志望動機

市役所の志望動機に書く内容6つ|例文5選やNG例文もご紹介

地方公務員の志望動機を書くには?


地方公務員とは、地方の機関で働く公務員のことです。一般的には都道府県庁や市役所、町役場などの職員のことを指します。道路や水道といったライフラインの整備や、子育て支援など、役所の中以外での仕事も様々です。そんな地方公務員の志望動機を書く際には、なぜその地方を選んだのか、そこで何をしたいのかを明確に述べる必要があります。ただ「地域貢献がしたい」だけでは志望動機にはなりません。

具体的にどんな貢献をしたいのかをしっかりと考えましょう。そのために必要なのは、入念な下調べと分析です。その地域の特色や改善点、自治体でおこなわれている政策などをよく調べておきましょう。それらをもとに、自分がその地域に貢献するために何ができるのか、何をしたいのかを具体的に練っておくことが大切です。

志望動機の書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

地方公務員の志望動機は地域を選んだ理由が重要

日本全国、どこにでも地方自治体は存在します。それらの中から、ただ一か所を選んだということは、それ相応の理由があるはずです。「こんなことがしたい」だけを押し出しても、「それは他の自治体でもできるよね」と思われてしまいます。

「こんなことがしたい」は「地方公務員になりたい」という志望動機です。それだけでなく、「この地域に貢献したい」という方面の動機も必要なのです。何が決め手でその地域を選んだのか、なぜそこでなければならないのかを深掘りし、志望動機を練り上げましょう。

地元の場合

地方公務員を志望するにあたって最も多いパターンは、地元の地方自治体を選ぶパターンです。それ自体は何ら問題ではありません。問題は、志望動機の内容が似たり寄ったりになってしまう点です。Uターン就職で、「生まれ育った地元に貢献したい」という動機は非常に立派ですが、同時にありきたりでもあります。

地元への愛着があるのはとてもいいことですし、地方公務員になるのであれば地域に貢献したいという気持ちは何よりも必要です。ただ、地元愛だけでは弱いのです。地元が好きの一点張りだと、「ただ選ぶのが面倒でとりあえず地元に」という思考停止具合が透けて見えます。「地元のここが好きだからその特色を生かした政策をしたい」「地元のこんな問題点を改善したい」といった具体的なビジョンがあって、強い志望動機になります。

地元以外の場合

地元以外の地方自治体を選ぶ場合は、すでに明確な理由があることが多いです。「テレビで特集されていた○○市の取り組みに強い興味を持ち、調べていくにつれて自分も貢献したいと強く思った」といったように、何か自分を突き動かすきっかけがあって、その地域を選んだはずです。

その地域と縁もゆかりもない人の応募は、地方自治体では案外目立ちます。だからこそ、その地域を選んだきっかけや理由を深掘りしておき、地元からの応募者との差別化を図りましょう。その際、地域の取り組みや特色について触れるのは当然ですが、そこで客観的な意見を述べられるのは「地元以外である強み」です。地域の取り組みや特色などについては事前にしっかりと調べて、志望動機にも盛り込めるようにしておきましょう。

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市役所の志望動機を書く内容6つ

市役所の志望理由の本音は「安定」かもしれません。しかし、安定したい「自分の事情」を志望動機としても受かるはずはありません。市役所の求める人材とはどういった人物なのか、市役所の地域における存在意義は何なのかということを研究し、そこで自分はどのような貢献ができるかというポイントを絞ってアピールするようにしましょう。ここでは志望動機に入れるべき6つの内容と例文を挙げますので参考にしてみてください。

①興味を持ったきっかけ

市役所の組織は企画政策から財務・広報・総務・税務・環境・土木・図書館・幼稚園と多種多様です。そのため志望動機では、下記の例のように自分が市役所の仕事に興味を持ったきっかけについて含めるのがポイントとなります。

