面接対策
【やってみたい仕事の見つけ方】就活生が知っておきたい方法を紹介
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目次
やってみたい仕事が見つからない理由
やってみたい仕事を見つけるためには、まずはなぜやってみたい仕事が見つからないのか、その理由から把握しましょう。やってみたい仕事が見つからないことには理由がありますが、人によってどんな理由で見つからないのかは違っています。
自分はどの理由に該当するのかを知っておくことが、将来の目標を見つけるための第一歩です。理由を正しく把握して、なぜやってみたい仕事が見つからないのかを考えていきましょう。
将来の夢がない
やってみたい仕事が見つからない理由としては、将来の夢がないことが考えられます。将来の夢がないとやってみたい仕事が見つからないと感じてしまいやすいため、まずは明確な夢や目標を見つけなければなりません。
やってみたい仕事もなく、かといってやりたくない仕事も特に思いつかないなど、仕事に対して漠然とした思いを抱えている人は多いです。やってみたい仕事が見つからない場合は、単純に自分に合った仕事を見つけられていないと言えますが、そもそもやりたくないことすらないというのは危険な状態です。
好き嫌いもなく、何もかもに無関心だと仕事に対して興味を持つのが難しいです。やってみたい仕事を見つけるためには、まずは良くも悪くも自分が心を動かされるものは何かを知っておかなければなりません。
何かをしなければという焦りだけがある
明確な夢や目標などはないものの、何かをしなければならないという焦りだけがある人も多く、それもやってみたい仕事が見つからない理由のひとつです。焦るばかりで肝心な将来については決めることができず、やってみたい仕事もいつまでも見つけられない人はたくさんいます。
何かをしなければならないと使命感を持つのは大切ですが、それが実態を持たない単なる焦りでは意味がありません。焦りばかりを感じて何事も上手くいかなかったり、そもそも焦っているばかりで行動に移せていない人も多いです。
焦りだけを強く感じてしまう人の特徴としては、自分を主張するのが苦手で、周囲に合わせがちなことが挙げられます。周囲が一斉に就活をスタートさせる中で、自分だけが取り残されると焦って周囲が見えなくなる人は多いです。
そもそも働きたくない
やってみたい仕事を見つける以前に、そもそも働きたくないと考える人は多いです。就活は強制されるものではありませんし、就職する意思がなければ取り組まなくても問題はありません。
しかしそれは自己責任においてであって、卒業後の進路を考えずに就活もせずにだらだらと過ごすのはNGです。就職以外の明確な目標があるなら別ですが、何の目標もないなら就職先を見つけて社会人として一人立ちしなければなりません。
働きたくないと考えている人は、仕事をしなければならない理由は何かを理解できていない場合が多いです。仕事は、自分1人で生きる術を持つためにも重要です。「働くとは何か」その認識から改める必要があります。
働きたくない時の対処法について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
できるか自信がない
自分の好きな事や興味のある事に関する仕事をしてみたいけど、やっていけるか自信がない人もいます。仕事は実際にやってみないと分かりません。人がやっていても自分には合わないという可能性も考えられます。今まで社会人として経験がないのだから、できるかどうか不安になるのも当然です。
仕事をすぐに覚えられるのだろうか、ミスをしないで仕事をしていけるだろうか、職場の先輩や同僚たちとうまくやっていけるのだろうか、など心配事はどんどん増えていってしまうかもしれません。せっかく入社したのにできないからとすぐに辞めるわけにもいかないと思うと不安ばかりが大きくなっていってしまいます。できるかどうか自信がないというのは、多くの人が感じています。
面接に自身が無い場合の対処法について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
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やってみたい仕事を見つける方法
やってみたい仕事がなかなか見つからずに困っている人は多いですが、見つけられない理由としては探し方を間違えていることが考えられます。やってみたい仕事は人によって違いますし、自分としっかり向き合い見つける必要があります。
将来的に目指す仕事が違ったとしても、それを見つけ出すまでの過程は共通していますので、どんな方法ならやってみたい仕事を見つけやすいのかを知っておきましょう。
