【公務員になりたい理由がない人必見】公務員の仕事を徹底的に研究して志望動機を書こう

「なりたい理由がない」という公務員志望の学生は多い

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公務員になりたい理由が思いつかず、悩んでいる就活生は多いです。しかしこれは本当に公務員になりたい理由が全くないわけではありません。公務員になりたい理由がないのではなく、志望動機に書いたり面接で「なぜ公務員になりたいのか」と問われた時に志望理由として答えたりする適切な理由がないだけです。

安定している、給料が良いなどの理由で公務員を目指す人は多いですし、なりたい理由がないのではなく、就活で伝えられる理由がないと言った方が正しいです。公務員になるためには、公務員の就活に合わせた「なりたい理由」を考えておく必要があります。どのような理由が就活でアピールできるのか、それをどのように考えていけばいいのかを知って、自分なりのなりたい理由を見つけていきましょう。

「なぜ公務員になりたいのか」の問いの意味

公務員の仕事内容について知れば、次に「なぜ公務員になりたいのか」の問いの意味を考えていきましょう。公務員の面接ではほとんどの場合で「なぜ公務員になりたいのか」と問われますし、これには明確な理由があります。

面接では一つひとつの質問に意図がありますし、無駄なものはひとつもありません。上手に回答するためには質問の意味を知り、そこから面接官が何を知りたがっているのかを把握することが大切です。質問の意味を知って、上手な回答を考えていきましょう。

仕事内容を理解しているか

「なぜ公務員になりたいのか」を問う意味としては、仕事内容を理解しているかを知るためだと言えます。公務員になりたい理由を問うことで、公務員にはどんな仕事があり、その中のどんな仕事に興味を持っているのかが見られています。本当になりたいと思っていなければ仕事への理解が薄い場合も多いですし、どの仕事に興味があるのかも答えられないことが多いです。

条件だけで公務員を目指していれば、とにかく公務員になれればいいと考えてしまいますし、どんな仕事がしたいのかまでは回答することができません。公務員になってどのように成長したいのか、どんな仕事に興味があるのかを伝えることで、本気度が伝わりますし、好印象を与えることができます。

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「公務員」の意味を理解しているか

「公務員」の意味を理解しているかを見るためにも、「なぜ公務員になりたいのか」を問います。公務員は民間とは違って企業に勤めるのではなく、国や自治体などに勤める職業です。自分本位の理由ではなく、公に奉仕したいという理由を、具体的なエピソードで提示できるかが見られており、社会のために働きたい気持ちを伝えることが大切と言えます。

公務員は公の利益、社会全体の利益を考えて仕事を進めなければならず、これが民間に勤める場合との大きな違いです。民間の場合は自社の利益を最優先に考えますが、公務員の場合は自分の利益ではなく、社会の利益を考えます。自分のためではなく、世のため人のために尽くせるか、その気持ちがあるかが見られています。

公務員としてどのように貢献できるか

公務員を目指すのであれば、公務員そのものや仕事内容をしっかりと理解しておかなければなりませんが、理解を深めるだけで簡単になれるものではありません。公務員になりたい熱意があることは大切ですが、それだけではなく公務員としてどのように貢献できるかを示すことも大切です。

「なぜ公務員になりたいのか」の質問では、学生が学んできた分野やスキルと結びつき、公務員として求める人材像に一致しているかを見ています。単にやる気があるだけではなく、求められる能力や資質があり、社会のためにそれを役立てることができるかどうかが評価されています。公務員になるには、公務員になって活躍できるだけの能力が必要であり、仕事でしっかり活躍できることも伝えていかなければなりません。

公務員になりたい理由を答える時のポイント

公務員になりたい理由を答える時のポイント

ここからは、公務員になりたい理由を答える時のポイントについて見ていきましょう。公務員になりたい理由が見つければ、それを採用側に的確に伝えていかなくてはなりません。しかしその際も、漠然と考えた内容を伝えれば良いというものではありません。

採用側は、学生が公務員になりたい理由を知ろうとしていますが、それはもちろん、「公務員になって活躍してくれるかどうか」といった観点と結びついています。いくら自分が「公務員になりたい」と思ってそれを正しく伝えたとしても、「公務員としての活躍」に結びつかなければプラスには受け止められないでしょう。それでは具体的に見ていきます。

