてしまうのは非常に勿体ないので、基本的な部分で間違えないように正しい書き方を理解しておきましょう。

初めに印鑑を押して最後に写真を貼る

履歴書は書きこむ前に、初めに印鑑を押して最後に写真を貼るのが基本になります。履歴書は印鑑が必要ですが、ここで間違えてしまうと書き直しになってしまいますので、先に押すのが無難です。印鑑で失敗してしまうことは多いので、書き直すリスクを減らすためにも最初に押しましょう。

印鑑はまっすぐ中央に名前がくるように丁寧に押します。印鑑を押し、そこから内容を書き進めていきますが、写真は書き損じの可能性もあるので最後に貼るのがおすすめです。一度貼った写真は、再利用ができませんので、無駄を出さないためにも最後に貼るようにしましょう。写真は裏に大学名と名前を書いて、両面テープでしっかりと貼るのがポイントです。

日付は状況に応じた書き方が必要

履歴書は作成すれば日付を記入しなければなりませんが、これは必ずしも作成日を書くわけではありません。日付は状況に応じた書き方を心がける必要があり、郵送なのか手渡しなのかによって書くべき日付が違っています。履歴書の日付については郵送する場合は投函日、手渡しの場合は当日の日付を記入しましょう。

履歴書を書いた日ではなく、提出する日を書かなければなりませんので、間違えないように注意が必要です。日付を書く際には年月日すべてを記入しますが、西暦か和暦かは全体で揃えます。履歴書では日付を書く欄がいくつかあるため表記を合わせていかなくてはいけません。西暦と和暦どちらを使用してもいいですが、履歴書内で表記を統一させることは覚えておきましょう。

住所については略さずに最後まで

履歴書には現住所を記入しますが、住所については略さずに最後まで書く必要があります。どれだけ長くてもマンション名や番地まで省略せずに書かなければなりませんし、マンションなどの場合は何号室かまで記入が必要です。住所は大切な情報の一つであり、企業から郵送物が届く場合もあります。

企業によっては面接の合否の結果を郵送で通知する場合もありますので、正しい住所を記入しなければ結果が分からない場合もあり、注意が必要です。住所が本当に合っているかが不安な場合は、免許証や住民票などを見るといいでしょう。住所は書き慣れている人も多いので確認もせずに書き進めてしまいがちですが、実は間違いやすいポイントでもありますので注意が必要です。

履歴書の書き方【学歴と職歴編】

履歴書では学歴と職歴についても記載が必要であり、これも間違いやすいポイントですので注意が必要です。学歴や職歴は評価を決める上でも重要なポイントですし、この書き方が間違っていると評価が大幅に変わってしまう可能性もあります。

書き間違いがあればマイナスの印象を与えてしまいますし、これまでの経歴が正しく伝わらないことで不利になってしまう場合もあるのです。学歴や職歴の正しい書き方を知り、間違いのないように履歴書を作成していきましょう。

学歴は中学校卒業から大学卒業見込みまで書く

20○○年 3月 ○○中学校 卒業
20○○年 4月 ○○県立○○高等学校 入学
20○○年 3月 ○○県立○○高等学校 卒業
20○○年 4月 ○○大学経済学部経済学科 入学
20○○年 3月 ○○大学経済学部経済学科 卒業見込み

新卒の就活の場合、学歴は中学校卒業から大学卒業見込みまで記入するのが基本です。企業によっては小学校からすべて記入を求める場合もありますが、特に指定がなければ中学校卒業からで問題ありません。高校や大学については入学と卒業の両方を記入しますが、中学校は卒業のみでOKです。

これは小学校の学歴を記入する場合も同じで、義務教育の部分については卒業のみの記載でOKとされています。学校名はすべて正式名称で書く必要があり、略称はNGです。高校は高等学校で書かなければなりませんし、大学は大学名だけではなく、学部学科名まで記載が必要になります。さらに選考など細かいコースがある場合は、それらも省略せずに書くようにしましょう。

アルバイトは職歴に含まれない

新卒の就活の場合は基本的には職歴はなしとします。アルバイトを長く続けている人も多いですが、アルバイトは職歴には含まれないため、なしと記入するのが基本です。職歴は就職した場合のみ書くものであり、アルバイト歴が長かったとしても書かないようにしましょう。

志望先の企業とアルバイトの業務が深い関係にあり、かつアルバイトを通してさまざまな能力を身に付けたなどであれば例外的にアピールができる場合もあります。しかし基本的にはアルバイトは職歴とは言いませんので、自己PRなど別の項目でアピールをするのが無難です。職歴がない場合でも空欄のままにするのはNGです。空欄にしてしまうと書き忘れと思われてしまう可能性もありますので、「なし」と記入しておきましょう。

履歴書の書き方【資格編】

履歴書では資格や免許などを記入する項目もあり、資格を持っていればそこでアピールできるものです。資格によって能力の高さがアピールできますし、就活でも有利になる場合が多いです。

