企業探検隊
社員もユーザーも創造における「仲間」|ヌーラボ
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145万人以上の有料ユーザーに選ばれる「Backlog」など、チームで働く人の業務を支えるツールをいくつもリリースしてきたヌーラボ。ラボ(labolatory=研究室)の名の通り、社員それぞれが自主的に課題を研究し、新たな価値を創り上げるために奮闘しています。
そんな同社は、フルリモート勤務の社員が多いにもかかわらず皆がコミュニティに属している感覚を持ち、自分の業務に手応えを感じながら働いているそうです。温かな仲間意識ややりがいにつながる同社の社風、組織、キャリアにクローズアップします。
企業探検隊の発見|ヌーラボの社風
Q. ヌーラボはたくさんの画期的なサービスを生み出していますね。どのような会社で生まれたのか気になります。
当社のサービスは、何かを作り上げよう、生み出そうとしているクリエイターを支援し、「このチームで一緒に仕事ができて良かった」と感じてもらうことが目標です。
「To make creating simple and enjoyable(創造を易しく楽しくする)」をミッションとし、すべての情熱を持った人々・チームがもっと活動しやすくなるよう、サービスの提供を通してサポートしています。
そもそもエンジニアのコミュニティのような集まりから立ち上がった会社なので、社内はもとより、サービスを提供しているユーザーも含めたつながりを大切にしているのだと感じます。
たとえば、当社の主要製品であるプロジェクト管理ツール「Backlog」では、ユーザーのオフラインイベントなども開催しており、お客さまの生の声が社員にも届きやすいんですよ。
どんな会社・サービスでも、クレームや課題は担当社員にフィードバックされますが、良い意見やお褒めの言葉って届きにくいですよね。でも当社は“良い意見こそ共有しよう”というマインドもあり、カスタマーサービスなどからも、頻繁にうれしい反応がシェアされています。
一般にエンジニアは、自分のやっていることのインパクトが見えづらいこともあると思いますが、当社であればユーザーの反応に手応えを感じながら働けると思いますよ。やりがいを感じる環境で、自分自身の創造性を目一杯に発揮してほしいです。
Q.創造性を大切にしているんですね。
当社において、創造性と情熱はマストです。「何かを作り上げたい、新しいことをやってみたい」というクリエイティブへの思いを持った人であれば、のびのびと働けると思います。
企業探検隊の発見|ヌーラボの働き方
Q.多様な働き方を奨励していることもあり、フルリモートを活用して全国各地で働く仲間もいるとお聞きしました。
当社の勤務体制は居住場所がどこであってもかまいません。現在、沖縄や北海道に暮らしながら参画している仲間もいます。
創造性を高めるためのサポートの一環としてリモート勤務も実施しています。創造力を持った人材が負担なく力を発揮できるように、そして魅力的な人材を当社に迎えるために、地域を限定せずに済む方法をとっています。
Q.リモート環境での勤務だと、社員同士のコミュニケーションが難しそうですが……。
関係性が希薄にならないよう、社員同士の交流を手助けするイベントや仕組みをたくさん設けています。
大きなものでは「ジェネラルミーティング」という全社での集まりがありますし、「オフィスギャザリング」では所属オフィスごとに集い、食事会やボードゲームを楽しんでいます。さらに、雑談など1on1で気軽に交流できる「Small Talk」という制度もあります。オフラインで開催するときの飲み物代の支給もしていますよ。部活動も結構盛んで、部門を超えた仲間と交流を深める良い機会になっています。
こうしたオフラインでのイベントと並行して、オンライン上でも交流をうながす仕組みや風土があって、たとえば前述の部活動はチャットを稼働させています。チャット上はオープンなチャンネルも多いので、気になること・人にタッチしやすいと思います。