・幼い頃から住み慣れたまちで愛着があり、働きたいと思った
・市役所で働くことで、最も地域社会に寄り添い、業務を行えるという点に共感した

具体的に述べることで説得力が増す

「公務員を目指したきっかけ」は、できるだけ具体的に述べるようにしましょう。そうすることによって、読み手または聞き手への説得力がぐっと増します。例えば「街で見かけたこの仕事が素敵だった」など、業務に関することがそれに挙げられます。

この点に関しては、公務員として働くことでしか叶えられないような具体例を出すことができると完璧でしょう。逆に、「地域社会の発展に協力したいと思ったから」などという理由は、民間企業でも実現可能なことなので十分とは言えません。

また、地元以外の地方公共団体の採用試験を受ける方もいることでしょう。その場合には、地元で受ける場合よりもきっかけの部分が薄くなってしまいがちになるため、より「なぜ」の部分を突き詰めていくことが重要です。これは志望動機にも関わる要素なので、疎かにはできません。

地元以外でも実際に見て感じたことを伝える

また、志望する市役所が自分の地域と違っても、下記の例のように具体的なエピソードが志望動機には必要です。

・実際にその地域を訪れてみて、歴史的建造物や自然に魅力を感じ、携わりたいと思った
・実際に市役所で働く方々のいきいきした姿を見て、一緒に働きたいと思った

②なぜこの地域を希望するのか

市役所は全国にあります。しかし、そのなかで「なぜこの地域に携わりたいのか」を明確にしておかなければ、「ただ公務員になりたいだけ?志がないのかもしれない」と疑われてしまいます。この部分を明確化できていない応募者は多く、他の人と差をつけるためにはきちんと書くべき項目といえるでしょう。

地元愛や第二の故郷への想いを含める

地元に応募する人で多い志望動機は、「故郷」を理由にするものです。確かに、「故郷」を理由にした志望動機は、長年その場に住んでいなければ見えてこない、いいところや問題の発見ができているため、有利になる可能性があります。

では、その逆で、地元以外の場合はどうすればいいのでしょうか。その場合は、「第二の故郷への愛情」を押し出すのもひとつの方法です。志望先の地域へ移り住むことをイメージすると、長所や問題点、改善点が自然と見つかるものです。そういったところで、地元の応募者に引けを取らないようにしましょう。

地域の良さを伸ばしていきたい気持ちが大切

市役所に勤めるからには、やはりそこの地域を愛し、よりよいものを作り上げていこうという気持ちが必要です。地域と一口にいっても、古い街並みが残る地域もあれば、高層住宅のある地域があったり、工業団地があったりと、市役所が管轄する地域はすべて同じではありません。

市民1人1人の声を大切に拾いたいことと、市役所としてベストな形でその地域のよさを伸ばしていこうという気持ちが、志望動機には必要となるでしょう。

③市民への想い

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市役所の仕事は、管轄している地域と住んでいる市民への貢献です。そのため、市民のことを考えられる人でなければなりません。地域・市民のために働きたいという強い想いが必須であり、場合によっては自らを省みず、市民へ奉仕することもいとわないという覚悟が必要です。

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市民の人生の節目に携わりたいことを伝える

市役所の中でも市民と関わりが多いのは、市民課や税務課でしょう。とくに市民課では出生・婚姻・住民票の交付などといった、市民の人生に関わる仕事を担当します。志望動機では、こうした市民の人生に関わる大切な節目に携わり、サポートしたい旨を伝えるのがポイントといえます。

市民に対する貢献の明確なビジョンをアプローチする

市役所の志望動機では、市民へどう貢献していこうとしているのか、しっかり伝えられるかが重要です。

・市民の意見に耳を傾けたい
・市民の要望を取り入れてもっとよい街づくりをしたい

上記のように、市役所を通じて自分が地域社会にどう貢献したいのかを、具体的に説明しましょう。

④体験談や問題を解決したい意欲

市役所の取り組みに実際に自分も参加した体験談や、そこで得たことなどを志望動機に加えると、より説得力のあるものになります。また、現在地域社会で抱えている問題点などを挙げて、それを解決するために市役所で働きたいと志望するのもいいでしょう。