しかしせっかく資格を持っていても、履歴書の書き方が間違っているとマイナスの印象を与えてしまい、魅力が半減してしまいます。資格を最大限にアピールして就活を有利に進めるためにも、履歴書での正しい書き方を身に付けておきましょう。

資格は正式名称で取得年月まで正確に記入

履歴書は略称で記入するのはNGであり、それは資格欄であっても同じです。資格は簿記やFPなど省略せずに正式名称で記入するようにし、取得年月も正確に記入する必要があります。略称で書いてしまうと基本的なルールが守れていないとして、マイナスの印象を受けてしまいます。

資格は略称で呼ばれることも多いですし、それを正式名称と勘違いしている場合もあるので、資格証明書などを見ながら正式名称を確認しておくようにしましょう。資格は取得年月日も重要であり、これを間違えてしまうのはNGです。資格を取得してからどれくらい経過したか、複数の資格を取得した場合はどのような順番で取得したのかなどが見られています。資格の取得時期や順番によっても印象は違いますので、間違いなく正確な日付を書きましょう。

関係ない資格については書かない方が良い

資格はたくさん持っていればアピールになるとは限らず、関係ない資格については書かなくても良い場合もあります。資格が多くあればスキルのアピールできますが、資格をあるだけ書いてしまうと移り気な人と評価される場合もあります。

目的意識を持って資格を取得しているのではなく、単に資格取得が目的なのではないかと思われる可能性もあるので、関係ない資格は書かない方がベターです。基本的には応募する業界、企業、職種に関係のある資格を記載しますが、簿記など社会人に共通で必要な資格は志望先に関係なく記入してもOKです。他には自動車免許なども基本的に書いてOKですので、たくさん持っている場合はどれをアピールすべきか選んで記入するようにしましょう。

履歴書の書き方【ゼミや得意科目編】

履歴書ではゼミや得意科目などを書く項目もあり、これもどのように記入するかによって印象は違ってきます。大学でどのような勉強をしてきたかを重要視している企業は多いですし、大学で学んだ内容が企業の仕事で活かせるものであれば、好印象を与えられます。

勉強への取り組み方によって物事への取り組み方の姿勢なども分かりますので、書き方の工夫が大切です。ゼミでの活動や得意科目を上手にアピールして、高評価の獲得を目指しましょう。

理系の場合は研究テーマをどう生かせるか書く

理系の場合は研究テーマについて初めて聞く人に対してもわかりやすく説明し、どう生かせるか書くことが大切です。理系は個人によって研究テーマが違っていますし、自分らしさをアピールするためにもわかりやすく伝える工夫をする必要があります。専門に特化していることをアピールすれば好印象を与えられますし、選考でも有利になる可能性が高いです。

研究テーマを上手に伝えるためには、分野外の人でも理解できるように、とにかくわかりやすさを意識して書きましょう。またどんな内容を研究し学んだのかだけではなく、それが仕事にどのように生かせるかをアピールする必要があります。高度な研究をしていても、それが仕事に生かされなければ意味はありませんので、仕事でどのように役立つかもしっかりアピールしていきましょう。

取り組んだ理由やプロセスを具体的に書く

ゼミや得意科目を記入する際、自己PRとして重要なのは結果ではなく、過程です。過程をアピールするのであれば、ゼミのテーマや科目に取り組んだ理由や、結果に至るまでのプロセスを具体的に書くことが求められます。採用担当者はそういった動機や過程の部分から、就活生がどういった人物であるのか、企業に採用したいかどうかを見ていることが多いのです。

具体的に書く場合、注意しなくてはいけない部分もあります。ある程度履歴書の記入する欄の大きさは決まっているものなので、その中に収まる程度の長さになるように、具体的かつ簡単にまとめて記入するようにしましょう。エントリーシートの場合はもう少し記入欄が大きい場合もありますが、履歴書は基本的に記入欄があまり大きくありません。記入する前に内容をまとめておくと書きやすいでしょう。

履歴書の書き方【課外活動や趣味特技編】

課外活動や趣味特技などについてはどのように書けばいいか悩む人も多いでしょう。課外活動は勉強や学校行事以外であれば基本的には何でもアピールすることができますし、趣味や特技についてもアピールできる幅は広いです。

課外活動や趣味特技では個性がアピールできますし、上手に伝えれば好印象を与えられます。課外活動などについても正しい書き方を覚えて、上手にアピールをしていきましょう。

多面性や継続力など自己PRにもつながる

課外活動や趣味特技はさまざまな内容をアピールすることができ、幅広いアピールによって多面性や継続力など自己PRにもつながります。意外な一面が見れ、長い間同じ課外活動や趣味をすることで、すぐに辞めずに貢献してくれるだろう忍耐と継続力が評価される可能性が高いです。

