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適性検査で落ちる理由|合格するコツや対策方法をご紹介

適性検査でも落ちることはある

就活の山場といえば面接をイメージする人は多いでしょうが、実は適性検査で落ちることもあるので注意が必要です。適性検査をおこなうタイミングは企業によってさまざまであり、場合によっては履歴書など、応募書類の提出と同時におこなうこともあります。書類選考の一環としておこなわれる場合、適性検査が理由で不採用になる可能性もあるため、しっかりと対策してから臨むことが大切です。

適性検査で落ちる理由

適性検査の攻略を目指すにあたって、そもそも何が理由で落ちるのかを知っておかなければなりません。適性検査で落ちる理由は大きく2つに分けられるため、それぞれについて理解を深めておくことが大切です。落ちる理由を把握して、それぞれどのように対処すべきなのかも合わせて考えておきましょう。

志望者を絞り込むための足切り

適性検査がおこなわれるタイミングは企業によって異なりますが、選考の序盤でおこなわれることが多いです。これは志望者をふるいにかけるためであり、得点数に応じて足切りをおこない、一気に絞り込みをかける企業も少なくありません。足切りのボーダーラインは企業によって異なりますが、大企業ほど高い基準で設定されていることが多いので注意が必要です。

足切りのラインを下回ってしまうと、他の部分でどれだけ評価されていたとしても、不合格になってしまいます。足切りのラインを超えることで、評価の対象になりますので、最低ラインは必ず越えなければなりません。もちろん、足切りのラインを超えていたとしても、点数が低ければ不合格になることがあるので、高得点を狙うことが大切です。

企業との相性の不一致

適性検査のひとつである性格検査では企業との相性も見られており、相性が悪いと判断されれば不合格になる可能性はあります。仕事をする上で相性は非常に重要であり、どれだけ能力が高くても、相性が悪ければ活躍できないことも多いです。また、業界や仕事ごとに求められる能力や人柄などはありますが、同じ業界、同じ仕事でも企業によって求められるものは少しずつ違います。

仕事をする上での相性はもちろん、企業の考えや方向性と適合するかも重要なポイントであり、企業の考えと一致しないと判断されれば、落ちることも多いです。性格検査は企業の社風に合う人材かどうかが評価されるため、この点についても意識しておく必要があります。

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頻出問題に特化した適性検査対策方法

書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのが適性検査です。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業を適性検査で落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。

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適性検査で落ちる人の特徴

適性検査で落ちてしまう場合、単純に企業との相性がよくなかった以外にも、様々な理由がある場合があります。特に性格検査において、問題なく回答したつもりでも、実は適性検査で落とされやすい特徴的な回答をしている、ということも珍しいことではありません。

真面目に性格検査に回答していても、こういった特徴に引っかかる回答をしてしまって落とされてしまってはもったいないことです。どういった回答が適性検査だと落とされやすくなってしまうのか、しっかりと確認しておきましょう。

極端な回答になっている

性格検査で落ちる人の特徴のひとつが、回答が極端になっている場合です。例えば「自分の意見は曲げない」などの柔軟性を問う内容に対して、すべて「よく当てはまる」と応えたとします。この場合回答から「この人は柔軟性が低いのではないか」「仕事中の意思疎通が難しいのではないか」と判断されてしまいかねません、

また理想論に沿った考えのみで回答してしまうのもよくありません。例えば「嘘をつくのは良くない」というような質問への回答です。社会に出る以上ある程度は建前が必要になってくるものなので、例え自分の中で理想の考えがあったとしても、柔軟に回答できるようにしておきましょう。

性格検査は良い印象を残したいと真面目に答えたいですが、ある程度は自分の考えだけでなく臨機応変に対応できるような回答を心がけたいものです。

回答に時間をかけ過ぎている

適性検査自体の難易度は、そこまで高くないものが多いです。ですので、検査の回答で重要になってくるのは基本的に時間です。問題を少しでも多く答えたいと考えているのであれば、特に能力検査で時間をかけすぎないように準備をしておく必要があります。

