企業探検隊
多様な事業に挑戦しながら社会課題の解決に向き合う集団|メディカル・ケア・サービス
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メディカル・ケア・サービスは、認知症ケアを専門とし、介護を中心としたさまざまなサービスを展開する会社です。認知症について誤解や偏見があるなか、認知症のある方も年齢を重ねることを楽しむ社会を目指し、創業から一貫して認知症の方のケアに取り組んできました。
2017年には認知症ケア専門のグループホームの居室数日本一を記録し、翌年に中国の広州市最大となる大型有料老人ホームをオープンするなど海外への大規模進出も果たしています。学研ホールディングスの傘下に入ったあとは、ノウハウを活かした情報サイトの立ち上げやウェルネスサービスの展開など、新しい事業にも次々に挑戦。
近年は「認知症や寝たきりになっても自分の想いが表出でき、行動を自由に選択して実行できる状態を目指す」という独自のMCSケアモデルを確立するなど、認知症の方に寄り添う姿勢を磨き上げています。
そんな新たな挑戦に邁進し続けるメディカル・ケア・サービスの理念や社風について、執行役員の森田さんに取材してみました。
企業探検隊の発見|メディカル・ケア・サービスの社風
Q.メディカル・ケア・サービスにはどのような雰囲気があるのでしょうか。
一言で言うと、風通しが良く頼りたいときに頼れる雰囲気でしょうか。現代は介護業界に対して「大変そう」というイメージを抱く学生も多いので、そういった頼れる空気感作りは大切にしています。良い意味で上下関係がないので、フラットに言いたいことが言えるような環境が本社にも事業所にもあります。
ほかにも、一人ひとりがやりがいを感じながら介護に向き合えるよう、働きやすい制度を整えています。とくに残業時間削減の取り組みに力を入れており、現在全体の残業時間平均は月4.6時間程度です。
また入社後早い段階で会社に慣れるためフォローの仕組みも充実しており、社会人としてのマナーからしっかりと研修を受けることができます。実際に業務が始まってからもしばらくはマンツーマンで先輩がフォローするなど、段階を踏んで業務に慣れていける環境は整っていると思いますね。
Q.従業員数が多く大企業でありながら、なぜ風通しの良い社風を維持できているのでしょうか。
とにかく優しい人が多く、介護に対して真摯に取り組んでいる人が多いというのはありますね。また、本社も事業所も制服がないので、比較的自由な服装を認めていたり、本社ではフリーデスクを採用していたりと、フラットな雰囲気をつくりやすい環境も整っていると思います。
あとは私もそうなのですが、役員のなかには個室を持たない人もいるので、役員と社員が同じデスクで働いています。だからこそ気軽に話をしやすいというのはあるのではないでしょうか。
また、入社初年度には泊まり込みの研修があるなど社員同士の交流も盛んです。そういったコミュニケーションを大切にしていることも風通しを良くするのに一役買っていると思います。
Q.風通しが良いと、若い方も積極的にチャレンジしやすいですよね。
そうですね。希望すれば部署移動もできるので、やりたいことには積極的に挑戦できる社風だと思います。たとえば社内公募制度を利用すれば、現場から本社へ異動して採用や経理、広告企画などの本社業務にもチャレンジできます。
また、医療と介護サービスを融合させた施設を中国でも展開するなど、海外進出にも力を入れています。認知症ケアや介護事業のノウハウの蓄積があるからこそ、その力を活用できる土壌が揃っています。
これから入社する人たちにはさまざまな選択肢のなかで自分の可能性を広げて欲しいですね。
企業探検隊の発見|メディカル・ケア・サービスの社員
Q.メディカル・ケア・サービスでは、どんな特徴を持つ人が活躍していますか。
介護は、人と深いコミュニケーションが取れる唯一無二の仕事でもあると考えています。だからこそ、相手の立場に立って考えることができる人は活躍していると思います。あとは、素直で謙虚、何事もポジティブにとらえる性格であるということも大切ですね。
ただ、それだけでなく自分自身で考えて行動を起こすことができる自主性も求められてきます。心根が優しく、思いやりを行動に移すことができる人は大いに活躍できると思います。
Q.介護事業だからこそ、相手目線が大切なのですね。ちなみに、かなり多角的に事業を展開されていますが、入社後はどんなキャリアを歩む人が多いですか?
基本的に、配属当初は現場で経験を積んでいきます。そこからは2つのパターンに分かれていきますね。一つはトータルマネジメントコースと言って、地域のマネージャーなど会社の中核を担う立場を目指すパターン。もう一つは、地域とのつながりを大切にしつつ国家資格である介護福祉士を取得するなど介護のプロを目指すパターンです。
基本的にこの2つのコースに沿ってキャリアを歩んでいくことになります。コース間の移動はありませんが、社内公募制度があるので、希望すれば本社への異動も可能です。
ほかにも、当社は拠点数が多く全国に拠点があるため、配属の希望は通りやすいです。実際、地元にUターン就職した人もいます。そういった点でも、一人ひとりに合った柔軟なキャリアを歩みやすいと思いますよ。
Q.キャリアの積み方はかなり柔軟にできるのですね。ちなみに部署もさまざまあると思うのですが、部署ごとに社員の雰囲気は変わったりするのでしょうか。
大きな違いはありません。社員全員が、「認知症を取り巻く、あらゆる社会環境を変革する」というミッションを達成するために目の前の仕事に全力で取り組んでいます。
企業探検隊の発見|メディカル・ケア・サービスの採用
Q.メディカル・ケア・サービスでは、どのような人材を求めていますか?
先ほど説明したことと重複しますが、素直さやポジティブさ、自主性があることを重視しています。実際に社内で活躍している人と似た特徴を持つ方にぜひ入社して頂きたいですね。
そのほかにも、やはり「認知症を取り巻く、あらゆる社会環境を変革する」という当社のミッションに共感できるかは強く意識しているところです。
Q.なるほど。素直で主体的に考えられる人が求められるのですね。逆に、入社後にギャップを感じやすい人はどんな人だと思われますか。
即時に結果を求める人はギャップを感じやすいかもしれませんね。業務の性質上、介護は何かをやればすぐ結果が反映される、といったものではありません。
だからこそ、すぐに成果が欲しいという強い思いを抱いている人は、自分が思い描いているところと現実とのギャップを感じてしまう部分も大きいかもしれません。
そのため、長い目で見てじっくりコツコツ物事に取り組んでいける人や、目の前のやるべきことに全力を注いでいける人のほうがマッチしやすいと思います。
Q.最後に就活生へのメッセージをお願いします。
メディカル・ケア・サービスは、たんに介護をするだけでなく、その人の希望する生活をかなえることを目指して日々業務にあたっています。
高齢者の数が増え、介護の担い手が不足することがほぼ確定している状況において、どう高齢の方の生活の質を高めていくのか。認知症の正しい理解を広め、誰もがウェルビーイングな生活をするためには、どうすれば良いのか。
そのような社会課題の解決がしたいと考える人にとっては、メディカル・ケア・サービスは最適な環境が整っていると思います。介護に対して熱い志を持っている人、大きな社会課題に立ち向かいたいと考える人とぜひ働きたいと思います。
森田智行さん(執行役員 社長室長)
Tomoyuki Morita・大学卒業後、三菱重工業に入社。経理、広報、事業企画や経営企画などさまざまな業務を経験したのち、レノバへ転職。コーポレート本部兼人材開発室としてバックオフィス業務全般に携わる。その後介護事業に携わりたいと考えメディカル・ケア・サービスへ転職。社長室長、総務部長を歴任し、2024年10月以降現職
企業詳細:コーポレートサイト