【履歴書の資格欄にはこう書く】もう迷わない、例文が教えてくれる正しい書き方!
- 8142 views
目次
履歴書を書く目的を考えてみよう!
履歴書で資格のアピールは充分に出来ていますか?履歴書は書類選考でも必要になりますし、面接でも履歴書を見ながら選考が進みます。履歴書はその人の情報を凝縮したものですので、非常に重要なものです。履歴書では自身の基本的な情報に加えて志望動機で入社意欲を伝えたり、自己PRで能力をアピールしなければなりません。自分を知ってもらうための情報を書き連ねるだけではなく、自身を売り込んでいくことも必要になります。資格はその人の能力を分かりやすく表したものですので、売り込むためには最適のものです。資格を上手にアピールすることで自身を売り込むことができ、就活を有利に進めることができます。履歴書では資格はどのように書けばいいのかを正しく知っていきましょう。
履歴書マニュアルを確認してください
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
正しい資格の書き方
履歴書にはいくつか規格があり、どのメーカーのものを使用するかによって項目に若干の違いがあります。しかし基本的な項目については同じで、どの規格でも資格や特技を書く欄はあります。志望動機や自己PRについてはしっかりと考えて書く人も資格についてはあまり深く考えずに書いてしまうことは多いでしょう。履歴書はトータルで評価されますので、資格の書き方一つにも充分に注意を払わなければなりません。正しい資格の書き方を知り、間違いのないようにアピールしていきましょう。
取得年月日順に書く
履歴書で資格を記入する際にはその順番に注意しなければなりません。取得した資格を思いつくままにランダムに書いてしまうのはNGです。必ず取得年月日順に書くようにしましょう。取得年月日順で書く理由はその人がどのように成長してきたのかを知るためです。資格は能力を表したものであり、その人のスキルを表すものです。資格を取得するためには当然勉強もしなければなりませんし、場合によっては技術を身に付ける必要もあります。取得年月日順にそれらが記されていることで、どのように努力を積んできたのか、どのように考えて資格を取得したのかを知ることができます。その際、西暦で書くか和暦で書くか統一することも重要なポイントです。これは履歴書全体としての決まりですので、書き始めが西暦か和暦かによって資格の取得年月日も合わせるようにしましょう。
略さずに正式名称で書く
履歴書は公式の書類ですので、略語を使うことはNGです。資格の中には略語での認知度が高いものも多いですので、必ず正式名称を調べて記入するようにしましょう。例えば運転免許証であれば、普通自動車免許。漢検は日本漢字能力検定。英検は実用英語技能検定です。馴染み深い資格であっても正式名称は意外に知らない場合も多いので注意が必要だと言えます。また最近ではパソコンスキルを表したMOSという資格がありますが、これも正式にはMicrosoft Office Specialistです。不動産業界で有利になる宅建の資格は宅地建物取引主任者ですので、知っているつもりでも履歴書に記す前に資格の正式名称を再確認しておきましょう。略語のまま書いてしまうと場合によっては履歴書のマナーが出来ていないといてマイナスの評価となるので注意が必要です。
勉強中、取得予定の資格の書き方
資格の欄は現在取得している資格しか記入することができないわけではありません。まだ取得してない資格でも勉強中であったり、結果待ちで合格の見込みがあるものであれば履歴書に書くことは可能です。勉強中の資格の場合は「日本商工会議所簿記検定2級取得に向けて勉強中」などのように書きましょう。取得予定の場合は「10月に実用英語技能検定1級取得予定」などのように書きます。勉強中や取得予定の資格を書くことで自身の努力や向上心をアピールすることができます。もちろんこれらは本当に勉強しているもの、取得を予定るしているものでなければなりません。資格の欄に書けるものがないからと嘘をつくのはご法度です。必ず本当に資格の取得を目指している場合にのみ記入するようにしましょう。
資格なら何でも書けばよいというのは間違い
資格は自身の能力や努力の証明ですので、就活でのアピールとしては非常に便利なものです。しかし資格であれば何でも履歴書に書けばいいという考えは間違いです。たとえ本当に取得している資格であっても履歴書に書いても評価の対象とならないものはあります。また場合によっては資格を書いたことでマイナスの評価になってしまうこともあります。基本的には資格は自己アピールに使用できるものですが、全ての資格がそうではないということを知っておきましょう。使える資格、使えない資格を把握しておくことが大切です。
履歴書に書くべき資格
履歴書に書くべき資格としては国家資格が挙げられます。国家資格はその名の通り国に認められている資格ですので、信用性やアピール力は高いです。次に語学系の資格も挙げられます。近年ではグローバル化が進む企業も多く、語学はビジネスマンにとって必須のスキルです。語学系の資格は有効期限に注意して記入しましょう。自動車免許も多くの職種で必要になる資格です。特に営業職などであれば必要な資格だと言えます。ネットの成長が進み、どのような業界でもパソコンを使って仕事をすることが当たり前ですので、パソコン系の資格も武器になります。パソコンスキルはビジネスマンの基礎能力ですので、取得しておいて損はありません。また使用できる場は限られますが志望先の企業に関係する資格も書くべき資格の一つです。これらの資格は必ず履歴書に書いてアピールしましょう。
履歴書に書かなくてもいい資格
