志望動機
市役所の志望動機に盛り込むべき4要素とは? OK・NG例文7選
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目次
市役所の志望動機は「なぜその地域か」を徹底的に深掘ることが重要
公務員として市役所で働きたいと考えているけれど、いざ志望動機を作ろうとするとうまく言葉にできない人もいるのではないでしょうか。「安定しているから」「地元が好き」「地域に貢献したい」などの理由から志望する学生も多いですが、そこからもう一歩踏み込んで自分だけの志望動機を明確に示すことが必要です。
というのも、市役所の志望動機が漠然とした内容だと、ほかの応募者と差別化しにくくなり面接官の印象に残りづらくなってしまうからです。好印象につなげるためにも「なぜその地域なのか」を徹底的に深掘り、自分の中で明確にしておくことが重要ですよ。
この記事では、市役所の志望動機に盛り込むべき要素や注意点などを解説していきます。志望動機例文や役に立つ情報源も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- また、以下の記事では市役所の面接対策について解説しているので、志望動機の作り方とあわせて対策してみてください。
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市役所の面接対策|志望動機・自己PR・逆質問・服装などをご紹介
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志望動機を作る前に確認! 市役所職員のおもな仕事内容
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志望動機を作る際は、まず市役所職員の仕事内容をしっかり理解しておく必要があります。仕事内容を把握していないと「なぜその仕事がしたいのか」を明確に示すことができません。
市役所職員というと市役所の窓口での受付業務や書類整理、市民の対応などを思い浮かべる人も多いですが、それだけでなくさまざまな方面から市民の暮らしをサポートしています。おもに3つの職種に分かれるので、志望動機に説得力を持たせるためにもまずは仕事内容を確認していきましょう。
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事務職の仕事:手続きや窓口業務などの市民への対応
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一般的に市役所職員としてイメージされやすい職種が「事務職」です。「行政職」と呼ばれることもあり、市民に対する市役所での対応から市の運営に関することまで、幅広い業務をおこなっています。
具体的には、市役所に来た市民の各種手続きなど市民に近い距離での仕事や、市の広報・PR、市をより良くするために市全体の運営を考える仕事などがあります。
配属先によって仕事内容が異なるため、事務職を志望する場合は市にかかわるすべての業務に携わる可能性があることを覚えておきましょう。
こちらの記事では、事務職の仕事内容を解説しています。民間企業での仕事内容も含んでいますが、市役所の事務職の参考になる部分もあるので事務職を志望する学生はあわせて確認しておきましょう。
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技術職の仕事:専門技術を用いた地域の整備や保全
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市役所の職員の中には「技術職」という区分で働く人もいます。おもには専門的な技術を用いて地域の整備や保全など、市民が安心安全に暮らせるように市をサポートする仕事です。
具体的には、建築や土木、化学などの理系関連の知識が必要な仕事が多く、図書館や公民館などの公共施設や、道路や水道などの公共物などの管理や問題解決をおこないます。
技術職志望の場合は、ある程度実際に仕事で活かせる専門的な知識を持っていることが必要になることを認識しておきましょう。
公務員の技術職についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
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【公務員になるのに資格は必要?】事務・技術職とその他の職種の違い
