ES(エントリーシート)

長所を面接やESで答えるポイント|勝てる例文20選

必ずと言っていいほど聞かれる短所と長所

履歴書やエントリーシートではもちろんのこと、面接本番の際にも必ず聞かれるといっても過言ではないのものの1つに挙げられるのが、「長所」と「短所」です。どの企業を受けるにあたっても、それぞれの企業の雰囲気に合わせたものを事前に用意できているとよいでしょう。とは言っても、話せるような長所や短所がなかなか見つからない、もしくはかけないという就活生も少なくないのではないでしょうか。

そこでこの記事では「長所・短所」に焦点を当て、企業がなぜそれを聞いてきて、そこから何を知ろうとしているのかをご紹介していきます。あわせて、面接官に好印象を抱かせる答え方や例文を長所・短所それぞれ別にして解説していきますので、少しでも好印象を与えたいと思う就活生は参考にしてみてください。

長所と短所を聞かれる理由

企業側が就活生の長所や短所を聞いてくることに関して、そのベースにあるのは「会社で光る人材であるかどうか」を見極めることでしょう。しかし、その理由はいろいろ考えることができます。そこでここでは、書類選考や面接などで企業が就活生の長所や短所を聞いてくる理由を3点ご紹介いたします。なかには双方にとって重要になることもありますので、決して嘘はつかないようにしてください。

就活生の人柄を知る

企業が長所や短所を聞いてくる1つ目の理由が、「就活生の人柄を知る」という目的のためです。「就活生がどんな人物であるか」や「会社になじめそうか」を知っておかないと、評価のしようがありません。これを知っておくことによって、企業側からも将来的なミスマッチを防ぐことが可能になります。近年の労働市場は人手不足が深刻な問題となっており、新入社員が喉から手が出るほど欲しいという企業は多いでしょう。

しかし、せっかく新入社員を確保できたとしても、すぐにやめられてしまうようでは、育成コストをはじめとしたさまざまな資源が無駄になってしまう恐れが出てきてしまいます。そのような事情から、企業は就活生の人柄を知る必要があり、それを知る1つの要素として長所や短所に関する質問を投げかけてくるのです。

企業で活かせる長所かどうか

企業が長所や短所を聞いてくる2つ目の理由が、「企業で活かせる長所であるかどうか」を知るという目的のためです。この2つ目の理由に関しては。「長所」のみが当てはまります。「ポテンシャル採用」とも呼ばれる新卒採用では、本人の「やる気」や「態度」などの部分で合否を判断すること多く、社会経験の有無は判断材料に入れられません。

しかし、どうせ決まった数を採用する必要があるのであれば、「社内で光るスキル」を持っている人を選ぶほうが絶対に得です。そのため、「長所」としてどのような特性を持っているかというところでも学生を評価しようとしているのです。ゆえに、企業に好印象を与えたいのであれば、「企業が求める人材」を意識したようなスキルを提示しておくとよいでしょう。

短所を克服する力があるかどうか

企業が長所や短所を聞いてくる3つ目の理由が、「短所を克服する力があるかどうか」を見極めるという目的のためです。この理由に関しては、「短所」のみが当てはまります。とは言っても、人は誰でも苦手なことや、不得意なことを1つは持っています。そのため、短所を持っていることそれ自体は恥ずかしいことではありません。

しかし、どうせ持っているのであれば、その苦手ときちんと向き合い、うまく乗りこなすことができているほうが印象としてはいいでしょう。またそれが、「問題点に対応できる力」をアピールできることにもつながるのです。この点に関して、業務に影響するであろうとされる短所は避けるようにしてください。あまりに致命的なものだと、企業からの採用が得られにくくなってしまいます。

自分の長所を見つけるポイント

いざ「自分の長所をまとめる」と言われても、実際どこが長所になるのか分からない、という就活生も多くいます。まずは自分の今までの経験を振り返ってみて、その中で長所と呼べる部分はどこであるかをノートに書き出してみましょう。その中から、実際に自己アピールに使える長所を探してみてください。この項目では、特に長所と呼べるポイントや、実際に探す際のチェックしておきたいポイントについてまとめました。

