筆記試験

【玉手箱対策】テストの種類や練習問題〜おすすめの本・サイト〜

玉手箱とは

玉手箱はWebテストの一つです。日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供しており、複数の大手企業で採用されています。Webテストはインターネットを利用した筆記試験のことで、新卒採用でよく使われているため就活生にとって対策は必須でしょう。

ただ、玉手箱という名前は知っていても、どんな内容か分からない人もいるはずです。玉手箱の内容を知りたい人も多いでしょう。そんな就活生に玉手箱の内容や対策を解説致します。

シェアNo.1 Webテスト

Webテストと一概に言っても、玉手箱以外に複数あります。それでも日本エス・エイチ・エル社(SHL社)が作成した玉手箱は、その中でもトップシェアを誇るWebテストです。構成について大きく分けると、能力テスト、性格テストの二種類となります。しかしなぜ、数あるWebテストの中でこの玉手箱を採用する企業が多いのでしょうか?

玉手箱は制限時間がシビアでスピードが求められます。短時間で問題を解かなければなりません。そのためじっくり考えることが困難なのです。これは、スピードと正確性を求められる多くの業種にとって必要な能力と言えるでしょう。限られた時間内で、正確な答えを導き出せるか企業側はチェックしているのです。

どのような企業が採用しているのか

  • メリルリンチ日本証券
  • J.P.モルガン
  • シティバンク銀行
  • みずほファイナンシャルグループ
  • 日本マイクロソフト
  • 任天堂
  • 日産自動車
  • 日立製作所

基本的に玉手箱は業種や業界関係なく、上記以外の企業でも幅広く採用されています。例えば証券会社や銀行、総合商社や総研などで採用されているのが特徴でしょう。特に金融業界で人気となっています。玉手箱は自宅でも実施可能ですが、テストセンターでもおこなわれることが多いです。

同じようなWebテストに、SPIがあります。SPIは問題形式が多いのが特徴です。一方の玉手箱は同じ形式の問題が延々と出ます。玉手箱は大手企業に採用されていますが、金融業界の採用率が高いです。金融業界は特に正確性やスピードが求められる業種だからです。しかし他の業界でも採用されているため、多く問題を解くことになる可能性が高いWebテストと言えるでしょう。だからこそ対策をして損はありません。

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玉手箱の構成

玉手箱の構成は、大きく分けると能力テストと性格テストの2種類です。攻略のためには、まずこの構成をきちんと理解しておかなければなりません。出題される問題の内容は「言語」「計数」「英語」です。この能力テストで個人の理解力などをチェックされます。

もう一方はパーソナリティになります。単純な学力だけでは分からない個人の性格や意欲をチェックするテストです。この2種類の内容ですが具体的にどのような問題が出るのでしょうか?次にご紹介していきます。

能力テストと性格テストの二種類

玉手箱の能力テスト「言語」では「GAB形式」「IMAGES形式」「趣旨把握」という3種類の問題が出されます。計数も同じく3種類です。英語だと2種類となります。この問題形式は固定されているものではありません。さまざまな組み合わせで出て来るのです。その組み合わせは企業によって異なります。

計数では「四則演算」「図表の読み取り」「表の空欄推測」という形です。英語は論理的読解と長文読解となります。論理的読解は「言語」で出たGABA形式の問題が、英語で出題されると考えておけばいいでしょう。

長文読解は、長文問題を読んで答えを選ぶ形式です。さまざまな形式の問題をおこない、理解力に対する個人の能力をチェックしていきます。性格テストはパーソナリティについての問題になります。

能力テスト

「言語」のGABA形式は長文を読み、問題に回答するタイプのテストです。IMAGES形式も同じく、長文を読んで回答していくタイプとなります。主旨把握では1,000文字ほどの長文を読み、筆者の言いたいことに近い答えを選んでいく形式です。制限時間は15分で、設問数は32問となります。

「計数」には四則逆算があります。方程式の形で一部が空欄となっており、当てはまる数字を答える形式です。電卓や計算用紙を使ってもかまいません。制限時間は9分で設問は50問です。

図表の読み取りでは、図表を見て法則を見つけて答える形式となります。こちらも電卓や計算用紙を使える問題です。制限時間は15分で29問出されます。ただ企業によりこの制限時間や設問数が変わるので注意してください。

