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【インターンシップの目的を徹底解説】企業と就活生の視点で解説!
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目次
インターンシップに参加する目的を知ろう
就活に向けて準備を始めようとするタイミングで、初めてインターンシップを知る学生は多いです。
インターンシップとは、学生の立場として企業に入り、就業体験ができる制度のことを言います。
インターンシップに参加すると、自分の興味がある企業の具体的な仕事内容や職場の雰囲気を知ることができます。
また、インターンシップを通じて企業を理解できると、エントリーシートや履歴書に書く志望動機も明確にすることができます。
就活を始める前の企業選びにつながるため、インターンシップに参加することは大切です。
本記事では、インターンシップの種類から目的、参加する上で気をつけることを紹介します。
インターンシップに参加する目的を理解し、就活準備を始めましょう。
短期インターンシップと長期インターンシップの違い
インターンシップには、短期インターンシップと長期インターンシップの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
短期インターンシップは1週間前後で実施され、企業説明会、グループワークあるいは簡単な業務体験ができるのが一般的です。
日数が少ないほど就業体験はない場合が多く、企業のことを深く知ることは難しいです。
その代わり、日数が少ないと気軽に参加できるので「企業について大まかに知りたい」と思う人に向いています。
長期インターンシップは1ヶ月以上の参加となり、社員と同じように実際に働くプログラムが多いです。
業務の理解が深まるだけではなく、職場の雰囲気がわかり、ビジネスマナーも身につけることができます。
長く一緒に働き成果を上げられると、内定に直結する場合もあるため、志望する企業が明確で「その企業について深く知りたい」と思える人に向いています。
注意点として、長期間にわたり働くことになるので、学業を疎かにしないように気をつけましょう。
短期インターンシップと長期インターンシップの違いについては、別の記事でも紹介しています。
併せて読み、どちらのインターンシップに参加するかを考える参考にしてみてください。
インターン前にあなたが受けない方がいい業界をチェックしよう
インターンでは、自分が適性のある業界を選ぶことが大切です。向いていない業界のインターンに参加しても学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
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My analyticsで強み・弱みを理解し、自分がどんな業界に適性があるのか診断してみましょう。
企業側がインターンシップを実施する4つの目的
企業側がインターンシップを実施する4つの目的
- 働き方を認識してもらうため
- 優秀な人材を見つけるため
- 自社のことをより多くの人に知ってもらうため
- 即戦力として働いてもらうため
インターンシップは、学生にとって実際に就業体験ができる重要な機会です。
学生だけでなく、企業にとってもインターンシップを実施するメリットがあります。
企業がインターンシップを実施する意図を知ると、学生のどういう立ち振る舞いを見ているのかが分かるようになります。
インターンシップで評価されれば内定につながる可能性もあるので、そのために必要な観点を知ることは大切です。
以下より、企業側がインターンシップを実施する目的を4つ紹介します。企業側の意図を理解し、インターンシップでは何をアピールするのが重要なのか考えてみましょう。
①働き方を認識してもらうため
企業がインターンシップを実施する1つ目の目的は、働き方を認識してもらうためです。
働き方のわからない企業に魅力を感じる学生は少ないため、どんな仕事をしているのか知ってもらうためにインターンシップを開催します
。
企業によっては、日常生活で目にする機会がなく、学生にとって働き方がわかりにくい仕事があります。そのような仕事でも、インターンシップを実施することで働き方を認識してもらうのです。
②優秀な人材を見つけるため
企業がインターンシップを実施する2つ目の目的は、優秀な人材を見つけるためです。企業としては、自社に優秀な学生が入ってきてもらいたいと思っています。
基本的に、インターンシップは就活の選考の前に行われるので、選考の前から優秀な学生に目星をつけることができます。
インターンシップを実施することで、企業としても、そのような学生に入社してもらおうと声をかけられるのです。
インターンシップをきっかけに、早い段階で内々定を出す企業もあることを忘れずに臨みましょう。
③自社のことをより多くの人に知ってもらうため
企業がインターンシップを実施する3つ目の目的は、自社のことをより多くの人に知ってもらうためです。
仕事内容と同様に、日常生活では知りにくい企業は多く存在します。企業ホームページや評判だけでは伝わりにくい、自社の魅力を知ってもらう目的で開催する企業は多いです。
自社の魅力を知ってもらい、就職先の選択肢に入れてもらえることを目的としています。
短期インターンシップでは、企業の概要、仕事内容を知れる説明会を開催し、働き方が誰にでもわかる取り組みを行います。
長期インターンシップでは、実際の業務に携わり、具体的な仕事内容を知ってもらうことを目的としています。
④即戦力として働いてもらうため