ポイントとしては、能力検査では答えを暗記するより解き方を覚えておくことです。スムーズに解けるよう問題集などで時間内に回答することに、慣れておくのもよいでしょう。

また、適性検査は問題を全て解くことが高評価になる訳ではありません。検査の総合結果が企業の基準を満たしていることが重要であるため、最悪の場合は解けない問題に時間はかけず、スルーしていくことも重要だと覚えておきましょう。

矛盾した回答になっている

こちらも性格検査でよく見られる特徴ですが、回答が矛盾していると学生の性格がつかめず、結果として落ちることになります。例えば「諦めが悪い方だ」という質問に「はい」と答えたのに、「忍耐力には自信がある」という質問には「いいえ」と答えてしまうなどです。これでは、どちらの回答が就活生の性格として正しいのか、分からなくなってしまいます。

性格検査では就活生の性格や人となりを計るために、言い方を変えた同じ質問を何度もおこなうことになります。これらの回答に矛盾が出ないよう、嘘をつかずに正しく質問に答えていくようにしましょう。自分をよく見せようと嘘の回答をしてしまうと、結果として矛盾した回答になってしまうこともあるものなのです。

適性検査の対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

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適性検査は検査ごとに対策が必要

適性検査は性格検査と性格検査の大きく2つに分けられます。それぞれの検査に合わせた対策をすることが大切です。性格検査と能力検査では見られているポイントが大きく異なり、攻略のコツなども違っています。どちらか一方ではなく、それぞれしっかり対策をしておくことが大切です。性格検査と能力検査それぞれの特徴を正しく把握して、どのように対策をすればいいのかを考えておきましょう。

性格検査

性格検査は、学生の人柄や本質的な性格などを見極めることを目的としたものです。性格検査については事前に対策するのが難しいですが、企業が求める人材像を調べておくなど、やっておくべきことはあります。性格検査では、企業との相性が見られており、いかに求める人材像と合致しているかが重要視されています。

企業が求める人材像を把握しておけば、ある程度は近い解答を選ぶことができ、高評価も得やすくなるでしょう。ただし、性格検査で嘘をつくのはNGであり、完全に求める人材像と一致させる必要はありません。嘘をつくことでマイナスに働くことも多いため、正直に解答することを意識しましょう。

能力検査

能力検査は言語と非言語に分けられ、これらは簡単に言えば国語と数学です。難易度としてはそれほど高くないことも多いですが、問題の形式がややこしかったり、短時間で大量に解かなければならないことも多いので注意が必要です。事前に問題の形式に慣れて素早く解答できるようにしておけば、高得点も獲得しやすいでしょう。

また、企業によっては英語の問題が追加されることもあるため、対策をしておかなければなりません。英語の問題が追加されるのは、基本的には業務で英語を使用する機会が多い仕事に限られます。旅行や商社などの業界やグローバルに活躍する大企業では、英語を出題することが多いので、しっかり対策をしておきましょう。

能力検査では、SPIが最もシェアの高い問題形式です。どんなに時間のない方でも、SPIだけはしっかり対策しておく必要があります。

適性検査に合格するためには

適性検査に合格するためには、事前にやっておくべきことや実際にテストに臨む際に心がけることなど、さまざまポイントがあります。少しの心がけ次第で選考を有利に進めることができるため、ポイントを把握しておくことが大切です。

適性検査の合格は内定を獲得するためには必須であり、いかに高い評価を受けて合格できるかが重要です。適性検査の結果は、その後の選考の評価でも参考にされることが多いため、高評価で合格するためのポイントを知っておきましょう。

企業が実施する種類を把握

適性検査の種類はさまざまです。適性検査は、種類によって出題される問題の範囲や傾向、難易度などが異なるため、それぞれに合わせた対策をすることが大切です。企業ごとにどの適性検査を採用しているか異なるため、志望企業がどれを実施するかを事前に把握しておきましょう。

ネットなどで調べれば、企業がどの適性検査を実施しているかを知ることができます。すべてを鵜呑みにするのは危険ですが、しっかり見極めれば効率的に対策をおこなうことができます。適性検査は種類が違えば対策の方法なども異なるため、志望企業での実施内容を知ることが対策の第一歩と言えるでしょう。

