公務員の役職の種類と昇任へのプロセス

公務員の役職への昇任は、基本的に年功序列のようです。
最近の若い人は仕事をしてぼちぼち給料をもらえればいいかなと考え、役職への昇任についてあまり考えていない人が多い傾向にあるそうです。
せっかく仕事をするのであればキャリアを積むことも考えていきましょう。
ここでは公務員の役職昇任についてご紹介します。

公務員の役職の種類

公務員の役職の昇任については、学歴などに寄らず能力主義という方向になっていて、公平な昇任のチャンスがあるそうです。役職の昇任のチャンスは、採用後の一定期間経験後に選考されるので、やる気があれば昇任できる制度ということです。
では、どんな公務員にはどんな役職があるのでしょうか。

【国家公務員】事務次官→省名審議官→官房長・局長・政策統括官→部長・総括審議官→次長・審議官→課長・参事官→室長・調査官→課長補佐・専門官→係長・主査→主任→係員

【地方公務員】次長・部長・担当部長→統括課長・課長→統括係長→係長→主任主事→主事

これは各所によって変わってきますので一概には言えませんが、大体このような役職順になっているようです。

自分は公務員に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、公務員の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?

そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。

My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、自分の強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsで、あなたの強み・弱みを理解し、自分が公務員に向いているタイプか、診断してみましょう。

地方公務員の役職昇任の例

例えば市役所などの公務員の役職は、入所の時点ではその学歴や経歴によって違います。
基本的に、T類V類の高卒・大卒入所の方は「1級職・主事」、経験者では「2級職・主事」「3級職・主事」からのスタートです。

  • 「1級職・主事」からスタートすれば5年で「主任主事」のチャンス!

経験者の場合は、何年目かの年数での採用かで違いますが、「1級職・主事」からスタートした人たちは、順調にいけば5年で「主任主事」の役職のチャンスが訪れます。
その後課長や部長となっていくわけですが、部長はその部所のトップとなるわけですから、そんなに人数は多くありません。
ですので、部長の役職まで上がれる人は限りがあり、優秀な人でしょう。
また、区長や市長などはそのトップなのですが、当然選挙での選出になりますので、公務員の役職昇任には関係ありません。

公務員の昇任試験と面接で承認が決まる

公務員の役職の昇任は、承認試験と面接を行います。しかし、公務員が能力主義としていても、やはり利益を追求する場所ではないため難しい面があります。
しかも、その各役職で何年かのキャリアがなければ、昇任試験は受けられません。
逆を返せば、昇任試験と面接を通れば昇任できてしまうというのも現実です。

  • スタート地点が違うだけで学歴やコネに昇任には影響されない!

ですので、能力がなくても昇任する人はいるというわけです。
しかし、能力がある人はやはり評価も高いでしょうから、昇任スピードは早いのではのではないかと思います。
もうひとつ、学歴やコネは昇任には関係があるかきになりますよね。
学歴によっての役職の昇任スピードも関係ありません。スタート地点が違うだけで、そのチャンスは誰にでも平等にあるということです。

かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。

診断スタート【無料】

公務員の役職への昇任は能力主義の部分が強く平等にチャンスがある!

このように公務員の役職の昇任は、どの人も平等になっています。
しかし、昇任をするということはその分の責任も重くなってくるということです。逆にやりがいが大きくなるとも言えるでしょう。せっかく仕事をするのですから、そういったキャリアについてはよく考えていくことが大切だと思います。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

記事についてのお問い合わせ