公務員試験の勉強時間はどのくらい必要か|目安と時間の作り方を紹介
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目次
公務員試験の勉強時間の目安は平均1,000時間
公務員試験に合格するためには膨大な勉強時間が必要です。人によって必要な時間はさまざまですが、一般的には1,000時間が目安と言われています。1日1時間コツコツと勉強しても2年はかかりますし、毎日10時間みっちり勉強しても3ヶ月以上の時間を要します。
また1,000時間はあくまで目安であり、その時間を勉強したからといって必ずしも試験に合格するわけではありません。人によってはさらに勉強時間が必要な場合もありますので、公務員試験の合格を目指すのであれば、早めに勉強を始めておく必要があります。
公務員試験に合格するためには膨大な勉強時間が必要ですが、しっかりと勉強をすれば公務員になれる可能性はあります。しっかりと勉強時間を取って、公務員を目指しましょう。
公務員試験に最短で合格する方法3つ
公務員試験に合格するための勉強時間の目安は1,000時間であり、長い時間をかけて勉強をする必要があります。しかし試験日まで時間がない、あるいは時間をかけずに試験の対策をしたいと考える人も多いです。
合格率を上げるためにはコツコツと勉強を積み重ねるのが一番ですが、短期集中で勉強をし、公務員試験の合格を目指す方法もあります。公務員試験に最短で合格する方法は3つありますので、それらを参考にしながら勉強の仕方を考えていきましょう。
①予備校に通う
公務員試験の最短合格を目指すのであれば、独学で勉強するのではなく、予備校などに通ってみるものおすすめです。予備校は受験の対策だけではなく、公務員試験の対策を行っているものも多く、そこでみっちり勉強することで合格率が上げられます。
予備校で勉強をするメリットは独学で勉強をするよりも効率が良いことです。予備校に通っていれば、わからない場合に質問ができるので、答えがわからず悩む時間の無駄が無くなり、効率的に勉強が進められます。
また独学では勉強のモチベーションを保ち続けるのは難しいですが、予備校であれば行けば勉強しなければならないので、モチベーションを保つこともできます。勉強時間を自分で管理するのが苦手な人にも予備校はおすすめです。
②苦手分野の勉強
公務員試験に合格するために膨大な勉強時間が必要な理由としては、出題範囲があまりにも多いからです。公務員試験は1次と2次に分けられており、1次は筆記試験となりますが、教養や論文、適性検査などさまざまな対策を行わなければなりません。
一般教養の試験でも、国語や数学、人文、社会、自然科学などの科目から出題されますので、広い範囲を網羅しておく必要があります。合格率を上げるためには全範囲の勉強が大切ですが、最短で合格を目指す場合は自身の苦手分野を中心に勉強する方法もおすすめです。
受ける試験の出題傾向を調べ、自身の苦手分野を集中的に勉強しておくことで、効率的に勉強を進められ、得点率を上げることができます。
③過去問題を繰り返し解く
公務員試験には対策本なども数多く出版されており、過去問を記載した問題集なども販売されています。過去問を繰り返し解くことが試験の対策になりますので、過去数年分にわたって過去問を解いていくのもおすすめです。
ただ過去問を解いていくだけではなく、間違いを見つければなぜ間違ったのか、正解は何なのかを明確にして勉強を進めることが大切です。過去問は公務員試験の対策としては有効なものですが、惰性で解いているだけでは知識は身に付きませんし、試験に合格するのも難しくなります。
問題に対しての回答の理解が大切ですので、間違いはきちんと立ち止まって、しっかりと理解してから先に進んでいきましょう。
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公務員試験の対策は資料も活用しよう
公務員対策としてぜひ活用してほしいのが、「判断推理パーフェクト問題集」です。この資料は、地方公務員や国家公務員の試験で出される判断推理の各項目から数問出題しています。解答の解説まで記載していますので、問題を答えるだけでなく各項目の理解も深まるでしょう。
倍率の高い公務員は、1問を争います。判断推理だけでもパーフェクトとなるように、資料を有効活用してください。自信を持って公務員試験に取り組めるようにしましょう。
公務員試験の勉強時間の作り方
公務員試験を最短で合格する方法はいくつかあるものの、それでも時間を取ることが難しい人も多いです。公務員試験を目指すのは学生などまとまった時間が取れる人だけに限らず、社会人として仕事をしながら公務員を目指す人もいます。
まとまった時間が取れない人は勉強を進めていくことが難しいですが、それも工夫次第で解決することができます。勉強時間が取れない人は、取れないなりのやり方がありますので、自身で工夫しながら勉強時間を捻出することが大切です。
朝起きる時間を1~2時間ほど早める
勉強時間がなかなか取れない人の簡単な時間の確保方法として、早起きをおすすめします。1~2時間いつもより早く起きれば、その時間を勉強時間に充てられます。
朝が苦手な人には大変ですが、慣れればそれほど難しくはありませんし、朝早く起きることで健康的な生活が送れるため一石二鳥です。また朝は静かで勉強しやすい環境にありますし、余計な情報が入ってこない環境で勉強すると、勉強効率も上がります。
昼間や夜に勉強するよりも、朝に勉強した方が頭に入りやすくもありますので、公務員試験に合格するためにも早起きして勉強してみましょう。
移動時間や少しの空き時間を利用する
