身だしなみ

【面接のスーツの色で印象が変わる】選ぶべきカラーとNGポイント

就活スーツの色で違う与える印象

就活で志望する企業と面接する際、私服面接などを除いてスーツを着用します。面接だけではなく、会社説明会や履歴書に貼り付ける写真を撮影する時も、スーツを着るでしょう。もしかしたら就活生の中には、「スーツならどんな色でも構わない」と考えている人もいるかもしれません。しかし、その考え方はNGです。

色ひとつで、相手に与える印象は異なります。例えば、赤い洋服を着ている人を見かけた時、「明るい」「元気」などの印象を持たれないでしょうか。スーツも同様に、色で印象を変えることができるのです。この記事では、就活スーツの色について、幅広くご紹介します。選んではいけないカラーなども合わせてお伝えしますので、参考にしてみてください。

就活では清潔感を保ちつつ自分らしさを演出することが最重要!

これまで〇〇について解説してきました。就活では「見た目」「身だしなみ」が重要といわれ、「正解」に悩む就活生が多く言いますが、そもそも就活に正解はありません。

清潔感を持って選考に臨み、企業に自分の魅力をいかに演出することが最も重要です。
解説した内容を鵜呑みにしすぎずに自分自身で判断し、一つの参考と捉えてあなたの納得のいく就活をしましょう。

就活スーツの重要性

ビジネスにおいて「仕事ができる」「マナーを守っている」なども重要ではありますが、それらと同様に、身だしなみを整えることも大切です。就活でスーツを選ぶ際、色などはこだわった方がより良いでしょう。

ヨレヨレのスーツを着ている人とそうではない人、どちらの方がビジネスパートナーとしてふさわしいと感じるでしょうか。あるいは、ビジネスシーンにマッチしたスーツの色とそうではない色、どちらに好感が持てるでしょうか。「オシャレをしたい」「できるだけ目立ちたい」という気持ちを抑えて、就活に臨む必要性があるでしょう。

スーツの色選びだけではなく、スーツのマナーも大切です。ポケットのしまい方やボタンのとめ方など、普段やり慣れていないビジネスマナーがありますので、チェックしておくべきでしょう。

就活に最適なスーツの色

就活にふさわしいスーツの色は、大きく分けて3つあります。まずは、黒です。「リクルートスーツ」と言えばこの色のイメージがありますので、もっとも無難な色だといえるでしょう。

他にも、濃紺やダークグレーなども、ビジネスシーンにふさわしいスーツの色です。これら3つ以外のスーツの色を選ぶ場合は業界の雰囲気や社風を考えた方がいいかもしれません。

就活は、内定を得るためにおこなうものですので、自身のオシャレさをアピールするものではありません。ここでは、就活や面接の場に相応しいスーツの色について具体的に紹介していきます。

黒いスーツの選び方と印象

就活時のスーツの色といえば、黒が主流でしょう。他の就活生もこの色を選んでいる可能性が高いです。就活生のおよそ90%が黒色のスーツを着用しているといわれているため、もっとも無難な色だといっても過言ではありません。

この色を選ぶ際に注意することは、サイズ感です。「ネットショッピングで適当に買った」というのであれば、体にフィットしたサイズではない可能性があり、だらしのない印象になってしまいます。スーツの専門店できちんとサイズを図り、購入することをおすすめします。

黒色は、フケや汗ジミ、白い汚れなども目立ちやすい色です。定期的にクリーニングに出すなど、清潔感を意識しなければなりません。他の就活生が選びがちな色だからこそ、細かいところまで配慮する必要があるでしょう。

紺色のスーツ選びと印象

黒色の次にビジネスシーンにマッチした色は、濃紺の無地です。黒以外の色は、他の就活生よりも目立つ可能性がありますが、濃紺であれば、浮くようなことはないでしょう。少しでも差別化したいという就活生には最適なスーツの色といえます。

濃紺は、黒色のスーツよりも落ち着いた自分を演出できる色です。少し誇張した表現であれば、エレガントさをまとうことができるでしょう。黒無地よりも、面接官の世代によっては、濃紺の方が好印象を与えることも可能です。

ひと昔前は、濃紺が就活時の主流のスーツ色でしたので、もし事前に面接官の世代を把握できているのであれば、濃紺無地スーツで面接に挑むのもわるくありません。明るめの紺色は避けた方がよいでしょう。

グレーのスーツ選びと印象

ダークグレー色のスーツも、選択肢のひとつとしてあります。この色は、無難な黒色と比較すると、「誠実さ」「真面目さ」をアピールできるでしょう。就活後のビジネスシーンにも対応できるカラーです。