専門職の仕事:資格・免許を用いた市民へのサポート
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【公務員になるのに資格は必要?】事務・技術職とその他の職種の違い
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市役所の職員の中には「専門職」という区分もあります。受験には専門分野における資格や免許が必要な場合が多く、その専門知識を活かして市民をサポートするのがおもな仕事です。
仕事内容は専門分野によってさまざまで、薬剤師や保健師など医療関係や、保育士や栄養士などの立場から市民を支える仕事があります。
専門職は市全体をサポートするというよりかは、特定の市民に対して業務をおこなうことが多い職種だといえますね。
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市役所が求める志望動機は、生成AIテンプレート集を活用してください
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就活生に聞いた! 応募した市役所の割合
市役所への就職を検討している人の中には、「地元の市役所」か「地元以外の市役所」かで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は地元と地元以外、どちらの市役所に応募したか聞いてみました。
アンケートによると地元の市役所に応募する人が多いですが、地元以外の市役所に応募する人も一定数いることがわかりますね。
慣れ親しんだ地元は魅力や課題点もわかりやすいですが、地元以外にも視野を広げると就職先の選択肢が増える分、自分にマッチする地域や市役所が見つけやすくなります。市役所への就職を目指すのであれば、地元以外の地域にも目を向けてみることも検討してくださいね。
市役所の志望動機は「地元か地元以外か」で押し出すポイントが変わる
市役所の志望動機は「なぜその地域か」を明確にすることが重要ですが、「地元か地元以外か」で押し出すポイントが変わることも認識しておきましょう。
地元の場合に押し出すべきポイント
・子どものころから親しんできた地元に貢献したい
・地元の人々が好きだからその人たちの役に立ちたい
地元以外の場合に押し出すべきポイント
・〇〇をきっかけにこの地域を支えたいと思った
・この地域の魅力を伝えたい
たとえば、地元であれば今まで長く暮らしてきた地元だからこその思いを押し出すと説得力が生まれやすいです。一方、地元以外の場合はその地域を選んだきっかけや背景、どのように貢献したいかを具体的に述べる必要があるでしょう。
一般的には地元の市役所を志望する人が多い傾向にありますが、選考の際にどちらが不利でどちらが有利というのは一概には言えません。それよりも重要なのは、地元や地元以外ならではの視点を踏まえて「なぜその地域なのか」を明確にし、自分なりの志望動機を示すことです。
地元・地元以外いずれの場合も、その地域でなければならない内容の志望動機になっているかを確認しながら作成していきましょう。
地元と地元以外のときのポイントも解説! 市役所の志望動機に盛り込むべき4要素
市役所の志望動機を作成しようとする際、理由はあるけれど漠然としていて言語化が難しい人や、そもそも何から書き出せば良いかわからない人もいるのではないでしょうか。そのようなときは、何を盛り込むべきなのかを知っておくと志望動機が明確になり、面接官にも伝わりやすくなります。
ここでは市役所の志望動機に盛り込むべき4つの要素を、地元・地元以外の場合それぞれのポイントも交えながら解説するので、作成する際の参考にしてみてください。
こちらの記事では、志望動機の作り方について基礎的な部分から解説しています。あわせて読んで志望動機作成時の参考にしてくださいね。
①市役所の仕事に興味を持ったきっかけや経緯
市役所の志望動機ではまず、市役所の仕事に興味を持ったきっかけや経緯、 市役所職員になりたいと思った背景を盛り込みましょう。その際、民間企業でなく公務員である必要性についても触れることが重要です。
市役所ならではの理由の例
・自分が受けてきた手厚い支援をほかの人にも提供したい
・市の職員として多くの人の役に立ちたい
・〇〇市の魅力を全国に広めたい