一生懸命取り組んだ出来事

一生懸命に取り組んだ出来事というのは、それだけ情熱をかけられた出来事でもあります。こういったことの中には、長所としてアピールできる何かしらのポイントが含まれていることが多いです。特に注目したいのが、一生懸命取り組んだ出来事の中の「なぜ取り組んだのか」「取り組んだ結果何を得られたのか」「周りからの評価はあったか」という部分になります。

周りから評価された部分や取り組んだ理由、取り組んで得られた結果には、必ずといっていい程「自分だからこそできた」ことが関わっているものです。この「自分だからこそできた」部分は、長所としてアピールできる部分になります。取り組んだ結果そのものだけでなく、過程で使われた能力や自分の良い点を重点的に探してみるといいでしょう。

褒められた経験

些細なことでもいいので、一度くらいは人に褒められた経験があることでしょう。その時褒められた理由を具体的に覚えているのであれば、長所と結び付けられます。褒められたというのは、他人の目線での好意的な評価です。好意的な評価を得るということは、それだけ自分の良い点を生かすことができたということでもあるのです。

褒められた部分は、自分の長所としてアピールできるのです。具体的に自分の長所を探すのであれば、過去に褒められた経験を整理しましょう。具体的に整理することは、自己分析のひとつの方法でもあるのです。

周囲の人に尋ねてみる

「自分の長所はこうだと理解している」という部分があるのは、それはそれでいいことです。しかし自分の目線だけではなく、他人目線の長所と呼ぶべき部分も思った以上に存在しているものです。他人から良い評価を得られた部分は、自分で長所と思っていた部分と微妙に違う部分も多くあります。

しかしその分、就活におけるアピールに使える部分でもあるのです。自分の記憶を整理するだけでは見えてこないのであれば、思い切って周囲の人に尋ねましょう。身近な人だけでなく、様々な人に自分のことをインタビューすることで、より明確に自分の長所が見えてくるでしょう。

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面接官に好印象を抱かせる長所の答え方

面接官に好印象を与える長所の伝え方の3つポイント

自分の持っている長所を話す際には、「その長所を仕事でどう活かせるのか」を構成の中に盛り込むことが大切です。そうすることによって、採用担当者により良い印象を与えられることにつながります。長所をを伝える際に基本的な構成は、「長所」→「発揮したエピソード」→「仕事でどう活かせるか」です。

最初は「私の長所は○○です」のように、「長所は何ですか?」という質問への答えを返します。この構成は「結論先行」とも呼ばれる形なので覚えておきましょう。次に、その長所を発揮した過去の経験につなげます。この際、数字情報などがあればより分かりやすいです。最後に、長所がどう活かせるかを説明します。これが具体的であれば、会社で働いている姿を担当者に鮮明に思い描かせることができるので、より印象に残すことができるでしょう。

①結論を先に話す

基本的に、面接の自己PRでは結論から話すのがいいとされています。一番に伝えるべき部分を分かりやすく伝えることで、印象もより良いものになります。何より、伝えたい内容の結論から入る方が、説明も思っている以上にスムーズに進むものです。

結論とそれを補完するエピソードに食い違いがあると、本来アピールしたい内容をきちんと伝えられないこともあるので、じっくりと考える必要が出てきます。PR内容を考える際は、エピソードから考えていくと失敗は少なくなります。実際に伝える際は簡潔に、自分がアピールしたい長所を伝えることから始めるようにしましょう。

②具体的なエピソード

自分の長所をアピールする場合、長所に関する具体的なエピソードを結論の後に述べるといいでしょう。具体的に「ここが長所である」と分かるエピソードを一緒に話すことで、自分の長所をより具体的に相手に伝えられます。エピソードについては、長所について調べている間に出てきた「褒められたこと」や「取り組んだこと」を簡単に、分かりやすく話せるようにしておくといいでしょう。

エピソードの中で、評価に対して具体的な数字で表すことができれば、より人事採用に長所を印象づけることができます。アピールしたい長所によっては、エピソードの有無で印象が大きく変わってしまうこともあるため注意しましょう。

