面接対策

【ディスカッションの流れ】グループディスカッションの評価ポイントを紹介

グループディスカッションを苦手に思う人は多い

選考ではグループディスカッションがおこなわれることも多いですが、これに苦手意識を持つ人は多いです。グループディスカッションは面接とは違った基準で評価されていますし、アピールすべき点も異なります。

選考の内容についてきちんと理解していないと高評価を獲得するのは難しく、場合によってはマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。上手にアピールするためには評価の基準を知り、選考内容についての理解を深めることが大切です。

全体の流れを理解して、スムーズに取り組めるよう準備しておくのも重要なポイントです。グループディスカッションはしっかり対策すれば攻略できるため、理解を深めて合格を目指しましょう。

グループディスカッションとグループワークの違い

選考ではグループディスカッションのほかに、グループワークというものがあります。これらは言葉としては似ていますが、内容は違うので混同しないよう注意しましょう。グループディスカッションは、テーマに対して議論を交わし、ひとつの答えを出します。

答えを出せばそれを口頭で発表し、選考は終了です。対してグループワークの場合は、テーマに対して議論を交わしながら、発表物の作成をおこないます。必ずしも議論をおこなうとは限らず、それぞれ協力しながら作業をおこない、何らかの成果物を作り上げる場合も多いです。

グループワークは協力して何かを作り上げるということに重きがおかれており、必ずしも議論の形式を取るとは限りません。

グループディスカッションの流れ

グループディスカッションを攻略するためには、まずは全体の流れを把握しておくことが大切です。流れを把握していれば、次にすべきことも分かりますし、スムーズに取り組むことができます。

先が見えていないと不安になりますし、その場その場で対処しなければならないため、負担も増えます。流れを知っていれば緊張も和らぎますので、上手に議論をおこなうためにも、どのように進めていくのかを把握しておきましょう。

自己紹介・アイスブレイク

グループディスカッションは企業からお題を出され、それについて話し合いますが、いきなり議論を開始するわけではありません。議論をおこなう前には自己紹介やアイスブレイクをおこない、お互いの距離を縮めていきます。

同じチームの人たちは当然初対面ですし、スムーズに議論を進めるためにも、ここでお互いのことをきちんと理解しておくことが大切です。議論を開始する段階で、どれだけチームとしての雰囲気ができあがっているかは重要なポイントです。

協力できる雰囲気が作られていれば高評価にもなりやすいですし、何より議論をスムーズに進めやすくなります。最初でつまづくと後の工程にも影響しかねませんので、重要なポイントであることは理解しておきましょう。

役割決め

自己紹介やアイスブレイクが終了すれば、さらに議論をおこなうための準備を進めます。グループディスカッションはそれぞれが自由に議論を進めるのではなく、何らかの役割を担いながらおこなうことが多いです。

企業によってどのような役割があるかは異なりますが、基本的にはリーダー(司会者)、書記、タイムキーパーなどが挙げられます。最後に発表がある場合は、発表者が設定されていることもあり、どの役割につくかも重要です。

ただし、役割についていれば必ずしも評価されるわけではありません。重要な役割を担っても、きちんと果たせていなければ評価は下げられるので注意が必要です。アイスブレイクでお互いの性格を理解し、それぞれに合った役割を割り振っていきましょう。

意見出し・議論

役割を決めれば、いよいよ本格的に議論を開始します。議論の進め方は人それぞれですが基本的には意見出しをおこない、情報を精査してから議論の方向性を決め最終的な結論へと繋げるのが一般的です。

お題は出されているものの、そこからどのように議論を進めるべきかは示されていませんので、最初に方向性を見つけ出さなければなりません。議論の方向性を決めるためには、初めはとにかく意見を出すことが大切です。

それぞれの意見をすべて出し、それらを総合してどのように議論を詰めていくかを決定します。意見出しの段階では良い悪いはありませんので、思いついたことをすべて吐き出すことが大切です。方向性を決めれば、まわり道をせずに議論を進めて、時間内にひとつの答えを出します。

発表

チーム内でひとつの答えに到達すれば、最後に発表となります。発表については発表者が設定されている場合やチーム全員で発表するなど、企業によってさまざまです。発表内容まで含めてグループディスカッションの評価となりますので、最後まで油断は禁物です。

発表内容は結論そのものではなく、結論に至るまでの過程やチーム内の意見をきちんと統合できているかが見られています。議論の過程も見られていますし、議論で出た内容がきちんと盛り込めているか、チーム内で発表内容に共通の認識を持てているかなどが大切です。

また発表できることが大前提ですので、時間内に答えがまとまらないとマイナス評価に繋がってしまいます。結論を出すことを意識し、議論は計画的に進めなければなりません。

グループディスカッションでの評価ポイント

グループディスカッションを攻略するためには、どのような点が評価されているのかを知っておくことが大切です。グループディスカッションと面接での評価ポイントは違います。見られているポイントを知っておけば、効果的なアピール方法も考えることができます。

面接官は学生をじっくり見て行動や言動から能力を判断しますが、評価をすべて相手に委ねるのはよくありません。自分からも積極的にアピールして、判断材料を提示することが高評価を獲得する近道です。