幅広くアピールして多面性をアピールするのもいいですし、長く続けた理由に絞って継続力をアピールするのもいいでしょう。どのような活動をしたか、趣味特技を持っているかも大切ですが、どのように取り組んだのかなど取り組み方の姿勢も重要視されています。何をしたのか、どんな趣味特技があるのかだけではなく、どのような姿勢で取り組み何を得たのかなども伝えていきましょう。

履歴書の書き方【志望動機編】

履歴書では志望動機を記入する欄もあり、履歴書において志望動機は最も重要なものになります。就活では履歴書に限らず志望動機が重要視されますし、志望動機が弱いとそれだけで大きくマイナスの印象を与えてしまいます。

選考を攻略するためには志望動機をしっかりと練り上げおく必要があり、念入りに考えてから履歴書に記入しましょう。志望動機の正しい書き方をマスターして、上手に書いてアピール力の高い履歴書を完成させてください。

その企業でなければいけない理由を書く

履歴書の志望動機では、その企業でなければいけない理由が重要です。数ある企業の中でもこの業種で、さらにこの業種のなかでも御社だけというように絞って書くようにしましょう。なぜその業種を選んだのか、その業種の中でもなぜ志望する企業を選んだのか、その理由を明確にすることが大切です。

同業種であれば他の企業でもいいのではないかと思われてしまうと、評価は下げられてしまいますし、志望度も低いと思われてしまいます。志望度の高さをアピールするためには、他の企業との差別化が大切です。志望する企業独自の特徴や強みなどを踏まえながら志望動機を作成し、その企業だからこそ志望した理由を伝えていきましょう。

キャリアビジョンを述べるのも〇

履歴書で志望動機を書く場合、内容の中に自分の中でのキャリアビジョンを織り交ぜて述べるのもいいでしょう。将来のビジョンがある程度できているということは自己アピールにもつながりますし、企業側も具体的な就職後のイメージがしやすいのが利点です。志望動機の内容がある程度まとまっている場合でも、簡単なキャリアビジョンを添えて述べるだけで印象が変わってくる場合があります。

志望動機を書く前には、大まかでも構わないので、ある程度自分がその企業に就職したら何がやりたいのかイメージしておくといいでしょう。そのイメージを簡単にまとめて述べるようにすれば、採用担当者に対してプラスのイメージが与えられます。

履歴書に空欄はNG

履歴書で何も書けない欄が、人によっては出てくる場合があるでしょう。例えば資格に関する欄や、企業への質問などについて追記する欄などです。こういったところも、できれば空欄で提出するのはやめておきましょう。

書く内容が本当にない場合でも「特になし」など一言書き添えておくことがマナーとされています。また志望動機や自己PRの欄については、空欄にしておくのは絶対にNGです。常に何かしらの内容を書けるように自分について、企業についての情報を調べて、まとめておくようにしましょう。

志望度が低いと思われる

履歴書に空欄を作っておくべきでない理由に、その企業への志望度が低いと思われてしまう、という理由があります。履歴書の内容は人によって変わってきてしまいますが、例え書くことがない場合でも手を抜いてしまうと印象を悪くしてしまいます。

記入内容がない欄であっても、何も書かない空欄のまま出してしまうと「この人は履歴書をちゃんと作る気があるのだろうか」と思われてしまいかねません。逆に、記入内容がない欄であっても「特になし」と書き添えておくだけで、採用担当者はその点について質問をするなど、面接内容のきっかけとしても使えます。企業への就職をしっかり考えていることをPRする意味でも、空欄は避けるようにしましょう。

履歴書作成は資料もチェック

履歴書の作成においては、履歴書作成マニュアルの活用もおすすめです。こちらの資料では、住所や学歴、資格欄の書き方や、履歴書内で使用する注意すべき言葉遣いなどが記載されています。記載する以外においても、郵送時のマナーなども知れます。つまり、履歴書においての0から10まで記載しているので、これ1冊あれば、履歴書について不安や疑問に思ったときに、見返すことで解決できるのです。

履歴書は、採用担当者に見られる1番初めの書類です。履歴書にできによって、今後の選考に進めるか進めないかを左右します。ぜひ1つの不安もなく、満足する内容で送付できるようにするためにも、うまく活用してください。

就活での履歴書は空欄がないようにマナーを守って記載しよう

履歴書にはさまざまなマナーやルールがあり、それが守れていなければマイナスの印象を与えてしまいます。せっかく内容が良くても、書き方のマナーが守れていなければ魅力は半減してしまいますし、場合によってはそれが原因で不合格になる可能性もあります。内容をしっかり吟味して書き上げることも大切ですが、正しい書き方で決まりを守って書くことも大切です。

基本的な項目は特に意識せずに書き進めている人も多いですが、基本的な項目であっても書き方のルールは細かくあります。細かいミスでも印象は悪くなりますし、評価が下げられてしまう可能性も高いです。履歴書は内容を考えるだけではなく、書き方のマナーを理解して好印象を与えていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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