③就職後を意識して話す

自分の長所を就職後にどういう風に活かすかを伝えましょう。実際に長所をアピールしたとしても、それを就職後どう生かすかによって変わってくることがあります。企業に就職した際の長所の活かし方をまとめるポイントとしては、企業の事業展開から大きく離れない内容でまとめておくようにしましょう。

自分の展望と企業の事業展開に差がある場合は、採用を見送られることになりかねません。差ができない企業の活かし方をまとめる方法としては、企業研究も合わせておこなった上で結論を書くのが一番でしょう。

勝てる長所の例文20選

ここまでの見出しで、企業が長所や短所を聞いてくる理由と好印象につながる答え方をご紹介してきました。基本はこれらの情報に沿って書き進めてもらえればよいのですが、それでもなかなかうまく書けないという方も少なからずいるでしょう。そこでここからは長所・短所それぞれで「勝てる例文」を挙げ、より具体的なポイントを解説していきます。まずは、長所からです。ぜひ参考にしてみてください。

①ポジティブ

私の長所はポジティブなところです。ポジティブな思考で自分自身だけではなく周囲の人たちのモチベーションも上げることができます。私は大学時代サッカー部に所属しており、ポジションはキーパーでした。キーパーは指示を出してチームをバックアップしていきます。私は明るい言葉、柔らかい言葉を意識して指示を出すようにしました。
リーグ昇格がかかった大事な試合でピンチになり、チームの雰囲気が悪くなる瞬間がありましたが、ポジティブな声掛けをすることで雰囲気を良くし、結果的に勝つこともできました。私はポジティブな思考を活かしてチームとしてのモチベーションを上げ、御社でもチームの一員となって活躍したいと考えています。

この例文では長所をアピールする題材として、ポジティブであることが選ばれています。どんな長所のアピールにも言えることですが、アピールする際の文章構成としては結論、次にそれを裏付ける根拠やエピソードです。例文では結論から語られており、その後に根拠となるエピソードが挙げられています。

ポジティブというだけでは漠然としてしまいますが、ポジティブな思考によって自身と周囲のモチベーションを上げることができると具体的に語ることで、より良いアピールができています。締めの文章でも長所を活かして仕事をするというイメージを、伝えることができているので好印象だと言えるでしょう。

②負けず嫌い

私の長所は負けず嫌いなところです。たとえ負けてしまうことがあってもその悔しさをバネにさらに成長することができます。私は大学時代テニス部に所属していました。テニス部は部内で勝ち上がることが出来なければ大会に出場することができませんでした。大会に出場するチャンスは2回生のときにやってきましたが、同学年のチームメイトに敗れ、出場することができませんでした。
私は悔しさをばねに練習に打ち込み、苦手なバックハンド徹底的に磨きました。必死に練習を重ねた結果、翌年には大会に出場することができ、翌年も連続で出場することができました。私は御社でも、どこまでも成長することを目指し、営業成績1位を狙いたいと思います。

次の例文では負けず嫌いが長所の題材として挙げられています。負けず嫌いは負けを認めないというイメージから、頑固という短所にもなりかねませんので注意が必要です。例文では負けた悔しさをばねに成長できるとすることで、頑固さというマイナスの印象を拭うことができています。

エピソードでは大会出場選手に選ばれなかった悔しさから、苦手だった点を猛練習したとありますが、自身の短所に向き合い、それを改善しようとすることで向上心の高さもアピールできています。また短所にしっかりと向き合えていることから、分析能力もアピールしていてさらに好印象です。直接的な言葉を使わずにさまざまな能力をアピールすることで、高い評価を受けることができます。

③真面目

私の長所は真面目なところです。どんな状況でも真面目に物事に取り組み、最後まで責任を持ってやり遂げることができます。私は大学時代に居酒屋のキッチンでアルバイトをしていました。ある日大型の宴会が重なり、その前日には大量の仕込みをしなければなりませんでした。
仕込みの量は多く、多くの人は、翌日営業しながら仕込みをやればいいと考えて諦めていましたが、私は宴会を回しながら仕込みをするのは無理だと判断し、仕込みを続けました。真剣に取り組んだ結果、仕込みを終らせることができ、無事に宴会を終えることができました。私は御社でもコツコツと実績を積み、ゆくゆくはチームリーダーへとキャリアアップしたいと考えています。

