企業探検隊

「“誰かのため”が、自分のためにもなる仕事」を胸に携え歩む|タガタメ

目次

  1. 企業体験隊の発見|タガタメの社風
  2. 企業探検隊の発見|タガタメでの働き方
  3. 企業探検隊の発見|タガタメの採用

酒井大成さん(CEO・代表取締役)

タガタメは、企業課題の解決に向けた施策を自由に創造し、お客さまに寄り添いながらともに歩んでいくコンサルティング会社です。各領域のスペシャリストが活躍する少数精鋭の企業であり、一人ひとりが活躍しやすい環境作りにも力を入れています。

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そんなタガタメのサービスの魅力は、なんといっても「伴走型」のコンサルティングを手掛けていること。文字通りお客さまと並走し、永続的に支援することに特徴があります。これは不特定多数の企業を支援するのではなく、一業種一社制のサービス展開を徹底しているからこそ実現できる業務形態です。

今回は、そんなタガタメの社風や魅力、伴走型のコンサルティングを実現させた経緯について、CEO・代表取締役の酒井さんに話を聞きました。

企業体験隊の発見|タガタメの社風

企業探検隊の発見|タガタメの社風

Q.社名にはさまざまな思いが込められていると思いますが、タガタメはどのような意味なのでしょうか?

「タガタメ」は漢字で「誰が為」と書きます。「誰のために」という価値観を表す言葉であり、企業の行動指針を象徴するものです。私たちは、「先義後利」を理念に掲げ、お客さまとの信頼を築く、という姿勢を大切にしています。

先義後利、つまり「義を通すことによって利益が後からついてくる」というのは、私がこれまでずっと大切にしてきた考え方です。目先の利益を優先するのではなく、まずは誰かのためになる働き方をしたい。それを忘れずに体現し続けるために、この社名にしました。

自分たちの働きによって誰かに喜んでほしいというのは常々抱いている思いですし、一緒に働いている仲間たちも同じ意識を持っています。

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Q.お客さまのことをしっかり考える社風があるのですね。

たくさんある企業のなかから当社をお選びいただいたからには、相手のことを世界一考えるコンサルティング会社でありたいと思っています。お客さまのためになると思えばどんどん意見を出していくので、過去には意見がぶつかってしまうようなこともありました。

また私たちはおもに広告分野のコンサルティングをしていますが、なかには事業計画を一緒に考えるといった事例もあります。広告分野のコンサル会社が事業支援にまで立ち入ることなど、通常ではありません。これはひとえに「担当するお客さまをとことん支えていきたい」という思いがあってこそで、一人ひとりがそれほど強い意志を持ってお客さまに伴走している証拠です。

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コンサル会社に依頼をする企業というのは大なり小なり課題を抱えていて、それを解決してほしいという期待や希望を持って依頼をしますよね。だからこそ、「その重要な仕事を任せてもらったからには相手の期待を超えたい」という思いを持って向き合っています。

Q.「一業種一社制」がタガタメの大きな特徴かと思いますが、これも相手に伴走したいという思いからなのでしょうか。

そもそも一業種一社制とは、一つの業界につき一つの企業からしか依頼を受けない方針を指すものです。この方針を取ることで、自身が担当している企業同士を戦わせるような事態が発生しなくなります。

自分が担当する企業が何社もあって、それらを同時に支えていかなければならない。ということは、一方の企業の利益を上げるために、一方にはベストな提案ができないということも起こりうるわけです。せっかく仕事を任せてもらったのに、一方の企業の利益を、ひいては自分自身の利益を優先してもう一方の企業を全力でサポートすることができない。こういった事態は、タガタメが大切にする「お客さまと一緒に伴走する姿勢」をまっとうするうえでは健全でないと思っています。

一業種一社制にすることで、一社に集中して伴走していくことができます。また一対一で向き合っているからこそ「この企業を確実に伸ばしていかなければ」という責任感も生まれます。そういった姿勢や気持ちがエンジンとなり、お客さま、ひいては当社の業績につながったりもするんですよね。