未回答をなくす

適性検査は選択問題がほとんどなので、分からない場合でも最後まで解答して、できるだけ未回答の問題をなくすことが大切です。選択肢を選んでさえいれば、万が一にも正解する可能性はあり、得点を高められます。もちろん、すべて闇雲に回答するのではなく、基本的にはきちんと考え、正解と判断した上で解答することが大切です。

未回答の問題を減らすためにも、事前対策をおこなっておかなければなりません。分からない問題で、とにかく選択肢を選ぶのはあくまで最後の手段です。しっかり解答した上で、本当に分からないものに限って勘で選び、少しでも未回答を減らしましょう。

性格検査は正直に解答する

適性検査を攻略するとなれば、能力検査にばかり注目してしまいがちですが、性格検査の結果も重要視されています。性格検査ではいかに企業との相性がいいかが見られていますが、無理に合わせようとするのではなく、正直に解答することが大切です。

無理に企業が求める人材像に合わせようと解答を選んでいると、本来の自分とは違う人物像が伝わってしまい、正しく評価してもらうことができません。また、自分の考えとは違う解答を選ぶことで、矛盾した解答が生まれてしまい、嘘をついていると判断される可能性もあります。

性格検査の結果は、面接で人柄を判断する際にも参考にされますので、選考を通して矛盾点を指摘されないためにも、正直に解答しましょう。

適性検査の対策方法

適性検査は、いかに事前の対策を入念におこなえたかが合否を分けるポイントになります。しっかり対策していればそれだけ合格率は上がり、反対に準備なしで臨んでしまうと、不合格になる可能性が高いです。対策をすればすべての場合で合格するわけではなく、やり方を間違えていると成果が上がらない可能性もあります。適性検査の対策ポイントを把握して、効率的に対策を進めましょう。

1つの問題集を繰り返し使う

適性検査の対策では、問題集などを使って勉強するのがおすすめです。問題集にはさまざまな種類がありますが、基本的には1つの問題集を繰り返し勉強するのがおすすめです。適性検査を攻略するには、問題の形式を覚え込むことが大切であり、繰り返し勉強してパターンを把握しておく必要があります。

複数の問題集に着手した場合、覚え込む問題の形式が多くなってしまい、効率的に勉強が進められない場合も多いです。問題集は何度でも繰り返し使い、答えを覚えてしまうほどに勉強することが大切です。問題を見ればすぐに解答が思い浮かぶという状態がベストであり、パターン認識を徹底していれば、本番でもより多くの問題を解答できます。

苦手分野をなくす

能力検査は言語と非言語に分けられ、それぞれ得意、不得意が出ることが多いです。高得点を獲得するためには、得意分野を伸ばすのではなく、苦手分野を徹底して潰すことが大切です。適性検査は種類によって難易度が異なりますが、一般的なものであれば問題の難易度はそれほど高くありません。そのため、得意分野であれば、勉強をしていなくても解答できる問題もあります。

苦手分野に関しては勉強しなければ分からない場合も多く、正答率が低くなってしまうと合格も遠ざかってしまうので注意しなければなりません。得意分野は全く勉強しなくていいわけではありませんが、優先すべきは苦手分野の勉強です。まずは苦手分野を徹底して学び、どんな問題でもスムーズに解答できるようにしておきましょう。

時間を意識して勉強する

適性検査の難しいところは、短時間に大量の問題を解かなければならない点にあります。どれだけ解答が分かっていたとしても、解答スピードが遅ければ未回答が増えてしまい、得点は低くなるので注意が必要です。

高得点を獲得するには、正解が選べることに加えて、素早く解答できることが大切ですので、練習の段階から必ず時間を意識して取り組みましょう。問題集で勉強する際にも、単元ごとに制限時間をつけて取り組むなど、常に時間を意識しておくことが大切です。

適切な時間間隔を身につけておけば、実際のテストもスムーズに進められ、時間に追われて焦ることもありません。適性検査の攻略には、素早い解答スピードが求められますので、スピードを速めることも意識しておきましょう。