とはいえ、この色の場合、企業のタイプによってはあまりよい印象を与えることができない場合があります。ですので、比較的派手めな業界以外を志望する際は、ダークグレーのスーツは避けた方がよいでしょう。

この色のメリットは、あまり汚れが目立たないことも挙げられます。黒いスーツの場合、フケなどはどうしても目立ってしまいますが、ダークグレーは、お手入れの時間を省くことが可能です。清潔感を持続させるには、もっともよい色かもしれません。

就活スーツ選びのNGポイント

「黒」「濃紺」「ダークグレー」などが就活に適したスーツの色です。では、その逆である適していない色や柄には、どういったものがあるのでしょうか。スーツを選ぶ際、「目立ちたい」「個性的にみせたい」「オシャレしたい」という考えのもとで対応してしまうと、就活に適した色や柄を選べない可能性があります。

プライベートでは派手な洋服を好む人でも、就活のスーツはビジネスシーンを意識した色・柄を選びましょう。

派手な色や柄

赤、ピンク、白などの派手なスーツを着ている人を、街中などで見かけることもあるでしょう。その人を見て「かっこいい」「オシャレだ」と就活シーンで真似をすることは避けた方が無難です。個性的ではあるものの、若者らしいフレッシュな印象を与えられず、面接官によっては不快に感じることもあるでしょう。

また、柄に関しても注意が必要です。チェック柄、ドット柄、花柄などの高いデザイン性を持つスーツは、ビジネスシーンには不向きだといえるでしょう。派手な色や柄をよしとしている業界もあるかもしれませんが、過度なデザインのスーツは、就活において必ずしも高評価につながるとは限りません。容姿以外のところに注力した方がよいはずです。

ストライプ柄

ビジネスパーソンの中には、ストライプ柄のスーツを着用している人もいます。それをみて、ストライプ柄のスーツを選ぶ就活生もいるかもしれませんが、柄のあるスーツは選ばない方がよいでしょう。

派手なストライプ柄ではなくても、面接官によっては「カジュアルすぎる」「ビジネスマナーがなっていない」と感じることがあるようです。外資系企業やアパレル業界などの個性を重んじる会社以外では、黒などの無難なスーツの方がよいでしょう。

ストライプ柄は、全体的にスマートな印象になり、無地とは違った印象を与えることができます。社会人になってから着用するのは、決してわるいことではありません。就活生のうちは、できるだけ無難なスーツの方がよいでしょう。

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業界によっては黒以外のスーツでも問題ない

就活用のスーツの色は黒が基本ですが、業界によってはそれ以外の色でも問題が無い場合があります。アパレル業界や広告業界、音楽業界などは、服装自由または私服を指定される場合があるでしょう。

アパレル業界は服のセンスが求められるため、あえてスーツを指定しない企業もあります。また、私服やオフィスカジュアルで働くのが基本となっている企業でも、服装自由となっている場合が多いです。こうした業界では黒以外のスーツでも問題ありませんが、服装は企業側にチェックされるポイントです。面接を受ける企業の傾向をよく調べた上で、相応しい服装を心がけましょう。

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黒いスーツが主流とされる理由

なぜ黒色のスーツが主流なのか、疑問を持ったことのある人もいるかもしれません。黒色以外も決してNGではないですし、企業によっては柄物でも構わないのであれば、なおさら不思議に感じることでしょう。

昔は、黒色のスーツはよりも濃紺などがスタンダードでした。しかし、2000年代ぐらいに、黒色が流行り始めたのです。なぜ流行ったのかは、明確にはわかりません。「就活のスーツ=黒」という考えは、今も揺らいでいないでしょう。

黒いスーツは、就活の他に、冠婚葬祭などにも対応できるメリットがあります。また、公務員や金融業界など堅めの職種・企業は、黒無地がベストだとされ、スーツで個性を出すことは避けた方がよいでしょう。

就活スーツの基本はベーシックな色!

ビジネスシーンでは、基本的なマナーの他に、身だしなみがとても重要です。就活でも、スーツの着こなしやカラーが第一印象をアップさせるため、スーツ選びには手を抜かないようにしましょう。

就活に適したスーツの色は、「黒」「濃紺」「ダークグレー」などです。ベーシックな色を選ぶようにしてください。過度なデザインではなく、無地などが最適だといえるでしょう。

ストライプ柄は、会社によってはわるい印象を与えてしまうかもしれないため、避けた方がベターです。派手な色・柄を避けて、シンプルなスーツを選んでください。金融業界・公務員などは、黒無地のスーツがベストです。このように業界や職種などを考慮して、スーツの色・柄を見極めることも大切でしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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