【公務員建築職】仕事内容や試験対策・やりがいとは|おすすめの参考書3つもご紹介します

公務員の建築職として働くためには

まず前提として、公務員の建築として採用されるために、建築士の資格は必要ないということです。所属先の上司が建築士の資格を持っていれば、その名前の下で十分に仕事をすることができます。地方公務員の建築職枠で出願し、公務員試験を突破することで公務員の建築として働くことができます。

大きな都市では公務員の建築職の採用が多い

政令指定都市や大きな自治体ではそれなりの採用があります。人が多いということはそれだけ建物や施設が多いということになり、また許認可業務もあることから採用人数は多めとなります。

小さな都市や市レベルでは公務員の採用数が少ない

それに対して小さな都市や市レベルでは、公務員の建築職での採用は毎年1人と言うところも珍しくありません。中にはここ数年建築で人を採用していないという自治体まであります。比較的大きな都市を狙った方が無難でしょう。

公務員試験建築職の試験対策

公務員の建築職として採用されるためには、大きく2つの科目を勉強する必要があります。

一般教養科目

1つは一般教養科目と呼ばれ、数的処理や文章理解、自然科学や社会科学など、公務員試験としてはお馴染みの科目を突破しなければなりません。地方上級ともなれば問題のレベルも非常に高くなるので、しっかりと準備をしておかなければ合格は難しいようです。

専門科目

もう1つは法律や経済学など、専門科目と呼ばれる科目を学習する必要があります。これらの科目は高度な学問であり内容も非常に難しいのですが、試験自体は暗記をすることで対応でき、準備次第では合格点を取ることは難しくないでしょう。ぜひ得意科目にしていきたいところです。

その他

公務員の中でも国家公務員レベルになると、建築らしく製図を作成する試験もあります。専門的な対策をしておきましょう。

あなたが公務員に向いているか、確認してください

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建築職対策にオススメの参考書をご紹介

つぎに、公務員の建築職の対策におすすめの参考書をご紹介します。

おすすめ本①技術系公務員 工学の基礎 攻略問題集

おすすめの本1つめは、洋泉社が出版している【技術系公務員 工学の基礎 攻略問題集】です。この本では国家一般職や地方上級向けの工学の過去問が多く掲載しています。解答が別冊であるため、答え合わせもしやすいといえるでしょう。また、解説も丁寧に記述してあるようです。

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おすすめ本②公務員試験 技術系〈最新〉過去問 工学に関する基礎(数学・物理)

おすすめの本2つめは、実務教育出版が出版している【公務員試験 技術系〈最新〉過去問 工学に関する基礎(数学・物理)】です。この本では、工学系区分の最新の問題を3年分掲載しています。建築のほかに土木や機械、電気・電子などの工学系の区分を受験する人でも対応できるようです。

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おすすめ本③建築職公務員試験 専門問題と解答 実践問題集編

おすすめの本3つめは、大学教育出版が出版している【建築職公務員試験 専門問題と解答 実践問題集編】です。この本では構造力学や構造設計、環境工学、建築計画、建築史などの問題がまとめてあります。公務員の建築職を受験する人にとって、実践的に勉強できる1冊だといえるでしょう。

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公務員の建築職の仕事内容

公務員の建築職の仕事内容として【設計の外部委託】や【入札】【予算の計画】【建築基準法に基づいた審査・指導】【都市計画に関する対応】などが挙げられます。公務員の建築職は、実際に自分たちで建物を建てるわけではなく、先ほど述べたように予算の計画や指導をすることが多いようです。そのほかに【住民への説明会】や【違反建築物の取り締まり】【施設の安全管理や保全】などの仕事もあります。建築職は建築課や都市整備局などに配属されるケースが多いといえます。

公務員の建築職のやりがいとは

ここで、公務員の建築の仕事内容からどのようなやりがいがあるのかということを見ていきたいと思います。

公務員の建築職のやりがい1,街並みを作る

公務員の建築の仕事として、公共施設の安全管理や保全と言ったものが挙げられます。建築職では、住民が安心して自治体の施設を利用できるように、定期的に管理や保全をしているのです。これは国民の生活を街並みから作るということにつながるため、やりがいとしては大きなものになります。

公務員の建築職のやりがい2,建築に関われる

建築として採用された場合、基本的には長い間建築に関わりながら仕事をすることになります。公務員という立場は変わりませんが、建築に興味があるならば、好きなことに携われるといったメリットがあるでしょう。

公務員の建築職のやりがい3,街並み全体を作れる

広い意味での都市計画といった仕事もできるため、自分の手で街並みを作り上げることもできるのです。スケールの大きな話です。

公務員の建築職はスケールが大きくやりがいのある仕事

本ページでは、公務員の建築職の仕事内容や試験対策、やりがい、おすすめの参考書などをご紹介しました。公務員の建築はその性質上、扱うプロジェクトの規模が大きな話になることもよくあるでしょう。建築分野が好きな人にとって、国民のために規模の大きな仕事を、建築という形で取り組めるのは魅力的だといえるでしょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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