市役所は公務員の一つなので、利益を追求する民間企業とは目指す方向性が異なります。民間企業でもいえる内容だと「本当に市役所職員になりたいのかな」と志望度が低く映ってしまう場合があるので、市役所ならではの理由を伝えるようにしましょう。
②その地域を志望する理由
市役所の志望動機を作る際に「その地域を志望する理由」は最も重要な要素です。市役所は全国にありますが、その中で「なぜこの地域で仕事をしたいのか」を明確にしておかないと、「ただ漠然と市役所職員や公務員になりたいだけなのかもしれない」と思われる可能性がありますよ。
自分ならではの視点から、ほかの地域ではなくその地域でなければならない理由を明確にし、しっかり示すようにしましょう。
地元の場合のポイント
地元である場合は、その地域に住んでみてわかった良さや抱いた思い、もしくは長くかかわったからこそわかる課題点などを盛り込むと「地元だからこそ」の志望理由になりやすいです。そして、地元をどのような地域にしていきたいのか、市民にどんな暮らしをしてほしいのかなどを述べましょう。
地元を志望する際の例
・お世話になった〇〇市民が住みやすい街にしたい
・〇〇市の特産品である△△を全国に広めたい
地元以外の場合のポイント
地元以外である場合は、客観的な視点から述べるのも一つの手です。その地域に生まれた時点から住んでいると、ほかの地域をしっかり理解しないまま「今住んでいる地域よりも自分にあっている街はない」などと少し偏った視点を持ってしまう場合もあります。
その点、その地域を客観的に見れるからこそわかる魅力や課題があり、成し遂げたいことやその地域をどうしたいかを伝えられるのは地元以外の人の強みと言えます。
地元以外を志望する際の例
・地元じゃないからこそ気が付いた〇〇市の課題を解決したい
・〇〇市独自の取り組みである△△をさらに活性化させたい
③携わりたい仕事内容
市役所にはさまざまな仕事があり、部署も多くあるため、市にかかわる職業の中でもどのような仕事に携わりたいのかを示しておくことが必要です。仕事内容については、地元か地元以外かはそれほど意識せず、自分の携わりたい仕事を述べる形で問題ありません。
市役所の仕事は、都市計画、産業振興、観光、防災、住居、文化活動など多岐に渡るうえ、地域によって仕事内容が異なっている場合もあります。市役所のホームページや市の広報誌などを参考にどのような取り組みや活動をしているのか事前にチェックしておくと仕事内容がイメージしやすくなりますよ。
情報の集め方については後ほど解説するので、参考にしながら作成を進めてみてくださいね。
④活かせる強み
市役所の志望動機では地域に貢献したい気持ちや地域への思いなどを多く述べてしまいやすいですが、仕事で活かせる強みを盛り込むことも忘れないようにしましょう。
市役所で活かせる強みの例
・責任感
・コミュニケーション能力
・忍耐力
採用担当者は就職後、強みを発揮して活躍してほしいと思っているので、自分のどんな強みがどのような業務で活かせるのかを伝えることが重要です。
地元の場合のポイント
地元である場合は、その地域に長くかかわっているケースも多いため、地域への理解度自体が一つの強みになります。それを踏まえたうえで、携わりたい仕事で自分の強みを活かしてどのように貢献できるのかを具体的に示すようにしましょう。
地元の場合の例
・長年住んできたからこそわかる〇〇市民の思いを尊重しつつ、コミュニケーション能力を活かして多くの市民の声を反映した政策を実施したい
・土地勘と大学時代の地質調査の研究を活かして、〇〇市の地質調査に貢献したい
地元以外の場合のポイント
地元以外である場合は、地元以外の視点を持っていることに加えて、自分が培ってきた経験をその地域の中ではどのように活かせるかを述べると、自分のならではの価値を示すことができますよ。
地元以外の場合の例
・大学時代のサークル活動で培った行動力を活かして、地元じゃないからこそ気が付いた〇〇市の魅力を発信していきたい
・あまりメジャーではないもものの高品質な〇〇市の特産品のすばらしさを、大学時代の学園祭実行委員で培った企画力を活かしてPRしたい
自分の強みのアピールは志望動機だけでなく、自己PRでも重要になります。こちらの記事では自己PRの作り方を解説しているので、あわせて参考にしてください。
また、こちらの記事では公務員試験で評価される自己PRの内容も紹介しているので、あわせて確認しておきましょう。
市役所の志望動機で悩んでいる人は
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AIを活用して自己PRを完成させよう!