積極性や問題解決能力をアピールできる

志望動機などで「その地域が現在抱えている問題」などを取り上げ、さらには「それに対する自分なりの解決方法」を面接の場で述べることができれば、積極性や問題解決能力をアピールすることが期待できます。ただ、これをうまくやるのであれば、相当な時間と労力が必要になることでしょう。

なぜなら、団体の現状から問題点を洗い出した上で自分の考えを導き出し、そしてその根拠となるデータをできるだけ全て集めなければならないからです。考えが先行してしまっているだけでは、突き詰めて質問されたときに答えに詰まってしまうでしょう。

人生設計について加えるのもおすすめ

市役所は、一般企業より離職率が低く、平均勤続年数も高いです。とくに女性の場合、結婚・出産・育児を経ても市役所で働き続けるというハードルは、そう高くありません。市役所で長く働き続けることで、市民のためによい街づくりを積み重ねていきたいことを、志望動機でアピールしましょう。

⑤携わりたい仕事内容

市役所にはさまざまな仕事があり、部署も豊富です。面接においても「どのような仕事に携わりたいのか」「希望している部署以外に配属されても問題ないか」などと質問されることがあるでしょう。そのため、志望動機を作成している段階でチャレンジしたい仕事や部署について理解を深めておく必要があります。事業や配属部署の情報を収集するために、志望する市役所のホームページや広報誌などに目を通しておいてください。

配属されたい課や携わりたい事業をおさえておく

志望動機において自分の強みをアピールすれば、他の就活生と差別化を図れます。市役所にあるさまざまな部署の仕事内容などに合わせて、経験してきた学業や諸活動の実績を伝える方法は悪くありません。福祉や介護関連に携わりたいのであれば、学生時代のサークル活動などでボランティアをしていた経験は活かせるでしょう。

学業の一環で教育の現場を見てきたのであれば、そこで感じたことや学んだことを志望動機に盛り込むのもアリです。市役所は、都市計画、産業振興、観光、防災、住居、文化活動など幅広い業務を担っています。エリアによっても業務内容は異なりますので、希望する部署や携わりたい事業を事前に把握しておかなければなりません。

具体的な取り組みなどをHPや広報誌で調べる

志望する市役所がどのような取り組みをしているのかを事前に調べておく必要があります。各市役所の取り組みは、それぞれのホームページに詳しく載っていますので、調べることは決して難しいことではありません。まちづくりに携わりたいのであれば、都市計画などの項目があります。

保育に興味があれば、子育てに関する施設や児童手当などの情報をチェックしてください。ホームページ以外にも、広報誌には市役所の取り組みが記載されています。ネットで閲覧できる場合もありますので、目を通しておくと良いでしょう。採用ホームページで、各部署・各課の仕事内容を確認できるケースもあります。

⑥仕事に活かせる強み

地域貢献や地元愛をアピールすることに一生懸命で、「自分の強み」のアピールが少なくなってしまうことは避けましょう。市役所には色々な部署があるため、これまで経験してきた学業やサークル活動の中にも市役所での仕事に活かせる強みがあるはずです。

・都市計画について学び企業誘致についてシュミレーションしてきた
・サークル活動を通し様々な立場の人が楽しめる企画を立案し言わば立場のバリアフリーを実現することができた

市役所の仕事はあまりに多岐にわたるため、具体的にイメージするのは難しいかもしれません。市役所も民間企業と同様に、収支の安定と利益を求めていることに考えを及ぼすと考えやすいかもしれません。

具体的に活かせる業務を伝える

市役所の志望動機を伝えるときには、どんな業務に自分の長所やスキルを活かすことができるか具体的に考えてみましょう。たとえば、サークル活動やボランティアなどの専門的な経験がある方は、市役所の中でも特定の部署を連想することができます。

市役所の業務内容にどんなものがあるのか調べてみるといいでしょう。ホームページばかりでなく、実際に市役所を訪れて雰囲気を見たり、パンフレットをもらって来るなど、自分の足で情報をつかみに行くことがおすすめです。市役所の業務内容は多岐にわたるので、自分にふさわしい業務内容を見つけることができるでしょう。