履歴書に書くべき資格があれば当然書かなくてもいい資格もあります。書かなくていい資格は趣味の認定資格やスポーツの級・段などです。企業が就活生の資格から見ているのは能力とそれをいかに企業で生かすことができるかです。趣味の認定資格は実際の仕事で生かせるものではありませんし、何より資格としての信用性も低く、評価の対象とはなりません。資格の欄に書いても評価されるものではありませんので、面接時の自己紹介で発表し、興味をひくなど他に生かしましょう。またスポーツの級や段は正式には資格ではありませんので、これらは特技欄に記すようにしましょう。書かなくてもいい資格だからと言って必ずしも就活に使用できないわけではありません。履歴書の別の項目に使用したり、面接時に興味をひくために使用することもできますので、何らかの形で生かすようにしましょう。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?コピペで使える効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
ChatGPT自己PR作成ツールを使えば、簡単な20個の質問に答えていくだけで、あなただけの自己PRが完成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
語学系の資格で注意するべきこと
ビジネスの世界ではグローバル化も進み、多くの業界や企業で語学力が求められるようになりました。語学系の資格を持っていれば就活でも有利になることも多いですが、履歴書の書き方には注意が必要です。アピール力の高い語学系の資格であっても履歴書での書き方や資格の種類によっては評価の対象にならない場合もあります。場合によっては語学系の資格であってもマイナスの評価になる場合があります。有効期限もそうですが、自身の取得している資格をもう一度見直し、アピール力があるかを確かめることが大切です。
TOEICはスコアによって判断
語学系の資格はさまざまありますが、その中でも最も評価されやすいのはTOEICです。それは数ある英語力を測る資格の中でTOEICが最もビジネス向きだからです。TOEICは級数で表すのではなく、取得したスコアで語学力をアピールすることになりますが、そのスコアに注意しましょう。どれくらいのスコアであれば評価されるかは志望先の企業によりますが、一般の企業であれば650点以上、外資系など英語が必須な企業は800~900点は必要だとされています。それぞれの点数に達していない場合はアピールしても評価の対象となりません。企業の水準より下回っていれば場合によってはマイナスの評価になってしまいますので、気をつけましょう。また英語力が必須ではない企業の場合はそもそも評価の対象にならない場合もあることを覚えておきましょう。
英検準二級は書いてもプラスに働かない
英語力を測る資格としては英検もメジャーですが、英検は準二級では書いてもプラスにはなりません。準二級は高校中級程度の英語力であり、ビジネス英語の能力としては不十分です。高卒から就職する場合であれば多少のプラスになる場合見ありますが、大卒であればプラスに働くことはないと言えます。漢検も同様のことが言えますが、履歴書に書く場合は基本的には2級以上からにしましょう。準2級の資格を履歴書に書いてしまうと語学力が低いのではないかと思われる可能性があります。また昔に取得したものであれば、それ以降上の級数の資格を取得していないことで向上心が低いと思われる可能性もあります。自分をアピールするはずの資格でマイナスの評価になってしまう可能性がありますので、準2級は履歴書には無理に書かないようにしましょう。
書ける資格がないときはどうするか?
アピールできる資格を取得している場合はその書き方に気をつけて履歴書の資格の欄を埋めていきましょう。しかし人によっては書ける資格が全くないという場合もあります。資格は自己PRの手段として優れたものであり、それがなければアピール力に欠けてしまいます。他の就活生よりもアピール力に欠ければ当然選考でも不利だと言えるでしょう。だからといってすぐに資格を取得することは出来ません。履歴書に書ける資格がない場合はどのようにすればいいのでしょうか。
履歴書に空欄はつくらない
資格の欄に限らず、基本的に履歴書は空欄をつくってはいけません。ない場合は特になしと正直に書くことが大切になります。特になしであっても、空欄でも資格がないという意味では同じですが、空欄か否かで志望度に違いが出ます。履歴書の空欄はどの項目であっても志望度が低いと思われてしまいますので、必ず何かを書いて埋めるようにしましょう。資格がないというのは確かに能力のアピールとしては不十分ですが、資格欄だけで採用・不採用が決まるわけではありません。資格を持っていない人でも優秀な人はたくさんいますし、企業もそれは分かっています。資格は能力の一部であって全部ではありません。就活は持てる戦力で闘うしかありませんので、資格がないなら資格のアピールは諦め、別のアピールポイントを探しましょう。
履歴書に嘘は絶対書かない
履歴書でアピールできる資格がない場合は特になしと書く。あるいは勉強中の資格があれば取得を目指して努力しているということを記入しても構いません。しかし取得している資格、あるいは勉強中の資格であっても嘘をつくのだけでは絶対に避けなければなりません。就活にとって嘘は絶対にNGです。就活の目標は就職することであり、就職すればビジネスマンとして働くことになります。ビジネスにとって最も大切なのは信用であり、嘘はその信用を最も裏切る行為です。信用できない人と仕事をしたいと思う企業はありません。嘘はそれだけで不採用の原因となります。仮にそれで通過しても、後々の火種になるのでおすすめしません。能力を偽って入社してもトラブルの原因になるだけですので、資格についても本当のことだけを書きましょう。
資格の書き方一つで印象が変わる
たくさんの資格を取得していれば就活を有利に進めることは可能です。信用性の高い資格であればその人の能力は証明されますし、難しい資格ならそれを取得するまでの努力も評価されます。しかしそれらも書き方を間違えば充分なアピールとならない、あるいは評価の対象とさえならない場合もあります。せっかく資格を取得していても評価されなければ意味はありませんので、評価されるための方法を正しく学びましょう。また資格だけに頼って就活を進めてもいけません。資格はあくまでもアピールポイントの一部に過ぎず、それだけで採用が決定するほど就活は甘いものではありません。就活は常にその人の能力や人柄などのトータルの評価で決定します。資格だけで自分をアピールするのではなく、資格を含めた自分の良さを存分にアピールしていきましょう。