表の空欄の類推は、表の一箇所が空欄で当てはまる答えを入れます。空欄以外に数値が書かれており、そこから答えを導き出さなければなりません。制限時間は20分で20問ですが、図表の読み取りと同じく、企業により設問数や制限時間が変わります。

英語は「言語」と同じ形式の英語版と考えておけばいいでしょう。論理的読解では制限時間が10分で24問です。長文読解は制限時間10分で24問となります。

性格テスト

玉手箱では性格テストも出ます。性格テストの対策ですが、基本的に直感で答えた方がいいでしょう。志望する業種や採用担当者への印象も考え、好まれる回答をしたくなります。しかし、玉手箱を開発している企業や採用担当者は、そこも理解しているのを忘れないでください。

嘘をつくと答えの傾向から矛盾点が多くなります。設問の本質は同じでも、違う表現が使われて分からなくしている場合もあるのです。嘘をついて答えても、整合性が取れなくなる可能性が高くなります。嘘だと分かれば、マイナスイメージが生じるリスクもあるでしょう。

例えば、ある問題と他の問題を見れば全く関係があるように見えません。しかし、その答えを比較することで嘘がばれる可能性もあります。少し問題を見ただけで関係性が分かるものではありません。そのため対策が難しいのです。悪い印象になるぐらいなら、正直に答えた方が得策です。嘘をついて就職できたとしても、入ってから苦労が大きいでしょう。

玉手箱は時間と問題の特徴を掴むことが大切

玉手箱は問題に対する傾向やパターンや制限時間を理解しておけば、怖いものではありません。大前提として、どんな問題が出るか、制限時間はどれぐらいか理解しておく必要があります。では、その問題の具体的な傾向とはどんなものでしょうか。

簡単な問題でも初めて見たなら制限時間もありますし、焦って実力を発揮できない可能性も出て来ます。玉手箱を攻略するために、何が必要か深く掘り下げて解説します。

同じ問題形式では1種類の問題だけが出続ける

玉手箱は、同じ問題形式しか出ないことを理解してください。例えば「言語」についての論理的読解が問題なら、長文を読み論理的な答えを導き出します。「計数」の図表の読み取りでしたら、図表の空欄に当てはまる数値を答える問題ですが、その部分はシンプルに考えておけばいいでしょう。

問題は制限時間です。どんなに簡単な問題でも、制限時間があればメンタルに影響が出ます。時間があれば余裕を持って考えられるでしょう。確実に正解だと自信を持って答えられる問題でも、制限時間があることで焦り思わぬミスをするものです。

玉手箱の一番の対策は、「慣れる」ことだと言えます。問題形式について理解し、練習問題をしておけば落ち着いて答えられるでしょう。

毎年同じような問題が出題されている

玉手箱は、毎年、同じような内容の問題が出されています。そのため、過去問を練習しておけば、本番で焦らず対応することができるでしょう。例えば計数の問題についてですが、形式は同じで数字が少し違っているだけということもあります。過去の問題が使い回されているため、過去問にどんな問題が出ているか理解すれば対策は可能です。

では、どのようにすればWebテストの練習ができるのでしょうか?書籍やWebテストサイトでは過去問を掲載しているところもあります。そこでしっかり対策をすれば何も怖くありません。

問題をどのように解けばいいか、コツや解説などを紹介している書籍もあります。対策し過去問をたくさん解けば、Webテストに自信を持って向かい合えるでしょう。

玉手箱の練習問題3つ

それでは実際に、玉手箱の練習問題を解いてみましょう。ここでは、非言語の問題を3つ紹介していきます。解説付きなので、解けなかった人も解き方を理解して対策しておきましょう。

問題①

4/27=5/9÷□

A. 3.75
B. 4.25
C. 4.75
D. 5.25
E. 5.75

解答

4/27=5/9÷X
4X/27=5/9X
=5/9×27/4
=15/4
=15÷4
=3.75
解.A

問題②

11/4=□%

A. 0.0275 
B. 0.275
C. 2.75
D. 27.5
E. 275

解答

11/4=11÷4=2.75=275%
解.E

問題③

7/5-0.7=19/10-□  

A. 1.1  
B. 1.2  
C. 1.3  
D. 1.4

解答

7/5-0.7=19/10-X
1.4-0.7=1.9-X
X=1.2
解.B

玉手箱対策におすすめの本

玉手箱の対策を行うためには書籍を利用はおすすめです。複数の会社から玉手箱対策の書籍が出ています。それぞれに特徴があるのでチェックしましょう。

書籍を購入するメリットは、具体的にどのような問題が出るのか把握することができることです。何度も問題を解けば本番で無駄に緊張しなくて済みます。問題に対し、どのように解けば良いか、コツや方法を解説してくれています。ここからは、玉手箱の対策が出来る書籍をご紹介していきます。

