志望動機に社会貢献を理由とする際の印象と書き方【例文付き】

志望動機に「社会貢献がしたい」と書く学生は多い

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志望動機に社会貢献がしたいと書く学生は多いですが、社会貢献がしたいだけでは志望動機としては弱いことも多いので注意が必要です。仕事をする上では社会貢献を考えることは大切なことですし、社会から求められるものを提供しなければ事業を進めることはできません。

そのため社会貢献は大前提として必要なものではありますが、それも伝え方によっては好印象にならないこともあります。志望動機に社会貢献を盛り込む場合は、書き方に注意しなければなりませんし、どのように伝えればいいのかにも工夫が必要です。社会貢献がしたいことも上手に伝えれば高く評価されますので、志望動機の書き方のポイントを知って、社会貢献の内容で好印象を与えていきましょう。

「社会貢献がしたい」はありきたりで弱くなりがち

私は社会貢献がしたいと考え、御社を志望しました。御社の商品は国内の冷凍食品市場でもトップシェアを誇っており、たくさんの人が購入しています。食は生活の質を上げるために重要なものですし、冷凍食品で美味しいものを提供することは非常に大切なことだと考えます。
私も御社の冷凍食品が好きで、何度も食べていますが、何度食べてもおいしいと感じますし、様々なシリーズで展開されているため飽きないことも魅力に感じます。御社では営業職として働き、さらに冷凍食品の販売を強化することで多くの人に幸せを届け、社会をより豊かにしたいと考えています。

仕事をする上では社会貢献をすることは大切なことですし、社会から望まれるものを提供できなければ事業としては成立しません。社会貢献と企業の事業展開は密接な関係にありますが、だからこそありきたりに思えてしまい、弱いと思われてしまいます。

企業にとって社会貢献をすることは当たり前であり、当たり前のことを大事だと述べてもありきたりな印象を与えてしまいます。当たり前のことこそ大切ではありますが、志望動機としてアピールするためには、さまざまな工夫をして伝えていかなければなりません。

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「社会貢献がしたい」はなぜ「弱い」のか?

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社会貢献がしたいと志望動機に書く人は多いですが、企業ではありきたりとされてしまい、魅力的に感じられないことも多いです。社会貢献をアピールの中心に据えた志望動機は弱いと思われることが多いですが、アピール次第では魅力的な志望動機に仕上げることもできます。

志望動機を磨いていくためには、なぜ社会貢献を理由にすると弱いのかを知っておかなければなりません。志望動機が社会貢献だと弱い理由を知り、どのように伝えるべきかを考えていきましょう。

企業が欲しいのは事業に貢献できる人間だから

第一に企業が欲しいのは社会に貢献できる人間ではなく、事業に貢献できる人間です。社会貢献も大切ですが、何より事業に貢献できることが大切であり、いかに社会貢献ができても仕事で活躍できなければ不要な人材と思われてしまいます。企業の第一の目的は営利活動を営み利益をあげることであり、企業にとっての最大の社会貢献は利益を上げて納税をすることであることを忘れてはいけません。

社会貢献について全く考えていない場合でも、利益を上げて多くの額を納税すれば、それだけで社会貢献をしていることになります。企業として考えるべき社会貢献はまずは納税であり、それを達成するためにも事業で貢献し、高い利益を上げられることが求められています。

社会貢献は全ての企業が行なっていることだから

企業は利益を上げることで多くの額を納税し、社会貢献することができますが、企業がおこなう社会活動はそれだけではありません。企業ごとにCSR活動はおこなわれていますし、社会貢献のために何らかの活動をすることは当たり前のことと認識されています。志望動機には、①なぜその業界を志望したか②なぜその会社を選んだか③自分がその会社で何ができるかの3つの要素が必要です。

これらの要素をしっかりと含めることで、その業界の企業だからこそ志望した理由を伝えることができ、他の企業を志望する理由を差別化をすることができます。しかし「社会貢献」は全ての会社がおこなっており、その会社でなければならない理由になりませんので、志望動機としては弱いと思われてしまいます。

「社会貢献」が望ましい場合もある

企業にとっては営業利益を上げることが最も望まれていることであり、その結果として社会貢献がついてくるに過ぎません。しかし一般の企業を志望する場合ではなく、公務員やNPOなどの非営利団体を志望する場合は、その存在意義に合致しているので社会貢献を志望動機に挙げてもOKです。

公務員やNPOは営利活動をおこなうのではなく、公共の利益、全体の利益を追求して活動をおこないますし、営利を目的として活動はおこないません。そのため社会貢献への想いが強いことは大切なことではありますが、ここでも「社会貢献がしたい」は誰もが書く内容なので、プラスαが必要です。社会貢献がしたいことにプラスして何らかの理由が必要になりますので、プラスαの部分はしっかりと考えておかなければなりません。