好きなことをリストアップ
やってみたい仕事を見つけるためには、好きなこと、趣味などをすべてリストアップしていきましょう。趣味などでも場合によっては仕事につながることもあり、やってみたい仕事が見つけられる可能性もあります。まずは興味のあるものをすべて書き出して、自分は何に心を惹かれるのかを再確認しておきましょう。趣味だけではなく、好きなことから関連して仕事が見つかるかもしれません。
もちろん好きなことや趣味がそのまま仕事になるとは限らず、基本的にはそこから連想して仕事を考えていきます。例えば読書が好きなら、本を作る仕事、本を編集する仕事、本を売る仕事など選択肢はさまざまです。興味のあるものから仕事を連想していき、その中で自分がやってみたいと思えるものを探していきましょう。
嫌いなこと・やりたくないことをリストアップ
やってみたい仕事を見つけるためには、自分の嫌いなことややりたくない仕事をリストアップし、消去法で考えるのもおすすめです。やりたくないことをリストアップして、考えられる仕事を除外していけば、後に残ったものは少なくともやってもいい仕事になります。
やってもいい仕事と好きなものを照らし合わせることで、より範囲を絞って仕事を見つけられます。好き、嫌いなことの両方から考えてみましょう。好きなことから連想する方法でも仕事は見つけられますが、連想しようと思えばどこまでもイメージは膨らみますし、選択肢は膨大になってしまいます。
好きなことを仕事にする弊害を考える
自分の好きなものからやってみたい仕事を見つけるのはおすすめですが、好きなことを仕事にした場合の弊害も考える必要があります。例えば給料が少ない、仕事を始めるにあたって何らかの準備が必要など、考えられるマイナスの要素をすべて挙げておきましょう。
それらを加味して考えた上で、本当にそれがやってみたい仕事かどうかを判断することが大切です。どれだけ条件が悪いとしても、自分がやってみたいと感じるなら挑戦すべきです。
反対にどれだけ好きなことでも、マイナスの要素が大きいと感じ、躊躇するようなら別の仕事を探した方が無難と言えます。好きなことを仕事にするなら、メリットだけではなくデメリットやリスクも考えるようにしましょう。
どんな職業や職種があるか調べる
世の中には実に様々な職業や職種があります。世間一般ではあまり知られていない仕事もたくさん存在しています。そのなかには興味を惹かれ、ぜひやってみたいと思う仕事があるかもしれません。
まずは、自分の好きな事や、少しでも興味のある事について、職業をとことん調べてみましょう。今まで知らなかった意外な発見があるはずです。例えば、製品を作る過程にも様々な職種の人が関わっています。単純に材料から加工して製品にするだけでなくデザインをする人、商品開発、マーケティング対策をする人、広報、など細かな役割に分かれています。それぞれにどのような仕事をしているのか、どんな職種なのかなどを調べてみることで、やりたいと思える仕事を発見できる可能性もあります。
職種の一覧については、こちらの記事で詳しく解説しています。
やってみたい仕事は面接でも聞かれる
就活の方向性を決めるためにも、やってみたい仕事を見つけておくのは大切ですが、見つけておくべき理由はそれだけではありません。やってみたい仕事は面接で聞かれることも多く、これに上手く回答できなければマイナスの印象を与えてしまいます。
やってみたい仕事を答えたとしても、内容によっては評価されない可能性もあるので注意が必要です。単にやってみたい仕事を提示するのではなく、アピールしたものが評価されることが重要です。
企業の仕事への理解度を測るため
やってみたい仕事を面接で聞くのは、企業への理解度を測るためです。企業内でやってみたい仕事があるかどうかで、仕事が正しく理解できているかが見られています。やってみたい仕事がない=志望度が低いと思われるので注意が必要です。
やってみたい仕事があると答えた場合でも、回答が的外れだと理解度が低いと判断され、評価が下げられてしまうので注意しましょう。やってみたい仕事を明確にアピールできたとしても、それが企業でできる仕事でなければ意味がありません。
例えば国内にしか販路を持たない企業に、将来的には世界を相手にした仕事がしたいとアピールするのはNGです。やってみたい仕事は企業で実現できることを意識して答えましょう。
企業での成長意欲を見るため
企業での成長意欲も、やってみたい仕事の回答から見れているポイントです。企業でやってみたい仕事がある=企業での成長意欲があると判断されます。新卒では即戦力ではなく、ポテンシャル重視で採用が決定することが多いため、成長力の高さは重要です。