必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2020年度版】

必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2020年度版】は、玉手箱の対策はもちろんのこと、「テストセンター方式の玉手箱」とも呼ばれるC-GABにも対応している一冊です。テスト本番の出題順で問題を解き進めていける形になっているので、この本を一冊を読むだけで玉手箱の対策を進めることができます。

出題範囲や出題内容は、実際に玉手箱を受験した方から寄せられた報告に基づいて作られているので、より本番に近い問題を解いていくことができるでしょう。ほかにも、どの企業がどのWebテストを実施したかというのもまとめて教えてくれます。志望企業の動向を探るためにも、読んでおいたほうがいい一冊といえるでしょう。

Webテスト1【玉手箱シリーズ】完全対策 2020年度 (就活ネットワークの就職試験完全対策2)

Webテスト1【玉手箱シリーズ】完全対策 2020年度 (就活ネットワークの就職試験完全対策2)は、玉手箱の対策ができる参考書です。実際に受験した学生への調査をもとに問題が作られています。そのため、実際のテストと同等の難易度、同じ問題数が掲載されているので、より本番に近い問題を解くことができます。また、各項目では「カンタン攻略法」と題して、効率的な問題の解き方を伝授してくれます。

これによって、より素早く問題を解くことができるようになるでしょう。そのほかにも、性格・意欲検査の詳細や、Webテストを実施している企業がまとめて掲載されています。まさに、「玉手箱の内容を網羅した一冊」だといえるでしょう。

玉手箱の練習問題が解けるサイト

前の見出しでは、玉手箱の対策におすすめの書籍をご紹介しましたが、就活生は何かとお金がかかるため、少しでも安く済ませたいというのが本当のところでしょう。そういう場合には、インターネット上にも玉手箱の問題を解くことのできるサイトがありますので、適宜利用してみてはいかがでしょうか。ここでは、玉手箱の問題が掲載されているサイトをご紹介いたします。なお、通信にかかる料金などは自己負担となるため注意しましょう。

すぐできる玉手箱対策! 練習問題&解答をチェック

就活スタイル マイナビ 学生の窓口」では、玉手箱の問題が掲載されており、問題の雰囲気を感じる取ることができます。このサイトを利用するメリットは、会員登録が必須ではないということです。「問題を解けるサイト」という面で見ればその数は多いでしょうが、会員登録をしないと機能が制限されるというところが少なくありません。

掲載されている問題は、計数問題が5問、言語分野が5問(2長文)の計10問です。それぞれの問題には解答・解説がついているので、問題を解いた後はしっかりと復習しましょう。また、最後には簡易的ではありますが、正答数のレベル分けもされています。

GAB(玉手箱)模擬問題に挑戦【無料】

本番さながらの雰囲気で問題を解きたいというのであれば、「大人のための算数・数学教室 大人塾」の模擬問題に挑戦してみてはいかがでしょうか。こちらもサービスの利用のための会員登録は必要ありませんので、リンク先からすぐに問題に取り掛かることができます。

模試の問題は全部で10問で、制限時間は5分です。サイト上にストップウォッチが出るため、制限時間が過ぎると自動的に終了します。前の問題には戻ることができませんので、注意してください。試験後は結果が表示されるので、自分の力を知ることができます。なお、このサイトには「言語問題」の試験はありません。ほかのサイトあるいは書籍で対策してください。

玉手箱で落とされるのはもったいない!

玉手箱対策について見ていきました。就活において、Webテストで志望企業を落とされるのは非常にもったいないことです。Webテストの内容自体はそこまで難しいものではありません。対策をしっかりと行っていれば、大丈夫な問題ばかりです。余裕をもって対策を行い、Webテストを乗り切りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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