コミュ障が就職するためのポイント3つ|おすすめの仕事も紹介

コミュ障とは

就職活動では面接官や他の就活生といった、多くの人とコミュニケーションをとらなければなりません。しかし、人とうまくコミュニケーションをとることができないコミュ障の人もいます。コミュ障とは、人と話す時に緊張して話せなかったり、極度の人見知りをしてしまったり、人から見られるのが怖いと感じる人のことです。

コミュ障でも就職活動をするうえで、面接やグループディスカッションで他人とコミュニケーションをとったり、自分の意見を話す必要があります。コミュ障の人は人と話すことが苦手な場合が多いですが、コミュ障でも内定をもらうことはできるのでしょうか。コミュ障の人が就職活動をするうえで意識することや、おすすめの仕事を説明します。

就活においてコミュ障の人が陥りやすい状況

コミュ障の人は、他人とコミュニケーションをとることに苦手意識を持っているので、就職活動で不利な状況になることがあります。コミュ障の人が陥りやすい状況を把握しておかないと、面接やグループディスカッションで気付いたら自分が不利な状況になっている可能性があります。

就職活動でコミュ障の人が陥りやすい状況にはどんなものがあるでしょうか。コミュ障の人が陥りやすい状況を知っておくことで、事前に対策できます。コミュ障の人が陥りやすい状況をしっかりと把握しておきましょう。

緊張しすぎる

コミュ障の人は、他人と話すときに苦手意識から異常に緊張してしまいます。面接やグループディスカッションでは、面接官や他の就活生と話をしながら自分をアピールしなければいけません。しかし、コミュ障の人は面接やグループディスカッションで緊張しすぎて言葉が出てこなくなってしまいます。特にグループディスカッションでは、自分から発言していかなければ面接官にアピールできません。どうしようかと迷っているうちに、気付いたら何も発言できずにグループディスカッションが終わっていたということになってしまいます。

また、面接で予想外の質問が来たときに、ただでさえ緊張しやすいのにさらに緊張してしまい、頭の中が真っ白になってしまうこともあるでしょう。面接では誰でも緊張するのは当たり前です。しかし、過度に緊張しすぎていると、プレッシャーに弱すぎるように見られてしまい、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

目を見て話せず印象が悪くなる

コミュ障の人の特徴に、相手の目を見て話せないということがあります。人と話すときに目を見て話せなかったり、すぐに目をそらしてしまうと、自分の意見に自信がないという印象を与えてしまったり、就職活動に対する熱意がないと思われてしまいます。面接では話す内容も大切ですが、面接官から見た就活生の印象も大切です。

コミュ障の人は面接官の目を見て話せずに、面接官の受ける印象が悪くなってしまう場合があります。社会人になると、社内の人間だけでなく取引先の人と接する機会も多いので、目を見て話せないということはマイナス評価になってしまいます。面接でうまく受け答えができても、目を見て話していなかっただけで、面接を通過できなくなる可能性もあるのです。

自分の意見がうまく伝えられない

面接やグループディスカッションでは、いかに自分の意見をうまく伝えて、面接官に自分という人間をアピールするかが大切です。どれだけ強い熱意やいい意見を持っていても、相手に伝わらなければ意味がありません。自分の意見を相手に伝えることが、内定を勝ち取るためには必要です。しかしコミュ障の人は、人と話すことが苦手なため、自分の意見がうまく伝えられず、面接官に熱意が伝わりきらない場合が多いです。

「この企業で働きたい」という強い熱意を持っていても、コミュ障であるがゆえに面接官に伝わらないというのは、非常にもったいないと言えます。コミュ障の人は、物事を深く考える傾向があるので、自分の意見をうまく伝えることができれば、面接官によい印象を与えられる可能性は高いです。いかに自分の意見をうまく伝えるかということを考える必要があります。

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コミュ障の人が就活で意識すべきポイント3つ

コミュ障の人は緊張で自分の意見をうまく伝えられなかったりと、就職活動をするうえで不利になることが多いです。しかし、「自分はコミュ障だから内定をもらえない」と考えてはいけません。就職活動の間だけでも、コミュ障で不利になる部分を変えればいいと考えましょう。コミュ障の人が就職活動で内定を勝ち取るために、意識すべきポイントがあります。意識すべきポイントをしっかり押さえておきましょう。