次の例文では真面目が長所として挙げられています。真面目であることは働く上で重要な要素ではありますが、アピールの内容が平凡になってしまいやすい題材でもあります。自身が経験したエピソードを含めてオリジナリティを出すことが大切です。例文では居酒屋でのアルバイトのエピソードが語られていますが、宴会を回しながら仕込みをするのは無理だと判断したところがポイントです。

翌日のことを想定し、今すべきことを考えることで真面目さだけではなく、視野の広さや先を見据える力がアピールできています。ただ目の前のことをこなすという真面目さではなく、目的意識を持って行動ができる真面目というのは評価されます。締めの文章でも、自身のキャリアビジョンを明確にしている点も、評価の対象になるでしょう。

④協調性

私の長所は協調性があるところです。大学時代に参加していたサッカーサークルでは、練習方法についての話し合いで、頻繁に意見が対立することが多々ありました。そのため、私は中立の立場として対立意見をそれぞれ聞いた上で、互いが納得しメンバー全員の戦力が上がる練習方法は何か、定期的なミーティングをおこないつつ調整を図りました。
御社に就職した際は、企画立案の際にただ意見をまとめるだけでなく、出された意見を全体的に上手く取り入れて業務に取り入れられるように取り組んでいきたいと思っています。

企業が求める協調性とは、立場や意見が異なる社員(上司や部下など)と協力し、物事を推し進めることができる力です。協調性を長所としてアピールするのであれば、この点を念頭に置いてアピールのための文章を作成しましょう。

⑤チャレンジ精神

私の強みは、新しいことに常に挑戦していくチャレンジ精神を持っていることです。私は5年前から間飲食店でアルバイトをしており、始めた当初はアルバイト経験がまったくない状態からのスタートでした。
その分接客方法などのスキルを積極的に学んでいき、現在ではスタッフの中でも、新人スタッフの教育係を任される程に技術を身に付けました。御社へ就職した際には、仕事の仕方を学ぶと共に必要な技術を積極的に学び、技術を職務の中に取り入れていきたいと思っています。

チャレンジ精神をアピールする就活生は、多くいるようです。実際にアピールする際は、自分にしかない個性を持ったチャレンジ精神があることを話せるようにしておきましょう。それだけで、他人との違いを交えつつ自分の長所としてアピールすることができます。

⑥継続力

私は折れずに物事に取り組む力に自信があります。すぐに結果が出ないことに対しても、努力を継続できるのが強みです。高校生の時に、教師からの勧めもあり漢字検定の取得を始めましたが、なかなか2級以上の取得が難しく、何度も試験に失敗した経験があります。
しかし試験に失敗した際も諦めず、成果を出せるように勉強を重ねていきました。その結果、時間こそかかったものの、1級まで取得することができました。このように、小さな積み重ねを続けて結果を出せるまで継続する力を、御社でも業務の中で活かしていきたいと思っています。

継続力の自己PRは、企業にとっても高く評価することの多い長所と言われています。しかし、具体的にどういったことを継続できたかをアピールできなければ、説得力が弱くなってしまうことも多い長所です。自分の継続できた物事について自己分析することを忘れないようにしましょう。

⑦責任感

私の強みは、責任を持って物事に取り組む力があることです。特に、何かをやり抜く力が一番の強みだと思っています。私は大学で度々グループに分かれて発表やレジュメの提出をおこなう機会があり、特にグループメンバーの書いたレジュメをまとめあげて提出するのを引き受けることが多くありました。
その際レジュメ制作が難航していれば積極的にアイデアを出して協力し、皆で分かりやすい発表ができるように努めることが多くありました。御社でもこの責任感を持って、毎日の業務だけでなく新規プロジェクトにおいても最後までやり抜きたいと思っています。