やってみたい仕事がなければ、仕事への意欲も低く、企業での成長意欲も低いと判断されるので注意しなければなりません。企業では仕事へのやる気が高く、熱意ある人材を雇いたいと考えていますし、企業の仕事における明確な目標をアピールするのは大切なことです。
企業でやってみたい仕事が明確にあれば、将来的な成長を目指して働けることが分かりますし、企業への貢献度も期待でき好印象を与えられます。
企業の方針と合っているかを見るため
やってみたい仕事を伝えて成長意欲をアピールするのは大切ですが、それが企業の方針と合っていなければ意味がありません。高評価を得るためには、企業の方針と合致していることが大切であり、それができていないとマイナスの印象を与えてしまうので注意が必要です。
学生の求める将来像と企業の方針が一致していなければ、お互いに成長はできませんし、企業としても採用メリットがないと判断します。成長意欲を高く持つのは大切ですが、企業が求める個人として成長できる人材ではなく、成長した結果企業に貢献できる人材です。
企業の方針とやってみたい仕事が完全に一致している必要はありませんが、大枠では外れてしまわないようにしましょう。
面接でやってみたい仕事を聞かれたときの答え方
面接でやってみたい仕事を聞かれたときには、さまざまなポイントを踏まえてアピールしなければなりません。上手に答えられていないとマイナスの印象を与えますし、評価も下げられてしまいます。
やってみたい仕事自体が評価されるものであっても、伝え方次第では印象が違ってしまうので注意しなければなりません。同じ内容でもアピール次第で評価のされ方は異なりますので、上手なアピール方法を理解して好印象を獲得しましょう。
具体的な職種や部署を上げる
面接でやってみたい仕事を答える場合には、具体的な職種や部署を挙げて伝えていきましょう。具体的な職種や部署を上げることで、企業の仕事への理解度の高さをアピールでき、志望度が高いと評価されます。
経験したい職種や部署を挙げている場合でも、営業として活躍したい、事務として活躍したいなど、曖昧なものでは高評価は得られないので注意が必要です。どの職種でどの部署で働き、どのように活躍したいのか、そして成長したいのかを詳細に伝えましょう。
具体的にアピールすれば企業で働く姿もイメージされやすく、好印象も与えやすくなります。目標が曖昧になればなるほどイメージしづらいので、想像しやすいようにとにかく具体性を意識して答えましょう。
なぜそう思うのかを明確にする
企業でやってみたい仕事を提示すれば、なぜそう思うのか、その根拠を明確にすることが大切です。部署や職種などを明確にできていても、それが漠然とやってみたいだけでやる気は伝わらず、志望度は低いと思われてしまう可能性があります。
なぜやってみたいのかは、過去の経験などから根拠が述べられると好印象になりやすいです。やってみたいと考えるようになったきっかけをアピールして、根拠を提示するのがポイントですので、過去の経験を振り返ってみましょう。
やってみたい仕事で求められる能力を考え、その能力を発揮した過去のエピソードを探し出せば面接でも好印象が与えられます。過去の経験が将来の目標に繋がっていれば説得力もあり、より高評価に繋がります。
その仕事をするための努力を提示する
高評価を獲得するためには、やってみたい仕事を伝え、その仕事をするための努力をアピールすることが大切です。ただ憧れを持つだけなら誰でもできるため、その仕事をするための明確な努力が提示できるかどうかが、高評価を獲得するカギになります。
目標を実現するために現在取り組んでいる内容はもちろん、将来的にどのような目標を立てて仕事に取り組むかのアピールも大切です。自身のキャリアプランも明確にしながら、最終的な目標を達成するための道のりを説明していくことで企業で活躍する姿もイメージしてもらいやすくなります。
目標を設定すれば、それを達成するための過程が必要ですので、過程の部分を重点的に答えていきましょう。
やってみたい仕事は職種を知り好きなことや嫌いなことを明確にしよう
やってみたい仕事を見つけるポイントについて紹介しました。やりたい仕事が見つからずに就職活動に対してやる気を感じられないという人もいるかもしれません。しかし、世の中には様々な職種が存在しています。今まで知らなかったものでも、実は自分にぴったりの仕事だと思える場合もあります。
まずは、どんな職種があるのか広い視野を持って調べてみましょう。これまで知らなかった新しい発見ができるはずです。そして、自分の好き嫌い、仕事としてこれからやっていきたいことなどをもう一度明確にしてみてください。どのような仕事が自分に向いているのかを、友人や家族に聞いてみるのも良い方法です。少しでも興味のある職種に出会えたら、深く掘り下げていき就職活動につなげていってくださいね。