公務員試験の勉強時間がまとまって取れないのであれば、移動時間や少しの空き時間を利用して勉強を進めるのもおすすめです。会社や学校までの移動時間を利用すればいつでも勉強できますし、予定が空いて暇な時間が5分でもあれば勉強を進られます。
隙間時間は積み重なれば大きな時間になりますし、短い時間で集中して勉強することで、勉強効率も高くなりますのでおすすめです。移動時間でも勉強できるようにテキストなどを購入するのも良いですし、スマホのアプリを利用するのもいいでしょう。
アプリでは無料で勉強ができるものもありますし、数百円出せば問題集などを購入することもできます。細かい時間の積み重ねを続けて、少しずつ勉強を進めていきましょう。
通信教育を利用する
公務員試験の勉強を進めるためには予備校に通うのがおすすめですが、人によっては予備校に通う時間がなかったり、場所が遠く移動時間がかかる場合もあります。予備校での勉強は効率が良いですが、長時間の移動時間がかかってしまう場合は逆効果になってしまう可能性もあるのです。
移動時間を無駄にしたくないのであれば、通信教育の利用がおすすめです。通信教育であれば自宅にいながら高いレベルで勉強をすることができますので、移動時間が無駄になりません。
教材を使った勉強により、効率に試験対策ができますので、短時間で必要な知識を詰め込めます。教材を持ち歩けば通勤、通学の時間にも勉強できますし、通信教育もおすすめです。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
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適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。
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公務員試験に受からなかった場合の働き方
公務員として働くためには、公務員試験に合格しなければならず、合格するためには十分な勉強時間が必要です。勉強時間が取れずに公務員を諦めてしまう人もいますが、忙しくてもすぐに公務員への夢を諦める必要はありません。
公務員試験に受からなかった場合に、公務員と同様の働き方をする方法を紹介しましょう。
臨時職員として働く
1つめが臨時職員として働く方法です。臨時職員は非正規の社員として市役所などで働きます。
自治体のホームページや広報誌に求人を出すケースが多く、それに応募し、面接とうの選考を通過する臨時職員として働けます。臨時職員として働くことで、業務の内容が知れ、公務員として働くことの重要性の理解度が高まるため、働きながら、学びながら公務員を目指せるのです。
みなし公務員として働く
2つめが、みなし公務員として働く方法です。みなし公務員とは簡単に言えば国営に影響する民間企業で働く社員を指します。
郵便局であったり、NHK、日本銀行、ガス、電力、通信など国を運営するにあたって必要な企業で働く場合は、みなし公務員として公務員に近い条件で働くことが可能です。公務員を目指す理由は人によって違っていますが、安定性を求めているのであれば、ぜひ視野にいれて詳しく調べましょう。
勉強時間が足りない場合は公務員浪人するのも一つの手
公務員試験は非常に難関であり、しっかり勉強したとしても受からない可能性もあります。一度挑戦しただけでは公務員になれないとしても、また翌年試験を受け、合格すれば公務員としての就職が可能です。そのため不合格になったとしても焦って民間に就職するのではなく、公務員浪人をする方法もあるのです。もう一年しっかり勉強し、対策をしていれば合格率は上がりますし、浪人して来年のチャンスを待つのもおすすめです。
公務員浪人は意外に多い
公務員試験に落ちてしまった場合は、公務員浪人になる人は意外に多いです。公務員試験の内容は難しくはありませんが、かなりの狭き門であるためです。
地方公務員の場合は複数個所の自治体にエントリーできるため、1年に3~4か所受け、すべて見送りとなった場合、浪人して次年度も複数個所エントリーする人も少なくないのです。
年齢制限に注意
公務員浪人をしている人は多いですし、数年かけてようやく公務員になれる人もいますが、公務員試験には年齢制限がありますので注意が必要です。自治体によって年齢制限は違っていますが、基本的には30歳がボーダーとなっています。年齢制限を過ぎてしまうと、一般的試験では公務員にはなれません。
公務員浪人をする場合は年齢制限に引っかからないように注意し、素早く試験を突破する必要があります。また年齢制限を過ぎた場合は、一般試験による就職ができないだけで、転職による就職であれば可能です。公務員に転職するためには、民間での勤続年数などさまざまな条件がありますし、高い能力が求められることも多いので、試験の突破を目指した方が無難だと言えます。
公務員試験の勉強時間をしっかりとって合格しよう
公務員試験に合格するための勉強時間の目安は1,000時間ですが、もちろん個人差もあるため、前もって勉強を始めておかなければ試験に合格はできません。公務員を目指すと決めれば、その瞬間から勉強を始め、スケジュール管理をしっかりと行って勉強を進めていく必要があります。
しかし人によっては時間がなかなか取れない場合もあります。まとまった時間を取ることが難しいのであれば、隙間時間を利用して少しずつ勉強することが大切です。ちょっとした時間でも毎日続けていれば大きな時間になりますし、コツコツと勉強を続けていれば合格も夢ではありません。
まとまった時間が取れる人もそうでない人も、日常の中で工夫しながら勉強時間を確保し、公務員試験の合格を目指しましょう。