論理的思考力

グループディスカッションでの評価ポイントとしては、論理的思考力が挙げられます。物事に対して筋道を立てて考え、具体的な解決案を提示できるかが見られています。論理的思考力は仕事をする上では重要な能力であり、これがないと判断されれば大幅にマイナスの評価になる可能性が高いです。

自分の考えをきちんとまとめて伝えられるか、問題の本質を捉えて正しい方向で解決策を考えられているかが評価されているポイントです。議論を進める中で、どのようなアイデアや意見を出し、いかに議論の発展に貢献できるかが問われています。

たくさん発言したとしても、建設的な内容でなければ評価はされませんし、論理的思考力が備わっていないとしてマイナスの評価になるので注意しましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力もグループディスカッションで評価されているポイントのひとつです。グループディスカッションは他人と関わりながら進める選考ですし、お互いにコミュニケーションを取りながら議論をおこなうことが大切です。

周囲とうまく連動できなければ議論は進みませんし、よりよい結論を出すこともできません。結論自体が評価されているわけではありませんが、それでも内容次第ではマイナスの印象を与えるため、最低限の水準で答えを出すことが大切です。

仕事はひとりでするものではなく、周囲の人と連動し、協同して進めなければなりません。議論でいかに貢献できるか、よい雰囲気作りができるかによって、就職後に周囲を協力しながら仕事ができるかが見られています。

チームワーク・協調性

グループディスカッションはチームとしておこないますので、チームワークや協調性も評価されているポイントです。個人としてのアピールは面接でできますので、チームとしていかに能力を発揮できるかが重要視されています。

またチーム内で個人の力が発揮できたとしても、それが周囲に迷惑をかけるものでは意味がありません。グループディスカッションにおいては個人ではなく、チームとしての力、取り組みが評価されていますので、協力する姿勢をアピールすることが大切です。

協力するからといって、自分の意見を完全に捨てていいわけではありません。個性を発揮しながらもチームに貢献することが大切ですので、自分の意見を伝えつつも、どのように周囲と折り合いをつけるかが見られています。

グループディスカッションでのNG行動

グループディスカッションでは評価されるポイントがある一方で、マイナスの印象を与えてしまう行動もあります。評価ポイントを理解して上手にアピールすることはもちろん、いかにマイナスの印象を与えないかも重要です。

評価はどこか一点だけで決まるわけではなく、グループディスカッション全体を通して決められます。NG行動をしてしまうと選考でも不利になりますので、マイナスのポイントを回避して上手に加点を狙いましょう。

他人の意見を否定する

グループディスカッションはいかに周囲と協力できるかが重要視されていますので、他人の意見を否定するのはNGです。他人の意見を否定して自分の意見ばかりを強引に押し通そうとすると、自分勝手な印象を与えてしまうため評価を下げられてしまいます。

議論を進めるためには方向性を決めなければならないため、すべての意見が採用されるわけではありません。ある程度は意見を切り捨てながら議論しなければなりませんが、最初から否定して全く考慮しないのはNGです。

どのような意見でも参考になることはありますし、何らかの形で議論に反映させることが大切です。他の人の意見が上手にまとめられるかどうかで協調性も見られているため、否定するのではなく、どのように活かすかを考えましょう。

奇をてらった発言ばかりをする

グループディスカッションでは周囲と協力することも大切ですが、協力する中で個性も発揮しなければなりません。チーム内で埋もれてしまうと面接官の印象に残りませんし、高評価も獲得しづらくなるため、自分の意見も主張しながら周囲の意見も聞くことが大切です。

しかし、いくら個性を発揮するのが大切であるとはいえ、奇をてらった発言ばかりをするのはNGです。突拍子もない発言ばかりでは議論は一向に進みませんし、インパクトがあっても悪目立ちしているのでは意味がありません。

奇をてらった発言ばかりをしていると、論理的思考力がない、真面目に取り組んでいないなどの印象を与える可能性もあります。意見出しの段階なら突拍子もない発言でも多少は認められますが、議論の方向性が決まってからは建設的な発言をするよう心がけましょう。

一言も話さない

グループディスカッションでは議論が選考の中心ですので、どのような発言をしたのかが評価の対象となります。そのため一言も発言しないのはNGであり、評価もしてもらえないので注意しましょう。

発言が全くなければ評価の材料がありませんし、企業としてもどのように評価をつければいいのか分からなくなります。また、積極的に取り組んでいないと判断され、やる気がないと思われる可能性も高いので注意が必要です。

発言するのが苦手であっても、何か一言は意見を出すことが大切です。発言量は多ければいいわけではなく、たった一言でもチームに貢献できる内容であれば高評価を獲得することはできます。グループディスカッションでは量より質が重視されますので、発言数が少ないなら、発言の質を高めることが大切です。

就活攻略にはグループディスカッションの対策は必須

選考の一環としてグループディスカッションを採用している企業は多いですし、就活を攻略するためにも対策が必須です。グループディスカッションに苦手意識を持つ人は多いですが、ほとんどの場合で選考内容について正しく理解できていないことが原因です。

グループディスカッションがどのような選考なのか、何が見られているのかを知っておけば、苦手意識は払拭できます。対策なしで選考に臨んでしまうと失敗する可能性が高くなるため、理解を深めてから参加することが大切です。

グループディスカッションは、コツさえ覚えればそれほど難しいものではありません。全体の流れや評価のポイントなどをきちんと把握し、上手にアピールしてグループディスカッションの攻略を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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