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【インターンシップの心構え5つ】短期や長期など期間別にご紹介

インターンシップに参加する際は心構えが大切

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就活を有利に進めるには、インターンシップに積極的に参加することが大切ですが、この時どのような心構えで臨むかも重要です。インターンシップから得られるメリットは多く、プラスに働きやすいことは確かです。選考に役立つだけではなく、今後社会人になる上で必要なことが学べる場合もあるでしょう。

しかし、本当にプラスに働くかは参加時の心構え次第です。何も考えずに漠然とした気持ちで臨んでも、いい結果は得られない場合が多いです。インターンシップを有意義な時間にするには、明確な目的意識を持って臨むことが大切で、努力を惜しんではいけません。より大きく成長するために必要な心構えを知り、インターンシップを有効活用しましょう。

インターンシップの目的については、こちらの記事で詳しく解説しています。

インターンシップの心構え5つ

インターンシップに参加する際に意識しておきたい心構えは、全部で5つあります。どれかひとつができていないだけでも、メリットが損なわれたり、マイナスに働いたりすることも多いため注意しなければなりません。反対に5つ全てをきちんと意識して臨むことで、メリットはより大きく感じられるでしょう。インターンシップから多くを学び成長するためにも、どのような心構えが必要なのかを正しく理解することが大切です。

①社会人として礼儀正しく

インターンシップ中は、学生も企業の一員と同様に扱われます。周りにいるのも社会人ばかりのため、学生としてではなく社会人として参加する意識を持ちましょう。学生同士のフランクな気持ちで参加するのはNGで、社会人として礼儀正しく振る舞わなければなりません。ビジネスマナーを守ることはもちろん、人としての最低限のマナーは必ず守りましょう。

例えばあいさつをする、お礼や謝罪はきちんと伝えるといった当たり前のことができることが大切です。ビジネスマナーはこれから身につけていくものであるため、できていなくても評価にはあまり影響しませんが、人間的なマナーは別です。人ととしての礼儀がなっていないと評価を下げられ、選考にも悪影響を及ぼす可能性があるため注意しましょう。

②何事も素直に吸収する

インターンシップでは知らないこと、やったことがないことに出くわす機会も多いでしょう。初めての経験やこれまでに身につけた常識と違ったことでも、素直に吸収する意識を持ち、何でも受け入れることが大切です。知らない、分からないからといって突っぱねてしまうと、せっかくの成長できるチャンスを無駄にしてしまいます。

どのようなことでもまずは受け入れることを意識し、その上で取捨選択をおこなうことが大切です。ミスをした場合でもきちんと非を受け入れ、素直に吸収して消化することで成長へと繋がるでしょう。

③自分から学ぶ意識を持つ

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インターンシップは、職業体験を通じて学生の成長を目指す場として企業が用意したものです。企業が用意しているのは、あくまで成長の場であり、実際に成長できるかどうかは、学生個人の意欲、心構え次第です。参加するだけで勝手に成長できるわけではないため、自分から積極的に学び、成長する意識を持ちましょう。

インターンシップの機会を上手に活かすには、事前に参加する目的を決めておくことが大切です。インターンシップに何を求めるのか、どのようなことを期待するかを考え、それを学びの軸にすることでより大きく成長しやすいでしょう。学びを与えられるのを待たず、自ら積極的に、主体的に行動して、学び、成長する意識を持たなければなりません。

④他の学生と協力する

インターンシップは、他にも数多くの学生が参加しています。一緒に参加している学生は選考ではライバルであるものの、インターンシップ中は同じ志を持った仲間です。そのため、反目し合わず、力を合わせて協力する意識を持つことが大切です。そもそも企業での仕事に、1人で完結するものはほとんどありません。

多くの仕事は他人と協力しながらおこない、いかに上手に力を合わせ、チームワークを発揮できるかが求められます。インターンシップ中には、他の学生とのコミュニケーションやチームワークを発揮できるかも評価の対象として見られていることが多いです。足を引っ張ったり、出し抜こうとしたりせず、協力することを意識して取り組みましょう。