企業がインターンシップを実施する4つ目の目的は、即戦力として働いてもらうためです。
長期インターンシップでは、学生が社員と同様に実際の業務に携わります。長期インターンシップには志望度の高い学生が参加するため、企業側は「入社した後も即戦力として働けるように」と思って関わります。
一方、短期インターンシップでは、入社後のことを見据えている企業は少ないです。
参加するインターンシップの開催期間により、企業側の意図も異なることに注意しましょう。
学生がインターンシップをする6つの目的
学生がインターンシップに参加する6つの目的
- 自己分析のため
- 人脈を広げるため
- 学生の仕事に対する適性を知るため
- 内定につなげるため
- 企業研究のため
- 自分の実力を知るため
以上、企業がインターンシップを実施する目的について紹介しました。
ここからは、学生にとってインターンシップに参加する目的について紹介します。学生がインターンシップに参加するメリットは主に上記の6つです。
これらを意識しているかどうかで、インターンシップで学べることも変わります。
インターンシップに参加する目的を明確にし、効率良く就活準備を進めましょう。
①自己分析のため
学生がインターンシップに参加する1つ目の目的は、自己分析のためです。インターンシップを通じて、自分のやりたい仕事がわかってきます。
また、グループワークや同じく参加している学生との会話を通じて、新しい考えや自分の強みに気づくこともあるでしょう。
自己分析により「やりたい仕事」がわかれば、自分に合った就職先を選ぶのに役立ちます。自分に適した職場でなければ、入社した後に「思っていたのと違う」と後悔する恐れがあるため、事前にしっかり把握することが大切です。
職業体験がなくとも、グループワークを通じて自分に向いている役割を知ってもらい、自己分析につなげることができます。
②人脈を広げるため
学生がインターンシップに参加する2つ目の目的は、人脈を広げるためです。インターンシップに参加すると、他の学生や企業との出会いがあります。
他の学生と交流を深めれば、就活に関する情報共有をしたりと、一緒に頑張れる仲間を見つけることができます。インターンシップに限らず、長く関われる学生と出会えるチャンスです。
また、企業とその社員とつながりができれば、インターンシップが終わっても仕事に関する連絡を取れるようになります。企業がイベント等をする際は呼ばれ、それから新しい出会いがあるでしょう。
インターンシップでは、新しい出会いを求めて参加するのも大切です。
③仕事に対する適性を知るため
学生がインターンシップに参加する3つ目の目的は、仕事に対する適性を知るためです。インターンシップを通じて、その仕事について知ることができます。
実際の業務を知ることで、自分のやりたい仕事、やりたくない仕事がわかります。そうすると就職先が選びやすくなるので、就活に役立てることが可能です。
自分に合った就職先であれば、志望動機も考えやすくなるため、エントリーシートの作成や面接の対策にもつなげることができます。
④内定につなげるため
学生がインターンシップに参加する4つ目の目的は、内定につなげるためです。
前述の通り、インターンシップは学生と企業の社員が密接にかかわることができる機会になります。
インターンシップに参加することで、その企業に対する入社意欲を伝えることは可能です。
さらにインターンシップを通じて、印象に残るアピールすることができれば「一緒に働きたいな」と思ってもらえる可能性が高まります。
また、選考を受ける際にもインターンシップで得たことを志望理由に交えれば、より志望度の高さを伝えることができます。
⑤企業研究のため
学生がインターンシップに参加する5つ目の目的は、企業研究のためです。
インターンシップへの参加により、その企業の実態を知ることができます。
その職場では「どれくらいの残業時間が普通なのか」「福利厚生は整っているのか」と会社説明会のような人前では聞けないことも、気兼ねなく聞くことが可能です。
また、企業の社風を身をもって知れるのも大きなメリットになります。
インターネットや書籍の情報では知りえない、職場の内部を知ることができるので、企業研究として最適な手段と言えるでしょう。
⑥自分の実力を知るため
学生がインターンシップに参加する6つ目の目的は、自分の実力を知るためです。
普段の生活で、志望する企業に対して自分に実力が備わっているか把握することは難しいです。
インターンシップでは実際の仕事に触れるため、その職場で働く上で何の知識やスキルが必要なのかがわかります。
また、それから自分に備わっているもの、足りないものを知ることができるので、選考までに何を身につける必要があるのかも理解できます。
具体的にどんな知識やスキルが必要になるか知りたい場合は、社員に直接聞くことも手です。
難易度が高いと言われる企業であっても、まずはインターンシップに参加し、自分の実力を知るようにしましょう。
インターンシップに参加する目的については、別の記事でも紹介しています。
併せて読み、インターンシップに参加する意味を明確にして、有意義な経験にしましょう。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
My analyticsで強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
インターンシップに参加する上で気をつけること3つ
続いて、インターンシップに参加する上で気をつけることを3つ紹介します。