自治体の課題を取り上げるのも効果的

市役所の業務内容を調べると、今後数年間といったスパンで計画されているプロジェクトを見つけることができるでしょう。プロジェクトは各県や国の方針で定めている場合や、各市役所が独自に設定している場合があります。よく勉強しておけば、その中に自分の強みを活かせるヒントを見つけることができるでしょう。

また、自治体の課題を取り上げるのも効果的です。市役所が気づいていないような課題や、後回しにしている分野があるでしょう。課題を見つけることができれば、自治体のことをよく知っている・調べているというアピールになります。ただし、市役所を批判するような姿勢は避けましょう。

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市役所の志望動機に使える例文5選

市役所の選考で採用担当者に好印象を残すには、魅力的な志望動機が欠かせません。志望動機で述べた内容が間違えていたり、文章の内容が薄かったりすれば、選考を進むのは難しくなるでしょう。市役所などの公務員は基本的に倍率が高く、選考を通るには1つ1つの努力が大切となります。

志望動機を作成する際は、人と同じような内容だと印象を残せませんので、ある程度のオリジナリティもあるといいです。以下では、市役所の志望動機の例文を5つご紹介します。ぜひ参考にして、魅力的な志望動機を作成しましょう。

例文①

市役所職員として、地域の住民の方々に貢献したいと考えております。地元で就職するか迷いましたが、多くの選択肢から選びたいと思い、休日を使っていろいろな町を探索してみました。その結果、自然豊かで地域のイベントも多い貴所に魅力を感じ、志望いたしました。
とくに、毎年開催される○○(活動名)には地域外からの参加者も多く、私も楽しみにしている催し物です。私は、現在、大学で地域政策論を学んでおります。この知識を活かして、この○○市に多くの人を受け入れていきたいと考えております。他にも、○○市の活性化を目指して、支援体制の発案やイベントの企画を積極的におこなうよう、努力いたします。

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1つ目の例文は、志望先の市役所が地元じゃない学生の志望動機です。この志望動機のポイントは、「複数の地域を比較したうえで選んでいる点」です。複数の町を探索したという文章から、しっかりと下調べをおこなってから選んだことが伝えられます。

そして、複数の選択肢から選ばれたと聞けば、採用担当者は悪い気がしないでしょう。また、大学で地域政策論を学んでいたと伝えると、ある程度の知識があることをアピールできます。地域政策論は、地域問題を把握し、解決に導くためのものです。

これは、市役所の仕事内容に活かせるものであるため、積極的にアピールしてください。最後に、具体的にどんな業務を頑張りたいかを挙げると、熱意があらためて伝わり、高評価を得られる志望動機が作成できるでしょう。

例文②

私は、高校時代に親の転勤で、○○市に引っ越してきました。私が以前住んでいた××市は自然豊かで良いところだったのですが、○○市は都市開発が進んでおり、そのギャップに驚きました。そうして生活しているうちに、市役所による○○政策や○○の支援により、○○市の居心地の良さが成り立っていると気付きました。
私は、もともと市役所での仕事に興味を持っており、行政側として積極的に町づくりに貢献したいと考えていました。貴所へ就職した際には、おこなっている各政策や各支援に関する知識を深め、一日でも早く貢献できるよう精進いたします。

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2つ目の例文は、地元の市役所職員として町づくりに貢献したい学生の志望動機です。この志望動機のポイントは、「具体的な政策や支援の名前を挙げている点」となります。政策や支援の名前を具体的に挙げれば、しっかりと情報収集をおこなっていることがアピールできるでしょう。

また、あえて以前住んでいた町との違いを挙げることで、地域の長所を浮き彫りにすることができます。上記の例文でいうと「都市開発が進んでおり」という部分です。最後には、1つ目の例文と同じように、市役所への就職後にどうしたいかを述べると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