⑤企業の一員として報連相を徹底する

インターンシップ中は学生も社会人であり、企業の一員とみなされます。企業の一員として特に求められるのが、報連相の徹底です。これはどのような業界・企業でも同じで、ビジネスにおける基本といえるでしょう。報連相はミスを予防し、万が一の事態にも素早く対処するために必要なこと、いわばリスク管理の基礎です。

インターンシップでは、実際の仕事を任せてもらえることもあり、仕事の出来が企業の利益に直結するケースもあります。分からないことやミスがあった場合、それを隠すと後で大変なことになる場合も多いです。曖昧なものを曖昧なままにせず、きちんと報連相をおこない、全員で同じ情報、意識を共有することを心がけましょう。

期間別インターンシップの心構え

期間別インターンシップの心構え

インターンシップは大きく1DAY、短期、長期の3つに分けられます。どの期間で参加するかによっても、持つべき心構えは異なります。基本的な5つの心構えに加えて、期間別の心構えを持つことで、インターンシップをさらに有意義な時間にできるでしょう。大切なのは、期間ごとにどのような特徴の違いがあるのかを、明確に把握することです。1DAY、短期、長期の違いを理解して、それぞれに必要な心構えを正しく理解しておきましょう。

1DAY:企業理解を徹底する

1DAYは文字通り1日単位でおこなわれるインターンシップです。内容は企業説明がメインになるため、企業理解を徹底することを意識して参加しましょう。企業説明会をさらに詳しくした内容になることが多く、分からないことや気になることは、積極的に質問することが大切です。

質問タイムが設けられているなら、積極的に聞くことで疑問を解消でき、かつ自分の存在もアピールできるでしょう。また、それ以外のシーンでも、企業の社員と関わる機会があるなら積極的に繋がることが大切です。少しでも多くの情報を手に入れることが1DAYの大きな目的と考えましょう。ただ説明を受けているだけではメリットが小さいため、自分から行動を起こさなければなりません。

短期:前日の内容を反復する

短期は2〜3日程度、長くても1〜2週間程度でおこなわれます。1DAYよりも内容が充実しており、ワーク形式で仕事を疑似的に体験できる場合が多いでしょう。短期の場合は期間内でひとつのワークを完成させるということが多いため、前日の内容をしっかり反省して翌日に臨むことが大切です。

きちんと反復し、理解を深めてから翌日の作業に移ることで、作業のスピードも上がり効率も質も高められるでしょう。短期インターンシップでは、ワークの内容を見て本選考の評価の参考にすることも多いため、少しでも質の高いものを仕上げることが大切です。参加初日は実施内容をよく確認して、どのようなことをやるのかイメージを膨らませてから臨みましょう。

短期インターンの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

長期:就職後のことをイメージする

長期インターンシップは、最低1ヶ月程度、長いと1年ほどもあるのが特徴です。他の場合とは違い、実務を経験できる点が大きな特徴です。長期インターンシップは実務がメインになるため、実際の仕事を経験しながら就職後をイメージしましょう。就職して本当にその企業でやっていけそうか、仕事にやりがいを感じられそうか、活躍できそうかなど、将来を見据えて参加することが大切です。

仕事は相性が非常に重要であり、本来なら就職するまで本当に相性がいいかは分かりません。長期インターンシップは、仕事との相性を一足先に、明確に判断できるのが大きな魅力です。就職後のことをイメージし、就職先の選定に役立てられるよう、相性をきちんと確認しておきましょう。

長期インターンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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心構えでインターンシップの効果は変わる

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インターンシップは就活を有利に進めるためには、積極的に参加すべきイベントです。実施内容や期間によっても学べる内容は違いますが、何らかのプラスになることは確かでしょう。ただし、参加するだけで絶対的にプラスに働くとは限らず、心構え次第では何も得られないどころか、マイナスの効果になってしまうこともあります。

インターンシップを就活に有効活用できるかどうかは、参加時の心構え次第といえるでしょう。何を学びたいのか、どのように振る舞うべきかをしっかり考え、明確な目的意識を持って臨むことが大切です。心構え次第で効果は大幅に変わることを理解し、少しでもプラスになるようポジティブな意識を持ち、インターンシップに参加しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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