内定について

就活には計画性が最も重要|内定までの道のりを緻密に計算してゴールを目指そう!

長所にもなる計画性で自分をプロデュースする

いざ就活をしようと思っても、いつから始めたらいいのか、何から取り組んだらいいのか迷うものです。就活では自己分析や企業分析など、内定までに乗り切らなければならない多くのプロセスがあります。内定という目標を達成するためには、そのプロセスを把握して行動に起こしていくことが大事です。

そのような行動ができる人のことを「計画性のある人」と呼んだりします。「自分には計画性がない」と、不安にならなくても大丈夫です。計画性の「ある」「なし」は意識することで、誰でも計画性のある行動をとることができます。その意識を一緒に見ていきながら、長所にもなる計画性で自分をプロデュースできるようになりましょう。

就活において計画性はどんな意味があるのか

就活のスケジュールは、日本経済団体連合会が決めており、2019年の就活のスケジュールは、3月に広報活動解禁になり、翌年6月から面接などが選考開始と発表されています。そして7月ぐらいから、インターシップなどの企業の動きが始まるでしょう。

広報活動解禁を待ってから準備を始めようとすると、準備不足になってしまうこともあります。ですので、自己分析や企業分析など時間がかかる作業などは、広報活動解禁前に終わらせておいたほうがいいでしょう。このように計画性を持つということは就活において、内定に至る大事な事であり意味があるということがわかります。

インターンについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

何事も準備が大事

就活スケジュールは、日本経済団体連合会の方針で毎年見直されています。ですので、広報活動解禁のタイミングや選考開始時期など、就活の開始時期の変更等の可能性があります。提示された就活スケジュールで目標が見えてきますので、どの時期にどんな準備をしたらいいのか、目標から逆算して計画をしていきましょう。

例えば大学3年の夏頃からインターシップの参加や、就職希望者向けのセミナーや合同説明会の出席など、就活に向けた動きは多くあります。自己分析や企業分析などは、広報活動解禁前の2月までには終わらせたほうがいいです。他には、実際に企業に面接など行く前に、スーツなどの就活グッズをそろえておくことも大切になります。

準備から本番までの期間はあっという間

このように、就活でやるべきことは多くあり、広報活動解禁時期が3月ですので、エントリーシート提出や会社説明会などが3月から4月に集中します。そのためにも、自己分析や企業分析などを広報活動解禁前に終わらせておくことで、十分な時間と気持ちの余裕が生まれてきます。

また日本経済団体連合会に加盟していない企業などもあり、採用活動を前倒しで行われることも考えられるでしょう。準備から本番までの期間は意外と時間がかかり、あっという間に過ぎていきます。計画性なしに就活しても、失敗の元です。また、秋冬インターンシップの参加者は学業と両立しながらになるので、様々な事を考えると、就活の準備は早ければ早いほうが良いでしょう。

計画性の無さを長所に変えるコツ

「あなたは計画性がありますか?」と聞かれた時に、自分はどちらだと思いますか。計画をすることが好きという人は、スケジュールを立てることが苦にならない人も多いです。
反対に計画性のない人は、「面倒なことをするより、まずは行動だ」という人もいるでしょう。

計画性のない人が、今から計画性を身につけようと思うことは難しいことかもしれません。「なんとかなる」と楽観的に就活に向き合ってなんとかなるほど、就活は優しいものではないのが現状です。だからといって諦めることではありません。その計画性のなさを長所に変えるコツを、2つの視点から見ていきましょう。

楽観的なので突然の変更に対応できる

計画性のある人の長所として、計画通りに物事が進むことは喜びを感じ、安心して就活に取り組むことができます。でも計画の変更やトラブルに対し、融通がきかず臨機応変に対応できないという短所にもなりがちです。そこが計画性のない人の、長所になり、楽観的なのでストレスに感じずに、予期せぬトラブルや軌道修正など、臨機応変に素早く対処ができます。

完璧を求めがちな計画性のある人は、後悔や反省などが絶えず、前に進むことができない人も多いです。後悔や反省はもちろん大事ですが、前に進むことがもっとも重要になります。計画性を持つことを鍛えるのでなく、意識を変えることで自分の短所となる部分を長所としてとらえましょう。

