【探求心と探究心】意味の違いを整理して自己PRに役立てる必勝テクニックを伝授!

似ているようで違う探求心と探究心


履歴書やエントリーシートで自己PRを行う際、「探求心」や「探究心」をアピールしたいと考える人も多いでしょう。ところで、実は「探求心」と「探究心」は読み方が同じで意味も同じと捉えられがちですが、実際には意味が大きく異なっています。
そのため、「探求心」や「探究心」という言葉で自己PRを行う場合、まず最初にこれらの言葉の意味・違いを正確に把握することが大切です。
その上で、企業で活かせそうな自分の特徴や体験を踏まえ、どちらを使ってアピールするかを決め、自分の長所として効果的に伝えていく必要があります。

そこでこの記事では、混同しがちな「探求心」と「探究心」の違いと意味、それらを上手にアピールする方法に迫ります。

探求心と探究心の違いを類語と共にチェック

実際に「探求心」と「探究心」にはどんな違いがあるのでしょうか。「探求心」、「探究心」の他に、「追求心」といった言葉も同じような意味で使われることが多いです。自分の長所を最も効果的に伝えるため、ぜひこれらの言葉の正確な意味を知っておきましょう。そして、「当てはまる」と思える過去の体験や自分の特性などを思い浮かべていきます。

探求心と探究心の意味の違い

一方、「探究心」の方は、「物事の本質を探って見極めようとする心」という内容が書かれています。つまり、未知の物事や自分が疑問に思う物事について学んだり調べたりし、深く掘り下げていこうとする性質を表していると言えます。
つまり、「探求心」は「何かの実現や何かを手に入れることをひたすら追い求める性質」、「探究心」は「わからないことを追い求め、その本質をつきとめようとする性質」ということです。意味は違っていますが、企業で働く場合、どちらもあなたの長所として機能します。

追求心の意味とは

「探求心」、「探究心」に似た言葉に、「追求心」という言葉もあります。「追求心」とはどんな意味の言葉なのでしょうか。辞書には、「目的などのためにどこまでも追い求めること」という内容が書かれており、意味的には「探求心」とほとんど同じことがわかります。「探求心」と同様、目標実現などを追い求める性質を表すので、就活の自己PRでは長所になり得ます。
ただし注意が必要で、同じ読み方をする「追及」とは意味が全く違っています。「追及」は、「相手をとことん追い詰めて責任や欠点を問いただす」という意味があります。間違っても「追及心」と書いてしまわないように気をつけましょう。

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探求心のアピール実践編


それでは実際に「探求心」をアピールするための方法を紹介していきます。まず、探求心をアピールするのに重要なのは、「途中で投げ出さずに最後までやり遂げる姿勢」があることを伝える点です。何かを強く追い求める姿勢と最後までやり遂げる姿勢がセットになった時、人は何らかの成果を出し、その経験を通して多くを学べるからです。
ではそのような姿勢を持っていることはどうしたら効果的に伝えられるでしょうか。
それは、自分が実際に何かを追い求め、成功したり失敗した過去の経験を書くことです。「追い求めることになったきっかけや考え」、「具体的にどう行動したか」、「得られたことは何か」の3点を整理することで、あなたが企業に入ってどのような姿勢で業務に取り組むのかが、採用担当者にイメージしやすくなります。それでは次に実際の例文をみていきましょう。

探求心をアピールする自己PR例文①

私の強みは、問題解決に対する探求心です。私は2年間、塾講師のアルバイトをしていました。私は、学校の成績が悪く自信を失くしている生徒になんとか自信を付けさせたいと思っていました。指導を続ける中で、成績が悪い原因は本人の理解力ではなく、学んだ内容を定着させる習慣がないことだと気づきました。
そこで復習の習慣を作るため、生徒のノートに日付を書き、1日ごと小分けに宿題を出し、指定の日に行われたかチェックするようにしました。その結果、学校のテストで20点近く点数が伸び、自信を取り戻してくれました。
このように、私は問題解決を貪欲に探求する性格です。御社でもこの性格を活かし、貢献したいと考えております。

この例文では、自分の強みを「問題解決に対する探求心」とし、実際に問題解決に取り組んだ例を紹介しています。自分の思いや、指導を通して問題の本質に気がついたこと、行った工夫が具体的に書かれています。
具体的な考えや行動を通し、「問題に対する探求心」が説明されているので、「入社後もきっと懸命に取り組んでくれるだろう」という印象が持てます。

