ES(エントリーシート)

エントリーシートの書き方|項目別や自由記述欄の書き方もご紹介

エントリーシートの書き方を間違えている人は多い

就活では、応募書類としてエントリーシートが必要になる場合がありますが、この書き方に困っている人は多いです。履歴書はどの企業でも記入する内容は共通していますが、エントリーシートの場合は質問内容は企業ごとに違っています。

志望企業に合わせた書き方をしなければならないので、上手に書く方法が分からず困っている人は多いですが、書き方自体はどの企業でも共通しています。質問内容は違っても、注意すべき点は同じです。

基本的な書き方さえ身に付けていれば、どの企業でも高評価を獲得することはできますので、まずは基本を身に付けることが大切です。エントリーシートは就活には欠かせないものですし、上手な書き方をマスターとして選考の攻略を目指しましょう。

エントリーシートの書き方の基本

エントリーシートを作成する前には、まずは基本事項の確認をしておくことが大切です。企業ごとに記入する内容は違うものの、書き方のルールやマナーは共通しています。それらを理解していないと高評価を獲得することはできません。

基本ができていなければ、就活への意欲や真剣度も低いと思われますし、マイナスの印象を与えてしまいます。余計な部分で評価を下げてしまわないためにも、基本的な書き方を知って、ルールを守って作成しましょう。

ボールペンで記入

エントリーシートは履歴書と同様に、就活では重要な書類として扱われます。アピール内容などが記されていることはもちろん、書式によっては個人情報などが記載されていることもありますし、改ざんされないためにもボールペンで書くのが原則です。

鉛筆など簡単に消せるもので記入するのはNGですし、間違った場合も修正ペンや修正液での訂正は許されていません。履歴書と同様のルールであると考え、書き間違えた場合は新しい用紙に記入する必要があります。

ボールペンも黒色が原則であり、それ以外の色は使用禁止です。改ざん防止が目的ですので、消えるボールペンの使用もできません。改ざんされることのないように、消えないボールペンで記入しましょう。

余白はできるだけ作らない

エントリーシートは企業ごとに質問内容が違いますし、企業によってはユニークな質問を出題していることもあります。内容次第では答えづらいものもありますが、基本的には余白は作らず、しっかり書き込むことが大切です。

余白がある=アピールする意欲が低いと思われ、それだけでマイナスの印象を与えてしまいます。内容を読む前に空白を確認しただけで印象が悪くなりますので、全体的な評価も下がりやすいので注意しましょう。

全体を通して空白が多い場合は、ぱっと見ただけで不合格にされる可能性もあります。全く空白をなくさなければならないわけではありませんが、ある程度は埋めておくことが大切です。全体の8割程度を意識して、過度に空白が残らないよう注意しましょう。

簡潔に記すことがポイント

エントリーシートは空白を作らずにしっかり書き込むことが大切ですが、簡潔にまとめてアピールすることも大切です。空白を減らすためといって、アピールポイントを広げすぎると、かえって伝わりませんので注意しましょう。

エントリーシートは自由度の高いアピールが可能なものの、伝えたいことは簡潔にまとめてシンプルに記すことが大切です。1つの項目でアピールするポイントは1つが原則です。2つ以上になると内容がごちゃごちゃして伝わりづらいですし、評価もマイナスになりやすいので注意しましょう。

また、中身が薄いものを文字数稼ぎで引き伸ばすのもよくありません。空白をつくらないように注意しなければなりませんが、文章自体も読みやすいように、簡潔に記すことを心がけましょう。

具体的なエピソードを入れる

例えば、学生時代に頑張ってきた部活動を自己PRとして100文字以内に書くとします。「私は大学4年間陸上部で頑張ってきて、3年生の時には主将としてチームをまとめることに奮闘しました」では短すぎますが、「私は幼いころから陸上をやってきて、大学では箱根駅伝出場を目指して頑張りました。特に3年生の時には主将を任され、自分の記録更新とチームをまとめることに努力し、粘り強さと責任感が身に付いたと思います」ではダラダラとして読みにくくなってしまいます。

ここは簡潔に「粘り強さと責任感に自信があります。大学では陸上部の主将としてチームの箱根駅伝出場と自身の記録更新に尽力しました。苦しい時にも逃げずに率先して立ち向かい、周りを引っ張って物事に対処できることが出来ます」と結論から述べるようにしましょう。

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項目別エントリーシートの書き方のポイント

エントリーシートは企業ごとに内容が違うので事前に対策するのは難しいですが、それでも共通して出題されやすい質問はいくつかあります。業界、企業問わず頻出の質問はそれだけ選考においても重要視されている証拠です。しっかり対策をして取り組まなければなりません。