良く言えば「頭の回転が早い」

先ほどもあげましたが、計画性のない人はどんな状況でも柔軟に対応ができます。よく言えば頭の回転が早いということです。瞬間で何かができるというのは、思考の柔軟性や瞬発力を持っているということになります。ビジネスの世界では、突発的に何かがおき、即時に対応することを求められることも少なくありません。

それは就活においても同じで、例えば面接の時に用意していた内容と違っていても、慌てず臨機応変に対応をしなければなりません。あれこれ悩みすぎて決断できないよりは、行動を起こして見るということが、良い結果につながることもあります。自分で実行できる計画を立て、そこに自分の長所となる柔軟性を活かしていきましょう。

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計画性のある人は英語も取り入れている


就活において「英語力は必要か」と、気になっている学生も多いのではないでしょうか。実際に、応募条件に「TOEIC○○点以上」と明記している場合も多いです。グローバル化が進んでいる日本にとって、国際的なビジネスシーンでの共通言語である英語は、人材採用の決め手ともなっています。海外進出をしている企業も増えている中、社員に英語研修などを行っている場合もあります。業界や職種に関わらず、英語力を求めている企業が増えていることを意識しましょう。

外資系はもちろん国内企業も大手は重要視する

外資系企業や貿易会社など業界や職種によって、英語力は必須であり、ビジネスレベルの高い英語力が求められます。また業種や職種に限らず、国内企業も英語力が人材採用で重要視する大手も増え、エントリーシートには、TOEFLなどのスコア欄を設けています。

もちろんこれは企業にもより、英語力を重視しないところもあるでしょう。例えば語学留学や海外旅行の経験などは、英語力や向上心、コミュニケーション能力のアピールにもつながります。英語力は仕事や趣味に活かせるスキルにもなりますので、就活だけでなく、長い目で見て英語は長期的に役に立ちます。

自分の将来を計画してみる

就活の面接で「将来の目標は何ですか?」などと、将来の計画を聞かれることがあります。「就活で精一杯なのに、自分の将来を計画する余裕はない」という学生も多いでしょう。ですが、将来を計画すると「なりたい自分」が見えてきて、そのためにはどう動かなければならないかという具体的な行動が見えてきます。

自分の将来の目標にリアリティを持たせるためには、しっかりと会社分析をして自分が働きたいポジションを考え、エントリーシートや面接に落とし込むといった分析から具体化していくことが大切になります。

計画は目標になる

ただ漠然と、「こうなりたい」「あんなことをしたい」というだけでは、目標ではありません。「いつまでに」「なにを」「どのようにしているか」を具体的にしていることが、目標を持っているということになります。そして目標は持つだけなら誰にでもできることです。そのための努力をすることが大切になります。

大きな目標から逆算して、いま努力できる少し先の計画を立てなければ、机上の空論になりかねません。そして努力してできた計画は、達成感になり大きな自信につながります。その時大切なのが、最終的な目標に沿った結果が出せているのか振り返ることです。次に現地点よりさらに先の難易度の高い目標に向かって、計画を実行していきます。

働いている自分を想像してみる

「仕事に就いたらこんなこともしてみたい」と、夢や希望にあふれているでしょう。では、具体的にその会社で働いていることを想像することで、「その会社で働きたい」というより強い気持ちになります。それは志望動機となり、エントリーシートや面接などにもその熱意は伝わっていきます。

また、その会社の細かいところを知らなければ具体化できません。そのためには、十分な企業分析ができているかということが重要になってきます。たくさんの選択肢があるなら、仕事をしている自分をシミュレーションしてみましょう。受かったらどこでもいいという考え方から、ここの会社に受かりたいという意欲にもつながります。

内定をもらうためのコツなど、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

仕事とプライベートの両方で計画する

仕事で充実している自分を想像しながら計画するのも良いことですが、これら仕事に対する取り組み方と、趣味や結婚、毎日の生活といったプライベートの面を考えることも重要なことです。採用担当者は、長い期間にわたってあなたに企業で働けるだけの「能力」があるかどうかを見極めようとしています。

