就活の悩み

【就職浪人をして公務員試験を受験すべきでない理由】落ちた人の末路

公務員試験は浪人しても受けられるのか

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公務員試験は、年齢制限や学歴など志望先の受験資格を満たしていれば、浪人しても受けられます。公務員と言えば、安定した収入を得られる上に、退職金も一般企業と比べて多く支給されますから、安定した暮らしをしたい人にとっては願ってもない就職先です。しかし、就職浪人をして公務員を目指すことは避けた方が良いという意見もあります。今回は就職浪人をして公務員を目指すべきでない理由を3つ紹介します。

不利にしないためのコツについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

理由①公務員の求人倍率は非常に高い

公務員を目指す人は非常に多く、合格する為に毎日勉強を積み重ねて毎年受験をしている人も存在します。そのために、倍率についても、国家公務員採用一般試験(社会人試験(係員級)の倍率は約67倍と非常に高くなっています。

安易な理由では合格が難しい

安易に一般企業への就職を諦めて、就職浪人をして公務員を目指す、という考えでは、真剣に努力して公務員を目指している人と競っても合格できない可能性が高いです。

倍率が低くても合格点を得る必要がある

地方自治体や種別によって倍率は変動するので、低ければ5.6倍程度にもなりますが、面接や筆記試験で合格点を得られなければ、倍率が比較的低くても合格はできません。就職浪人をして公務員を目指すのではなく、再び一般企業への就職を目指した方が無難と言えます。

あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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就活力を把握しておこう

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や採用側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。

Sランク:100〜80点 就活力高め
Aランク:79〜60点 就活力普通
Bランク:59〜40点 就活力低め
Cランク:39点以下 就活対策を見直す必要あり

理由②就職浪人でも合格できるとは限らない

  • 専門試験
  • 基礎能力試験
  • 口述試験
  • 論文提出

公務員の種別によって試験内容は変わりますが、主に上記のような内容が挙げられます。

出題数と範囲が広い

就職浪人をしても、翌年の公務員試験に合格できるとは限りません。出題数と範囲が非常に広いので、今まで継続的に勉強を続けてきた場合を除いて、一年で合格基準に達することは不可能と言えます。並大抵の努力では合格できないのであれば、毎日勉強を続けて必死に頑張るしかありませんが、それをする為には十分な志望動機が必要です。

勉強に多大な時間を費やせるのか検討を

就活を諦めて就職浪人をする理由として無理に公務員を目指そうとしているようでは、勉強に多大な時間を費やして公務員を目指すことは難しいです。就職浪人をせずに、このまま新卒で一般企業への入社を目指すか、就職浪人をして既卒で一般企業への就職を目指すか、それとも公務員を目指すのかは慎重に考えましょう。

試験内容や給料について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

理由③公務員を諦めた時に就職が厳しくなる

公務員試験に落ちてしまい、再び一般企業への就職を目指しても、新卒の肩書を失っているので就活で苦労することになります。そして、面接では「なぜ就職浪人をしたのか」と問われます。もしそこで、「公務員を目指しましたが、合格できなかったので再び一般企業への就職を目指しました。」と答えてしまうと、簡単に諦めてしまう人物だと思われてしまい、就活が上手くいきません。

大きなリスクがあると心得る

就職浪人をして公務員を目指すということは、それだけ大きなリスクを負うことだと覚えておきましょう。一度、就職浪人をして公務員を目指し始めたら、合格するまで引き下がれないという覚悟を持って、背水の陣で挑むことができれば、初年度での合格は難しくても、2年目以降に合格できる可能性もあります。

公務員試験の合格者の割合

つぎに、出身学校別の合格者の割合を見ていきましょう。ここでは、国家公務員総合職を例に挙げます。人事院の平成29年度国家公務員採用総合職試験の合格者発表を見ると、出身学校別合格者の割合は、国立大学が71.2%、公立大学が3.2%、私立大学が25.3%、その他が0.3%という発表でした。国立大学の割合が多いことがわかります。

公務員試験に落ちた人の末路

・諦めて民間企業に就職する
・民間企業で働きながら公務員試験の勉強をする
・市役所などの臨時職員として働きながら公務員の勉強をする
・専門学校・予備校に通って来年に向けて勉強する
・働きながら市役所などの追加募集を待つ

公務員になるには、倍率の高い試験を突破することが必要です。そのため、1回の受験で受からない人は少なくありません。公務員試験に落ちた人のなかには、上記の表でご紹介したように【諦めて民間企業に就職する】【臨時職員として働きながら公務員の勉強する】などの道を選択する人もいるようです。このような道があることも、覚えておくと良いでしょう。

適職診断を試してください。

適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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就職浪人をして公務員を目指す場合は一大決心が必要

就職浪人をして公務員を目指すのであればあらゆることを計算して、一大決心を持って決定しなければなりません。いつかは合格すると思い、気楽にフリーターを続けて公務員を目指してしまうと、いつまで経っても合格できず、一般企業への就職も目指せないという状況に陥ります。志望動機、必要な勉強時間、就職浪人をして公務員を目指すことによるリスクを総合的に考えて決定しましょう。

適性検査突破の方法については、こちらの記事をチェックしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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