公務員試験を教養のみの科目で受験する際の考え方

公務員試験では通常、筆記試験に教養試験と専門試験の両方を課すケースが一般的とですが、教養のみという条件で試験を受験することも可能です。
一見して教養のみのほうが公務員試験が簡単に感じられますが、実際はどうなのでしょうか。
ここでは公務員試験の教養の見の場合についてご紹介します。

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公務員試験の教養のみは専門科目よりも対策が困難


公務員試験を突破する王道の戦略として、専門試験で8割の得点を獲得し、教養試験を5割から6割で突破するというものがあります。専門試験はしっかりと対策を積むことで得点を挙げることができますが、教養試験はその性質上対策が難しく、得点を伸ばすことができないといわれています。
そのため、教養のみの試験は一見して簡単なように思えますが、むしろ対策が難しいといえるのです。

  • 教養のみの試験では数的処理の配点が多いので要注意!

教養のみの試験では、数的処理という科目を絶対に死守する必要があります。それぞれ各科目から1問か2問程度しか出題されない公務員試験で、数的処理は5問から7問も出題されます。専門試験が課されない分、数的処理で得点できるかどうかというのが、教養のみの公務員試験では大きな差を生み出すことになるのです。

公務員試験の教養のみは出題科目が幅広い

  • 自然科学や人文科学から出題される!

教養のみの公務員試験では、自然科学や人文科学の分野からまんべんなく出題されます。
しかし、各科目の出題数がごくわずかなため、それぞれを深く対策しようとするのはあまりに非効率で現実的ではありません。
そのため、学生の時に得意であった科目を中心に対策していくことになるのです。

  • 得意科目が機能するわけではない

しかしながら、得意科目があるからといって安心することはできません。
教養のみの公務員試験では、1科目あたり数問しか出題されないため、もし自分の得意科目の問題が難しかった場合、得意科目で正解できないということが考えられるのです。得点を稼ぐ予定の科目で得点できなかった場合、それ以降の計画が一気に崩れることになり、最悪の場合ボーダーラインに達しないことも考えられます。

公務員試験で教養のみを受けるのはハードルが高い!

公務員試験では専門試験の科目の方が敷居が高く見え、教養試験を軽視する人がいますが、実は教養試験の方が対策が難しいため、教養のみの公務員試験はハードルが高いと言わざるを得ません。
とはいえ、学生時代に勉強が得意で幅広い科目に対応できるのであれば、教養のみの公務員試験も選択肢に入れてよいでしょう。

  • 自信がないのなら専門科目と併用して受検するのがベスト!

教養のみの公務員試験に受かる自信がないのであれば、専門試験と併行して勉強を進めていく方が無難と言えます。
勉強自体の負担は増えますが、専門試験は学習量に応じて確実に得点を重ねていくことができるため、結果的に公務員試験の合格に近づくことができるということです。

あなたが公務員に向いているか、適性を確認してください

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教養のみの公務員試験は難易度が高い!専門科目との併用が妥当

教養のみの公務員試験はイメージ程簡単ではなく、一部の人にしかお勧めできるものではありません。
自分の適性をよく理解し、確実に合格を勝ち取れる受験スタイルを選んでいくことが重要です。
必要に応じて専門科目を対策するなど、臨機応変に対応していきましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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