ここでいう「能力」とは仕事を遂行するために必要な能力だけではありません。休みの日をどのようにすごして仕事に備えるか、あるいは結婚や転勤などの、節目節目の自分の人生設計をどのように考えているか、といったことも含めての「能力」なのです。決して、仕事に必要な能力だけを聞いているわけではなく、包括的に尋ねていることに注意する必要があります。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

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計画性を自己PRする例文3選

それではここで、計画性をアピールする例文を3つご紹介します。自己PRですので、採用担当者に直接アピールする文章が大切です。エントリーシートに記載する内容にせよ、面接の時に口でアピールする内容にせよ、簡潔で論理的にアピールすることが大切です。ダラダラと長く要領の得ない文章や述べ方は、採用担当者から見ればストレスにしかならないため、評価は自然と低い評価になってしまいます。この点に気をつけながら見ていきましょう。

例文①

私の強みは、何事も十分に考え計画を立てて臨むことです。今、私は就職活動に取り組んでいるわけですが、大学1年の頃から就職支援課に通い、業界分析や自己PRの手法を学びました。また、将来的にも英語の能力が必要であることを痛感しておりましたので、TOEICの勉強も開始し、現在730点をマークするまでに至りました。これらの計画性を、御社での仕事に活用して参りたいと考えています。

大学に入ってから、就職活動のために様々なトレーニングを自ら主体的に受けて、自己分析に取り組んできたというアピールです。大学に入りたての頃から将来に備えて、業界分析や自己PRに取り組む学生はそれほど多くはなく、大学1年生の頃から取り組んだということで長期にわたって取り組んでいることを主張しているために、高い評価をもらうことができます。この計画的に実行してきた計画の内容をアピールすることによって、仕事においても計画的に取り組むことを間接的にアピールしています。

例文②

私の強みは、計画性を持って行動することです。大学時代のサークル活動において、大きな大会に出場すると決まった際、練習計画を特に定めないまま進んできてしまい、後半になって時間が足りなくなり結果的に満足な結果を残せなかったという失敗を経験しました。この経験から、私は事前に計画して動かなければ、何もうまくいかないことを学びました。就職活動においては就職指導課に行き、自己PRを添削してもらうなどの対策をしました。失敗からの経験を活かして、仕事も計画的に取り組み大きな成果を上げていきたいと考えています。

こちらは、失敗談から計画性の重要性を学習したというアピールになっています。サークル活動は、部活動よりもゆるいものに見えてしまいがちですがが、その中でも計画的に取り組んでいかなければ、十分に実力を発揮することができない、ということを記載しています。これは失敗から学習したという内容自体が、採用担当者に対する大きなアピールポイントになっています。

例文③

私が常に意識していることは、何事も計画的に取り組むことです。高校生の時から、部活動や定期テストの対策に必要な日数を厳密に計算し、計画的に取り組むことで高い成績を修め、大学にも推薦入学で入ることができました。また、計画的に取り組むことで多少誤差が発生したとしても、すぐに修正し対応することができることも学習しました。私が持つこの強みを、御社の経理の仕事において、常に完成させなければならない日から逆算して計画的に仕事を遂行していく、ということに活用していきます。

高校生の時からの体験で、計画的に行動することによって高い成果や評価を得ることができた経験です。計画的に取り組むことによって、仕事でイレギュラーが発生しても即座に対応することができ、経理の仕事で終わらせなければならない内容を逆算して仕上げる、ということに活用できることがアピールされています。

長所をアピールするコツについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

計画性をもって早めの行動を心がけることが大切

就活における計画性を見てきましたが、就活期間は長いようで実はとても短いものです。自分のやりたい仕事に就くために、最初にきちんと計画を立てて、早めに準備をし始めてください。計画性を持って動くことは、とても有利であり重要です。計画性を持っていないからといって投げ出すのではなく、自分の短所を長所に変えて前向きに取り組みましょう。

なかなか計画通りには行かないものですが、計画しないことには始まらないものです。またそのことで、大きな失敗を避けることができます。やるべきことが多いからこそ、早めの行動が余裕と安心につながります。肩の力を抜いて、目標に向かって計画を立て、夢に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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