インターンシップは学生の身分として企業に入りますが、お客様気分でただ参加するだけではいけません。就活の準備中ではあるものの、社会人の一員である自覚を持って参加することが大切です。
また、就活の一環として参加するだけでなく、大学の看板も背負っていることを忘れず、気を引きしめて臨みましょう。
以下より、順に紹介していきます。
①必要なスキルを把握しておく
インターンシップに参加する上で気をつけることの1つ目は、必要なスキルを把握しておくことです。
インターンシップの内容にもよりますが、仕事を進める上でその分野に関する知識やスキルが求められる場合があります。
何も知らずに参加すると、仕事を上手く進められず、アピールできずに終えてしまいます。
インターンシップは企業から評価を受ける絶好の機会ですので、仕事を進める上で何が必要なのかは事前に把握しておきましょう。
事前に把握する方法として、ホームページを見たり、その企業について知っている先輩や先生に聞いて「どんな仕事をしているのか」「どんなスキルが求められるのか」を考えることが挙げられます。
②前向きに参加する
インターンシップに参加する上で気をつけることの2つ目は、前向きに参加することです。
社会人は学生と違い、何でも教えてもらう立場ではなくなります。そのため、インターンシップでは、仕事を教わろうと受身になることは厳禁です。
前向きに参加して意欲的な姿勢を見せられると、社員から「仕事も前向きに取り組んでくれそうだな」と高評価を得ることができます。
待ちのスタンスでなく、自ら学ぼうとする意識を忘れないことが大切です。
そのためにも、事前に仕事内容に対する理解を深めておき「もっと学びたい」と思って参加できるようになりましょう。
③目的意識を持つ
インターンシップに参加する上で気をつけることの3つ目は、目的意識を持つことです。
目的を明確にしておくと、常にアンテナを張って参加することができます。そのため、仕事を通じて学べるものも多くなるのです。
インターンシップに参加する目的は「企業を知るため」「内定を得るため」と挙げました。
さらに「企画に関する仕事内容を理解する」「社員の目に留まるように前向きに取り組む」と目的を細分化すれば、どう立ち振る舞えば良いかもわかります。
目標は一日を終える際に、達成できたのかどうか振り返るようにしましょう。
今日できたことは明日も続け、できなかったら「どうすればできるようになるか」を考えて翌日につなげると、モチベーションを高く維持することができます。
インターンシップに参加する際の目標
インターンシップに参加する際には、目標を立てて臨みましょう。
目標を立てると、企業研究だけでなく自分自身の成長にもつながります。
以下より順に紹介しますので、自分に合った目標を立ててインターンシップに参加するようにしましょう。
仕事で実績を残す
インターンシップで掲げておくべき目標として、仕事で実績を残すことが挙げられます。
インターンでは、グループワークをすることがあれば、実際の職場で社員と一緒に仕事をする場合もあります。
いずれの場合も、取り組むカリキュラムに対して、目に見える形で実績を残すことを目標にしましょう。
成果を上げることで、社員から「できる学生だ」と評価を受け、内定につながる可能性が高まります。
達成できなかった場合は「なぜ達成できなかったのか」を考え、翌日に備えることが大切です。
仕事には結果が求められるため、インターンシップでは社員の目にとまる成果を出し、高評価を得られるように心がけましょう。
ビジネスマナーを身につける
インターンシップで掲げておくべき目標として、ビジネスマナーを身につけることも挙げられます。職場で活動していると、場合によっては取引先からの問い合わせの電話を受けることもあるでしょう。
普段は気にする機会が少ないですが、話し方だけでなくメールの文面、電話での話法にも、社会人としてのビジネスマナーは存在します。
インターン生とは言え、マナーがなっていなければ、周りの人に不快な思いをさせてしまう恐れがあります。ビジネスマナーは社会人として必ず求められるスキルであり、学生の間に習得しなければなりません。
インターンシップは社会人として働く体験が出来る貴重な機会ですので、この機会を活かしてビジネスマナーを身につけることを目標とするのも良いでしょう。
インターンのマナーについては、別の記事でも紹介しています。併せて読み、ビジネスマナーを身につけましょう。
自分の弱みを克服する
インターンシップで掲げておくべき目標として、自分の弱みを克服することも挙げられます。
社会で働く上では、周りの人とコミュニケーションを取りながら進める必要があります。
そのため、人見知りでコミュニケーションが苦手な人は、その弱点を克服する目標とするのも良いです。
コミュニケーション能力を鍛えるために、他の学生と積極的に声をかけたり、社員にわからないことを質問したりと、意識して取り組むようにしましょう。
自分の弱みがその水準に達していないのであれば、改善に向けて目標を立てて行動することで、有意義なインターンシップにできます。
自分の弱みを知る方法は、別の記事で紹介しています。
併せて読み、自分の弱みを把握し、インターンシップで克服できるように目標を立てて臨みましょう。
インターンシップの目的を理解して参加しよう
インターンシップは学生だけでなく、企業にとっても貴重な機会です。
企業がどのような観点で学生を見ているかを知ることで、インターンシップではどう立ち振る舞えば良いかがわかります。
企業に対し意欲的な姿勢をアピールするだけでなく、自分に合った職場選びをする上でも、目的を持って前向きに取り組むことは大切です。
インターンシップは就活の一環であることを忘れず、目的意識を持って参加しましょう。