例文③

この〇〇市には大学進学を機に参りました。全国的にはあまり知名度はないと思いますが、住んでみると空き店舗の活用や子育て家庭への優遇など住みやすい環境作りを目指していることがよくわかります。このような地域活性をさらに進め住民に還元するには何よりも税収を増やすことが重要ですが、そのためには工業団地の造成など実現困難な課題もあると思います。
しかし、〇〇市は交通の便も良く十分に可能性はあると思います。私は学生時代都市計画を学び、地域の活性化について研究してきました。この経験を活かして〇〇市の税収を上げることが即ち住民への貢献につながるとの思いで、どんな業務にも誠心誠意努めてまいります。

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3つ目の例文ではさらに自らの考える市役所の役割、課題と自分が仕事に活かせる強みを述べています。市役所での仕事は公務員として安定していることは間違いありませんが、どの自治体も自らの収支を安定させることに何よりも力を入れていることは言うまでもありません。

これは、収支がマイナスになってしまえば地域住民へのサービス低下にもつながることですから、何よりも重要な市役所の役割と言えます。この役割に気付いているということだけでも、他の志望者から一歩前に出ることができるでしょう。

例文④

私の父は転勤族で、幼いころから日本中の各地を転々としてきました。中でも一番思い出深いのが〇〇市です。振り返ると、〇〇市は他のところと比較して子育てに力を入れていたことがわかります。子供の生活が安定することで、自然と治安もよくなると思います。
一方で失業対策などに弱く、同級生の両親の中には他県へ出稼ぎに出る方も多かったです。現在でもその構図はあまり変化してないように見えます。〇〇市の良さである子育てを生かして就業者が増えるようになれば、〇〇市の税収も安定し、もっとよくなると思います。採用されましたら、〇〇市をよりよくするために精一杯励みます。

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「住んだことがある」というだけでは弱いですが、他の自治体と比較することで、自治体の長所・短所を明確にとらえ、自分をアピールしています。

例文⑤

私は大学で報道サークルに所属しており、学内のイベントを学生にPRするフリーペーパーを作る活動をしていました。その中で〇〇市の◆◆祭りに触れたのが志望のきっかけです。子供と大人が一緒になってひとつの祭りを作り上げる様子を見て、この市が活き活きとしている理由がわかりました。
そのような〇〇市の魅力が凝縮された◆◆祭りですが、市外の知名度は低いです。他にも〇〇市にはたくさんの魅力があるのに、ほとんど知られていないということに気づきました。〇〇市のことを市外や県外の人にもっと伝えたいという思いから、〇〇市役所を志望しました。

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志望のきっかけがはっきりしており、自治体の情報もよく調べていることが伝わる内容になっています。市役所では必ずしも希望した部署に就けるとは限りません。報道サークルだったからと広報課を志望するのではなく、どんな部署でも対応できるような自己PRに繋げるのもおすすめです。

市役所の志望動機を書く際に忘れがちな注意点

応募した先が地元か地元以外かで、アピール方法は異なります。しかし、「地元に恩返しがしたい」「この地域に愛着があります」というような志望動機は、多くの人が書きます。この理由で応募してもマイナスにはなりませんが、そこまでプラスにも働かないのです。

場合によっては、考えが浅いと受け取られてしまうこともあるので、あまり強く押し出すのは控えるべきでしょう。市役所の志望動機では、「行政政策」や「地域の特色」を調べ、好きな地域だからこそ貢献したい内容を盛り込んでいきましょう。

ひとつのことだけを熱く語らない

あるひとつの業務に特化した内容の志望動機を書いてしまう人がいますが、できれば避けるべきです。この部署がいい、この業務だけに関わりたいという熱い思いを伝えてしまうと、他の部署や業務になったらどうなるのかと採用担当者は不安に思います。

そのため、部署移動も視野に入れた回答をする必要があるのです。たとえひとつの部署にしか興味がなくても、他部署に関して聞かれた際は、「興味があります」「関心があります」と答えておきましょう。

