企業探検隊
一人ひとりが主役となり地域と環境を守る新しい時代の印刷事業|マルワ
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目次
1968年創業の老舗印刷会社ながら、チャレンジ精神を忘れず、さまざまな事業に取り組んでいる「マルワ」。環境、地域、社会への貢献にも力を入れており、数多くの認証取得や、温室効果ガス排出削減を目指すカーボンオフセットを推進するサービスも展開しています。
尖った商品やサービスも扱いながら、「質の高い印刷事業もしっかり守っていきたい」と語るのは、専務取締役の鳥原裕史さん。家庭的で堅実な一方、社員一人ひとりを尊重する柔軟さもあるという社風について、またキャリア形成や採用について聞きました。
企業探検隊の発見|マルワで築けるキャリア
Q.印刷業を主軸に、幅広い事業展開をされているんですね。
印刷事業を核にして、その企画やクリエイティブ、さらにデジタル化、イベントの運営まで、幅広く事業を展開しています。
広告代理店的なサービスも多いのですが、製造/印刷工場を持っていることで、価格や品質などの面でより良いものをご提供できる面が強みです。
Q.御社ではどのようなキャリアを築いていけますか?
もちろん印刷に興味を持って、職人的な仕事を積み上げていくキャリアが王道です。さらに、ペーパーレスが進む時代に合わせて、さまざまなサービスを展開しているので、印刷にとらわれないキャリア形成が可能です。
たとえば、以前入社した若手社員は営業職として採用しましたが、SNSの知識も豊富で運用に慣れており、ECサイトからSNSまで手掛けるマーケティング部へ異動してもらいました。
今ではより一層ワクワクと楽しそうに仕事をしてくれています。
Q.できること、得意なことをとことん活かせる環境なのですね。
事業の裾野が広いですし、さらに新たな展開にも挑んでいきたいと思っています。だからこそ、営業に向いていなければ制作、制作ができなければ現場、現場がしんどければマーケティングと、各社員が力を伸ばせる場所を探していける環境がありますね。
決して大手ではない当社と縁があって入社してもらったのですから、見放すようなことはしたくないと思っています。社員のやる気や意欲も、できる限り形にしたいです。
一例として、副業でキッチンカーを運営している社員がいるのですが、彼女がイベントに出店するということで、そこで当社の宣伝をすることを条件に会社が一部サポートをしたこともあります。「やってみたい」という気持ちも全力で受け止め、伸ばしていく社風です。
企業探検隊の発見|マルワの採用
Q.採用ではどのようなことを重視していますか。
まずは真面目なことです。学生時代に目立った功績はなくとも、きちんと宿題をしてルールを守って生活していたような、そんな当たり前のことを当たり前にできている方を大きく評価しています。というのも、当社の取引先は学校や官公庁なども多く、信頼が何より重要だからです。
また、面接では爪の先をチェックしますね。クオリティが重要な製造業なので、どの職種であっても細部まで気を遣うことが求められます。身だしなみ一つとっても、細かいところに気づけるかは大事です。そして最後に一番大切なのは、笑顔。一緒に働く仲間ですから、人柄が出るような笑顔を見て採否を決めます。
Q.シンプルですが大切なことですよね。
当社はSDGsにも積極的に取り組んでおり、さまざまな認証を取得し、ワークライフバランス、ダイバーシティ、環境、地域など、さまざまな分野への配慮や貢献に真剣に取り組んでいます。事業としても、CO2排出量実質ゼロのノンカーボンプリントを展開しています。
こうしたマインドを共有できる、シンプルだけど難しいことを大切にできる人をお迎えしたいですね。
企業探検隊の発見|マルワの社風
Q.地域貢献はどんなことをしているのですか。
地元の駅周辺や公園などの清掃活動を、社員総出でおこなっています。これは重要な業務の一環です。
そもそも印刷業は工場から騒音が出たり、紙屑やインクなどの影響があったり、大きなトラックが行き来したり──昔よりはかなり改善されましたが、どうしても地域に悪影響を与えてしまいがちです。そうした影響を最小限にするのはもちろん、地域のためにできることをして貢献していきたいと思っています。
あまりにも頻繁に掃除をしているせいか、地元のおばあちゃんに「なんの会社なのかわからない」と言われたこともあります(笑)。
Q.社員と地域と自然環境、すべてを大切にしているのですね。
みんなを尊重したいという思いが強いかもしれませんね。女性社員も半数を超えていて、製造業としては珍しいと思います。社員は30名ほどですが、産育休を取得して戻ってきた社員もいますし、時短勤務も可能です。
月に2回ほどは、私の母である副社長が社内のキッチンで手料理を振る舞っていて、福利厚生の一環で出来立てのランチが食べられますよ。社員同士の人間関係も良いと思いますね。何人かで連れ立って、ご飯を食べにいくのをよく見かけます
特にお酒を飲まない食事会が多いみたいです。飲む人も飲まない人も、お互いを尊重できていて、良いですよね。
Q.最後に就活生へのメッセージをお願いします。
印刷業というと古い業種で、斜陽産業のように受け止められるかもしれません。当社は新しい事業や環境を意識した取り組み・サービスなどで、選ばれる企業になろうと奮闘してきました。その試みは実を結びつつあります。
引っ込み思案だったり目立つのが苦手だったりしても、やってみたいことがある・得意なことがあるという方であれば、きっとのびのびと働けると思いますよ。ぜひ当社でのびのびと力を発揮できる場所を探してください。お待ちしています。
鳥原 裕史さん(専務取締役)
Yuij Torihara・京都外国語大学からイタリアへの短期留学を経て、人材会社へ就職。スーパーバイザーや支店長を経験。30歳で家業である印刷会社、マルワに転職した後専務取締役に就任、以降現職
企業詳細:コーポレートサイト