「待遇がよい・安定している」という理由は避ける

公務員を志望している人の中には、「待遇がよい・安定している」という理由で志望しているという人もいるかもしれません。現在は大企業に属していても、ずっと安定した生活が送れるかどうか不透明になってきています。

一般企業に待遇や安定という面での不透明性がある中、公務員にそれらを求める人が増えるというのは自然の成り行きといえるでしょう。しかし、この志望理由は「公務員としての活躍」に結びついているでしょうか。

待遇や安定というのは、社会人として生活していく上で当然価値のあるものごとです。しかし、公務員の採用活動は、あくまで「公務員として活躍できる人材」を求めて行われます。自分が求めていることを前面に出したところで「公務員としての活躍」といった点が感じられなければ、そもそも採用することにメリットがありません。志望理由が自分のメリットだけを重視したものでないかどうか、見直しておくことが必要です。

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やりたいことを明確にしておく

先ほど、志望理由は「公務員としての活躍」に紐付いていないといけないということをお伝えしました。「公務員としての活躍」に紐付いた志望理由を伝えるために大切なのが、「やりたいことを明確にしておく」という点です。

「公務員として活躍したい」と言ったところで、何を具体的にどうしたいのかが明確でなければ説得力が生まれません。やりたいことが具体的に言えなければ、「公務員の具体的な仕事について調べていない、準備不足」「公務員として働く熱意が足りない」といったネガティブな印象を与えかねません。

自己分析を徹底し、その中で「なぜ公務員を志望しているか」「そう考えるようになったきっかけは何か」などから「なぜ?」と自問自答を繰り返し、納得いく答えを見つけましょう。「地域の子どもたちの安全・安心な生活を守りたい」「地域の魅力を発信して観光の振興などに貢献したい」など、具体的にやりたいことを明確にしておくようにしてください。

「なりたい理由」ができたら公務員の志望動機を書こう

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就活で使える「公務員になりたい理由」を見つけることができれば、それを実際に志望動機にして書き進めていきましょう。志望動機とは公務員の仕事をどれだけ自分が理解しているか、そしてそこで自分ができることを裏付けとして提示したものです。

仕事への理解とそこで活躍できることの根拠を示したものであり、「自分はこういう仕事がしたいから志望したのだ」と前向きにアピールする欄でもあります。志望動機の上手な書き方を知って、なりたい理由を前向きにアピールしていきましょう。

公務員の志望動機を書くときの注意点

公務員の志望動機を書くときの注意点としては、まずは丁寧に作成することが大切です。志望動機は内容も大切ですが、最低限の文章作成能力の有無もみられていますので、誤字脱字はNGです。誤字脱字があれば、文章作成能力が低いと判断されてしまいますし、注意力散漫、がさつなどマイナスの印象を与えてしまいます。

文章は丁寧に作成し、完成すれば何度も見直しをすることが大切です。また内容についても注意が必要であり、闇雲に公務員になりたい気持ちをアピールするのではなく、公務員として採用したい人材像に一致させるようにしましょう。自分の利益ではなく、公の利益を優先できること、仕事への理解が深く誠実で真面目に取り組む気持ちがあることを伝えるのが大切です。

面接官が面接で聞きたいことを盛り込む

面接官が面接で聞きたいことを盛り込むことも、志望動機を作成する上では重要なことです。公務員試験で面接官が聞きたいことは大きく3つです。①意欲:公務員として何がしたいか、②能力:公務員として何ができるか、③チームワーク:協調性があるかが重要視されます。これらの3点を盛り込み、「だから私は公務員になりたい」となりたい理由をまとめていきましょう。

どんな仕事でもまずは仕事への意欲があることが大切ですので、公務員として何がしたいのかを明確にして、志望度の高さを伝えることが大切です。また仕事をする上では能力が必要ですので、求められる能力、スキルをアピールすることもポイントです。さらに公務員では協調性が何より重要視されますので、チームワークが発揮できることもしっかりとアピールしていきましょう。

公務員の志望動機例文

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ここまで、公務員を目指す上での志望動機の書き方について紹介してきました。しかし、中には「具体的にどう書いたらいいのかイメージできない」という人も少なくないでしょう。そこでここからは、ここまで説明してきたポイントを踏まえた例文を紹介していきます。

説明したポイントを意識しながら読むことで、自分でも志望動機を書きやすくなるでしょう。もちろん、例文をそのままコピーしても良い志望動機にはなりません。十分な自己分析をし、自分の考えをきちんと反映した志望動機を作っていきましょう。