主要な問題形式に対応できるよう準備する

能力検査では、SPI、玉手箱、TG-webが主要な出題形式です。それぞれ、問題に特徴があり、高得点を取るには、個別の対策が必要です。特に、非言語の問題は制限時間が厳しいので、問題に慣れておかないと、問題を半分も解けないまま終わってしまうこともあります。

最低でも、各問題形式ごとに1冊は問題集を解いて、問題の形式に慣れておきましょう。問題自体は簡単なので、沢山問題を解いておけば、就職の能力検査の突破は難しくありません。

適性検査で不合格になった場合

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適性検査を受けたはいいものの、不合格になってしまうということはそう珍しいことではありません。自分に原因がある場合もあれば、単純に企業と相性が悪かった場合もあるため、状況によってその後の対応も変わってきます。まずは何が原因であるかを見極めた上で、次の企業での適性検査に向けた対策をおこなうようにしていきましょう。

実際に不合格になった場合、どのような対策をおこなえばいいのかについて、以下に解説していきます。

不合格でも適性検査が原因でないこともある

適性検査の結果そのものが不合格になる原因である、とは一概にはいえない場合もあります。例えば、応募するタイミングが悪く、採用枠が減っていたなどの可能性も考えられるからです。就活ではタイミングも大切になるので、志望する企業があるのであれば、早めに応募をしておくことがある程度対策になると思います。

こういった企業側に不合格になった要因がある場合、その理由は最終的に採用担当者にしか分からないものです。特に採用枠が埋まってしまった場合などは自分の努力不足による選考落ちではないため、あまり悩みすぎず、次の検査や面接に向けて早めに思考を切り替えることが一番重要になってきます。むしろ、落ちた理由を調べる方が時間の無駄ですし、就活のモチベーションを下げてしまう原因にもなりかねません。

不合格なら自己分析を再度おこなう

適性検査で不合格になったのだと理解しているのであれば、自己分析を再度おこなうというのも方法のひとつです。こういった場合、自己分析を十分におこなえていないことで、適性検査の内容と面接などの内容が矛盾してしまっていると考えられます。

その際は自己分析をさらに進めることで、適性検査での評価と面接での評価の差を埋めることができるでしょう。

とはいえ、自己分析は明確な答えのないものですので、あまり自己分析ばかりに時間をかけすぎるのもよくはありません。それでも適性検査で不合格をもらってしまうような状態であるなら、自己分析をする余地はまだあると考えてもいいでしょう。例えば、今まで試したことのない方法で自己分析をおこなうなど、いろいろな手段を取ることも大事です。

企業と合わなかったと割り切ることも大切

適性検査はあくまで、ひとつの企業でおこなわれている選考の一部分でしかありません。それに対して、企業が不合格にした理由を説明しないことは多くありますので、理由を調べるのはあまり得策といえないのが実情です。

もちろん、不合格の原因を探り、次の選考のために生かす努力は大事です。ですが対策できることが限られてくることもあり、また就活自体限られた時間内でおこなうものになることから、対策にかける時間はほどほどにしておくのが一番といえるでしょう。

例え不合格になって対策をしたとしても、同じ企業の選考を二度受けることができる訳ではないのです。そのことも踏まえて、不合格であっても思い悩みすぎず、自分に合っている企業を見つけて採用される努力をした方が建設的といえます。

適性検査の突破は就活攻略の第一歩

適性検査は選考の序盤でおこなわれることが多く、ここでつまずいてしまう人も少なくありません。適性検査の段階で不合格になれば、次の選考に進むことはできず、内定への道も閉ざされてしまいます。

最初の段階で選考のチャンスを逃してしまうのは非常にもったいないので、事前にしっかり対策をしてから臨むことが大切です。適性検査は対策をして臨めば攻略はそれほど難しくはなく、準備次第で誰でも突破できます。

対策時のポイントをきちんと把握し、効率的に準備をしておくことが大切です。適性検査の攻略は内定獲得の第一歩なので、最初の一歩でつまずかないためにも入念に対策をおこない、攻略を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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