そうしたオープンチャンネルなどを使って勉強会も頻繁に開かれ、「面白そう」と思えば参加できるようになっています。コミュニティを大切にする姿勢は、オンライン・オフラインともに変わりません。
Q.多彩なメンバーが、うまく交流しあっているんですね。
はい。当社のメンバーの約1割が海外出身ですから、まさに多様な人材がうまくコラボレートしていると感じます。海外拠点とのやり取りもあり、カラフルで面白い環境だと思いますね。
職種もエンジニア、ビジネス、コーポレートの系統など多岐にわたっており、必ずしもソフトウェアエンジニアの独壇場ではないんですよ。さまざまな役割を持った仲間がうまく協調しています。
企業探検隊の発見|ヌーラボのキャリア
Q.ヌーラボではどのようにキャリアを積んでいくのですか。
当社の組織は非常にフラットで、部長や課長に当たる役職はありますが、あくまでもマネジメントの役割を担っている、という認識です。
たとえばエンジニア職が将来にわたって専門性を高めていきたい場合には、マネージメントのキャリアを選ばず、エキスパートというプロフェッショナルとしてのキャリアも用意されています。将来どんな役割を担っていきたいか、会社と擦り合わせながらキャリアを積んでいく形です。
Q.主体的に自分のキャリアを選んでいきやすそうですね。
そうですね。自分の能力が発揮できる業務/役割/プロジェクトに参画しながら、キャリア形成をしていってほしいです。
これまでに当社では2名の新卒採用をおこなっていますが、インターンからのお声がけや、アルバイトを経ての採用などもありました。もちろん中途採用も積極的におこなっています。
さまざまな職種と手を取り合って、スキルアップしていきたいという方であれば、どんなスタートからでも柔軟にキャリアを積める環境だと思います。
Q.今後どんな人材が活躍し、成長できると思いますか。
当社はソフトウェアを開発しているので、まずエンジニアについて言えば、これまでのスキルとは違うものが求められるようになるのではないかと考えています。
技術の進歩が著しいなかで、今後はAI(人工知能)もプログラムを書くようになっていくでしょう。そうであれば、エンジニアに求められるのはプログラムを書くことだけではなく、AIに正確で質の高い出力をさせるための指示をする力。いちスタッフであってもより高い視点、上流の視座を持たなければならないと思います。視野が広く、本質的な思考ができるエンジニアが活躍できるのではないでしょうか。
また当社では今後、より広いユーザーを獲得するために、マーケティングやカスタマーサービスを強化する予定です。エンジニア以外の職種を望む方でも活躍のチャンスが今以上に増えていくと思います。
Q.最後に就活生へのメッセージをお願いします。
「何かを生み出したい」「作り上げたい」「クリエイティブな仕事をしたい」という思いがあれば、手応えを感じながらキャリアを積める環境だと思います。勤務環境についても柔軟に対応が可能です。またリモート環境でも孤独ではなく、意外とさまざまなコミュニティに属している感覚が強いのも特徴です。
だからこそ、創造への情熱がなかったり、周囲の人との関係づくりが好きではなかったりすると、働きづらいかもしれません。採用面接でも、成功体験より一つの課題に取り組んだ経験や失敗からのリカバリーなど、これまでに燃やしてきた情熱を見せてほしいですね。
人々を取り巻くテクノロジーが激変するなかで、当社もさらに市場を広げて成長しようとしています。会社の成長を感じながら、一緒に成長してみませんか。
平山 真さん(情報統括部部長兼コミュニケーション部部長)
Makoto Hirayama・大学卒業後、会計パッケージソフトウェアの共通基盤開発に携わった後、ウェブコンテンツの受託制作やコンサルティングをおこなう会社に転職。エンジニアからプロジェクトマネジメント、開発組織の責任者を担当。2012年、ヌーラボに入社し約10年間Cacooの開発や運営全般に携わる。その後社内の情報セキュリティやシステムを担当する情報統括部の部長に就任。2025年からはコーポレート広報やインナーコミュニケーションを担当するコミュニケーション部の部長も兼務
企業詳細:コーポレートサイト