探求心をアピールする自己PR例文②

目標への探求心が強みです。私は大学時代、結婚式場でアルバイトをしていましたが、1年目は悔しい思いをしました。先輩たちと違い、私だけがアンケートで良いコメントをもらったことがなかったからです。
そこで、「年間で良いコメントを誰よりももらう」ことを目標に、先輩の行動を観察し、それを上回るよう意識しました。
結果、私は「お客様の要望に先回りして対応する」ことができていなかったことに気がつきました。そこで、常にお客様の要望を考えて動くようにしました。結果、お客様から褒められることが増え、2年目には良いコメントを誰よりも多くもらうことができました。
この探求心を御社でも活かし、貢献したいと考えております。

この例文では、1年目に悔しい思いをしたことと、それを何とか乗り越えようと努力したことが具体的に書かれています。悔しい思いや先輩を上回ろうとしたことなど、自分の主観が書かれることで状況がリアルに伝わり、読み手がイメージしやすいです。目標を立てたきっかけ、具体的な行動、結果が書かれているため、「強い探求心を持っている」ことに説得力があります。

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探究心のアピール実践編


続いて「探究心」をアピールするための方法を紹介します。探究心をアピールするために大切なのは、「具体的な行動を書く」ことです。探究心は、商品の特徴や顧客の傾向、課題を分析するなど、様々な場面で求められる能力になります。その能力が本当にあることを示すためには、これまでの経験で実際に自分が行った行動を具体的に書き、担当者にリアルにイメージしてもらうことが大事です。

探究心をアピールする自己PR例文①

私の強みは探究心です。私は健康のため、大学で陸上競技部に入りました。初めて大会に出たのをきっかけに、入賞したいと思うようになり、練習量を増やしました。しかしその結果貧血になり、記録は落ち込みました。
私は貧血を克服するため、栄養や運動生理学の本を読み漁りました。そして練習量に対して休養と栄養が不足していたことを知りました。そこで練習後の休養と食事の計画を細かく作り、実践しました。結果、貧血が治って記録を短縮し、3年生の秋の駅伝では区間2位を獲得することができました。
このように、困難な状況でも探究心を武器に、貪欲に努力することができます。この長所を御社でも活かし、結果を出したいと考えております。

「貧血で結果が出ない」原因を突き止めるために本を読み、計画を作って実践することで解決した流れが具体的に書かれています。解決のための情報を収集するだけでなく、それを基に解決策を実践することがセットで書かれているため、仕事で活かせる探究心として説得力があります。

探究心をアピールする自己PR例文②

私の長所は強い探究心です。興味を持ったことについて徹底的に学び、役立てたい思いが強いです。例えば、大学2年生の時、友人のノートパソコンが壊れて動かなくなりました。私は本やインターネットでパソコンについて調べ、友人のパソコンを直すことに成功しました。
それ以来、パソコンの仕組みに興味を持ち、パソコン関連の本を読み続けました。結果、学部内で誰よりもパソコンに詳しくなり、パソコンのトラブルの際にはすぐに声がかかるようになりました。また先日は初めてパソコンを自作しました。
このように、私は興味を抱いたことの本質を突き詰め、役立てることが得意です。御社でもこの探究心を活かし、貢献したいと考えております。

探究心だけでなく、「探究心を役立てたい」という思いも強調された例文です。そして自分で興味を持って調べた知識を、友人のパソコン修理やトラブル解決に役立てたことが具体的に書かれています。探究心を実際に役立てた経験を書くことで、企業に入ってからも探究心を役立てられることに説得力が生まれているでしょう。

入社後何をしたいのか具体的にイメージしてみる


この記事では、「探求心」と「探究心」の意味、効果的なアピールの仕方を紹介してきました。これらの言葉で自己PRを考える際には、「入社後に自分が何をしたいのか」を具体的にイメージすることが有効です。
自分の持っている「探求心」や「探究心」をどう役立てたいのかを具体的にイメージし、そのイメージにそった切り口で自分の経験を振り返り、まとめるのがコツになります。企業の担当者がイメージしやすい自己PRで自分の長所を上手に伝え、就活成功に近づきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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