責任感があるとアピールする場合、エピソードが重要になってきます。上記の例文は一例ですが、大学の課題に責任を持って取り組んだという内容になっています。このような形で

⑧向上心

私は「常に自分を高める」ことをモットーとしています。現状で満足せず、今ある能力をさらに高めつつ目標へ向けて行動していくことができます。昔から芸術やデザインに関わる仕事に就きたいと考えていたため、高校生の頃から毎日1枚、何かしらのデザイン案を考えイラストの形で描き起こしていました。
その際技術が足りなくて上手くいかない場合は、人に教えを請うたり練習を重ねるなどして、自分の能力を高める努力を続けました。御社へ就職した際には、目的や要望に応じたデザイン制作をおこないつつ、事業に貢献したいと思っております。

向上心は多かれ少なかれ、誰もが持っているものです。しっかり見直してみれば、上手く長所として自己アピールに使うことができます。特定のことに対して向上心を持っているという場合は、その向上心に対してどういったことで応えようとしたかを話すと具体性が増します。

⑨コミュニケーション能力

私は、人と作業をおこなう際のコミュニケーション能力の高さが強みです。現在働いているアルバイト先では特にちょっとしたミスによるクレームが多くあり、それを防ぐためにも、仲間達とコミュニケーションを取る必要があると感じました。
仲間と作業をおこなう際にしっかり情報を共有し、今起きている問題にすぐに対応できるように心がけてきました。結果、クレームの量を少なくすることができました。御社に入社しましたら、常に周囲とコミュニケーションを取るようにし、ミスや情報の行き違いが起きなくなるよう努めたいと思っています。

コミュニケーション能力があると言うだけでは、自己PRには足らないことが実は多いです。どういった部分でそのコミュニケーション能力が発揮されるのか、を企業は知りたいことが多くあると覚えておきましょう。自身のコミュニケーションの高さがどのように活かされたかを話すのが重要です。

⑩気配り

私の長所は、周りに気を配る行動をして信頼関係を築くことです。大学時代には、所属していたテニスサークルのマネージャーとしてメンバーの行動を補助することが多くありました。その際周りの練習方法を考えるだけでなく、メンバーの体調やメンタルなどの細かい部分の変化をしっかり確認して、常にいいコンディションで試合に臨めるよう気を配っていました。
結果、メンバーが優れた試合結果を残せるようになりました。御社でも仕事を共におこなう社員に気を配り、仕事の質をより高いものにできるように取り組みたいと思います。

気配りができるという長所がある場合、特に「企業に就職した際どういう形で活かせるか」という部分をアピールできるようにしましょう。実際に仕事にどういった気の配り方ができるかが、長所を好意的に印象づけるポイントです。

⑪行動力

私の長所は行動力があるところです。できるかどうか悩むよりも先に、まず可能なことから行動に移してみようと実行することができます。学生時代にIT企業に関わりたいと思うものの、当初は何の知識も技術もなかったため、本当に勤められるようになるのか不安に思いました。
そこで基本的な技術の習得やIT事業に関連した情報、知識を学ぶなどの行動を起こしました。結果、実際にIT関連のアルバイトに携り、経験を得ることができました。御社に就職後も、常に思い悩みすぎず必要な行動をしながら、より高いレベルの能力を身に付けて企業に貢献したいと思っています。

行動力をアピールする場合、単に「行動力がある」だけではアピールとしては弱い部分があります。行動力を印象づけるキャッチフレーズなどで表現すると、採用担当者がよりイメージしやすくなるでしょう。

⑫計画性

私の強みは計画性があるところです。学生時代から、課題提出がある際には自分の力量や予定と照らし合わせ、余裕を持って課題に取り組めるよう計画を立てて行動するようにしていました。常に余裕を持って取り組めたために、急な予定が入った際も柔軟に対応しながら課題を提出することができました。
御社に就職した後も、自分の予定のみならず、業務に関わる社員の予定なども踏まえて計画的に業務をおこない、業績に貢献していきたいと考えております。

