公務員試験と学部の有利・不利の関係性
- 33689 views
目次
公務員に自分が所属している学部は関係してくるのでしょうか?
公務員になりたいと思っている大学生や、大学に入ったけど、新卒採用で公務員試験に挑戦したいけれど自分の学部から公務員になることは可能なのかなど、疑問を持っている人は多いと思います。
そこで、地方公務員と学部の関係について解説します。
公務員の行政事務職との学部の関係性
公務員の行政事務職は、仕事内容としては普通の会社と同じような窓口業務、経理事務から、情報システム部門の管理、市町村の調整業務、地域復興のための観光に関するお仕事など扱っている範囲はとても幅広いです。
行政という言葉から、法学部や経済学部が受験に有利ではないかと考えている人も多いですが、公務員試験で問われるのは一般的な教養ですし、どの学部からでも受験できます。
- 行政事務職に学部は関係ない!柔軟な発想で仕事をこなせる人が適正
行政事務職には文学部の人もいますし、土木関係や工学系の理系学部の人もいます。
また、一生同じ部署にとどまる人というのは少なく、何年かおきに部署異動や転勤もありますから、コミュニケーション能力の高さが問われます。
こういう意味ではむしろ学部にとらわれ過ぎず柔軟な発想で目の前の仕事に向き合える人の方が適性があるともいえますね。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
AIを活用して自己PRを完成させよう!
技術職の公務員と学部との関係性
公務員の技術職は建築、土木、機械、農学、水産など、求められる分野が分かれているのが特徴です。例えば、県の農業試験場などで働いているのは農学系の技術職の方です。
このため、当然建築技術職には建築学部、農学職には農学部出身者が多く集まります。
専門分野の技術を活かせるため、大学卒だけではなく、大学院卒でも公務員の技術職を志望する人は多くいます。
- 専門学部の異なった技術職を受験する際に面接でその理由を問われる可能性が高い!
ただし、公務員は基本的に学歴不問なため、一部例外はあるものの職種に応じた学部を出ていないと受験ができないという決まりはないです。
しかし職種に応じた学部を出た人の方が当然勉強はしやすいですし、専門学部と異なった技術職を受験する場合は面接で、「どうして○○学部卒なのにこの職種を選んだのですか」などという質問をされた時にうまく回答できるようにしておく必要はあるでしょう。
公務員の資格職と学部との関係性
公務員の資格職というのは、管理栄養士や保育士、教員などの資格を有して、公的機関で働いている人のことを指します。
これらの人たちは、公立の学校、公立の保育園、公立の児童福祉施設で働いたり、保健センターや学校で働いています。(ですから私立の保育園で働く保育士は公務員ではありません。)
- 学部は問われないが職種につくには資格が必ず必要!
公務員は学歴不問な場所ではありますが、資格職に関して言うならば、当然ながら、これらの資格をとることができる学部の人でないと、受験資格すらありません。資格がないけれどどうしてもこれらの職種につきたいと思った場合は、資格をとるために再度大学や専門学校に入り直す必要があります。資格がないけれどどうしても公務員になりたいという人は、行政事務職などの学部を問わない職種を受験するのが一般的です。
公務員は学部は不問!ただし資格が必要な職種があるので注意が必要!
資格職などの一部を除いて、公務員は学歴不問です。
このため、どんな学部であっても公務員になることは可能です。大学で学んだ専門分野を必ずしも仕事で活かさければいけないわけではありませんから、公務員になりたい人は広い視野で職種を見てみることがポイントです。