スキルの高さや即戦力となる可能性を示唆する

公務員に限らずいえますが、「スキルの高い人」「即戦力と成りうる人」は、どこの企業や官公庁でも欲しています。しかし、スキルの高さや即戦力を志望動機に含め忘れている人が多いのも現状です。スキルの高さなどは、志望動機には入れるべきではないと思いがちですが、抜けなく自分をアピールするには必要なのです。さらっと触れるくらいでも構いませんので、自分のスキルの高さをアピールしてみましょう。

将来の展望もしっかり盛り込む

将来どのようなことを成し遂げたいのかを伝えなければ、採用担当者がその人の貢献度や働き方を想像することができません。採用担当者の心に響かないと意味がありませんので、将来の展望を含めて実現するにはどのような行動をするべきか、しっかり伝えましょう。

安定のために働きたいはNG

公務員を志望する人の大半は、安定が目的で試験を受けるといわれています。昨今の不景気では、それも仕方のないことです。しかし、安定した生活を志望動機として押し出すのはNGです。市役所は市民のために働き、時には自分の身を犠牲にしても市民を第一に考えなければならない仕事です。市民を敬う心を持つ人こそが、選考を進んでいけるでしょう。

市役所のNG志望動機例文3選

ここでNG例文を見てみましょう。上記の注意点にしっかり気をつけて自己分析から適切なエピソードを選べば、以下のNG例文のようにはなりませんが、意外と陥りやすいミスもあります。

自分の書きたいことに固執してしまうと、「何の為に書くのか」「誰に読んでもらう為に書くのか」という大事なポイントが抜け落ちてしまうこともあります。自分のアピールポイントの中で、市役所に求められている資質を伝える一番大事なポイントを忘れないようにしましょう。

NG例文①

私は〇〇市が好きです。生まれた時から親しんだ〇〇祭では小学生の頃は太鼓を叩き、高校生からは運営にも携わってきました。運営に携わってみて、最も困るのが人材の不足です。小さい頃は親に言われて参加していましたが、大きくなるにつれて参加者が減ってしまうのです。
そこで私は幼い頃参加していた仲間に呼びかけ、参加人数を増やすことに成功しました。祭の運営では市役所の広報の方にいつも大変お世話になっています。宣伝や交通規制の案内は、市の協力なしにはできないことです。私は今後は市の職員としてさらに祭を活性化し〇〇市に貢献したいです。

NG例文①では市への地元愛ですらなく、祭への愛を語ってしまっています。〇〇市が好きと言いながら、これでは好きなのは明らかに祭りなってしまっています。市の職員との関わりも「祭の為」という感じが否めません。

このような場合、参加人数を増やしたというエピソードを掘り下げ、解決能力があることをアピールし、市の職員として業務に役立てたいという趣旨に変更しましょう。

NG例文②

私は幼いころから何より安定を求めてきました。これから自立して生活していく上で基盤が安定することは何より大切なことです。どんな大企業でもひょんなことから倒産することが当たり前の現在、公務員ほど安心して働ける職場はありません。倒産しないまでも景気に左右され給料が変動してしまうようでは、不安を抱えながら働くことになってしまいます。
市役所は市民に最も近い場所で安心を与える仕事ですので、そこで働く人が安心して働くことは重要です。私は〇〇市の職員として安定して働くことで市民の役に立っていきたいです。そしてこの〇〇市に根差し生涯生活をしていきたいです。

この例文で一番いけないのは、具体例に乏しいことです。せめて「なぜ安定を求めるのか」という具体例がなくては全く説得力がありません。しかし、例え魅力的な具体例があったとしても「安定したい」という本音を出すことは得策とは言えません。

市役所では「市民の利益になり得ることを言う」ことが重要なのです。学生時代頑張ったことや心掛けていることなどから、まずは社会人に必要と思われる自分の資質を探してみましょう。そこから市の未来、自分の未来を思い描いてみましょう。

NG例文③

私は〇〇市の市民と通ってくる全ての人に貢献したいと考え、この仕事を志望しました。〇〇市は通学で毎日通っており多くの親しみがあります。〇〇市は東京のベッドタウンとして世帯数が多く、市民が円滑に生活していく上で市役所の果たす役割は非常に大きいです。
私は学生時代に部活の総務担当として書類の作成やチェックを行い、皆の役にたっていると実感することができました。市の職員として市民の役に立ち誠心誠意尽くすことで貢献できるよう頑張り、ますます〇〇市が発展するよう努力する所存です。