計画性が高いということは、単に計画が細かく立てられることではありません。立てた計画を実行する能力も合わせて求められることになります。計画性の高さをアピールする場合は、実際に計画を実行できたエピソードをあわせて書くことで評価が高くなるでしょう。

⑬忍耐力

私の長所は、ひとつのことをやりきる忍耐力です。忍耐力を発揮したのが、学生時代に取り組んでいた剣道の全国大会で入賞した経験です。私が剣道を始めた頃、周りは長い間剣道に携わっていた選手が多く、実力では遥かに劣っていました。
そのため、他の人より多く練習をおこなうようにしました。毎日練習に努めた結果、順位こそ低いものの入賞することができました。御社に就職した際には、困難に挫けず前に進み、与えられた仕事をやりきりたいと考えています。

忍耐力を長所としてアピールする場合、比較的部活動やサークル活動を話題に出す就活生は多いです。しかしその活動内容以上に、企業はそこから見られる就活生の「人柄」「熱意」「可能性」に関心があるのです。その点を踏まえて、忍耐力の高さをアピールしていきましょう。

⑭リーダーシップ

私の長所はリーダーシップです。特にメンバーを引っ張っていくだけではなく、メンバー全員でどのように目標を達成するかを考えていけるようにすることが強みです。アルバイト先では、新人スタッフをまとめる役割を与えられました。
その際、売上目標を達成する方法を考え、行動を促しました。結果、スタッフ全員のスキル向上と目標金額を達成することができました。御社に就職した後も、リーダーシップを発揮して周囲を引っ張りつつ、チーム全体で目標を達成できるよう努めたいと思っています。

リーダーシップと一口に言っても、単に仲間を引っ張っていけばいいというものではありません。リーダーシップを発揮するというのは、皆をまとめたり周りに良い刺激を与えられることです。そのことを意識して、長所としてアピールできるようにしておきましょう。

⑮笑顔

私の長所は、笑顔で人の信頼を勝ち取る力です。接客のアルバイトをしていた際、常に笑顔で接することを心がけて仕事をしていました。その結果、スタッフ全体の売り上げ平均の2倍を稼ぐことができました。
また、笑顔で応対した結果、お客様が何回もリピートしていらっしゃるようになり、結果として全体的な売り上げの向上につなげることができました。御社での営業に関わる際も、基本的な職務を笑顔でおこない応対することを心がけ、お客様の心からの信頼を得られるよう努めたいと思っています。

笑顔を長所にするのは難しいと思うかもしれませんが、笑顔で行動することで得られたことをアピールするという形であれば、企業への自己PRに使うことができます。笑顔でいることによって得られた結果を簡単に、分かりやすい形で説明できるようにしておきましょう。

⑯努力家

私の長所はコツコツと努力を重ねられるところです。学生時代にTOEICや様々な資格を取得しましたが、講義やアルバイトと平行する必要があったため、常に時間に追われる形でした。時間の割り振りやモチベーションの維持の仕方を考えつつ、資格取得のための勉強を重ねていきました。
その結果、当初取得を予定していた資格を取得することができました。御社の業務では職務以外にも資格や知識の取得が必要とのことですので、同じように努力を重ね、業務と並行して資格取得を目指していきたいと思っています。

努力家というのも様々な形があり、コツコツ努力をする形や逆境に打ち勝ったなど、人によってその結果の出方は違うものです。自分が努力をすることで得た結果をどう活かせたか、明確なエピソードを挙げて説明できるようにしましょう。

⑰好奇心旺盛

私の強みは好奇心旺盛なところです。興味を持ったものは何でも取り組んでみたいと思い、可能な限り実行に移すようにしています。大学時代もその好奇心から、本来は取得予定ではなかった色彩検定などの資格取得に挑戦し、様々な資格を取得することになりました。
資格の勉強にも興味があったため、積極的に取り組むことができたと思っています。御社に就職した後も、業務や必要な知識の取得など、今まで経験したことのないことに積極的に取り組んでいきたいと思っております。