それぞれ項目別で書き方のポイントは違っています。ポイントを理解して、項目別の攻略法をマスターしていきましょう。

基本情報

エントリーシートにも、履歴書と同様に氏名や住所、電話番号などの個人情報を記入する欄があります。基本情報は企業が連絡先として使用するものですから、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどは特に正確に記入するよう心掛けましょう。

住所は都道府県やアパート・マンション名なども略さずに記入するとともに、現住所以外に連絡先がある場合はそちらも記入しておきましょう。生年月日や学歴などを記入する場合、元号と西暦は統一するなど細部にも気をつけましょう。写真を貼る場合は、基本的にスーツ姿の上半身の写真です。写真や印鑑もそうですが、曲がったりすることが無いようにしましょう。日付については提出日を記入するようにします。

学歴

学歴については記入するシートによって変わりますが、特に指定が無ければ中学卒業から書き始めるとよいでしょう。学校名は「〇〇高校」などと省略せずに「〇〇高等学校」と記入するようにしましょう。

現役の場合は最後に卒業見込みの年次を、既卒の場合は卒業の年次を記入します。大学入学時に浪人した時の予備校の記載ですが、特に記入する必要はありません。留年の際も同様で、単に入学と卒業の年次を記入するだけとなります。

中退の場合は、「〇〇大学経済学部経済学科 中途退学」とその旨を記入します。浪人・留年・中退の場合に、エントリーシートに詳細な事情を記入することは通常できませんので、面接で聞かれた場合にしっかりと説明できるように備えておきましょう。

自己PR

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自己PRは、企業が求める人材像に合わせて伝えるとが大切です。どれだけ優れた能力を持っていても、それが仕事で活かせなければ意味はありませんし、企業が求めるものに適していなければ評価の対象にもなりません。

企業ごとに求める人材像を確認した上で、何をアピールするのかを決めましょう。人材像に合わせるからといって、完全に一致させる必要はありません。ある程度の方向性さえ間違っていなければ、高評価をを獲得することは可能です。

能力を提示する際には、仕事でいかに役立つか、企業に貢献できるかを示すことが大切です。活躍できる人材であることをアピールし、採用担当者にイメージさせることができれば、より高評価を獲得できます。

志望動機

志望動機では、業界、企業を志望した理由を明確に伝えることが大切です。なぜ他の業界ではだめなのか、業界内でもなぜその企業なのかを伝えて、他の企業を志望する理由と差別化を図りましょう。

業界を志望する理由は、志望動機の根本の部分になりますし、きちんと提示しておかなければなりません。業界内では、仕事内容が類似している場合も多いです。単に仕事内容に言及するだけでは、同業界の他社でもいいのではないかと思われてしまいます。

その企業だからこそ志望した理由を伝えるためには、志望企業独自の強みや特徴を踏まえてアピールしましょう。その企業にしかない魅力と志望動機に絡めて伝えることで、志望度の高さを強くアピールできます。

学生時代に力を入れたこと

学生時代に力を入れたことは、基本的にはどのような内容でもアピールできます。勉強や部活、ボランティアなどの課外活動はもちろん、サークルやアルバイトの経験などでもアピール可能です。

大切なのは題材ではなく、文章の構成です。大まかな構成としては、経験内容→経験から得られたこと・成長できたこと→それらが仕事でどのように役立てられるかという流れになります。経験の概要を簡単に説明し、そこからどんな学びがあったのかを伝えます。

単に経験を話すだけでは、評価の対象にはなりません。経験からしっかり学び、成長できることが重要視されています。身に付けた能力を活かして仕事でどのように活躍したいか、どのように企業に貢献できるかを具体的に伝えていきましょう。

趣味や特技

趣味や特技もエントリーシートでは問われることが多いですが、これも重要なアピールポイントです。趣味や特技は名称を記入するだけではなく、なぜ好きになったのか、得意になったのか、どれくらいのレベルなのかなどもアピールしましょう。

名称を記すだけではアピールにもなりませんし、自分らしさを知ってもらうことができません。趣味や特技でも、内容やレベルによっては仕事で役立てられることもありますし、仕事に関係するものなら高く評価されます。

関係ないものであっても、取り組みの姿勢などを記すことで、人間性のアピールに繋がります。エントリーシートは自分を知ってもらうことが大切ですので、細かい情報もできるだけ具体的に伝えることが大切です。

エントリーシートの書き方の注意点

エントリーシートを記入する際には注意点があり、それが守れていないと失敗する可能性があります。エントリーシートで失敗すると、書類選考で落とされますし、面接に進むことができません。

仮に面接に進めたとしても、応募書類は面接時の参考資料として使われます。内容次第では面接まで不利になる可能性があるので、注意しなければなりません。注意点を把握して、ミスなくエントリーシートを書きあげましょう。

履歴書の質問と重複する場合

履歴書とエントリーシートの両方を提出する場合は、それぞれで質問内容が被ってしまう場合が多いです。内容が重複する場合は、履歴書では簡潔にまとめ、エントリーシートでさらに掘り下げるのが基本です。エントリーシートの方が自由度の高いアピールができますし、同じ質問でもより細部まで書き込めます。