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地元・地元以外の2パターンを紹介! 市役所の志望動機例文
- 市役所の志望動機では先ほど解説した4要素を盛り込んだうえで、自分ならではの志望理由をわかりやすく伝える必要があります。ここでは、地元・地元以外の2パターンの例文を紹介するので、志望動機を作成する際に役立ててくださいね。
地元① お世話になった地元の住民を支えたい
どのように地元に支えられていたのかがよくわかる志望動機になっていて、地元に貢献したいという思いが伝わりますね。また、自分の強みが活かせることを示しつつも、どこに配属されても頑張る意思を示している点も好印象ですね。
地元② 地元の課題を解決したい
地元の良さや市民への思いを伝えつつ、地元の課題に対しても向きあうことで「なぜその地域なのか」の理由を明確に示せていますね。自分の持つ知識を携わりたい仕事内容につなげている点も良いポイントです。
地元以外① 地域の魅力を広めたい
地元以外だからこそその地域を客観的にとらえることができています。また、課題を導き出したうえでどのように対処すべきか、そして自分自身はどのように貢献できるかまで述べている点が好印象ですね。
地元以外② 地域のために専門スキルを活用したい
地域のために専門スキルを活かしたい思いだけでなく、なぜその地域なのかがわかる志望動機になっていますね。市の施策だけでは解決できない部分をサポートしたい旨を伝えることで、貢献性を示せています。
NG例文も紹介! 市役所の志望動機を作成する際の3つの注意点
市役所の志望動機には気を付けるべきポイントもあります。大きく3つの注意点があるので、志望動機を作る際には必ず意識しましょう。またNG例文も紹介するので、あわせて参考にしてみてくださいね。
①一つの業務に特化した内容にしない
市役所の仕事は多岐にわたり、配属先によっても仕事内容が異なるため、一つの業務に特化した志望動機にならないように注意しましょう。「この部署が良い」「この業務だけに携わりたい」という内容だと、ほかの部署や業務では活躍できないかもしれないと採用担当者が不安に思ってしまう可能性があります。
もちろん「市の職員としてこの仕事がしたい」と示すことは大事ですが、ほかの業務を担当する可能性や部署移動も視野に入れた回答を意識することも必要です。特に、面接で希望部署以外の仕事について聞かれた際は、希望の部署以外にも興味があることやその部署で仕事に励む姿勢を見せましょう。
NG例文①
私は〇〇市が毎月開催している〇〇のイベントをより活性化させたいと考えています。
小さいころからこのイベントに参加させていただき、本当にすばらしい企画だと思っています。また、このイベントはほかの地域でも知られているほど〇〇市を象徴するものであり、〇〇市の魅力を発信するうえでも重要な立ち位置にあります。
私は大学で学園祭の実行委員を務めたこともあり、イベント関連の企画・運営については大まかに把握しています。この経験を活かして、毎月の企画・立案や運営、さらには他地域への広報など、幅広く業務を担当し、イベントの開催をけん引する存在になっていきたいです。
市に貢献したいというよりかは、市が開催しているイベントが好きであり、そのイベントに関する仕事をしたいというのだけが全面に出てしまっています。イベントを運営したい思いを持つことは悪いことではないですが、ほかの部署に配属されることも考慮して、より市全体や市民への貢献性も示すようにしましょう。
②「安定」だけを志望理由にしない
市役所を志望する人の中には「公務員という職業の安定さ」を理由に目指す人も少なくないでしょう。もちろん志望理由として安定性を重視するのは悪いことではないですが、安定した生活を志望動機として全面に押し出すよマイナスな印象を持たれる可能性があります。
市役所の職員は市に住む人たちのために働く職業です。自分のことを考えるだけでなく、市にどのように貢献できるのかを踏まえて述べるようにしましょう。
NG例文②
私は、市役所職員の安定性に惹かれています。
幼いころから何より安定性を求めてきました。これから自立して生活していくうえで職業としての基盤が安定することは何より大切なことだと考えています。民間企業では大企業であっても急な経営不振などから倒産することもあると聞きます。その点、公務員である市役所職員であれば安心して働くことができると思います。
市民に市の安定性を見せて安心して生活してもらうためにも、市役所職員が安心して働くことは重要です。私は〇〇市の職員として安定して働くことで市民の役に立っていきたいです。
市役所の安定性だけに惹かれており、志望動機にもそれが全面に出てしまっていますね。これだと市民のために働くという誠意が見られず、自分本位な人だと思われかねません。安定性以外の部分を押し出した志望動機を検討しましょう。
③地域が好きなことだけに終始しない