好奇心旺盛であるという長所は、思った以上に採用担当者に好意的に捉えられます。というのも、好奇心が旺盛であるなら新たな知識を得ることに意欲的と見られることが多いからです。自己アピールの際に好奇心旺盛な部分をPRできれば、採用の可能性が高くなるでしょう。

⑱柔軟性

私は柔軟性を持って物事に取り組めるのが強みです。アルバイト時代、単にマニュアル通り接客するだけではなく、お客様それぞれに対して個別に対応する必要がありました。その経験の中で、私は柔軟にお客様に対応することができることを知り、店自体のお客様からの評価も高いものになりました。御社に就職した際は、柔軟性を活かして臨機応変に仕事の変化に対応していけるようにしたいと思っております。

柔軟性をアピールする場合、具体的なエピソードを話すだけではなく、面接の際の質問にも臨機応変に対応できなければ自己PRに失敗してしまうことになります。想定外の質問にも対応できるようにした上で、柔軟性を長所としてアピールしましょう。

⑲決断力

私の長所は決断力があるところです。学生時代、バレーボールチームのキャプテンを勤めていたことがあり、その時に様々なことを決断する必要性がありました。内容によっては素早く判断しなくてはいけないものもあったため、検討しつつも常にチームにとって一番いい結果になる判断を素早く下せるように心がけました。
結果的に、決断した内容がチームにとって良い結果となったことが多々あり、高い評価を得ました。御社に就職した際は、決断力を活かしてよりよい結果に繋がる判断を重ねていきたいです。

決断力があるという長所をアピールするのは、決断を迫られる経験の少ない学生にとっては少し難しい部分があります。実際にアピールする場合は、決断を迫られた際のエピソードを思い返しながら内容を具体的にまとめましょう。

⑳企画力

私の長所は企画力があるところです。特にイベントについての細かな内容を企画してまとめる力が高いです。学生時代、サークル活動の中で度々イベントの企画を起こすことがあり、そのときに「どうすれば皆が楽しめるか」を考えながら、様々な形のイベントを提案する力を身に付けました。
結果的に企画力の高さをサークル内外で評価され、大学の学生向けイベントでも企画の手伝いをするという経験を得ました。御社に就職した際は、企画力の高さを活かしてアイディアを提案していきたいと思っています。

企画力をアピールするというのは、学生までの経験では若干難しいかもしれません。アルバイトやサークル活動など何かしらの形で企画に携わることがあり、それを評価された経験があるのであれば、自己PRの際に使っていくといいでしょう。

悪い回答例

私の長所は協調性があることです。チームと協力しながら物事を進めていくことができます。私は大学時代サッカー部に所属していました。サッカー部ではチームワークを高めることを目標としており、私もチームワークを高めるためにさまざまなことを考え、行動しました。
チームのためを思って行動することでチームワークを高め、試合でも勝利することができました。私は御社でも協調性を活かした仕事をし、チームワークを持って企業を成長させていきたいと考えています。

長所の悪い回答例では、協調性が題材に挙げられています。協調性自体は長所のアピールの題材としては申し分ないものですが、内容次第ではアピール力はなくなってしまいます。例文では結論から始まり、次に裏付けとなるエピソードが語られていますので、構成は問題ありませんが、内容が良くありません。まず内容に具体性がないことが問題です。

チームワークを高めるという目標はあり、それを高める努力をしたとありますが、具体的に何をしたのかが語られていません。具体性のないまま協調性のアピールは続き、締めの文章でも具体的なアピールはされていません。説得力がないままにアピールが進んでいるのが問題ですので、具体性を意識してアピールするようにしましょう。

勝てる短所の例文

次に、勝てる短所の例文とそのポイントをご紹介していきます。日本人は自分の長所よりも短所のほうが多くの数挙げられるという方が多いというように、自分を卑下してしまいがちな傾向にあります。しかし、就活においてそれをしてしまうと「私こんなにダメなんです」というのを大声で叫んでいるようなものなので避けるようにしてください。こちらに関しても、コピー&ペーストをするのはもちろんダメです。構成などを参考にしたうえで、あくまで自分の言葉で文を紡ぐようにしてください。