全く同じ内容で記入してもアピールにはなりませんので、細部を掘り下げて書くことが大切です。また履歴書とエントリーシートのそれぞれで、全く別の内容を書くのはNGです。それぞれで内容が違うと、どちらを信用していいのか分からなくなるため、ベースは必ず合わせましょう。

話し言葉などは使わない

エントリーシートは履歴書とは違って比較的自由にアピールできますが、話し言葉などを使うのはNGです。自由度が高いのはアピールできる内容であって、書式については履歴書と揃えなければなりません。丁寧な言葉を使って、ビジネスマナーを守ることが大切です。

基本的な部分ができていなければ、マイナスの印象を与えてしまいます。基本的には書き言葉を使って記入しなければなりません。自由とは言え、就活の範囲内であることを忘れずに、フォーマルさを意識して作成しましょう。

空欄は作らない

エントリーシートに限ったことではありませんが、応募書類は空欄を作らないようにしましょう。空欄があるとやる気がないとみなされてしまい、マイナスの印象を与えてしまいます。記入漏れで空欄ができてしまった場合も同様の印象を与えますので、書き上げた後に記入漏れがないか確認しておくことが大切です。

また、「特になし」も基本的には空欄と同じとして扱われます。記入するのが難しいからといって、特になしで済ませるのはNGですので、必ず中身のある内容で記入しましょう。エントリーシートは質問によっては回答が難しいものもありますが、しっかり考えれば何らかの答えが出るはずです。

エントリーシートの自由記述欄の書き方

エントリーシートでは自由記述欄が設けられていることも多く、この項目の書き方に悩んでしまう人は多いです。文字通り自由にアピールができる項目ですが、自由度が高すぎるあまり、選択肢も広く、エントリーシート中で最も難しいとも言えます。

自由にアピールできる=何でも評価されるわけではありません。きちんと内容を考えて記入しなければ評価の対象にはなりませんし、場合によっては評価を下げてしまう可能性もありますので、上手な書き方をマスターしましょう。

アピール内容は何でもOK

自由記述欄で記入する内容は、学生の自由に任されているため、基本的にはどんなことでもアピールできます。エントリーシート内ですでにアピールしたことを深堀りするのもOKですし、記載していない内容でアピールも可能です。

どちらを選ぶ場合でも、自分らしさを伝えることを意識して記入しましょう。自由記述欄は、自分の魅力を最もアピールしやすい部分であり、ここで何を記入するかによって個性が見られています。

エントリーシート内のさまざまな項目から個性や人柄は見られていますが、それが最も色濃く表れるのは自由記述欄です。アピール内容によって印象は違ってきますので、何を伝えるのが最も自分らしいかを考えて記入しましょう。

図や表などを使うのがおすすめ

自由記述欄は文字だけでアピールするのではなく、図や表などを使って書くのがおすすめです。図や表などを使用すればアピール内容も伝わりやすく、視覚効果が生まれるため印象にも残りやすくなります。

自由記述欄は他の項目よりも自由度が高くアピールできますし、採用担当者の印象に残るためには趣向を凝らすことが大切です。図や表、イラスト、写真など使えるものがたくさんありますし、自分が書きやすい方法、伝わりやすいと思う表現で記入しましょう。

どのような方法で表現するかによっても、個性は見られています。難しく考える必要はなく、より簡潔に伝わりやすくするためにはどうすればいいかを考え、表現方法を考えましょう。

指定の範囲内で工夫する

自由記述欄は自由度高く作成できますが、それでも一定のルールは設定されています。書き方については、企業によって指定が異なるため、企業ごとの指示を確認することが大切です。場合によっては写真を貼り付けたり、色ペンを使ってもいいこともあります。

もちろん指定がない場合もありますので、そのときは常識の範囲内で記入しましょう。ただ目立つように工夫するだけでなく、文字の大きさを変えるなどの見やすさも大切です。企業からの指示をよく確認し、ルールを守って記入しましょう。

エントリーシートは書き方次第で評価が変わる

就活ではエントリーシートを作成することも多いですし、上手な書き方をしっかりマスターしておくことが大切です。書き方次第で印象は変わり、評価も違ってきます。就活を攻略するためには、エントリーシートをいかに魅力的に作成できるかが重要ですし、じっくりと考えて作成しましょう。

細部に関しては企業ごとに違いますが、それでも共通した項目は多いですし、頻出の質問については事前に対策しておくことが大切です。就活中は忙しく、同時期に何社ものエントリーシートを作成しなければならないこともあります。

作成時期が重なったとしても、一社一社丁寧に書くことが大切です。書き方をマスターして魅力的に書き上げ、エントリーシートで高評価の獲得を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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