①人と会話をする習慣をつける

コミュ障の人は、就職活動が始まる前に、人と会話をする習慣をつけるようにしましょう。コミュ障の人は、人とコミュニケーションをとることに苦手意識をもっていることが多いので、まずは人と会話をすることに慣れておく必要があります。そのために、人と会話をする習慣をつけることが大切です。しかし、コミュ障の人がいきなり人との交流を深めるのは難しいでしょう。

まずは身近な仲の良い友達などの交流から始めるのがよいです。友達がいない場合は、大学の教授と話すという手もあります。また、バイトをするというのも効果的です。バイトは他人と会話をする練習になるだけでなく、就職活動の資金を稼いだり、面接で話すエピソードにできるというメリットもあります。人と会話をする習慣をつけるためのポイントは、自分から話をすることです。

アルバイト先やゼミの同級生でもOK

人と会話をつける習慣について、いきない恋活など知らない人の場に入っていき、話せるようにしようといったものではありません。会話するのは、アルバイトが一緒の友達やアルバイトが同じの人でもいいのです。ある程度身近な人から話していきましょう。

普段一緒に働いたり授業をうけていても、話しかけるのはすべて相手からで、自分から話しかけるのはほとんどないという人もいませんか?そういった身近にいて、初対面ではないけれど、なかなか自分から話したことのない人からコミュニケーションをとっていきましょう。一緒の空間にいるため、話題が全くないこともないでしょう。前日に見たテレビや好きなお笑い芸人、休日の過ごし方など話題は何でもいいので、自分から話しかけてみてください。

②面接の練習はたくさんする

コミュ障の人は、面接の練習に力をいれましょう。コミュ障の人が一番不利になるのは、面接で面接官と話すときに、自分の意見や熱意をうまく伝えられないことです。そのため、面接の練習をたくさんして、面接自体に慣れておく必要があります。

就職活動の面接はコミュ障じゃなくても緊張してしまうものです。コミュ障じゃなくても緊張するのですから、コミュ障の人は人一倍練習を重ねなければ追いつけません。「自分はコミュ障だから面接は難しい」と決めつけるのではなく、これからの人生に影響する就職活動だという意識を強く持って、練習に取り組むようにしましょう。

就職エージェントやハローワークで練習が可能

面接の練習をするうえでは、就職エージェントやハローワークの利用がおすすめです。主食エージェントに登録することで、内定を得るための対策ができます。

履歴書やエントリーシートの書き方も教えてくれますが、その一つとして面接の練習もあるのです。エージェントが面接官役をやり、質疑応答の練習をしてくれます。また、ハローワークでも就職支援をおこなっており、対策のための模擬面接をしてくれます。コミュ障だと自覚しているのであれば、こういった就職支援の機関に登録し、人の力を借りて面接の対策をしていきましょう。

③第一印象に力を入れる

「面接は第一印象で決まる」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。人が相手に与える影響は、第一印象が大きく影響します。第一印象をよくすれば、その後の面接で多少ミスをしても、悪い印象が残らない可能性が高いです。コミュ障の人でも、第一印象にすべてをそそぐという気持ちを持つことで、よい印象を与えることができます。

第一印象をよくするためには、身だしなみを整えて、最初のあいさつを割り切って思い切り元気よくしましょう。これだけでも、面接官によい印象を与えるきっかけを作ることができます。コミュ障の人は声が小さくなりがちなので、最初のあいさつで思い切って声を出すことで、その後の面接でも大きな声で話すことができます。見た目の印象と、第一声の印象が大切なので、最初のあいさつは特に力を入れましょう。

目を見て笑顔で挨拶を心掛ける

第一印象に力を入れるためには、目を見て笑顔での挨拶を心掛けましょう。コミュ障の場合、相手の目を見ることや、挨拶で笑顔ということがなかなかハードルが高いと思われているかもしれません。

しかし、相手の目を見ることによって「あなたに伝えている」ということがしっかり伝わりますし、笑顔によって印象が良くなるのです。反対に目を見ずに暗い表情での挨拶だと「この子大丈夫かな?」と思われかねません。目を見て笑顔で挨拶されることを嫌う人はほとんどいません。第一印象を良くするためにも心掛けてください。