「社会貢献」を盛り込む時のポイント3つ

社会貢献を理由として志望動機を作成しても弱いと思われてしまうことが多いですが、それも書き方次第です。社会貢献を理由にした場合でも、書き方をしっかりと工夫すれば好印象を与えることができますし、志望度の高さをアピールすることもできます。

社会貢献がしたいことを上手に伝えるためにはポイントが3つあり、それらを踏まえて志望動機を作成することが大切です。漠然と社会貢献がしたいと述べるのではなく、ポイントを押さえて志望動機を魅力的に伝えていきましょう。

①企業に貢献できる内容を打ち出す

志望動機で社会貢献がしたいことを上手に伝えるためには、企業に貢献できることを伝えることが大切です。まずは自分がその企業の事業に興味があることを打ち出し、そこでの利益が社会貢献につながるという構成にして志望動機を作成していきましょう。企業の目的は営利活動をおこなって利益を上げることですし、事業に貢献できる人材でなければ採用されることはありません。

企業の事業をしっかりと理解し、それに興味・関心があることをアピールすることが大切です。企業の存在意義を理解していないと、社会貢献がしたいと伝えても評価の対象にはなりません。企業の利益に貢献できることを述べた上で、それが社会貢献につながるとアピールしていきましょう。

②会社独自の社会貢献事業を取り上げる

企業では営利活動とは別に、CSR活動として社会貢献事業をおこなっています。企業にとっても社会貢献度が高いことは重要なことですし、社会貢献度が高ければ企業イメージも良くなりますし、それが利益の増加につながる場合もあります。企業ごとに取り組んでいる事業は違っていますので、社会貢献がしたいとアピールするのであれば、その会社独自の社会貢献事業を取り上げることが大切です。

志望企業が独自でおこなっている社会貢献事業を例に挙げて社会貢献がしたいと伝えることで、その企業だからこそ志望した理由を明確することができます。上手にアピールするためには、徹底的な企業研究が必要ですので、事業内容や社会貢献事業など細部まで調べておくことが大切です。

③社会貢献活動とビジネスを結びつける

企業でおこなう社会貢献活動はボランティアではなく、あくまでビジネスのためにおこなわれています。そのため志望動機でも企業独自の社会貢献活動をビジネスに結びつけることが大切であり、いかにビジネスと深く関連付けられるかが大切です。

例えば、学生が「子供の貧困を解決したい」でCSR「次世代の子供たちの支援」に共感したというならば、「子供の貧困を解決するためにどのような支援が必要か」だけではなく、支援をするためにどのような仕組みづくりが必要で、それがビジネスにどう結びつくか、といったことまで考えることが求められます。企業のCSR活動に表面的な理解や共感を示すのではなく、そこからどのようにビジネスに繋がるのかをアピールしていきましょう。

「社会貢献」を盛り込んだ「強い」志望動機例文

私は冷凍食品の販売を強化することで忙しい人たちの食事をサポートし、より豊かな社会を実現させたいと考え、御社を志望しました。御社は冷凍食品の分野で業界トップシェアを誇っていますし、CSR活動として子育てをしながら仕事をする女性のサポート事業に取り組んでいます。
子育てと仕事の両立は難しいことであり、特に問題になるのが食事ですが冷凍食品であれば素早く食事を準備することが出来ます。私は小さな子供に向けた商品の販売に力を入れ、CSR活動にも積極的に取り組むことで、売上の向上を目指したいと考えています。

例文では冷凍食品の販売を強化することで、忙しい人たちの食事をサポートしたいと志望動機が述べられています。社会貢献が考えられているものの、あくまで販売の強化とビジネスの視点も提示できていますので、事業への取り組みの意欲が伝わり好印象です。

企業独自のCSR活動についても触れられており、それに対して自分がどのように取り組みたいのかも述べることができています。CSR活動への取り組みを強化することで、企業としての利益にも繋がるとアピールできていますし、社会貢献とビジネスの両立ができた志望動機だと言えます。

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志望動機の「社会貢献がしたい」はビジネスの視点が必要

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志望動機でどのような理由を述べるか悩む人は多く、社会貢献がしたいことを伝えたいと考えながらもどのように伝えるべきなのか分からない人は多いです。企業にとっても社会貢献は大切なことですが、企業の存在意義として最も考えなくてはならないのは利益を上げることです。

一番大切なのは利益を上げることであり、社会貢献がしたいことをアピールするならそのことを忘れてはいけません。志望動機に社会貢献を盛り込む場合は、ビジネスの視点を含めることが大切であり、これができているかどうかで評価は大幅に違ってきます。企業の活動はボランティアではありませんので、社会貢献にも必ず企業の利益があることを含めて伝え、志望動機を上手にアピールしていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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