市役所の志望動機を述べるときは、地域が好きなことだけ述べて終わらないように気を付けましょう。市民や市役所に貢献できる内容を示すことも重要になります。
市役所の志望動機として地域が好きであることは良いことですが、それだけだと市役所の職員として市民に何ができるのかを示すことができません。
市役所の職員の給与は税金から支払われるため、元をたどれば市民のお金です。その市民に対して貢献できることを示さないと、採用担当者に「本当に市のために働きたいと思っているのかな」と思われ、説得力に欠ける志望動機になってしまう場合があるので注意しましょう。
NG例文③
私は生まれ育った〇〇市が大好きなため、仕事をするのも〇〇市が良いと考えて志望しています。
〇〇市は海沿いにある街であり、景色も良く開放的な場所です。さらに、新鮮な魚介類も豊富で食べ物もおいしいと感じています。また、市の施策として〇〇というものがあり、子育て支援も充実しているため、家庭を持った後長期的に住むことを考えると本当に良い街だなと思います。
今後もこの街で暮らし続けたいと考えているため、この街の仕事に携わりたいです。
市役所の職員になりたい理由として、「この街で暮らしたいから」という自分の願望が強く出てしまっています。「その地域が好き」であることを伝えるのは良いことですが、それだけでなく仕事としてどのような貢献ができるかも伝えるようにしましょう。
こちらの記事でも市役所の志望動機の例文を紹介しているので、より詳しく知りたい人はあわせて確認しておきましょう。
地域への深掘りは必須! 市役所の志望動機作成に役立つ3つの情報源
市役所の志望動機を作成するうえでは、就職したい地域を徹底的に理解することが重要です。地域を理解しておくことで、その地域のどこに魅力を感じ、どのような課題があり、そしてどのように自分の強みやスキルを活かせるのかを考えることができます。
そこでここからは、志望動機を考える際に参考になる情報源を3つ紹介します。それぞれで得られる情報の種類や特性が異なるので、参考にして地域への理解を深めてくださいね。
①市役所やほかの自治体のホームページ
情報源としてまず欠かせないのが、自分が志望する市役所のホームページです。市の情報のほとんどがホームページに集約されているので、可能な限り目を通しておきましょう。
特に「市長のあいさつ」や「市民の声」などは市が注力している施策や評価されている部分が見れる可能性が高いのでチェックすることをおすすめします。また、現地で配布されている広告やチラシなどのファイルがホームページ内で見れる場合もあるので、現地に頻繁に行くことが難しい人は確認してみると良いでしょう。
さらに、同規模のほかの自治体のホームページも確認し、志望する地域との違いを比較してみるのもおすすめです。同規模の団体と比べてみることで、魅力的な部分や課題点など新たな発見につながる場合がありますよ。
②地方紙やローカルニュース
より地域のことを知るためには、その地方で配布されている地方紙やローカルニュースを確認しておくのもおすすめです。
地域によって形態は異なることもありますが、定期的に配布される広報誌やテレビ、メディアで配信される地元のニュースなどには、地域のイベントや町おこし事業などの市の取り組みが取り上げられる場合があります。
これらのその地域ならではの情報を知っておくことで、志望動機がより具体的になりますよ。特に自分が興味を持った部分や改善ポイントなどをチェックしておき、選考で伝えられるように準備しておけると良いですね。
③地域の人々の声
文字や映像で情報を得ることも重要ですが、実際に現地に足を運びその地域に住む人々のリアルな声を聞くことも大事です。その地域への理解がさらに深まり現状の把握がしやすくなりますよ。
町の商店街のお店や公共施設、公園や広場などを訪れて雰囲気を見るのも良いですね。また、地域でのコミュニティ活動に参加できるようであれば、参加してみるのも一つの手です。そこで出会った人たちと会話する中で、その地域の様子がわかったり困りごとなども聞くことができるでしょう。
市役所の志望動機は「地域が好き」だけでなく貢献性も示そう
市役所の志望動機では、ただ漠然とその地域で働きたいという理由では差別化を図ることや熱意を伝えきることはできません。その地域を深く理解して「なぜその地域なのか」を明確にしておきましょう。
また、市役所の志望動機は「地元」か「地元以外」を志望するかで押し出すポイントが変わってきます。それぞれの立場のアピールポイントを理解して対策するようにしましょう。
さらに、その地域が好きであることを伝えるだけでなく、自分がその地域に対してどのように貢献できるのかも伝えることも重要です。強みをしっかりアピールして、自分ならではの志望動機を作ったうえで選考に臨んでくださいね。
【インターンに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2023年12月13日~19日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の71人