Q.ただ、一業種一社制というと依頼が途切れてしまうのではないかという懸念もあると思います。そういったことはないのでしょうか。

いつかはあるかもしれませんが、今のところはまだまだありません。競合他社同士を戦わせないようにする意図があるため、「一業種」と言ってもタガタメでは厳密に一つの業種につき一社としているわけではないからです

たとえば同じIT業界のなかでも、推進している事業や扱う分野によって企業はさまざまにカテゴリー分けされますよね。そこからさらに「戦わせてしまう可能性のある競合他社」となると、範囲がグッと狭まります。その狭い範囲のなかから一社のみをサポートする業務形態をとっているので、そう簡単にお客さまがいなくなるということはないのです。

企業探検隊の発見|タガタメでの働き方

企業探検隊の発見|タガタメでの働き方

Q.オフィスにはあまり人がいませんね。社員の皆さんはリモートで働いているのですか?

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タガタメでは、新型コロナウイルス感染症が流行する前からフルリモート、フルフレックス制を導入しています。一人で考える時間や作業などもできるように、カフェ代として1カ月3,000円を補助するなどの制度も導入しています。

自分が一番パフォーマンスを発揮できる環境で仕事をしてほしいと思っていて、結果として場所に縛られない働き方を選択している人が多いんですよね。オフィスに数人しかいなかったり、私一人しかいなかったりすることもよくあります。もちろん、毎日オフィスで仕事をする人もいます。これもタガタメが大切にしている、誰か・自分・みんなの三者がともに良い関係を築ける在り方を体現する方法の一つです。

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Q.自由な働き方ができるのが、どのように「お客さまのため」につながっているのでしょうか。

自分に合った環境でベストなパフォーマンスを発揮することは、当然お客さまにも大きな利益をもたらすことになります

たとえばお客さまから始業前に緊急連絡が来たとします。すぐに対応するとしたら、自宅で対応したり社外でも作業できる場所があれば、そこで作業ができるのがベストですよね。決められた時間までに出社しなくてはならないという概念があると、「出社してから対応しよう」と考えると思いますが、そうではなくお客さまへの対応を優先してもらいたいと思ったのです。

とことんお客さまと伴走する体制として、企業の通例や慣例を見直し、時代にあったものに変化させるべきだと考えました。

Q.とことんお客さまのことを考えているのですね。

そうですね。お客さまへの姿勢もそうですし、メンバーにもちゃんと選択をしてもらえると良いなと思っています。その「選択ができる」という環境が満足度につながると考えました。

働く場所や時間を自由に選ぶことができると、生活そのものの満足度が上がりやすくなります。それぞれの生き方や目的に合わせた働き方ができ、社員一人ひとりが自分に合った形で、仕事を日常のなかに溶け込ませることができるのがベストだと考えていますね。それが結果として、キャリア選択の自由度を上げるのではないでしょうか。

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Q.確かにライフスタイルに合った働き方ができれば、その分自分のペースで成長していきやすいですよね。ちなみに、入社後はどのようなキャリアを描けるのでしょうか。

個人の希望や適性に合わせて、柔軟なキャリアを築いていけるようにしています。たとえばデザイナーとして入社した後に、ディレクターというまったく違った領域へとキャリアチェンジする例もありました。

こういったキャリアの柔軟性は、少数精鋭だからこそ実現できる部分があると思っています。社風としても多くの経験を積むことをうながす雰囲気があるので、自分が担当する分野にとらわれず、希望すれば多様な仕事ができる土壌もあります。

なかには「マーケティングやプロモーションと、クリエイティブ制作のディレクターの2つの分野を掛け持ちして担当したい」という希望のもと、実現に向けて動いている人もいますよ。

Q.キャリアパスに関してもかなり自由度が高いのですね。

そう思います。ただし、その分成果はしっかり出してもらうスタンスです。個々に十分なパフォーマンスを発揮してほしいからこその体制でもありますが、チームや会社への意識も持っていただけるよう、会社全体の売上や利益など、なるべく情報開示をするようにしています。