NG例文③は地域貢献したいという内容ですが、独自性が乏しいです。ほとんど内容がなく、耳に聞こえの良い褒め言葉を並べても、一体何を言いたいのか印象が残りません。この文章を直すなら、学生時代のエピソードを膨らませて自分が工夫した点や乗り越えた困難などを盛り込むべきです。

その上で「地域貢献」は漠然としており印象を残しづらいので敢えて押し出さず、エピソードを自分の長所と結び付けるようにしましょう。

市役所の志望動機を書く際に参考になる資料

民間企業の選考を受けるときと同様に、公務員を目指す場合にも自分の志望動機を述べる必要があります。この点に関して、複数の団体を受験する方もいるでしょうが、それぞれに合わせた志望動機を作らなくてはなりません。

そこでここでは、地方公共団体への志望動機を考える際に参考になる資料を大きく3つに分けてご紹介いたします。これらは志望動機を考えるほか、地方の問題点を考える際にも役立ちますので、一度は見ておきましょう。

市役所のホームページ

志望動機を考える際に参考になる資料として、1つ目に挙げられるのが「市役所のホームページ」です。ここには市の情報がほとんど集約されているので、情報検索の際には見逃してはなりません。市役所のホームページにアクセスしたら、「市長のあいさつ」や「市民の声」を拾うことのできる項目を探してみてください。

それらから見えてくる問題点などをくみ取り、またそれに自分の感じたことを組み合わせれば、立派な志望動機になるでしょう。また、ホームページには、現地で配布されているペーパーなどのPDFファイルが貼り付けられていることも多いです。地元以外の団体の受験を考えていて、かつなかなか現地まで行くことができないという方は確認してみるとよいでしょう。

同規模の自治体のホームページ

志望動機を考える際に参考になる資料の2つ目が、自分が志望するところと「同規模の自治体のホームページ」です。ひとつの団体だけを見るのではなく、複数の自治体と比較して考えると、より魅力的な志望動機を仕上げることができるでしょう。

比較対象に挙げるべきもののひとつが、地方の財政状況です。取り組みの違いなどを見ることによって、改善すべきであると考えられるものが見えてくることがあるでしょう。一方で、さらに伸ばしていくべきだと考えられる、魅力的な部分が見えてくることがあるかもしれません。

それらを通じて見えてきたものを簡潔にまとめることによって、自分オリジナルの志望動機を導き出すことができます。きちんとやっておけば、面接などで突っ込まれたときのも動じることなく対応することができるでしょう。

地方紙やローカルニュース

志望動機を考える際に参考になる資料として3つ目にご紹介するのが、「地方紙やローカルニュース」です。定期的に配布される広報誌や、ケーブルテレビなどで配信されている地元のニュースを見ることも、志望動機をより魅力的にするアイテムだといえるでしょう。地方紙やローカルニュースでは、地域のイベントや町おこし事業などの市の取り組み、これから行おうとしていることなどを確認することができます。

なかには成功したもの、そうでないものもあることでしょう。そこから見えてきたものをまとめるだけでも、自分の志望動機は十分印象深いものになります。これらのアイテムに関しては、市のホームページでも確認できるところが多いです。特に現地に行けない場合には確認してみましょう。

市役所の志望動機は地域の特色と市民の重いを重視しよう

市役所での勤務を志望する人は、明確な志望動機を作り上げる必要があります。とくに、なぜその地域を担当したいのかと市民への想いは、重要になってきます。この2つだけはしっかり伝えられるよう、入念に答えを準備しておきましょう。

また、公務員を志願する理由が安定目的であっても、そこは正直には語らない方が無難です。公務員のモットーは地域のため、市民のためです。そこが軸にない人は、選考で弾かれてしまいます。どのような人が求められているのかを確認してから、市役所の志望動機を作っていきましょう。

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監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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