マイペース

私の短所はマイペースなところです。マイペースに行動し、周囲の人に迷惑をかけてしまうことがあります。私は何事もゆっくりと考えてしまうことが多く、周囲から出遅れることも多いです。
出遅れることで多くの人に迷惑をかけてしまうことがありますので、常に視野を広く持つことを心がけています。視野を広く持つことで周囲の人たちが動き出すのを察知し、それに合わせて自分も行動をすることでマイペースを克服することができました。

短所の例文ではマイペースが題材として挙げられています。短所の場合は結論となる短所に加えて、それを自身でどのように捉えているのか、あるいはどのような改善を試みているのかを示すことが大切です。例文では、マイペースで周囲から出遅れ迷惑をかけてしまうこと、それを改善するために視野を広く持つことが挙げられています。

自身の短所に対して明確な対応策を考えることで、短所を克服しようとする向上心や自己分析が行えていることがアピールできています。また単に視野を広く持つだけではなく、視野を広く持って周囲の動きを察知するというように、具体的な改善策を挙げることで短所を克服したという信頼性もアピールできているでしょう。

優柔不断

私の短所は優柔不断なところです。優柔不断なためすぐに物事を決定することができません。私は複数の選択肢があるとどれも魅力的に思えて、意思決定が遅くなります。私は優柔不断であることに悩んでいましたが、良い面を見て迷うのは、物事のメリットを見つけることができているということでもあると解釈するようにしました。
解釈を変えることで自分はより良い選択をするために物事を吟味し、真剣に取り組めているのだと思うことができました。悩む時間を焦らないことで、余裕を持って意思決定ができるようになり、結果的に悩む時間も短くすることができました。

次の例文では優柔不断が、短所として挙げられています。この例文では優柔不断というマイナスの要素を、ポジティブに解釈することで改善したとされています。同じ優柔不断であっても例文のように物事の良い面を見て迷う場合もあれば、悪い面を見て迷う場合もあります。

良い面を見て迷うと自分を決定づけることで、分析能力の高さやポジティブさもアピールできているでしょう。また単にポジティブに考えるだけではなく、結果的に意思決定のスピードが上がったという点もポイントです。短所をポジティブに捉えることも大切ですが、ほったらかしでは意味がありません。例文のようにポジティブに捉えつつも、結果的に短所が改善されたということが大切です。

悪い回答例

私の短所は自己中心的なところです。チームで作業をしている時でも自分の意見と合わない場合であれば、自分の意見を推し進めることを第一に考えてしまいます。しかし私は、自分の意見をしっかりと持つことも大切なことだと考えています。
周りに流されずに自分の意見を持つことでオリジナリティを発揮できますし、ときにはそれが成功へとつながる場合もあります。私は自己中心的になり過ぎないように気をつけながら、自分の意見を堂々を主張し、チームを成功へと導くことができます。

短所の悪い回答例では自己中心的であることが題材に挙がっています。自己中心的も伝え方によっては短所にしても構いませんが、企業で働く以上、協調性が大切になりますので、出来る限り題材にするのは控えるようにしましょう。例文の悪い点は自身の短所を認めながらもそれを改善しようとしていないところです。

自分なりの解釈で自己中心的であることのメリットを並べることで、独りよがりなアピールになっています。締めの文章では自己中心的になり過ぎないように気をつけながらとありますが、それについての具体的な対応策も語られていませんし、マイナスの要素ばかりが伝わってしまっています。

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面接官の意図に沿った長所や短所を用意しよう

この記事では「長所・短所」に焦点を当て、企業がそれを聞いてくる意図や面接官に好印象を抱かせる答え方、そして例文などをまとめてご紹介してきました。長所と短所を答える際には、あくまで「採用担当者の意図」に沿った回答を用意しておく必要があります。

それにまったくかすらないような陳述をしてしまった場合は、同じく読み手や聞き手の心にも響いていないという悲惨な状況を招きかねないので注意してください。そのほか、ここで紹介した数々の情報を参考にして、採用担当者に好印象を与えられる長所や短所になるように取り組んでいきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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