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コミュ障の人におすすめの仕事4選

「自分はコミュ障だから、できる仕事なんてないのではないだろうか?」と不安になる人は多いです。コミュ障の人は働くことができないのでしょうか。世の中にはコミュ障で働いている人もたくさんいます。コミュ障だから仕事をするのが難しいということはありません。「自分はコミュ障だから仕事ができるか不安」という人は、コミュ障の人におすすめの仕事に目を向けてみるといいでしょう。コミュ障の人が取り組みやすい種類の仕事があります。そんな、コミュ障の人におすすめの仕事3選を紹介します。

プログラミングなどパソコンと向き合うのがメインの仕事

コミュ障の人は人と話すのが苦手なので、なるべく1人で作業するような仕事がよいです。プログラミングなどパソコンと向き合う仕事は、1日中パソコンと向き合うので、人とかかわる機会が少ないです。1日中パソコンと向き合う仕事は、長時間パソコンで作業するので、集中力や忍耐力が求められます。また、1日中座りっぱなしでパソコンを見ているので、目や腰が痛くなる大変な仕事です。

コミュ障の人にとっては、人とかかわる時間が少ないといった点で天職といえるでしょう。プログラミングをおこなうプログラマーの他にも、企業のシステムを管理する情報システム部門も、1日中パソコンと向き合う仕事です。また、証券会社で1日中トレードをおこなうディーラーも、人とかかわる時間が少ない仕事です。

工場などのライン作業

工場などのライン作業も基本的に人とかかわる時間が少ない仕事です。また、ライン作業はパソコン業務などに比べて、専門的に学ばなければいけない知識も比較的少ないです。1日中座りっぱなしで仕事をするのが苦手な人や、パソコンを使ったデスクワークが苦手な人にもお勧めの仕事と言えます。しかしライン作業は単純な作業を1日中しなければいけないので、飽きやすい人には向いていません。

またライン作業では、たくさんの人がそれぞれ自分の担当する箇所で作業していて、流れ作業で製品が完成するようになっています。そのため、自分のところで作業が遅れてしまうと、他の人が作業ができなくなってしまいます。ライン作業は、人と話すことは少ないですが、自分の作業が遅れることで他人に迷惑をかけてしまうというプレッシャーがある仕事です。

夜勤で人と接する機会が少ない仕事

夜勤業務も人と接する機会が少ない仕事です。夜間は昼間と比べて人員を配置する必要が少ないので、職種を問わず、夜勤業務は日中に比べて少人数でおこなうケースが多いです。パソコンやネットワークシステムは昼夜を問わず稼働しているので、夜間もシステムを監視するという仕事があります。

昼間だと社外から電話がかかってくることも多いですが、夜間は電話がかかってくることも少なく、コミュ障の人にもおすすめの仕事です。また、企業には警備員が常勤しており、昼勤と夜勤があります。夜勤の警備員は企業の人と接することも少ないので、1人で作業することが多い仕事です。

自宅で取り組めるフリーランス

4つ目のフリーランスは、企業に就職するのではなく、個人で生計を立てるというものです。近年フリーランスは非常に増えてきました。就職支援や経済に関してフリーランスでしている人もいますが、コミュ障の人におすすめなは、アクセサリー作家やネット記事を作成するライターなどのお仕事です。

アクセサリー作家も一人で黙々と作業し、ネットで販売することえ収入を得られます。ライターも最近ではインターネットサイトの運営でフリーランスにお願いする企業も増えています。フリーランスの場合、定期的な収入を見込むのは難しいですが、いろんな人の関わることもなく、自分のペースで仕事ができるのでお勧めです。

コミュ障を克服しながら志望企業に就職しよう!

コミュ障の人にとって、たくさんの人と話さなければいけない就職活動は、とても大変なものでしょう。しかし、就職活動はこれから自分が働く企業が決まる大切なものです。自分がやりたい仕事をするためにも、内定を勝ち取る必要があります。コミュ障でも気を付けるポイントを押さえておけば、内定をもらうことができます。

就職活動を乗り切るためにコミュ障を治す必要はありません。就職活動の間だけ、コミュ障ではない人間を演じればよいのです。「コミュ障だから内定をもらうのが難しい」と悲観的になるのではなく、いかにコミュ障であることを悟られずに内定を勝ち取るかということに目を向けるようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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