例文①

私は市役所で働き、地域の皆様の役に立ちたいと考え、公務員を志望しました。私は生まれてからずっと○○市に住んでおり、家は商店街のすぐそばです。商店街を利用する機会も多く、様々な人に助けられながらここまで成長してきましたので、その恩返しをしたいと考えています。
大学時代はボランティア活動に取り組み、地域の清掃活動やお年寄りの方の生活のお手伝いなども行いました。ボランティアを通じて人の役に立つことの素晴らしさややりがいを知りましたし、様々な人と接することでコミュニケーション能力を身に付けました。
コミュニケーション能力を活かして市民の皆様に寄り添い、生活の役に立てる存在に成長したいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文では市役所で働き、地域の皆様の役に立ちたいと志望動機が語られています。市役所で働きたいなど、やりたい仕事を明確にすることで、志望度の高さをアピールすることができています。また地元で公務員になろうとしているのも好印象が与えられるポイントです。

地域の人の支えで成長し、地域の人に恩返しをしたいとすることで、公のために奉仕できることもアピールできています。大学時代の経験から地域に尽くしていることがわかりますし、そこで培った能力を仕事に活かしたいとすることで、さらに好印象でしょう。

例文②

私が○○市の職員として働きたいと思うのは、○○市を将来担っていく子どもたちの安全・安心な環境を守っていきたいからです。私は○○市で生まれ育ち、○○市が大好きです。○○市がこれからも繁栄していくには、このような気持ちを次の世代に伝えていくことがとても重要だと考えています。
そのためには、次世代の子どもたちが安全・安心に過ごせる環境がなくてはなりません。子どもが生き生きと成長していくために市役所でできる仕事はたくさんあります。子育て支援、交通安全指導、子どもたちが使う施設の管理などです。
学生時代はバスケットボール部のキャプテンを務め、責任を持って部員を引っ張り、関東大会出場を果たしました。○○市職員になってからも仕事に責任を持ち、他の職員と協力して市のために全力を尽くして参ります。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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冒頭に、自分が職員になって何がしたいのかが明確に書かれており、そう考える理由・職員になって自分がどう取り組んでいきたいかが順を追って説明されています。学生時代のキャプテンの実績なども具体的に盛り込まれているため、説得力のある内容に仕上がっています。

例文③

私が○○県庁の職員を志望しますのは、〇〇県の魅力を発見し、伸ばし、発信することで、より活気のある○○県にしていきたいと強く思うからです。私は大学時代に「○○県の郷土文化とブランド」をテーマに研究しました。
私はこの○○県に生まれ育ち、○○県の魅力を理解しているつもりでした。しかしいざ研究を進めてみると、〇〇村の~、〇〇町の~など、これまで知らなかったさまざまな文化や特産品などがあることがわかりました。私が特に注目したのは〇〇村の~でしたが、地域の人々が自然と共生しながら生み出してきた文化が、現在の社会でも通用するものであり、その可能性を見つけ出して発信することが〇〇県をより活気付けることになると考えました。
研究では貪欲な知的好奇心とプレゼンテーション能力を武器に、学内で高い評価をいただいてきました。○○県の職員になってからは、益々自分のスキルに磨きをかけ、〇〇県がより魅力的な県になるよう貢献します。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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この例文では、自分が大学で研究した内容との結びつきが強調されています。その地域のことが好きで、大学で研究をしていたことが自然と伝わる内容だといえるでしょう。大学時代の研究から考えたこともわかりやすくまとめられており、自分がどのような能力を発揮したのかも盛り込まれています。

公務員の仕事を徹底的に分析して「なりたい理由」をみつけよう

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公務員は人気の職業であり、志望する人は多いですが、公務員になりたい理由を見つけられていない人は多いです。公務員試験では「なぜ公務員になりたいのか」と聞かれることも多いので、なりたい理由をきちんと見つけておく必要があります。

また、なりたい理由があるといっても、安定している、給料が良いなどの理由は就活では使えません。選考で使える理由を見つけることが大切です。公務員になりたい理由を見つけるためには、まずは公務員がどんな仕事をしているのか、求められる人材像はどんなものかを知らなければなりません。公務員の仕事を徹底的に分析してなりたい理由を見つけ、それを上手に志望動機に盛り込んで選考でアピールしていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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