これはただ自分に発破をかけたり切磋琢磨する意識を育てたりするためだけのものではなく、「この会社が好きだと思えるから、その好きな場所を自分自身で守っていこう」という思いを醸成してほしいと考えているからです。

タガタメという企業を守るために自分がどれだけ貢献できているのかを可視化することで、存在意義や達成感を持ってもらいたいと思っています

ただ、それには第一に社員にタガタメを好きになってもらわなければなりません。だからこそ、自由と責任を両立する形をとっているんですよね。

酒井さんが目指す企業と社員の関係性

企業探検隊の発見|タガタメの採用

企業探検隊の発見|タガタメの採用

Q.タガタメの採用では、どのようなことを重視しているのでしょうか。

基本的には仕事に向かう姿勢を見ています。スキルを持っているとより良いですが、入社後にも身に付けることはできるので、まずは理念への共感度や姿勢などを確認させていただいています。

成長意欲があれば、技術や知識は身に付くもの。だからこそ、実直な姿勢と責任感を持っている人はタガタメで活躍してくれると思いますね

また現在は人数があまり多くない組織だからこそ、一人ひとりの存在が大きなものになるという面もあります。そのため、一人ひとりが日々成長していく意識があることと、お客さまと誠実に向き合う思いがあること。これを第一に大切にしています。

Q.成長したい、という強い思いを評価してもらえる環境があるのですね。

そうですね。特にタガタメは「誰かのために」をモットーとしていて、その思いを起点に行動する社員がほとんどです。そういった雰囲気になじめる人材を採用するためにも、熱意があるかないかはしっかり見極めています。

あとは、直観的に「良い奴だな」と思える人には惹かれやすいかもしれません(笑)。

Q.そこは酒井さんのフィーリングもありそうですね(笑)。強いて挙げるなら、「良い奴」とはどういった人を指すのでしょうか。

自分のことを全面的に、しっかりと受け止められている人かと思います。自分の良いところを伸ばそうとする気持ちがあるのはもちろん、欠点も見つめられている人ですね

自分の良くないところを見つめられている人は、過去に失敗した経験がある場合が多いように思います。失敗から自分の欠点が浮き彫りになり、それを受け入れて乗り越えた経験があるのでしょう。そういう人にはやはり魅力を感じます。

自分には欠点があるが、それも自分を構成する一つの要素。そのように柔軟に受け入れられている人は、往々にして選考のなかで聞くエピソードやこれまでのストーリーからも魅力が伝わってくるものです。

Q.自分のことをしっかり理解することが大切なのですね。それをふまえ、タガタメに入社するためにしておくべきことを教えてください。

異なる分野でも努力して勝ち得た成功と、努力してもできなかった経験が大切ではないかと考えています。そのような経験の数が多いほど、自分のことが理解できるようになるのではないでしょうか。

成功も失敗も経験し、そのなかで少しずつ見えてきた自分の像を正面から受け止めて解釈して「自分はこういう人間なんだ」と考えを固めていけると良いと思いますね。私が選考をするとしたら、そういった話を聞かせてほしいです。

Q.それはタガタメに入社するための対策をするうえでも重要なポイントになりそうですね。最後に、タガタメへの入社を希望する人に向けてメッセージをお願いします。

タガタメには「近くにいる人を助けたい」という強い思いがある人が集っています。そういった思いに深く共感してくれる、何よりも向き合う「相手」を大切にする姿勢がある人が合うと思います。

私自身も、目先の利益よりもまずは誰かの力になれることを優先したいと思っています。一つの企業を経営するうえではなかなか難しいこともありますが、試行錯誤している最中です。成長の途上にある企業なので、それを理解したうえで一緒に頑張りたいと思ってくれる人を待っています。

本日の企業探検のまとめ

酒井 大成さん(CEO・代表取締役)

Tomoshige Sakai・高校を卒業した後、Webマーケティングの会社に入社。SEOの新規営業、自社メディアの立ち上げなどを手掛け、最年少で部長となる。その後転職をしてリスティング広告の運用を担当した後、広告代理店で数年間経験を積んでタガタメを起業。以降現職

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